Monster Hunter Reincarnation   作:scp-114514

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せっかくだからFオリジナルモンスだけじゃなくてイベント武具や特殊リーチ武器も担がせたいよね。
狩りは次回に持ち越しです


激昂せし天災の地

ゴゴモアの狩猟から帰還した翌日には、入魂祭は後半へと差し掛かっていた。このころ、メンバーはメゼポルタで狩猟したモンスターの素材で武具の新調をしていた。

2日後には全員の注文が完了しており、翌朝マイハウスと村で食事をしてからメンバーが部屋に集まる。

 

「うん、これなら尻尾切断も狙いやすいだろうな」

 

オーウェンが装備しているのは、陸軍の軍服を彷彿とさせるアビオシリーズと、アーミーナイフのようなアビオルグの大剣、『ゾーン・クリンゲ』。その普通よりも極めて長いリーチがゆえに、中折れ式で納刀されている。

 

「オーダーレイピアもここで強化できるなんて思わなかったわ。それに、この期間中にたくさん他の武具も作れたわね」

 

そう言うクサンテは、赤を基調にしてワイルドさとセクシーさを兼ね揃えたゴゴシリーズを作成し、オーダーレイピアをホーリーセーバーへと強化した。更に、ウロボロスの所属する紅竜組が入魂祭で勝利したので、それで得た褒章…『祭典の証』で漆黒の双剣『ストレガカッター』を生産したのだ。

 

「それ、通常よりもリーチが長いな」

 

「ええ。双剣ならリーチは長いと届く範囲が広がるから便利と思ったの。それにこの武器は龍属性と、おまけで麻痺属性がついてるのよ。ただ、リーチが違えばバランスとか攻撃の当て方も変わるから気をつけないといけないわね」

 

「そうでしょうね姫様。因みに俺はレウスシリーズとレッドウィングを作りましたが、金が貯まったらリオソウルシリーズに強化してもらおうかと思います。飛竜刀も作りたかったんですが、ここではラオシャンロンの太刀をリオレウスの上位素材で強化しないと作れないので、他の地域に行った時に強化します」

 

「そうなのね。ミーナは何を作ってもらったの?」

 

「私はゴゴモアの素材でリーチの長い『緋骨双剣』を作りました。軽いですけど、私自身体格が小さいですからリーチの長いこれを取り回せるために一層練習が必要ですね。それとザザミシリーズのガード性能も腐らないよう、皆さんがアビオルグの狩猟に行った間に狩ったドスイーオスの素材で片手剣のデッドリィポイズンも作りました」

 

「そうか。誰でも最初に扱う片手剣なら作っておく価値はあるだろうな。バンホ―の方はどうだ?」

 

「エナにあげる服はできたし、アビオルグの素材でガンランスの『サウン・クリンゲ』、イャンクックの素材と、ラティオ活火山の同行時に採掘した紅蓮石で狩猟笛の『九九式トランペット』を作ったよ。耐性とかのサポートは任せてくれや」

 

「ああ。その時は頼む。デンホルム殿はどうですか?」

 

「私はバスターソードを購入し、ブレイズブレイドを経てフルミナントソードに強化しました。雷属性の武器が今の皆様にはあまりないので、攻撃はお任せください。アルター殿は何を?」

 

「私はミナガルデで狩ったガノトトスの素材を使ってエビィーガンを作成したな。鬼ヶ島よりも幅広い種類の弾を撃てるぞ。

…さて、あらかた紹介はしたが何か狩りに行こうかと思うが…どうかな?」

 

それに対し、いち早くディノが案を出す。

 

「正直リオレウスとその亜種が思った以上に弱かったからな。少し骨のあるモンスターに行きたいと思う。どうだろうか」

 

ディノの言葉にバンホ―も賛同して、追加アイデアを出す。

 

「なおかつここ固有のモンスターがいいな。例えばHR2のキークエストだと『氷狐竜(ひょうこりゅう)』デュラガウア、『蛮竜(ばんりゅう)』グレンゼブル。こいつらとかどうだ?」

 

「うーん…。正直団の先輩からアドバイスが欲しいところだが今日も全員狩りで出かけている。同じキークエストのリオレイアなど、他モンスターでの妥協も考える必要はあるが…一応モンスターリストを見て対策を立てるか」

 

そうやってディノが図鑑を開いてグレンゼブルとデュラガウアの姿を見せた時、オーウェンが何かを思いついた。

 

「キヨシさん…多分作成元がこいつの素材である防具を来た先輩ライダーがまだ村にいるわ。呼んでくる」

 

「大丈夫かしら?入魂祭の間はポイント集めがカギだから、個人の狩りの都合を優先するべきでしょう。無理に呼ぶのはちょっと…」

 

「いや、その人と朝一緒に飯食ったんだけど装備の新調で暫くはやれることないんだってさ」

 

「そう?じゃあ待っておくわね。急な都合とかなら諦めて他に行きましょう」

 

 

 

***

 

 

 

スレでオーウェンからの連絡を受けて、キヨシがライドしてきたオトモンの一頭である『滅尽龍(めつじんりゅう)』ネルギガンテ…もといミクトランとともに猟団部屋に入ってきて、初対面のメンバーに挨拶する。

 

「えーと、君らとは初対面だね。俺はキヨシ・バンジョー。よろしくお願いします」

 

もさっとしていて地味で大人しい彼の印象と、ミクトランの荒々しい風貌は何とも凄まじく対照的に映える。

 

「はい、こちらこそ。…しかし、古龍すらオトモンにできるなんてすごいですね」

 

そう言って、クサンテはミクトランに畏怖と尊敬の念を抱きながら見つめている。

 

「まぁ、オトモンとして絆を育み、生活も狩りも共にすることは前提として、古龍という生きているうちに会えるかもわからない生物のタマゴを見つけられる運を兼ね揃えるというのは並大抵の者にはできないですからな姫様」

 

そういうことをあまり意識してこなかったし、凶暴な印象の強いミクトランとライカを恐れてウロボロス以外のハンターはこぞって誰も彼に近づかなかったため、キヨシはデンホルムの称賛が素直に嬉しくて赤面した。

 

「ハハハ…。そう言ってくれるとありがたいですね。

…それで、オーウェン君から聞いたけどグレンゼブルの狩りに行きたいんだよね?けど誰もいないから困っている…と」

 

「はい。その上で、グレンゼブルの狩猟経験がある貴方のアドバイスを聞きたいのですが」

 

「詳しいかどうかはわからないけど…まぁ、モンスターの書に書かれている内容よりも、直に君らに同行して説明しに行った方がわかりやすくていいかな。キャラバンから気球を出してもらうようお願いするから、君らは俺についていく形で乗ることになる。狩りに出るメンバーを決めたら、パローネ=キャラバンのところに来てほしい。搭乗の手続きはこちらでする」

 

「気球は上位からしか乗れないのに融通してくれるなんて、ありがとうございます。キヨシさん」

 

「いいよ別に、ディノ君。君はとりあえずグレンゼブルの依頼書を持ってくるんだ。あと、狩人弁当を買っておくようにね。それとバンホー君、リルスを連れて行った方がいい。UNKNOWNは飛竜の行動を模倣するって情報があるし、現に彼女がそういう行動をしているんだろう?だから今後のために彼女に狩りの様子を直に見させるんだ」

 

 

 

***

 

 

 

キヨシ引率の元、気球で一行が来た高地。

その名の通り雲に届くほどの高所に位置しており、今までは未踏の地として扱われていたが、近年の調査によって正式に狩猟地として解放された。

これまで数多の冒険者を拒み続けてきた断崖絶壁と、そこから流れ落ちる大瀑布が特徴的。

イメージ的には密林のベースキャンプから見える対岸、後のシリーズであれば滝のある高所ということで霊峰が近いだろうか。

この土地特有のモンスターとしては、草食種のエルペやブルック、そして今回のターゲットであり、かつそれら草食獣と共存するという珍しい特徴を持った飛竜であるグレンゼブルが存在している。かつてはこれらの種のみの生息が確認されていたものの、調査が進むにしたがって、この地に生息する大型モンスターの発見報告が増えていった。

その代表がメゼポルタ周辺では初めて確認された海竜種『昌竜(しょうりゅう)』クアルセプスの成体や、単体で広範囲を移動する生態を持つ『針纏竜(しんてんりゅう)』ヒュジキキである。グレンゼブル、クアルセプス、ヒュジキキは縄張り争いを繰り広げているが、近年では更に巨大なモンスターである『創音竜(そうおんりゅう)』ポボルバルムがこれに加わっているとされる。

これ以外では、過去にリオス変種のつがいが確認されたこともあり、寒冷な気候に惹かれてかデュラガウアや『冥雷竜(めいらいりゅう)』ドラギュロス、潮島でも存在が確認された『呑竜(どんりゅう)』パリアプリアといったモンスターも時折飛来するものの、グレンゼブルなどに追い出されてしまうのか長期間留まるようなことは少ない。

生息モンスターとフィールドの様子から察するに、高地で生活するには、フラヒヤ山脈並の寒冷地への適応と高い飛行または潜行能力が必須と見られる。跳躍で移動する牙獣種や牙竜種は休む場さえ無い絶壁に、比較的温暖な気候に適応している甲殻種などは寒冷気候に対応できず、結果的に寒冷地に適応した飛竜種の比率が極めて高いと考えられる。

 

そして今回狩りに行くのはバンホー、ディノ、オーウェン。そしてオトモンのリルス。

 

「キヨシさん曰く頭や足が堅いから、双剣とは相性が悪いかもしれない。いくらこのストレガカッターのリーチが長いとはいえ、元は双剣だもの。なら素でリーチの長い武器で切断を狙いたいわよね。それに麻痺すると成分をガスとして放出するとかいう麻痺対策も備えているというなら万が一のことを考えて参加しないことにしたのよ」

 

「ついでにアイツ、シビレ罠にかかっても麻痺ガスを放出するからなぁ。そうなるとデカい攻撃は欲しいし、間近にグレンゼブルを見ることも考えて、リルスを狩りに参加させたがいいと踏んだんだ。俺は九九式トランペットでサポートする」

 

「俺もリオレウスが弱かったから不完全燃焼みたいなものですしね。メゼポルタに来たからには強敵とも相まみえたいんですよ」

 

「武人らしい動機だな。俺はこのゾーン・クリンゲで尻尾を狙う。取り回しには気を付けるが、出来るだけ俺から離れてくれ」

 

「さて、ここは天気が変わりやすい。雨が降ってきたら気を付けるんだ」

 

「土砂降りになるんですか?」

 

「落雷だ。しかもグレンゼブルの棘が避雷針となって狩りの最中に落雷に巻き込まれるかもしれない。感電死はしないが麻痺はするからね、気を付けるんだよ」

 

「ずっと晴れだったらいいのになぁ…」

 

「しっかし、頂上のエリア5ですよね?回り道をしないならば崖の上にあるこの拠点からエリア7へ下って、そこから蔦を登って6を経て5へ行くルートと、あの吊り橋を渡ってエリア1から2を通って、洞窟エリアの3と4を経て頂上に行くルート。どっちも面倒なんですけど、下の方でグレンゼブルが来るのを待つのはダメなんですか?」

 

「あいにくと、こちらから出向くまで下りないからちゃんと登らないといけないんだよ。まぁ、リルスに乗せてってもらうこともできるだろう?採取もしながら行くとしようじゃないか」

 

「…そっすね」

 

高地は典型的な高山気候かつ森林限界を超えた高度にあるため樹木の姿はほぼ見られないが、だからといって植物が少ないわけではなく、豊富な水源によって背の低い草や菌類など、生態系は豊富だ。これらの中にはタカネキチョウやコウザンダケなど高地特有のものも多く、素材としての需要は高い。また、鉱石にしても孤鉄石はここでしか採掘できず、素材以外に目を向ければ食用魚であるコンサバはここにしか生息していない。

 

一行は蔦を登らないルートを選択して、珍しいアイテムを求めて釣りや虫取りなどの採取をしながらキヨシの引率の元、頂上を目指す。

 




装備紹介
クサンテ
武器:ストレガカッター(リーチ長双剣。狩人祭武器)
防具:ゴゴシリーズ

ディノ
武器:レッドウィング
防具:レウスシリーズ

デンホルム
武器:フルミナントソード
防具:ガンキンシリーズ

オーウェン
武器:ゾーン・クリンゲ(リーチ極長大剣)
防具:アビオシリーズ

バンホー
武器:九九式トランペット(狩猟笛)
防具:ザボアシリーズ(オーウェンから借りた)

ミーナ
武器:緋骨双剣(リーチ長双剣)
防具:ザザミシリーズ

アルター
武器:エビィーガン
防具:ガンキンシリーズ

キヨシ
武器:強襲槍ヴェルファー(ランス)
防具:グレンFシリーズ

ストーリーズ関連のプレイ経験は

  • MHST
  • MHST2
  • オトモンドロップ
  • ライダーズ
  • 2作品以上
  • ないです
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