Monster Hunter Reincarnation   作:scp-114514

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登場人物
ダイゴ
武器:フィンブレイド、ホワイトガンランス(古代巣で見つけた)、ブロスヘッド(ハンマー)
防具:ザザミUシリーズ

???
武器:ティガアロー
防具:NPC固定装備


呉越同舟

バンホーと別れて、アイルーの隠れ家を拠点にして3週間ほど。ラムル地方の古代巣の探索やポモレ花園周辺のモンスター討伐を行っていたダイゴは、ルルシオンから届いた武具に新調して、内陸側の奥地である『華の杜(はなのもり)』を進んでいる。足元が見えないくらいの浅い川をレウスに乗って歩いている状態だ。

 

「この先にある村からもアイルーが逃げて、オルゴさんたちのとこに来たんだよね、ナビルー」

 

「だな。村の近くに住みついちゃったモンスターをやっつけないといけないな」

 

「…それにしても、この地域一帯って、水場が多いなぁ。同じラムル地方で沿岸に近いサドナ荒野の巣はこんなんじゃなかったのに」

 

「うーん、オレもわかんないなぁ。にしても、一体何が潜んでいるんだ?」

 

「水場が多いってなると…海竜や魚竜の縄張りが近かったりして?

…あっ、遠くに何か見えるよ!」

 

ダイゴが指差した先にいたのは、狐のような姿をしたモンスター。

 

「牙獣種かな?」

 

「いや…あれは水場に棲んでいるれっきとした海竜種だ。『泡狐竜』タマミツネっていうんだぜ、ライダーさん」

 

「『泡狐竜』?泡を使うの?」

 

「うん。シャボン玉みたいにツルツル滑るから気をつけるんだ!」

 

「わかった。とりあえず気づかれないように…」

ダイゴは一旦その場から離れてオトモンをランマルと交代し、川の側の高台に気配を殺して回り込む。

 

そして———

 

「上から闇討ちだ!」

 

「ギョワァッ!」

 

タマミツネの尻尾に背後から飛びかかるランマルに乗って、ホワイトガンランスを叩きつけた。

 

「フォワアッ⁉」

 

死角からの不意打ちに怯むタマミツネはすぐにダイゴ達に向き直り、リオレイアのサマーソルトのように下から上へ尻尾を振り上げて攻撃する。

 

「アギャアッ⁉」

 

ダイゴはホワイトガンランスの盾があり、さらに防御面も手厚いザザミUシリーズのおかげで問題はないが、身軽なランマルは吹き飛ばされてしまう。

 

「だ、大丈夫ランマル⁉交代させて!」

 

ランマルは起き上がるが、相性が悪いのは明らか。どっしりと構えて攻撃すべく、ダイゴは重いロッキーに交代することにした。

 

2連続で噛みつきを行うタマミツネ。しかしロッキーの堅牢な甲殻は牙を通さず、力を溜めてタックルで反撃する。ダイゴも爪に突きを入れるが、細くて小さな爪は易々とホワイトガンランスの刃をはじき返してしまった。

 

「硬った⁉他の部位を狙わないと!」

 

狙う部位を頭に変更してダイゴが突きを入れようとするが、タマミツネは外側から大回りして近づき、横から尻尾を叩きつけてきた。

 

「痛たたた…。トリッキーだな」

 

回復薬を飲んで体勢を立て直したダイゴはガードしながらタマミツネに詰め寄って堅実に攻撃しようとするが、今度は泡の球をブレスとして飛ばしてきた。

 

「ライダーさん、次の泡を喰らったら動きが縛られるぞ。ここが正念場だ!」

 

「ひとまずロッキーの陰に隠れて川の水で泡を…ん?」

 

火球でタマミツネを牽制するロッキーに任せ、納刀して川で回避行動を繰り返すダイゴは、何者かが草を踏みしめて走ってくる音を耳にする。

 

 

 

 

 

 

 

 

「カイル!あそこよ!」

 

足音の主はカイルとツキノ。タマミツネが回転するように横薙ぎする尻尾を回避して、そのまま得物のティガアローから連射矢を尻尾に撃ち込むと、尻尾の鱗が剥がれて大きく怯んだ。

 

弓の狩技、『身躱し射法』。その名の通り身を躱しつつ弓を引き絞って溜め射撃をするという攻防一体の狩技だ。

 

尻尾を一段階部位破壊されたタマミツネは急に引き返し、跳躍して奥地のどこかへ去っていった。

 

 

 

***

 

 

 

ダイゴとの戦闘に割り込み、タマミツネを撃退したカイル。姿が見えなくなると、ティガアローを納刀した。

 

「追わないの?」

 

「今回は狩るためじゃないからな」

 

「さっすがー♪」

 

「茶化すな」

 

しかし、ナビルーは警戒するようにレウスの前に立って睨みつける。

 

「お、お前ら!またレウスを奪いに来たのか!?」

 

「そうじゃない。ここは私の———」

 

「行くぞ」

 

カイルはツキノの声を遮り、ダイゴ達の方を見向きもせずに立ち去ろうとするが、オルゴに引き留められた。

 

「待ってくれ。なあアンタ、ビッグでグレートだ。さっきの技、見事だったぜ」

 

「そうか」

 

「相変わらず、目は確かねオルゴ」

 

「久しぶりだな、ツキノ!」

 

「えっ!?アニキたち、知り合いなのか!?」

 

「おう!しかし何でここに来たんだ?」

 

「勘よ。少し嫌な予感がしたんだけど、いざ来てみれば村が一つ無くなってたわね。それに、あなた達とまた会うなんて思いもしなかったわ」

 

「しかしまぁ、相棒(ナビルー)やツキノと再会できるとは嬉しいぜ!俺たちは切っても切れない絆があるのかもな!」

 

「ただの腐れ縁かもしれないけど…」

 

「そう言うな。とにかく、礼がしたい。これからの事も相談したいしな、家に来てくれよ」

 

「これからの事?」

 

「これだけビッグでグレートな面子がそろっているんだ、協力すればモンスターが暴れてたって追い払えるだろ?」

 

「えっ…私たちが?」

 

「アニキ!?」

 

「まぁとにかく、隠れ穴に来てくれ」

 

 

 

***

 

 

 

華の杜にいたタマミツネを追い払ったダイゴ達に改めて感謝するオルゴだが、ダイゴとナビルー、カイルとツキノは顔を合わせようとしない。

 

「なんだか妙な雰囲気だが…なんかあるのか?」

 

「なぁ、アニキ…。モンスターを放っておけないけど、オレたちが協力するってのは…」

 

「知り合いじゃないのか?」

 

「確かにそうではあるけれど…それほど簡単じゃないのよ」

 

だがタマミツネの時のように、一方だけ欠けていては対処が難しい時も出てくるだろう。足並みが揃わないというのは良くない。

どうしたものか、とオルゴが思案する中、エナがダイゴとカイル双方を見ながら話しかける。

 

「…私は協力した方が良いと思う」

 

流石に意外だと思ったらしく一同が目を見開くが、ツキノが話を続けさせる。

 

「えーと…その心は?」

 

「アイルーや人々の力になりたい。私達が探す真実にも近づくと思う」

 

「オルゴ達の力にもなりたいし、そうすればあなた達の目的に近づけるってことね?」

 

「そう。ハンターはモンスターを追う方法を熟知しているし、ライダーは行動範囲が広い。双方の利点を生かせば、モンスターを探し出せるはずよ。

何より…お兄様はハンターと協力することが出来ていた」

 

「なるほど、一理あるわね。先例があるのも無視できない」

 

納得するツキノだが、カイルはライダーを信じることが出来ないのか難色を示して声を荒げる。

 

「…ライダーと手を組むのか?お前も見ただろ、こいつらのレウスの力を。凶光化と無縁とは言えない強い力を!」

 

「確かにそうね。でも、それが破滅の力がどうかは今となってはわからない」

 

「!」

 

「破滅の力…?そりゃなんなんだ、ツキノ?」

 

「妙な光を浴びたモンスターが狂って暴れてしまう現象よ。それこそ、村を潰すくらいにね」

 

「なるほどな。だがあの村はこいつらが来る前に崩壊した。少なくとも破滅の力ではないと思うけどな」

 

「……」

 

「まぁとにかく、俺としてはみんなに手伝ってもらったらありがたいぞ!ニャッハッハ!」

 

「わかったよ!アニキの頼みだもんな」

 

「カイル。力を貸してくれる?」

 

「…ツキノの頼みを断りたくない」

 

「カイル!恩に着ます!!」

 

だが、とカイルはダイゴの方に向いて厳しい表情で牽制するように続ける

 

「これだけは言っておく。まだお前の事を信用したわけではない。レウスがまた妙な力を出したら…その時はわかっているな?」

 

「…わかった」

 

少なくとも戦闘の間だけでも協力出来そうなのは進歩である。花園に出現するモンスターの調査を行い、周辺の異変を鎮めるべく対立していた者達が歩調を合わせることになった。




劇場版王様戦隊キングオージャー&仮面ライダーギーツ観ました。ラクレスの変貌には今回のエピソードがヒントとなるんじゃないですかね?

ストーリーズ関連のプレイ経験は

  • MHST
  • MHST2
  • オトモンドロップ
  • ライダーズ
  • 2作品以上
  • ないです
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