サークル『こり☆かん』様制作『エルズ・コール』のネタバレが含まれます。
アズサ「7月12日、ドッペルさんは女生徒を殺害して成り代わった」
アズサ「同日、八切六花……は生きている姿が確認できてないから成り代わったかは不明」
アズサ「7月13日、八切奈々。おそらく八切六花の母親」
アズサ「7月16日、田中俊樹。7月17日、佐藤学。7月19日、鈴木真尋に成り代わり」
アズサ「そして今も成り代わりを続けている。ということでいいのか?」
ヒフミ「月羽先輩の推理通りなら、それで合ってますよ」
コハル「……ん?」
コハル「雨先輩はドッペルさんを見つけて記事にしたいってことで合ってる?」
月羽雨「そうだね」
ハナコ「それで、月羽さんはどんな感じで探すつもりなんですか」
月羽雨「ドッペルさん……殺人犯と出くわす可能性もある。危ないかもしれないから複数人で行動したい。みんなで動くか、別れても二手かな」
ハナコ「私たちでドッペルさんを捕まえてやる!!くらいな勢いだと思ってましたけど接近は避ける感じなんですね」
月羽雨「……」
月羽雨「私が欲しいのはドッペルさんのスクープだからな。お前たちにそこまで無理をさせるつもりはない」
ハナコ「<心理学>で今の発言に嘘がないか。判定します」
<心理学>
ハナコ(90)→??
月羽の言葉をハナコは嘘だと感じた。
ハナコ「(予想通り。ですが、それだと……仮定が間違っている?)」
ヒフミ「(夏休みとはいえ、こんな夜中に調査に向かわされる時点で無理させてる気がしますけど……)」
ヒフミ「それで、どこを探すとか当てはあるんですか?」
月羽雨「それはない」
ハナコ「じゃあ、チーム分けと向かう場所を決めましょうか」
月羽雨「場所より先に全員で行くか、二手に分かれるか決めよう」
ヒフミ「効率的に調査するためにも二手に分かれましょう」
ハナコ「そうですね。全員で行動していたら余計に時間がかかるかもしれませんし、二手に分かれましょうか」
月羽雨「なら私チームと才門チームで分かれるよ」
アズサ「私が部長を見張る」
ハナコ「戦闘技能持ちを一か所に固めるのは悪手な気もしますが、私も月羽さんの方に入ります」
ヒフミ「私とコハルちゃんが才門先輩チームですね」
ハナコ「私は月羽さんの方について行きますね。もう一人は……」
アズサ「私が行こう」
ハナコ「お願いします」
才門晋「僕もぶちょ……いや、ヒフミちゃんとコハルちゃんが僕の方に……?」
才門晋「それで問題ありません」
コハル「……私もそれでいいわよ」
ヒフミ「はい」
才門晋「(ご満悦)」
コハル「エッチなこと考えたら死刑だから」
才門晋「アリガトゴザイマッ!!」
ヒフミ「あはは……」
月羽雨「はい、話はまとまったな」
月羽雨「私、ハナコ、アズサが部長チーム。才門、ヒフミ、コハルが副部長チームね」
月羽雨「ハナコとアズサは死ぬ気で私を守ること、いいな?」
ハナコ「はい」←月羽さんが敵である可能性が高いと思ってる
アズサ「了解」←月羽部長と戦いになると思ってる
才門晋「君たちのことは僕が守ってあげるからねぇ~!!(わしわし)」
才門晋「三人で夜の街に繰り出そう……」
ヒフミ「……」
コハル「死刑」
月羽雨「冗談はさておき。みんな、危険を感じたらすぐ逃げること。あと、死体を見つけたら私に連絡すること」
コハル「はい」
月羽雨「さて、次は場所なんだけど……どうしようっか」
アズサ「一丁目の現場は私が調べてから来たし候補から省いてもいいか?」
ハナコ「先生、<応急手当>技能で血痕からさらに情報を読み取れたりはします?」
先 生「一丁目の血痕に関してはさっきの情報以上のことはわかりません」
ヒフミ「省いてもよさそうですね」
コハル「事件現場が載ってないけど、事件が起きてるのは二丁目、三丁目、四丁目、五丁目。最新のは四丁目ね」
アズサ「六丁目は事件が起きてないのか……。今日起きそうだな。そんな気がする」
ハナコ「それなら六丁目に戦闘可能な部長チームが行きましょうか」
先 生「部長チームは六丁目ですね」
コハル「私は六花ちゃんを探したい」
ヒフミ「六花ちゃんの事件は……現場がわかってませんね」
ハナコ「奈々さんの事件から追いましょう。もしかしたら、探した場所のメモとか落ちてるかもしれません」
コハル「わかったわ。そしたら、副部長チームは三丁目の自然公園に行くわよ」
先 生「副部長チームは三丁目ですね」
先 生「各丁目を隅々まで調べるというのは無理があるので、ある程度絞ってもらえると情報が出しやすいです」
コハル「記事にある自然公園近くの通りは、どこかわからないから自然公園の周りをぐるっと調査する感じで」
ハナコ「再開発地域からジョルジュ学園まで大きな通りを歩いて行きましょうか」
アズサ「道中で悲鳴や戦闘音が聞こえたらそっちに向かう」
先 生「わかりました」
ヒフミ「才門先輩、私たちは奈々さんの事件現場、自然公園あたりを調査しましょう」
才門晋「おっけーおっけー」
アズサ「部長。六丁目に行こう。事件の予感がする」
月羽雨「こういうのは直感が大事だしな。うん。いいよ」
月羽雨「よし、決まったなら動くぞ。結果はニャインで報告な」
コハル「わかりました」
ヒフミ「じゃ、才門先輩お会計お願いします」
才門晋「あっ……ハイ……」
生徒達「ごちそうさまでーす」
静かな夜だ。
人通りはなく、自動車を見かけることもない。
時折聞こえてくるのは、木の葉がさざめく音や動物の鳴き声だけだろう。
先 生「それでは三丁目、副部長チームから処理します」