補習授業部で”エルズ・コール”   作:泥狼俯瞰

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本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『新クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
サークル『こり☆かん』様制作『エルズ・コール』のネタバレが含まれます。


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■7月22日 昼パート アズサ

 

アズサ「四丁目、才門副部長が言っていた占い師を探す」

 

<目星>に+20の補正をつけて振ってください。

 

アズサ「70あるなら成功するだろう」

ヒフミ「あっ、それフラグ」

 

<目星>

アズサ(70)→07

 

では、アズサは気づきます。

路地裏、その中で小さな灯りを見つける。

それは、行灯、占い用の灯火であると気づく。

 

アズサ「近づいて店がやってるか確認したい」

 

アズサは行灯の灯りに近づいていく。

奥に進んでいくと、そこは行き止まりになっていた。

そこには行灯が置かれた小さな机と、椅子。

その椅子には、一人の人間が腰かけていた。

 

ハナコ「こっちは人間ですか。ひとまず安心です」

 

占い師「いらっしゃい」

 

それは妖艶に笑う。

美しい少女だった。

 

少女は栗色の髪を揺らし微笑む。青いストールを纏うその姿は、アズサがイメージする占い師とは些か異なっていただろう。

机の上には占い行灯の他に、「守護霊診断」「魔除けグッズあります」といった文字も目に入る。

 

占い師「……おや?」

 

少女は何かに気づいたかのような素振りを見せこう言った。

 

占い師「お兄さん、このままじゃ死んじゃうよ」

占い師「よくない予兆が出ているね、私にはわかるよ」

アズサ「よくない予兆?」

アズサ「……」

アズサ「ご飯もいっぱい食べれてるし、この前の健康診断の結果もいたって良好だったぞ?」

占い師「病気じゃなくて、オカルト的に」

 

ヒフミ「胡散臭いですね」

コハル「怪しいわね」

 

占い師「最近、変わったことがあったでしょ。教えてよ。それがわかれば力になれるかもしれない」

 

アズサ「作戦タイムだ、先生」

アズサ「最近変わったことと言えば」

ハナコ「ええ、ハスミさんのブラが1カップ上のサイズになりましたね」

コハル「そうそう。また大きく……って、それじゃないでしょ!!」

ハナコ「ごめんなさい。間違えました。って、えっ、本当に大きくなってるんですか!?」

ハナコ「本当に!?」

ヒフミ「……」

アズサ「……」

ハナコ「ゴホン。失礼しました。占い師に調査内容を話すかどうかですね」

ハナコ「理由は話せませんが私は全部話してしまっていいと思いますよ」

ヒフミ「(私たちには話せない。アルさんとの約束でしたか)」

コハル「私の方は解決手段に繋がりそうな情報がないから、話して解決に繋がりそうな情報を集めるでいいと思う」

アズサ「わかった。話して情報を集める。ヒフミもそれでいいか?」

ヒフミ「うん。それで大丈夫です」

 

アズサ「『P!ニュース』のサイトを占い師に見せる」

 

アズサ「ことのきっかけは、先輩から送られてきたこの『P!ニュース』というサイトだ」

アズサ「そこには報道されていないいくつかの事件が記載されていて、私たちはその事件について調べていた」

占い師「へぇ、どれどれ?」

 

占い師はアズサからスマホを受け取ると、その記事に目を通す。

 

占い師「……なるほどね」

アズサ「?」

アズサ「それを見ただけで、何かわかるのか。占い師って凄いんだな」

占い師「占い師じゃなくて、私。霧咲仁奈が凄いんだよ」

霧 咲「で、続きは?」

 

スマホを返し、そう言った。

 

アズサ「死体や行方不明の女の子を発見して、事件が実際に起きていることがわかった。それと、背後から物音がするようになった」

霧 咲「その女の子は今どこにいるの?」

 

ハナコ「(こっちも六花ちゃんに食いつきましたか)」

アズサ「情報は手に入れられてないが、ここで会話を切るか」

ヒフミ「いえ、突っ張ってこう返して下さい」

 

アズサ「警察に連れて行って、保護してもらったよ」

 

<??>

霧咲(??)→??

 

霧 咲「正直に話してくれないと、力にはなれないかな」

 

アズサ「ばれたな」

ヒフミ「ばれましたね」

 

アズサ「記憶違いだった。友達が連れて帰ったんだった」

霧 咲「そのお友達の家は?」

アズサ「その情報は本当に必要か」

霧 咲「ま、いいや」

霧 咲「まだ廃屋にいるならともかく、明るみに連れ出されちゃあね」

霧 咲「怖い人もうろついてることだし」

 

ハナコ「(人じゃない気がするんですけどね)」

 

霧 咲「うん、なんとなくわかったよ」

霧 咲「教えてくれた事件、君たちに迫っている危機、どちらにも原因があるはず」

霧 咲「恐らく共通の、ね」

霧 咲「だから君たちはその原因を取り除く必要がある」

アズサ「ああ」

霧 咲「そこでこれの出番!!」

霧 咲「はい!!お守り!!これは魔法の粉だよ」

 

霧咲はそう言うと、小瓶に入った粉をアズサに渡す。

 

霧 咲「それを君が思う『この事件の原因』にかけるといい」

霧 咲「少しだけ、五分の一くらいかな。かけると憑依した存在が一瞬見えるはず、幻だけどね」

霧 咲「それを失くしたいと思ったら半分以上をかけるんだ。たくさん使うことで魔物や呪文に対する毒性を発揮するから、それで消えるはず」

 

ハナコ「(魔物や()()に対する毒性を発揮して消す粉ですか。これで淫紋を消せそうですね)」

 

霧 咲「ちなみに君たちを悩ませている背後の気配は、予兆が見せる幻覚だと思うから多分効果はないよ」

霧 咲「予備はないから大切に使ってね」

アズサ「ありがとうございます」

霧 咲「それじゃ、頼んだよ」

霧 咲「この街の命運は君が握っている」

霧 咲「私もこの事件、早く解決してほしいと願ってるからね」

霧 咲「あ、今回の料金はいいよ」

アズサ「それなら遠慮なく。ありがとうございました」

 

アズサ「帰るか」

 

では次、ヒフミとハナコのシーンにします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




《霊の識別の粉+》
対象の精神あるいは肉体にとりついている異界の生き物の正体を一時的に暴き出すための粉。
振りかけても、吹きかけても、投げつけてもよい。
とりついている生き物の実物大の影が宿主に重なり合わさるような形で見えてくる。
とりついているものが呪文や力の弱い生物だった場合、暴き出すと同時に破壊する。
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