Monster Hunter Reincarnation   作:scp-114514

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キャラの装備
ダイゴ
ペッコティピー(ガンランス)
ジャナフシリーズ

ディノ
ブルーウィング(大剣)
グレンシリーズ(バンホーから借りた)

オーウェン
ヴェノムモンスター(ハンマー)
ザボアシリーズ

クサンテ
フルレイザー(片手剣)
カガチシリーズ

途中クッソいやらしい展開になりますが許してね


【なんていやらしい】凶光化報告スレpart512810410【穴なのだ】

村の加工屋で装備を新調した後、念のためにバンホーとミーナをクアン村に置いて大穴の調査をしている一行が辿り着いたのは、ラヴィナの麓を登った先にある雪山、ラヴィナ雪嶺。現大陸の凍土のように平坦な雪原が広がっており、山地であるがゆえに風も強くなっている。

 

「あんなところに氷に弱いはずのゲリョスが…」

 

「麓にはジンオウガが眠っていましたし、凶光化の影響がここまで来ているんでしょうか?」

 

「とにかく、凶光化の調査が先よ。この先にどんなモンスターがいるかわからないから放っておきましょう」

 

そんな中、ナビルーはキョロキョロ周りを見渡している。

 

「…何だ?誰かに見られてる気がするぞ?」

 

「気のせいじゃないか?凶光化モンスターがいるかもしれない所にわざわざ足を運ぶ理由はないだろう」

 

「そうかな…そうかも…よし、進もうぜ!…って言っても、どこを目指せばいいんだ?」

 

これについては、ロロスカ地方に詳しく、空からの移動手段を持つアユリアが推測を立てる。

 

「少し前、大穴がこの山の奥に空いていたのを確認したわ。そこに凶光化モンスターもいるかもしれない」

 

「大穴と光、凶光化モンスター…。わからん事ばかりだな」

 

「ダイゴ。村長はあなたの事を伝説のライダーと勘違いしているわ。でも、あなたがレウスと確かな絆を結べれば、もしかしたら誤解ではなくなるかもしれないわね」

 

ナビルーもダイゴを応援する。

 

「そうだな、アユリアの言う通りだ!本当の伝説のライダーになればいいんだぞ、ライダーさん!」

 

「なれるのかな、僕…」

 

「もしかして、怖いの?」

 

「うん。レウスに破滅の力があるかもしれないから…」

 

「ダイゴ。ハンター達はともかく、私たちライダーからしても、レウスに破滅の力があったとしてどうすりゃいいかわからない。でも、オトモンはライダーの声を聞いている」

 

「ライダーの、声…。爺ちゃんがモンスターの声を聞けるように、モンスターも人の声が聞こえるんだね」

 

「そう。モンスターは、人の感情やその場の雰囲気を敏感に感じられる。あなたが不安や迷いを持てば、レウスも同じように不安を感じてしまうわ」

 

「言葉をしゃべらない分、私たち人間よりも感覚が鋭いのかもしれないわね…」

 

「…とにかく、怖がっているだけでは何も始まらん、むしろレウスも力を出せん、ということだな」

 

「だね、ディノ。レウスを守れるのは僕しかいないんだから」

 

そして異変は生じる。周囲一帯に地響きが走った後、ピンク色の光が雪嶺の奥から立ち昇った。

とにかく、調査を急がなくては。

 

 

 

***

 

 

 

ラヴィナ雪嶺には強風が吹き荒れるため、平坦でない斜面を普通に歩いて登ることは困難である。だが、この地はクアン村のように、温泉が湧いている。ここを利用する旅人のためにアイルーが間欠泉から吹き出る熱水の勢いを利用した『間欠泉ジャンプ』は乗り心地が最悪だが、これで高地を渡るしかなかった。

 

「あー…。すっげえ酔うな…」

 

「卒業試験の時にテロス密林に船で行った時以上の気持ち悪さね…」

 

「アイルー曰く間欠泉ジャンプは他にもあるとのことです。諦めて慣れていきましょう」

 

「「最悪…」」

 

船酔いにも匹敵する気分の悪さから回復した一行は、奥地へ進むための間欠泉ジャンプを特定するために人員を分けて間欠泉ジャンプを敢行する。

そしてクサンテとダイゴが徘徊しているボルボロス亜種を追い払っているなか、先に進んだアユリアが3番の間欠泉ジャンプを発見。信号弾を放ち、奥へ進むルートの確保が出来たサインを伝えた。

 

サインを確認して飛んだ先は逆コの字に断崖がくりぬかれた道。かろうじてオトモンでも歩ける道だが、戦闘はなるべく避けたい。

 

「この一本道、物凄く狭いわね…。1列になって進まないと」

 

「そうだね。…あっ、あそこにも間欠泉だ。…帰り口みたいだよ」

 

「本当に帰れるのかなぁ…」

 

そしてこの道を進んだ先には洞窟が続いている。この先を抜ければ、大穴かもしれない。

しかし、ここにも邪魔者となるモンスター…ドスバギィの姿が見える。狭い通路に2匹の子分を連れて徘徊しており、ライダーでは立ち回りが厳しくなりそうだ。

 

幸いにも弱点属性の攻撃が充実しているので、ハンター達が早々に片づけて一行は奥へ進んでいく。

 

そしてかなり開けた洞窟エリアを進んでいくと、アイルーが1匹確認できた。近くの小穴にアイルー部屋があると聞いたので、一行は道中でモンスターと対峙・消耗した体力を回復すべく一休みをした。

 

 

 

Log in…

 

 

 

1.モンハン世界のラプトルトレーナー

ラヴィナ雪嶺を大分進んだところで休憩地点がありましたので明日の朝まで休んで奥地へ進む予定です

…って、なんかあっちで話が盛り上がってるな

 

2.マッドな教官(仮)ライダー

声からするにクローズニキのオトモンの方々ですね

 

3.大魔道師ハンターマホロア

———だからそんなのあげれないって言ってるよネ?

 

4.いきなり有性生殖

そこを何とか…

 

5.大魔道師ハンターマホロア

土下座までされたって駄目なものは駄目だから…

 

6.モンハン世界のラプトルトレーナー

何話してるんですか先輩、相手が明らかに迷惑してますよ?

 

7.いきなり有性生殖

あっ、後輩君!マホロアニキがお願いに応えてくれないのよ

 

8.モンハン世界のラプトルトレーナー

は?

 

9.いきなり有性生殖

感度を上げる淫紋とか催眠とか若返りとか分身とか

 

10.転生者ハンター逢魔時王

言っておくが指輪の魔法使いにはそんな力ないからな?と言うか持ってたら泣くぞ

 

11.電脳空間の時喰王

えっそれクローズニキにやるんか?

 

12.マッドな教官(仮)ライダー

普通によからぬことと想像できますが、若返りと分身は何で要求するんですか?

 

13.いきなり有性生殖

弟君を若返らせておねショタプレイをしたいに決まってるじゃない!

 

14.先祖返り

先輩!スタンドニキに頼めばセト神でショタ化できますよ!

 

15.名も知らないやつ

確かに!スタンドニキはまるで先輩方ショタコンの希望の星ですね!

 

16.デトアラのスタンド使い

汚い欲望の間違いだろ

第一、俺が犯罪まがいの事案に手を貸すと思うか?

 

17.負ける気しかしねえ

俺は別に嫌な思いしてないから犯罪にならないZOY!

 

18.スマホ少年の相棒の英霊使い

>>17チンフェ!デデデ大王!ベストマッチ!

 

19.加工屋職人ビルド

最ッ悪だ…!

 

20.デトアラのスタンド使い

被害者が言うのか(困惑)

だとしてもやりたくねえ

 

21.いきなり有性生殖

>>12それと分身については…私達はご主人君に2人で愛してるけど、たまには逆の立場で愛されたいからご主人君を増やしたいと思ったの

つまり疑似的にマワさ——むがっ!?

 

22.転生者ハンター逢魔時王

言わせぬ!

 

23.童貞廚@大人気のアレ

じゃあ搾乳機を送ってくれますか?

 

24.大魔道師ハンターマホロア

そ、それは…うーん…

 

25.電脳空間の時喰王

というかアレな術式を作ることが出来るんかマホロアニキ?

 

26.大魔道師ハンターマホロア

作ろうと思えば作れるかもしれないがそんな事したら人として終わりそうだから絶対したくないネ!

 

27.デトアラのスタンド使い

そもそも何で貞操観念がおかしくなるんだよ…

 

28.大魔道師ハンターマホロア

それはボクらから話そうかナ…

彼女らに限ったことではないが、モンスター娘や淫魔などの異種族が150%の確率で罹患する謎の奇病が様々な並行世界で確認されているんだヨ

その名も『いやらしい症候群』と言って、いやらしい気持ちや欲望を抑えきれなくなり、2人に1人が症状が出っぱなしの上に更に罹患するためにほぼ野生の犯罪者状態というからヤバイっちゃヤバイ

 

29.マッドな教官(仮)ライダー

すっごい頭の悪い名前のくせに危険な病気ですね…

 

30.転生者ハンター逢魔時王

元は『モンスター娘TD』の方で確認されていた風土病だが同じような事例が他の世界でも確認されたからこう呼んでいる

 

31.デトアラのスタンド使い

ああ、いろんな意味で頭の悪いあのエロゲか…

 

32.転生者ハンター逢魔時王

『アレな』感情が異種族にあることで、上位種族に取り入りながら守ってもらうことで人間が絶滅を避けられたという例が共通しているゆえにこの病気を我々天界側がマルチバース単位で根絶してはいけないという事が決まっている

我からすれば精神的にげんなりするが受け入れなければならぬ現実だ

 

33.電脳空間の時喰王

エロゲの世界だとこういう例があるかもしれへんから納得がいくねんな…

 

34.黒神@管理人

この世界だと彼女らは圧倒的少数だから人里離れたところでのみモンスター娘としての活動が出来るよう取り決めましたが、如何せん話し相手がスレ以外まともにいないことも相まっておかしくなっています

ですがこれも1つの個性と割り切ってください、私はもうすでに矯正は諦めました

 

35.黒いの@メゼポルタ支部長

上に同じ

というかハンター側全員の総意ねこれ

 

36.音速のトレーナー

なぁ、ウマ娘達を指導している俺の場合でもそうなるのか?

 

37.黒神@管理人

彼女らがトレセン学園を卒業するとどうなるかはわかりませんね

その時は腹をくくった方がいいでしょう

 

38.マッドな教官(仮)ライダー

というか皆さん、ライダーの方々のどういう点が好きなんです?

 

39.童貞廚@大人気のアレ

まぁ全部かな

よわよわなのに甲斐甲斐しく世話をしてくれるご主人様を幸せにしてあげたいもんね私達

 

40.いきなり有性生殖

村ごと家族を喪ってウロボロスに来たちっちゃい弟君が夜な夜なうなされてた時は2人がかりで1日中甘やかして甘やかして甘やかし尽くしてそんな毎日で快方に向かっていったかな

 

41.名も知らないやつ

私達の場合はぼっち引きこもり気質な喪女を大切にしてくれたかららぶらぶちゅっちゅしてご奉仕したいってのもありますが

 

42.忠犬待ったなし

でもたまにはご奉仕されたいときもあるからその時はメイドコスをさせてプレイする

 

43.マッドな教官(仮)ライダー

万丈がメイド服でジンオウガ亜種とネルギガンテにご奉仕するってえぐい絵面ですね…

 

44.負ける気しかしねえ

因みに子供の頃からです

 

45.マッドな教官(仮)ライダー

えぇ…(困惑)

 

46.先祖返り

幼馴染が他の女になびくの許せないでしょ?同じオトモンなら許せるけど

つまりはそういう事だよ

 

47.童貞廚@大人気のアレ

ご主人君がインナーだけという無防備で寝てるのを見ると襲いたくなる

このエロオス絶対許さねぇ……♡

わからせてやっかんな…♡

 

48.忠犬待ったなし

わからせるのもいいけど『私はあなたのモノです』的なアピールも必要だ

蹲踞の姿勢でフ〇ラ素振りをしたり全裸土下座などで媚びて劣情をぶつけられるととても気持ちがいいゾ

 

49.猛爆リビドー

私たちは最近オウガ亜種ネキに倣って首輪とリード付けてもらって忠犬プレイとお散歩をしてるよ

変態な事もやってくれる便所がいると認識されることで離れていかなくなる

 

50.童貞廚@大人気のアレ

一番ハマるのは牛柄ビキニとカウベルと首枷つけて後ろから責められることかな

これで搾乳機があると尚良しだから欲しいんだけど

 

51.プリキュア世界の怪人王

うーんこのえぐい糖度

 

52.隙間の悪転者狩り

あなたたちだけエロゲの世界に転生してないかしら?

 

53.シンカリオンの保線作業員兼オレンジ6号

同人誌とかで読むならまだしもリアルでこんなに脳内ドピンクなドスケベ女は見たことないし普通に引く

 

54.負ける気しかしねえ

もう姉ちゃん達無しでせいかつできない

 

55.アマチュア動物学者

逆レされたときは最悪だったけど今は仲が良好です

 

56.モンハン世界のラプトルトレーナー

まぁ、大体上に同じっすね

 

57.リュウガ(大嘘)

当たり前だよなぁ?

 

58.マッドな教官(仮)ライダー

お手上げですね…

 

59.電脳空間の時喰王

つーかお前らの彼女自慢は別にええけど、信用できるんか?

 

60.フルアカムを目指したい兄貴

基本的に俺達ハンター側とこいつらが問題起こしたことはない

というか生活圏がメゼポルタから少し離れてるから異常事態以外は接点があまりない

 

61.黒いの@メゼポルタ支部長

使うことが全然ないけど彼女らはデフォルトの装備が基本的にマスターランクかメゼポルタのG級クラスなんだよね

そしてそれを扱える技量も持ち合わせてるし

 

62.プリキュア世界の怪人王

強すぎぃ!?

 

63.黒いの@メゼポルタ支部長

穿龍棍使えてる時点でおかしいんだよなぁ…

 

64.アマチュア動物学者

オトモンとしてのスペックも優秀だし

 

65.菓子職人バロン

要するに、相当強いしリアルじゃライダー以外には人畜無害だから手放したくないんだよ

 

66.隙間の悪転者狩り

強すぎた反動で性癖と性欲が壊れたのかしら?

 

67.シンカリオンの保線作業員兼オレンジ6号

もう終わりだよこの猟団

 

68.童貞廚@大人気のアレ

恋愛相談ならいつでも受け付けるけどどうする?好意を持たれてたりしてるけど自分にはその気がないっていう悩みでもいいけど?

 

69.プリキュア世界の怪人王

アンタらに相談すると話が悪化しそうだからやめとく

 

70. モンハン世界のラプトルトレーナー

とりあえず再度報告

今日は野営して明日大穴があると思われる奥地へ行きます

んで、当日は凶光化モンスターについて対策や情報共有するために映像を流しときますね

 

71.プロフェッサー・メフィラス

我々書士隊で打てる対策が練られたらいいんだがな

 

 

 

Log out…

 

 

 

翌日。アイルー部屋を出発した一行は、道なりに洞窟エリアを進んでいると、入ってきたときのように細い通路を確認。フルフルが近くにいるので対処をディノとオーウェンに任せて先に進んでいくと、洞窟を抜けて再び外に出ることになった。

 

そして外は、辺り一面にピンク色の光。即ち、大穴が発生した地点だ。

 

「これが…凶光化のサイン…!」

 

初めて凶光化現象を目の当たりにするクサンテたちは、その不自然な光景に警戒心を募らせる。

しかし、注意すべきは他にもある。

 

「オオウウッ…!」

 

レウスだ。ヒョウガが無言で大穴の光を睨んでいる中、彼だけが唸っているのだ。

 

そして、不意にレウスが空を見つめたその瞬間。虫の羽音が聞こえる。音からして相当大きいサイズのようだ。

 

「ギシィィィィ!」

 

音の主はアルセルタス。しかしそれだけではない。地中から巨大な影が這い出る。

 

「プゥーオオオオーンッ!」

 

重戦車のごとき体躯を誇る巨大甲虫、ゲネル・セルタスだ。しかもアルセルタスにも言えることだが、眼が赤く光っている。

 

「こいつら、凶光化してるぞライダーさん!」

 

「村に被害は出させない。ここで食い止めるわ!」

 

 

 

***

 

 

 

「レウス!豪火球だ!」

 

「ゴオウッ!」

 

頭を低くして突撃しようとするゲネル・セルタス。しかしその動きは鈍重で、レウスの豪火球にさらされて怯んでしまう。

 

だが、それを黙って見ているオスではない。追撃をかけようとするアユリアとダイゴ目掛けてアルセルタスが空中から突撃をしてきた。

 

「うわっ!大型モンスターが2体もいるとやりづらいな…!」

 

「なら私が分断するわ!アルセルタスは任せて!」

 

滞空しているアルセルタスにクサンテが閃光玉を投げて墜落させ、フルレイザーで角に斬りかかる。密林での訓練所卒業試験でも狩られていた種類だけあって、ソロでも弱点属性の武器があれば狩れないことはないだろう。

目を覚ましたアルセルタスは足の間から腹部を突き出し、先端から腐食液を連射して攻撃するが、回避性能を高めるカガチシリーズのおかげでクサンテは難なく回避。

 

しかしアルセルタスはその隙を突いて再び飛行。彼女がリーチの短い攻撃しかできないのをいいこととばかりに、上空から腐食液の球弾を撒き散らす。

 

「ストレガカッターがあればよかったのに…!」

 

毒づくクサンテは、今度は旅の道中で拾った麻痺投げナイフを何度か投擲。麻痺毒で動けないアルセルタスに再度斬りかかる。

 

「これで討伐するつもりで削るわっ!」

 

クサンテが繰り出すのはメゼポルタの片手剣技の一つ、『無限連斬』。

その場に踏みとどまって一点に集中し、横斬り→垂直斬り→突き→横斬り…とループする剣技だ。

1度の連携と比べて繰り出した後の隙が少ないこの攻撃で、大分アルセルタスは削れたはずだが、角は部位破壊されなかった。しかも麻痺が解けるとアルセルタスは怒った。

 

「凶光化で強靭な体力があるって言うの…!?うわっ!」

 

長い爪を振り回してクサンテを吹きとばした後、ゲネル・セルタスが悪臭のフェロモンを噴霧してアルセルタスを呼び寄せた。

 

「合体したぞ!厄介な事になる!」

 

「この2体は雌雄一対…。力を合わせて攻撃してくるから、気をつけてみんな!」

 

早速アルセルタスはゲネル・セルタスを掴んで飛行。自分よりもはるかに重い女帝を介助して滞空。そのまま空中からボディプレスを仕掛けてきた。

 

圧倒的な重量がもたらす震動に拘束されるダイゴ達。更にゲネル・セルタスは堅牢な尻尾を地面に突き刺して薙ぎ払ってきた。

 

「うっ!?」

 

ダイゴとクサンテには盾があるが、アユリアには盾がなく吹きとばされてしまった。

 

「危ないぞ、アユリア!」

 

そのアユリアを狙って、ゲネル・セルタスがアルセルタスの頑丈な角を利用して突撃する。

重量級の女帝に軽量級の兵士の速さが追加されては、ひとたまりもない。

 

しかし———

 

「急げ!全員戦闘中だぞ!」

 

フルフルの討伐が完了したディノ達が合流。アユリアから注意を逸らすべく、後方から支援をする。

 

「それに先輩が狙われてる!ブルー、ブレスだ!」

 

「ジャオオウッ!」

 

咆哮したブルーは氷属性ブレスを雌雄一対の甲虫に当てた。予想外の方角からの攻撃に大きく怯み、合体が解除される。

 

「俺らが交代するんで早く回復してください。クサンテ、先輩を安全なところに!」

 

「悪いわね…。あとは頼んだわ」

 

合体解除時にアルセルタスはバランスを崩して地上に落下。この隙を狙ってディノがブルーウィングで斬りかかる。体勢を立て直したアルセルタスだが、ディノは更に落とし穴に嵌めて眠り投げナイフをたくさん投擲して無理やり眠らせた。

 

「アルセルタスがやられるとメスはフェロモンで次のオスを呼び寄せる。だが放置していても合体が起こる。なら生かさず殺さずでこうして動けないうちにゲネル・セルタスを討伐するぞ!」

 

「うん!」

 

ゲネル・セルタスの方も、波状に繰り出されるオトモン達のブレス攻撃とライダーの物理攻撃のダメージが蓄積されており、ついに怒り状態に移行。鈍重な動きとは一変、機敏になる。

 

「早くなってきたな。じゃあ交代だ、アオナギ!」

 

レウスと交代して戦線に出るのはアオナギ。サメのような見た目とは裏腹に、ブレスや形態変化でテクニカルに立ち回るオトモンだ。

 

ゲネル・セルタスはダイゴを狙って正確に尻尾のハサミで挟もうとしてくるが、きっちりとガード。ペッコティピーの突きとオーウェンが振り回すヴェノムモンスターが左前脚の甲殻を砕き、衝撃で体勢が崩れた。その隙を狙ってアオナギが氷を体表に纏い、体をコマのように回転させて体当たりをする。

 

ヴェノムモンスターの毒でふらつきながらも立ち上がったゲネル・セルタスは、口に大気中の水分を口腔内に充填し、チャージしたそれを特大の粘液塊として乱射する。この威力は凄まじく、オーウェンを守るかのように立って強ガードをしたディノはおろか、堅牢な盾を持つダイゴすらも大きく仰け反ってしまうほどだ。

 

 

「まだあんな攻撃を隠し持っていたなんて…!」

 

「気をつけろ、ライダーさん!流れ弾がアルセルタスにあたっちゃったぞ!」

 

「でも、アルセルタスも結構ふらついてるぜ。落ち着いて対処しよう!」

 

フェロモンを放ってアルセルタスと合体したゲネル・セルタス。再び粘液塊のチャージブレスを放つべく、空気中の水分を充填し始めた。

 

「なぁ、ブレスって発射口をいじったらどうなるんだ?」

 

「想像に難くないだろう、暴発するぞ」

 

「だよな!ブルー、アイスブレードを奴の口に突き刺せ!」

 

ブルーは即座に自分の尻尾を雪原に突き刺し、尻尾に巨大な氷の刃を纏わせる。そしてそれを突き刺すように、ゲネル・セルタスの口を力強く殴りつけた。

ブレスを発射する寸前で口に衝撃を受けたゲネル・セルタスは、ブレスが暴発して大きく怯んでしまい、アルセルタスも巻き添えを喰らってダウンしてしまう。このチャンスを無駄にするわけにはいかない。

 

「ここで2体とも一掃だ。ライドオン、ザボアザギル!」

 

アオナギにライドしたダイゴは、絆石の力を解放した。

 

膨張形態となったアオナギはダイゴを乗せて大きく跳躍。着地時の強烈な衝撃と共に、ため込んだ氷属性エネルギーを一気に周囲に放つ。

 

フローズングラウンド!」

 

氷柱が雪原から突き出るように辺り一面に生えていき、それはついにアルセルタスとゲネル・セルタスの全身を突き刺す。

頑丈な甲殻は戦闘で大きくダメージを受け、脆くなっていた。こうなっては、鎧の役割を成さなくなる。透き通った槍に脆くなった甲殻ごと肉体を貫かれた女帝と兵士は、二度と起き上がることはなかった。

 

凶光化した2体の甲虫が力尽きると、大穴からも光が消えていく。

 

「このモンスターたちも光を浴びたせいで、おかしくなってたんだな…」

 

「ええ。でも、これでハッキリしたわね。光がモンスターを暴走させていたのよ」

 

「だが、少なくともお前達のオトモンは凶光化していない。なぜ正気でいられるのかがわからんな」

 

「とにかく、これで一件落着だゼ!村に戻って報告しよう!」

 

「そうだな。アイルー部屋にネコタクがあったからそれで帰ろう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、今回の一部始終を陰から見ていた者達がいる。レウスを追っていたハンター、カイルとそのオトモアイルー、ツキノだ。

 

「村へ向かうぞ」

 

「そろそろハンターを呼びませんか?」

 

「理由は?」

 

「うーん、不安?胸騒ぎかな…」

 

「わかった。手配してくれ」

 

「あら、意外ね」

 

「事が起きてからでは遅いと言ったのはお前だろ。それにお前の勘は見所があると聞いている」

 

「成程。良い教えですね。でも残念」

 

「…何がだよ」

 

「いいえ別に。なんでもありません」

 




掲示板とリアルの温度差が激しすぎて風邪ひきそう

ストーリーズ関連のプレイ経験は

  • MHST
  • MHST2
  • オトモンドロップ
  • ライダーズ
  • 2作品以上
  • ないです
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