補習授業部で”エルズ・コール”   作:泥狼俯瞰

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本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『新クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
サークル『こり☆かん』様制作『エルズ・コール』のネタバレが含まれます。


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■7月21日 夜パート ファミレス

 

なんやかんやで全員集合してファミレス内です。

 

アズサ「なんやかんやとはいったい……」

ヒフミ「なんやかんやはなんやかんやですよ。あはは……」

ハナコ「……そうですねえ」

ハナコ「例えば、ヒフミちゃんが着ぐるみから紙袋にお着替えするとか、私とコハルちゃんが一緒にお風呂に入って洗いっことかですね」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

サービスカット?

 

ゴシゴシ。ゴシゴシ。

コハルはやわらかい垢すりでハナコのシミ一つない白くて綺麗な背中をこする。

 

コハル「かゆいところはないですかー」

ハナコ「下乳のあたりが汗ばんで少し」

コハル「下乳のあたりね~。ハイハイ……って、乳は前なんだから自分で洗えるでしょ!!」

ハナコ「私もコハルちゃんのを洗ってあげますから、コハルちゃんもやってくださいよ~」

 

ハナコが手をわきわきとさせながらコハルの方に振り返る。

 

コハル「ちょっ、やっ。来るなぁ」

 

変態(ハナコ)から少しでも距離を取ろうとしたしたコハルだったが、狭いお風呂場の中に逃げ場はなく、抵抗空しく変態(ハナコ)の魔の手にかかってしまう。

 

ハナコ「よいではないか~。よいではないか~」

コハル「っ……あぁ、んっ」

ハナコ「……コハルちゃん、おっぱい大きくなりました?」

コハル「えっ!?ホントに!!」

ハナコ「すいません。気のせいかもしれません」

コハル「ハナコおぉ!!」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

コハル「ってそんなことやってないから!!」

先 生「えっ、やってないのかい」

コハル「なんで残念そうな顔してんのよ。変態!!」

ヒフミ「あはは……」

アズサ「脱線させたのは私だが、ゲームに話を戻していいか。それとも私もヒフミと一緒にお風呂シーンをした方がいいか?」

ヒフミ「えっ!?」

ハナコ「あらあら。ヒフミちゃんとアズサちゃんもソー」

コハル「エッチなのはダメぇ!!禁止!!」

 

 

昨日と同じように、食事も終わったところで月羽が口を開く。

 

月羽雨「はい、じゃあ結果報告のお時間です」

月羽雨「勿論各自調査はしてたよな?その成果を発表してもらうぞ」

月羽雨「ああ、でもハナコは私と一緒だったからみんなに伝える感じで」

ハナコ「わかりました」

ハナコ「それでは、私から報告を」

ハナコ「でもその前に昨日離せなかった私の推理を話させてもらいますね」

 

ハナコ「P!ニュースに載っている事件の真相はなんだ。というのが出された問題でしたね」

ハナコ「この問題を解く前に、『P!ニュース』が何の目的で誰が作ったのかを考えなければなりません」

ヒフミ「フーダニットとホワイダニットというやつですね!」

ハナコ「ええ、そうです。それを考えるヒントが

 

・『P!ニュース』は名前やURLで検索しても表示されない。

・月羽雨さんからニャインで送られてきたURLからのみ閲覧することができる。

・『P!ニュース』に記載されている事件は他のメディアでは報道されておらず、警察が隠蔽している。

 

    以上の三点ですね」

ハナコ「この三点から導き出される結論は、はい、コハルちゃん」

コハル「えっ、私!?」

コハル「えっと……」

ハナコ「昨日コハルちゃんが言ったことですよ」

コハル「雨先輩の自作自演ってやつ?」

ハナコ「事件は実際に起きているので自作自演は言いすぎですが、私の結論もコハルちゃんとほとんど同じです」

ハナコ「『P!ニュース』は月羽雨さんが運営していて、その目的は新聞部(わたしたち)に事件を調査させること」

ハナコ「まったく……会ってないというのに、強引に取材させてスクープを掴もうとするなんて流石部長ですね」

 

月羽雨「おいおい、ハナコ。昨日も言ったが『P!ニュース』の管理人は私じゃない。だから、その推理は」

ハナコ「あなたが管理人じゃないのはわかってますよ」

月羽雨「はあ?お前、何を言って」

ハナコ「だって、あなた、月羽()じゃなくて月羽()さんじゃないですか」

才門晋「えっ!?」

コハル「?」

月羽雨「なっ!?」

 

ヒフミとアズサはうんうんと首を縦に振る。

 

才門晋「まっ、待ってくれ。部長がぶちょ、雨さんじゃないだって!?」

才門晋「じゃあ、彼女は何者なんだ?」

ハナコ「彼女は月羽雪さん。ジョルジュ学園に通う生徒で、雨さんとの関係は双子の姉妹でいいですよね」

月羽雪「ああ。ハナコの言うとおりだ」

月羽雪「みんな、騙していてすまない。私の本名は月羽雪。雨お姉ちゃんの妹です」

 

雪がみんなに向かって頭を下げる。

 

ヒフミ「雪先輩ですね。私は味谷ヒフミです。あらためてよろしくお願いします」

アズサ「黒州アズサだ。よろしく、雪部長代理」

コハル「上江コハルです。えっと……よろしくお願いします、雪先輩」

月羽雪「……」

ハナコ「どうしました、雪さん?」

月羽雪「あっ、いや。なんでもなくはないな。いったい、いつから私の正体に気付いてたんだ?」

ハナコ「新聞部部室で会った時から普段と様子が違うから怪しんではいましたね。今日の昼頃には調査が完了して正体がわかった感じです」

月羽雪「すごいな、お前たち」

アズサ「雨部長の教育のおかげだ」

ヒフミ「あはは……」

コハル「それで、雪先輩はなんで雨先輩のふりなんかしてたの?」

月羽雪「7月10日、お姉ちゃんが家に帰って来なかったんだ」

月羽雪「警察に捜索願は出したんだけど、あまり当てにはできなかったから失踪の手がかりをつかむために潜入調査をしてた」

ヒフミ「なるほど。新聞部に来たのもその調査の一環だったんですね」

月羽雪「いや、新聞部に行ったのはお姉ちゃんから連絡があったからだよ。ほら、これ」

 

月羽雪がスマホの画面を見せてくる。

 

月羽雨「今日の終業式後、ペガサス学園高等部の2A教室にくること」

 

というメッセージと『P!ニュース』に繋がるURLが貼ってある。

 

月羽雪「それで、お姉ちゃんはここに現れるつもりはないんだなって。なんとなくわかっちゃったからさ。だから、君たちを利用してお姉ちゃんを探そうとしてました」

月羽雪「ほんとうに、ごめんなさい」

 

そこまで話して、月羽雪は再び頭を下げた。

 

ハナコ「謝る姿勢を見せてることですし、皆さんも許しているようですから……ギャグボールメイド、高校生園児……」

コハル「ハナコ、私刑はダメ!!」

ハナコ「ええ、わかってますよ。反省しているようですし、ここの会計で手打ちとしましょう。それで、雪先輩も後腐れなく私たちと関われますよね」

月羽雪「ああ、みんなを騙して手足にしようとしていたんだ。せめてもの罪滅ぼしにここの会計は私に払わせてくれ」

コハル「まぁ、雪先輩がそれでいいなら」

月羽雪「ありがとう、コハル」

 

ハナコ「さて、『P!ニュース』の目的が分かったところで本題に入りましょう」

ハナコ「P!ニュースに載っている奇怪な事件、その真相。一つ解き明かしてみましょうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




水着アズサ、天井で交換しました。可愛いです。
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