Monster Hunter Reincarnation   作:scp-114514

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絶 望 神 サ ガ 殿 堂 回 避
デュエマの公式は一体どういう神経してるんですかね…


蛇に乗っての回り道

バサルモスの狩猟から帰還した6人を、ミーナとディノを追ってミナガルデへやって来たロンディーネが労った。

 

「ハンターランク昇格お疲れ様ですな、クサンテ様。そして貴殿らが遠方の地からやって来たライダーか。私はロンディーネ。よろしく頼むよ」

 

「ああ、こちらこそな。ギルドマスターから聞いていたのか、話が早くてよかったぜ」

 

「貴殿らはメゼポルタへ行くのだろう?陸路からでも行けるだろうが…折角なら各地を見て回るのを勧めるよ。私達も貴殿らをよく知りたいのでね。

どうだろう、ユベルブ公国まで行って、海路でエルガドへ向かい、そこからメゼポルタへ行くのは?」

 

「…なら、この4人も折角だし連れていけませんかね?」

 

「あぁ、元よりそれも考えてるよ。その方が楽しくなるだろうからね。

とはいえ、流石に今すぐは良くないな。明日に出立するとしよう」

 

が、ここで追加希望がもう1人。ウロボロスのG級ハンター、タカトラだ。

 

「すまない、私も同行しようと思っているが問題ないか?猟団の団員である彼らの後見も担う必要があると思うからな」

 

「おお、メゼポルタのG級ハンターとは!貴殿らの狩猟技術などについては昔からどうにかして我々でも使えないか挑戦したいと思っていたんだ。ぜひ頼むよ」

 

「凄腕ランク昇格時に貰える秘伝書の内容は教えられないし、G級武器の仕組みは結構事情が違うものもあるからあまりできることはないが…まぁ、狩りのスタイルとかがあなた方の参考になることを祈りたい」

 

 

 

***

 

 

 

ユベルブ公国に到着後、休息をとって翌日に出航した先は王国領内の港町、観測拠点エルガド。王国に雇われたハンターや、国を護る騎士たちがハンター活動をするだけではない。ここでは交易も兼ねており、人とモノの流通が活発な土地だ。

さらに言うと、ゲーム本編開始前からロンディーネの活動により、カムラの里とも交流がある。

この地に到着した一向を出迎えたのは、エルガドの司令官の右腕を担う王国騎士フィオレーネ。

 

「ユベルブ公国よりはるばるお越しいただきありがとうございます、クサンテ姫。

そして初めましてだな、アルカラ大陸のライダー諸君。メゼポルタへ行く以上付き合いは短いだろうがよろしく頼むよ」

 

「ああ、こちらこそよろしく頼む」

 

「あれ?ガレアス提督が来ると思ったんですが…一体どうしたのでしょうか?」

 

「あー…ミーナ、実は…提督は書類整理に追われていてな、あまりにも多すぎて今は地下牢でカンヅメにしているんだ」

 

(((まるで前世の俺みたいだぁ…)))

 

学生、社会人の諸君。締切を意識して課題と仕事をしましょう。

 

「早速拠点を紹介していきたいところだが、船旅も疲れたでしょう。丁度開いていた部屋がいくらかある。各々、体を休めてください。無論そちらのオトモン達も休められる場所はきちんとある」

 

「おっ、この子らの事も気にかけてくれるんだな。ありがとう」

 

 

 

***

 

 

ブルーとリルスを休ませたあと、表向きは猟団メンバーとして、その裏には転生者同士での会話がしやすいようライダーとタカトラが部屋で荷物を下ろして休んでいた。

夕飯まで眠ろうかとしたところ、扉を誰かがノックしてきた。

 

「ああん?お客さん⁉︎(レ)」

 

「だからミームで話すんじゃねえよ(棒読み)」

 

いつものように茶番を交わして扉を開けると、そこには犬飼貴丈似の男がいた。

 

「…よっ!(エボルトの物真似)」

 

「あんたがそれを言うのか(困惑)…一応聞いておくけど、あんたが掲示板のビルドニキだよな?」

 

「なんのこったよ(すっとぼけ)」

 

「…あの、ツッコミかます身としては疲れるので本題に行ってくれません?」

 

「わかったよ。俺はセント。メゼポルタの工房で働いてるんだけど、事情があってこっちに呼ばれたんだ。よろしくな」

 

「事情?」

 

「サンブレイクやってたなら城塞高地は知ってるよな?そこはエルガドが指定された狩場だけど、そこで本来はメゼポルタでのみ狩猟が許可されているエスピナスと、その亜種が最近見つかったんだ」

 

「ここの加工屋からそいつらの素材の加工技術の事で呼ばれたりしたの?」

 

「それもあるけれど、イチバンは亜種から取れる重酸についてだ。工房では腐食加工というプロセスがあるんだが、棘茶竜の重酸は非常に優秀なんだ。メゼポルタでの独自の加工技術を支える重要な素材なのさ。だが酸液は他地域で使われるものよりも扱いが危険なものもあって、利用の指導に呼ばれたんだよ」

 

「イビルの唾液も酸液として使えないんすか?」

 

「腐食効果はあるけど、あれ相当臭いからあまり使わないんだよ。あと剥ぎ取りでは取れないんだ。つまりおいそれと手に入るものじゃないし、そもそも昔から研究が進んでるエスピナス亜種のものの方がその分キッチリ安全管理について詳しいんだよ。

…最も、これだけがメゼポルタの工房技術を支えている訳ではない。ヴォルガノス亜種の甲殻…これは優秀なモノだと抜群の耐熱性と熱量を持つために高熱が必要な高度な加工を可能にする。他のモンスターや鉱石素材ではできない芸当だ。ただ問題は全身が灼熱の紅蓮石や獄炎石が纏わりついてるもんだから危険で、こいつもメゼポルタでしか狩れない」

 

「ヴォルガノス亜種と茶ナスの素材を他地域の市場に出回らせるのは出来ると思いますけど?」

 

「フロンティアで出てくるモンスターってさ、極みエルゼみたいに相当やばいのが多いでしょ?それを実現させるための身体の部位となる素材もやばいからギルドは徹底的に安全管理しないといけないんだ。

それだけじゃない。あーいうのはメゼポルタだけで対処がされるからその分市場価格も高いんだ。相当高く売れる素材をおいそれと出回らすのも良くないでしょ?だからメゼポルタのギルドは、そこでの素材をメゼポルタでのみ出回らす事にしたのさ」

 

「とんでもない背景じゃねーか…」

 

「ま、君らも明日からクエスト受けるかもしんないしとりあえず寝なさいな。掲示板で言ってたギアオルグの件も詳しく話したいしな」 

 

 

 

***

 

 

 

王国の特命騎士、他の王国騎士、研究者のバハリetc…とにかくエルガドのメンバーを一通り紹介された後、加工屋のミネーレから渡された武具のカタログを見ながら、一行は狩りの予定を話している。

 

「なんか作っておきたい装備はないか?とりあえず俺はバサルブロウを強化するつもりだが…」

 

「私も最近狩ったバサルモスからバサルシリーズを作りましょうかな。姫様は如何なさいますか?」

 

「私はウルクススを狩って、そこからスノウツインズを作ろうと思う。弱点の火属性はクックツインズで行きたいわね。岩竜の甲殻がストッパーになってたからようやく作れるわ」

 

「クックツインズは性能としては火竜などのものよりかは落ちましょうが、ディオスライサー…爆破属性の双剣へ強化できると聞きます。繋ぎと見切っても損はないでしょうな。

…さて、俺は何を作ろうか…ここはウルクススの狩りに同行して白兎刃を作ろうか」

 

「兄上、じゃあ城塞高地へ行きませんか?教官から初陣としてまずそこでアオアシラを狩ることに決まったんですが、同じところへ行く方が便利ですし、何より兄上に輝かしき私の初陣を見てもらいたいので!」

 

「それもそうか。ならウルクススの狩猟が終わったらお前のところへ行くとするか。

…それでバンホー。アンタは何か決まったか?」

最後の1人はなかなか作りたいものが決まらない。

 

「んー…ミネーレさん、これは作れないか?」

 

悩んだバンホーが指し示したのは依巫シリーズ。カムラの里の受付嬢が着ている制服を模した装備だ。

いきなり変な言動をしたバンホーに全員が困惑するが、彼を昔からよく知るオーウェンは目的を察した。

 

「あーそうか、エナ…お前の妹に送る土産物か」

 

「…え?あんた妹がいたの!?」

 

「そうだよ。ライダーではないが…村の近くから離れられない事情があってね、俺たちに同行が出来なかったんだ。せっかくならなんかせめて珍しいモノでも送ろうかなってさ。

…それで、これの作成には何が必要なんだ?」

 

「うーん…マガイマガドとかの素材が必要なんだけど、肝心のそいつがここ最近目撃されてないんだよね」

 

「となると諦めるしかないか…」

 

「…でも、防具として考えないならまだいけるかも。ある程度の防寒性、耐暑性とかの機能性を載せて作ってみるよ」

 

セントも具体的な方向性を考えるため、必要と思われる素材を推測する。

 

「この流れなら防寒性は色合い的にもウルクススの毛で何とかなりそうだと思うがな。耐暑はどうする?火耐性があるだけでなく、服としても使えるために軽いもので作るか…?」

 

しばらく考えたのち、あるモンスターの素材を挙げた。

 

 

 

 

 

 

「獰竜…アビオルグの皮にするか?丈夫だし軽くて伸縮性に優れるからいけるだろ。これを袴にも使いたいから、赤色のセンショク草が必要だな」

 

なおセンショク草は凄腕ランクにて変種や剛種の汎用素材を染色する「SP武具」の作成に使われるもので、並みのハンターが持つものではない。少なくともタカトラの世話になる…が、以外にも快く返事してくれた。

 

「まぁ主な用途となるSP武具はG級でははっきり言って力不足だからな。昇格後に用がなくなってアイテムボックスで眠っている素材が輝くのは嬉しいさ。これくらい別に構わんよ」

 

「ありがとうございます。それでアビオルグって、メゼポルタのモンスターだからここでは受けられないんですよね?」

 

「そう。だから作成方法はこちらで考えて、素材が集まり次第メゼポルタで加工して渡すぜ。下位個体程度なら地獄を見ることはないけど、念のため装備は整えておけよ」

 

「…まぁ、クックシリーズではきつそうだしなぁ」

 

だが、これで問題が一つ。ミネーレへ郵便屋アイルーが手紙を渡すが、それを読んだ彼女が手紙を苦虫を嚙み潰したような表情で申し訳なさそうに話す。

 

「…ごめん、注文は明日には取り掛かれると思ったけど、そうはいかなくなった。さっきまでの注文で燃石炭をたくさん使ってしまったから、このままだと受けることが出来ないみたい」

 

「たしかここでは王国が雇った採掘業者がラティオ活火山で取れる良質な燃石炭を届けてるのよね?あちらで何かモンスターでも出現したの?ドスイーオスやラングロトラぐらいならまだいけそうだけど…」

 

基本的にはハンターに任せればいい話だが、今回はそう簡単にいく問題ではなかった。

 

「ミドガロンっていう牙獣種が出現したみたい。だから彼らは今身動きができない状態みたいなんだ。ラティオ活火山はほかの採掘業者も行く場所だから、このままだと他地域への燃石炭の供給もストップしてしまうかも」

 

加えてミドガロンはメゼポルタのG級ハンターにしか狩猟許可が下りない。狩場もモンスターも本来エルガドの管轄外だが、ここは例外としてタカトラに任せるしかなかった。

 

「採掘業者を待たせるわけにもいかないな。フィオレーネに伝えておいてくれ。メゼポルタのギルドへ今回の件について手紙を頼む、と。私は出発の準備をしてくる」

 

 

 

***

 

 

 

マイハウスに戻って装備を着てきたタカトラが背負うのは、猛振剣斧ギガバーストではなく太刀。ギアオルグの素材から作った氷属性の『ルグレ・テュレイラ』だ。

 

「スラッシュアックスは使わないんですね、支部長」

 

「相手は相当素早いと聞くからな。複雑なギミックのもとに戦うスラッシュアックスではついていけないかもしれん。

…それに、太刀については最近指南を受けたからな。どれくらい通用するかぶっつけ本番で試してみようと思っているんだ」

 

「あのー…。メゼポルタのハンターって複数の武器種を扱うんですか?」

 

話す相手がはるか格上の存在なので畏まるミーナだが、特に気にしてはいないようだ。

 

「そうだ。そもそもこちらのスラッシュアックスはG級から出ないと生産できないということもあるが、強力なモンスターと武器相性の問題だけじゃない。アクラ・ヴァシム…斬撃と打撃が部位破壊の手順を踏むに必要なモンスターもいるからな。いろんな武器を使うハンターがよくいるんだ」

 

「俺らも見学に行っていいすかね?」

 

「活用できるかは知らんが…まあ、損はないか。ここから近い城塞高地は帰りに行こう。ついでだセント、お前も彼らの解説として補佐してくれ」

 




原作通り旧大陸でもライドオンしたいですね、ええ
なおFの方はネ実wikiや大辞典、動画、元ユーザーからの情報をベースに描写に挑戦してイッキーマウス…ガバがあれば指摘してください。
なおバンホ―の動機についてはストーリーズ2の早期購入特典で2021年7月9日までにソフト購入するとエナの衣装「カムラの受付嬢コーデ」が入手できたので、これで思いつきました。

※修正報告:ミーナの狩りはウルク→アシラへ変更。

ストーリーズ関連のプレイ経験は

  • MHST
  • MHST2
  • オトモンドロップ
  • ライダーズ
  • 2作品以上
  • ないです
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