Monster Hunter Reincarnation 作:scp-114514
「大穴の調査?」
素材が集まり、あとわずかで風車の完成も見られる状況。しかしまだ問題があった。
「ああ。こちらは手付かずでな…。君達の力を貸してほしい!」
「おう!もちろん協力するゼ、村長さん!」
「だが気をつけてくれ。大穴の近くにいるモンスターは、なぜか狂暴化しているんだ」
「ここに来る前に出くわしたザボアザギルも様子がおかしかったですね…」
「僕らがハコロ島で出会ったアンジャナフやハルツガイ山のリオレイアも同じようでしたし…」
「そうか…。ギルドではモンスターの『凶光化』と呼んでいるらしい。各地で同じことが起こっているというのは本当だったんだな」
「光…?」
「うむ。大穴から発生した光がモンスターをおかしくしているとギルドは考えているようだ。いつ凶光化モンスターが出現するかわからない以上、万全の準備を整えて、調査に向かってほしい」
「おう、わかったぞ!オレ達伝説ブラザーズに任せとけ!」
「ははは!フルフルや凶光化ザボアザギルを追い払ったんだ、伝説と呼ばれているだけあって心強いなぁ!」
「「「「「「「…」」」」」」」
こういう時こそ村長には頼もしいことを言っておきたいのはわかるが、ナビルーの発言にはエナとダイゴを含む一行は呆れてしまうのだった。
Log in…
1. リュウガ(大嘘)
…以上が、こちらからの報告です
ギルドから詳しいことが早く現大陸へ届くといいのですが
2. 黒いの@メゼポルタ支部長
ほう、凶光化か…
3. ダブル主任
確認されてはいないが、放っておけば世界規模の影響が出てもおかしく無いだろうな
4. マッドな教官(仮)ライダー
スケールがデカすぎないですかね!?
5. プロフェッサー・メフィラス
ライダーにまつわる地方ではこのようなことが過去にも発生している
4年前、のちに古龍の影響と判明したが大陸全土が黒い瘴気に包まれかけたからな
6. 黒いの@メゼポルタ支部長
単純に生物を狂わせるというのは、その先に子孫の繁殖が存在するマガラ系とも異なる
どのような厄災を齎すのやら…
少なくともこちらで光が発生していないのは幸いか
7. リュウガ(大嘘)
とにかく調査に備えて装備を整えてきますね
ラオの迎撃ってどーなりましたか?
8. 黒いの@メゼポルタ支部長
少し前に撃退が完了した
設備はボロボロだが奇跡的に犠牲ゼロで済んだらしいよ
9. モンハン世界のラプトルトレーナー
少し前?ラオシャンロンの迎撃って思った以上に開始が遅かったんですね
10. 黒いの@メゼポルタ支部長
幸いにも現地に侵入するには思ったより時間がかかってたのさ
グァンゾルムによって刺激された他の古龍と鉢合わせていたのかもな
11. 白いの@タンジア支部長
防衛を開始するにしても遠方から来たメンツだったり、顔を知らないメンツがよくいたらしく、足並みを揃えるために暫く準備が必要だったとのこと
12. 黒いの@メゼポルタ支部長
同じような例は他の地域でもあるかもしれないが…
リオレウスの大移動に加えて80メートルのデカい体躯が動くんだから周囲の生態系も異変が生じているのかもしれない
13. 転生者ハンター逢魔時王
メゼポルタの方で対応する案件がこないといいがな…
14. 白いの@タンジア支部長
いや、今さっき来たわ
15.ダブル主任
えっ?
16. 白いの@タンジア支部長
見たことのない、電撃を使う緑色の鳥竜が暴れてるから助けてくれっていう内容だ
今メゼポルタにいるのは俺だからお前らの代わりに行ってくるぜ、連中と面識はないけど
17. 黒いの@メゼポルタ支部長
おっ、アイツが出現したってのか?樹海だけだと思ってたが…
Log out…
時間は少し前に遡る。
ラオシャンロン撃退戦成功後。リュドラキアの防衛施設跡地にて応急処置を受けた後、召集されたハンター達は、ユベルブ公国第3都市フィブルの病院に移送されてしっかりとした治療を受けたのち、ベッドで安静している。しかし流石ハンターなのか、1月もすれば傷の回復も普通に歩けるほど進んでおり、もういつでもフィブルを離れてもいい頃だ。現に招集メンバーはアプトノスの竜車に乗ってあちらこちらへと発っていき、もうアダイトやイスミ、ディード、アテンス、アーギル、ブリュンヒルト、イーヴァ、アルターと両手で数えるほどの人員しかしない。
「今回のメンバーの中に、オレの同期がよく居たなんて思わなかったな」
「ああ。訓練所の方もよく見ていたんだろう、何でもギルドからのお墨付きで来たらしいぜ」
「それ以外のメンバーにしても、他の地域から来た人達もそれはそれで背中を託せられる心強い方たちだったなぁ」
彼らは傷の治りが比較的遅いため、こうしてベッドの大部屋で雑談をしているのだ。
「あたしはディードとかを連れてニケの里に戻って活動再開だ。アダイト、あんたみたいに大体はドンドルマやミナガルデに行ったらしいがあんたらはどうするのさ?」
「ボクはモガの村に戻るよ。師匠の様子見て、ひとりでも行けそうならタンジアを中心に活動するかな」
「俺は暫く居着きのフィブルから出て砲術を専門的に学びに都市部に行く。バリスタや大砲の扱いにもっと詳しくなる必要があると思ったんでな。まぁ、腕がなまらないためにも狩りは行くが」
「私はホーエンブルク領に一度戻りますわ。今回の件で知り合った方々もいるので、本人たちを呼んで執務が忙しい時の狩りは任せようと思います」
「…しっかし、ディノ達は大丈夫かなぁ」
「結局新しく出会った2人についてもよく知ることはなかったけど…祈るしかないか」
「……」
「どうしたんだい、アダイト?ぼーっとしてるのも良くないよ?」
「…いや、何でもないよイスミ。
上位昇格も怠けず精進だ。オレたちも早くここを出てハンター活動を再開しよう」
真相を知るのはディノのみ。この場にいる誰もアダイトの思いは知らない。
今の自分はすでに死人であり、かつての婚約者は過去に囚われることなく生きている。
しかし自分の手の届かぬ場所で戦っているのを思うと、どうしても歯がゆく途方に暮れてしまうのだ。
「20歳にもなってない身なんだ、こうして割り切れないのも無理はないよなぁ…」
「…そういえば、迎撃戦に公国の騎士団も参加してたけど、姿が全然見えないな。どうしたんだろ」
「『国を守る騎士達をまとめなければならない』とか言って応急処置した後は、宮殿に残って警護をしている人員と合流すべく公国の方へ搬送されていったよ。防人の仕事は大変だな」
「そうして働いている方の尽力あってこその平和、だろ」
「(正直、公国の事が気がかりではある。いつかはバレることも念頭に置いて、国で活動するのも一つ、か…)」
ガチャンッ!
そんな中、勢いよく病院の大部屋が開かれる。現れたのは、息を荒くした金属鎧の騎士達。装備もボロボロになっている。
「はあっ、はあっ…。誰か!誰かこの書状を持って行けぬか!」
「な、なにが起こったんだ騎士さん!?」
「見たこともない鳥竜が公国の森林地帯に出現した!我々ユベルブ公国騎士団は今回の迎撃戦の疲弊もあって壊滅寸前っ…!フィブルのハンターズギルドがラオシャンロンの事後処理に追われている中、動けるのは貴殿らのみだ。至急他地域のハンターズギルドへ書状を!…うっ」
そう言い残し、騎士達は疲れから意識を失い倒れた。急いで看護師たちに介抱してもらったのち、病院を出たアダイト達は行き先を考える。
「ボクらは上位と言っても、上がりたてで装備も下位なんだから騎士さんの事を無視して行っちゃったら大変な目に遭うよ。急がば回れだね」
「フィブルはここからだとミナガルデが近いけどな…」
「でも、どこでも相当忙しくしてるのに未知のモンスターなんてキツイんじゃないかい?あたしからすれば、信用できる腕の持ち主に相談するしかないけど…」
「とりあえず、どんなモンスターなのか手紙に書いてあるかもしれない。その情報を頼りに、どこ辺りのギルドなら対処できそうか行く当て、あるいはミナガルデを介して派遣してもらう先を決めよう。
あっ…簡単な外見も描いてある。どれどれ…」
ギルドマスター殿
ユベルブ公国の領内に未知の鳥竜が出現しました。
奇抜な外見とは裏腹に苛烈な電撃を仕掛け、我ら騎士団は壊滅的被害を被っています。
このままでは国の治安も生態系も不安定になるやもしれませぬ。至急、腕の立つハンターの派遣を要請します。
「とまぁ、簡潔に言えばこんな感じだね」
「この緑色の鳥竜…似たような姿をどこかで見たことが…あっ!」
アルターは描かれた姿から、一つの既存モンスターを思い出した。
「ヒプノックに似てるじゃないか…!」
「それ、メゼポルタのモンスターじゃなかったか?ならあそこに急いでいかないとな!」
「そ、それにメゼポルタといえばあの人達に…!」
「…よし!じゃあギルドを介してあの猟団に話をつけてもらおう!」
Log in…
18. 白いの@タンジア支部長
…そういうわけで、ミナガルデから今回の依頼が届いたってわけさ
19. 黒いの@メゼポルタ支部長
しかし、行って帰ってはかなり時間がかかるぞ?早いとこ対処しないと…
20. 白いの@タンジア支部長
それに今、間が悪いことに武器の強化中なんだよねー…
と言うわけでさ、支度が済んだらオーロラカーテンで俺を送ってくんね、オーマニキ?地図は見せるからさ
21. 転生者ハンター逢魔時王
ほう?顎で魔王たる我を使うとは大層なものだな、シャドームーン?
22. 白いの@タンジア支部長
いやぁー、流石に国の姫君と伯爵家の令嬢を勝手に猟団下に置くわアルカラ大陸に送るわで結構手紙で怒られたんだよね俺たち
23. 黒いの@メゼポルタ支部長
エルガドの方で王国騎士達に教鞭をとってもらったのは、単に国同士の交流があったからだしな
それに引き換え、自分の知らぬうちに箱入り娘が所属していたのは得体のしれねー改造人間がいる猟団だなんてハンターやってない身からすりゃ信用できねーよなぁ
24. ダブル主任
エルガドの方からもフィオレーネからカミナリが落ちましたしね
まぁ、どちらかと言うと実家にもエルガドにも話をつけずに勝手に大陸へ行ったミーナへのベクトルが強いですが
25. 白いの@タンジア支部長
んで、こういうところで恩を売る…というか株を上げとかないとまずい気がしてさぁ
早いとこ対処できれば尚よしだろ?
それに曲がりなりにも自分の元、仮団員の故郷が懇願してるのを放置するのも寝覚めが悪くなる
26. 電脳空間の時喰王
それはそうやが…よくもまぁヘラヘラと言えるやんけ
狩れる自信のソースはどこからや?
27. 白いの@タンジア支部長
G級の☆2クエストで狩ったことがあるのさ
今回のターゲットはあちらでは未知と言っても情報がメゼポルタから来てないだけで、こちらじゃ最近狩猟対象になったモンスだもん
28. 転生者ハンター逢魔時王
…まぁいいだろう
まともに本拠地から動けるのは、今は貴様しかいないからな
武器の強化が終わり次第オーロラカーテンを展開する、その時に連絡を再度行え
Log out…
「さて、着いたぞ。ここでよかったのだな?」
「ああ。一刻を争う事態にワープはありがたいっすねぇ!」
「この程度造作もない。せいぜい足元を掬われぬようにな。では」
草木も眠る丑三つ時。オーマジオウのオーロラカーテンを介してユベルブ公国に転移した『白いの@タンジア支部長』…もといシャドームーンに変身するハンター転生者、『ノブヒコ』。外見こそ20代に見えるが、体内に埋め込まれたキングストーンの影響で、相当な年月を生きている改造人間だ。
「…さて、手紙によりゃ今回の討伐隊はフィブル内のカストラ(野営地、軍事都市の事)に拠点を移してるからそこに来てほしいって書いてあったな。地図でいうと…あそこらへんかな?…うおっ、あぶねっ!」
地図を見ながら歩いていると、たいまつを持って深夜の巡回をしている男女達とあやうくぶつかりそうになった。金属鎧を装備しているあたり、十中八九公国の騎士だとノブヒコは確信する。
「この夜更けに何用か!」
騎士団が相当な打撃を受けており、自身も夜の番が響いているのか、イラついたような表情でノブヒコに当たるが両手を上げて無抵抗の意思を示しながら返答する。
「そう畏まるな、騎士団のみなさん。ながら歩きで注意が逸れてたのは謝るよ。キミらの依頼を受けて派遣された者、といえばいいか?」
「む…大剣に防具か、その言葉に偽りはなさそうだな。
…これは失礼した、こちらへ案内しよう。騎士団長に依頼の子細を聞いていただきたい」
「おう、頼むわ」
***
公国の騎士団を指揮するデンホルムは、討伐隊本部にてラオシャンロン迎撃時の傷が治っていない体にムチを打ちながらも今後の指揮について計画を徹夜で練っている。そんな中、新人の騎士たちが一人の男を連れて本部へ入ってきた。
「夜分遅くに失礼。アンタが今回の討伐隊兼ユベルブ公国騎士団長でよかったかな?」
人を食ったような態度に睡魔も相まって眉をひそめながらデンホルムは応対する。
「(礼節をハンターに求めるのは筋違いだがなぁ…)……此度の討伐依頼を受けたハンターか。貴殿の出身とハンターランクは?場合によっては依頼のキャンセルを願おうか」
「ウロボロス、タンジア支部長と言えばいいか?一応、アンタの上司だったヤツだぜ?」
デンホルムはその言葉に仰天するしかなかった。
「…‼これは失礼した。ついては討伐について足並みを揃えるべく情報共有をしたいですが。よろしいですかな?」
「ああ。文面とスケッチからしてターゲットは割れている。問題はどこら辺に今潜伏してんのか、こっからどうすんのかを聞かせてくれるか?」
「かの鳥竜は森林地帯に居を構えています。集落や耕作地で断ち切られることなく国境以降も続いているこの一帯は、エサが多いのか滅多に外から出ることはありません」
「だが、出現を確認したってのは、誰かが何らかの目的で森に入った時に確認したんだろ?」
「はい。森林地帯には木材や燃料、製紙のために時折伐採で村民が立ち入ります。その時に目撃がされました。現状、我々騎士団を除けば被害は報告されていませんが、このままでは冬に備えて燃料のための樹木を安全に伐採できなくなりましょう」
「そうなりゃ、冬が極寒地獄になるケースが至る所で発生だよなぁ。木材の補充は伐採以外はどーなってんのさ?」
「材木の卸問屋は、リュドラキアの復興作業で大量に資材を売り渡したのでもう頼れませぬ。何とか他国からの支援や輸入で賄ってはおりますが…リュドラキア防衛線で疲弊した国庫にも限界があります」
「そも、燃料に限らず林業が立ち行かなくなるのは相当きついしな…。対策はどうしている?」
「焼け石に水やもしれませぬが…。余計な犠牲を出さぬよう、森林地帯を立ち入り禁止のロープで囲い、周辺から我々のような動ける騎士たちが見張っています。住民についても廃屋や不要な建築物を取り壊して薪代わりの木材を調達しています」
「なら、騎士たちは常に様子を見張っているんだな。彼らの報告はどうなっている?」
「改めてではありますが、ヤツは相当そこを気に入っているのか、動く気配はないとのことです。こちらが森林内部の大まかなマップです」
「なるほどな。んじゃ、朝イチで入るとするかねぇ」
「位置の把握は大丈夫ですかな?必要なら信号弾を出すよう今からでも通達しますが」
「必要ない。暗視にも対応している俺の視力は1.5㎞先まで見えるから補足には自信がある。森の外に逃げないかの監視と、いつ森から出てもいいように近隣住民と負傷者の移送を優先してくれ。
…ああそれと、ギルド側も指定している狩場ではないからな。誰か1人は観測所代わりに遠くから討伐の確認をするメンバーがいるべきか。俺から言えることはこんぐらいだな」
「畏まりました。では、幸運を祈ります」
シャドームーンニキの装備は決めてます
世界観
・ラオ迎撃戦について
流石に撃退という功績があったとしてもこれまでに狩れたモンスターによってはそのまま上位昇格が出来ないケースもザラだと思います。言っちゃ悪いですが、本編通りの装備だと厳しいかもしれないので、参加メンバーは下位の中でも相応の武具・実績を持っている者はそのまま上位昇格、そうでない者は幾らかキークエストの受注の先に、上位昇格クエストを省いて昇格という裏設定で行ってます。
・伝説世代、宝玉世代について
一言でいえば並行世界の別人。『故郷なきクルセイダー』とは年齢差が異なっています。活動時期が原作と一致しないため、ラオ戦に来ていない該当メンバーもいます。こちらは余力があればライズ編で書きたいと考えてます。
また、訓練所が同じでない例もあるため、『アダイトの知り合いはクサンテの知り合いとは限らない』というケースがみられます。例えばアテンスはミナガルデの訓練所に行ったことはなく、モガの村で師匠のハンターに師事しています。アダイトがタンジアへ行った時に出合ったパターンですね。
・アダイトの正体・出自について
これを知っているのはディノのみ。メゼポルタ編での再会時は、口裏を合わせてイスミ達に適当な理由を言って、『顔を出しなくないから、嘘を言っておく』と口裏を合わせてもらいました。因みに当時の再会メンバーに対し、クサンテ達は訓練所の教室が違うのでアダイト同様あまり面識がないです。
仮にライズ編をするなら、メンバーを借りる際はヘビィ、操虫棍、チャアクを優先して入れたい所ですね。
ストーリーズ関連のプレイ経験は
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MHST
-
MHST2
-
オトモンドロップ
-
ライダーズ
-
2作品以上
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ないです