Monster Hunter Reincarnation 作:scp-114514
これらをいつ頃から本編にどう落とし込むのやら
ハコロ島の禁足地は護りレウスの森の奥深くにある。ダイゴはかつて新米だったころにエナとここで出会い、レウスのタマゴとレドの絆石を託された。その時は棲息しているモンスターはドスランポスやクルルヤック、プケプケなど危険度の低い中型モンスターばかりだったが、今はティガレックス亜種やモノブロス亜種、ベリオロス亜種、ジンオウガ亜種、セルレギオスと格段に危険なモンスター達が跋扈している危険な状態になっていた。
「とんでもなく険しい道中だぜ…。手こずっている場合じゃないのによ…!」
「人数を分けるしかないかしら…?いや、やったとしてもこうまで数が多いのに戦力を分散した状態で消耗するのは厳しいわね。早速厳しい局面だわ…!」
「ならば、我々が道を切り拓きましょう」
そう言って飛行船に乗っていたギルドナイト達が一行の前に出て、道を徘徊する大型モンスター達の対処をしていく。
「じゃあ俺もアンタ達に加勢する。お前らは先に行け!」
ミハエルもハンター達に助太刀し、ダスクの豪炎で焼き払ってモンスター達を相手取る事にした。
「本当にアンタには世話になりっぱなしですね、ミハエルさん。ジャルマ高原での凶光化バゼルギウスといい、ベルガ火山でのゼラードの配下たちとの戦闘といい…」
「気にするな。アルトゥーラに立ち向かえるのはレウスだけで、そいつを仲間として共に長くいたのはお前らなんだろう?最後の頼りであるお前らに託すのだ」
「…ッ、わかりました。全力を尽くします…!」
***
一行が禁足地の奥を進んでいる中、エナとバンホーは覚えのある気配を感じ取り、早足でかけていく。2人の後を追った先にいたのは、遺跡の跡地で眠る一頭のリオレウスだった。遠方から来た個体が休んでいるのかと思ったが、赤い甲殻も色褪せている。飛ぶことも難しい老齢の個体なのだろうか。
「お前…その額の×の傷!やっぱり護りレウスじゃねーか!」
「無事でよかった!」
「護りレウス⁉それってレドさんのオトモンじゃないの!」
「ああ、そうだ。お前らの知ってる通りこいつはレドの相棒でな、ハコロ島では守り神とされている。
タマゴの時にお前が守っていた子供は立派に成長したぞ。ダイゴ、レウスを見せてやってくれ」
「うん。…レウス、こっちに来て」
ダイゴのレウスと護りレウスは、同じオトモンでも体躯は倍くらい違う。やはり何十年も生きてきた事で成長したのだろうか。しかし力強く雄たけびするレウスにその成長ぶりを肌で感じ取った護りレウスは感慨深げに瞳を細めるが、突如その瞳に紫光が灯り、狂ったように吠え始める。
「……!これはまずい、ダイゴ!」
「ああ、わかってる!」
ダイゴが青く光り輝く絆石を掲げ、護りレウスに近づく。彼が力を入れるほど輝きは増して、近くにいたエナとバンホーも目を覆うほどになってようやく護りレウスが糸が切れたように大人しくなった。
「凶光化…しなかった?護りレウスはダイゴのオトモンじゃないのに…」
「いや…ダイゴの絆石はレドさんから受け継いだのよ。たとえ主がいなくても、結んだ絆はなくならない。あの絆石にはお互いの絆がまだ残っていたから正気を保てたんじゃないかしら」
そうして護りレウスの鎮静に成功し安堵している一行だが、背後からレウスの吠える声が聞こえる。それも何やら突然の出来事に驚いたような声色だ。
「ん?…なっ!?」
背後を向けば、ゼラードがレウスの首に鉄の首輪をかけて拘束した状態で無理やりライド、飛行させている。それだけでなく、彼の手に握られた片手剣『討滅の尖兵』がレウスの首に当てられており、下手にこちらが動けばレウスの命はない状況に陥っていた。
「お…お前!まだオレ達の事をつけ狙っていたのか!レウスを放せ!」
「大いなる者を目覚めさせるにはレウスが必要だ。レウスが糧となれば、アルトゥーラは完全に覚醒する!」
「貴方…本気でこの世界が滅んでもいいと思ってるの⁉」
「我々人間を中心とした時代が終わるだけだ…。人間は儚く非力で、何も成し得ることはできない。レドが亡くなった時にそれが分かった」
「ッ…!!」
「この世界は終わりを迎える運命にある!私達は新たな世界を受け入れるべきなのだ!」
「……確かにあなたの言う通り、人間は私達より短命で、儚い存在に違いないわ。
けれど、人間には絆の力がある。仲間やモンスター、ここにいない人達の気持ちを繋ぎながら人間は成長していく。それをこの子達が証明してくれた。私は人間の力を信じるわ!」
レドを喪い、人間の非力さに絶望したゼラードと、それでも人間の力に希望を見出したエナ。相容れない者同士の会話の中で、奥地にそびえる光の柱が轟音とともにより輝きを強めた。その光景を険しい表情で見つめるダイゴにゼラードは嘯く。
「…ほう。キミにも聞こえるようだな。レドと同じならわかるだろう…新たな世界が始まると言っているんだよ。
そのために、アルトゥーラはレウスを欲しがっているんだ!」
ゼラードが首輪の鎖を引いた時、彼の絆石が妖しく光ると同時にレウスが咆哮と共に黒いオーラを放った。
「グオアアアアアアアアアアアアアアアッ!」
オーラが止んだ先に見えたのは、赤い甲殻と鱗を漆黒に染めたレウスと、彼に乗るゼラード。ダイゴの制御下を離れた事で無理やり暴走状態にさせられたのだ。
「……嘘だろッッ」
だが途方に暮れる暇などない。レウスに乗ったゼラードはアルトゥーラの眠る場所に至るため、光の柱の中に飛んでいく。
「くそ、どうすればいいんだ…。あの柱の中に入るのは人が走っても無理なのは明らかなのに…」
「俺のリルスでも一度に全員を運ぶなんて無理だぞ…回数分けて運ぶにもあんなん出入りを何度も出来るもんじゃねーし…」
「ここまで来て諦めるしかないの⁉色んな方たちに託されたというのにッ…えっ?」
どうしようもない状況に悩む一行だが、護りレウスが静かに目の前に立つ。
「………」
「護りレウス…まさかお前、
その時、不思議な事が起こった。護りレウスの後方で白くまばゆい光が照らされる。その場がすべてを白く塗りつぶされるが、ダイゴの頭の中では不思議にも声が聞こえた。
『心配することは何もない。レウスが導いてくれる』
「…えっ?」
光のまぶしさが収まると、そこにはマハナ村のライダーの装備を着る老人の姿がいた。ダイゴは面識はないが一目で誰かとわかる。護りレウスのライダーであり自分の祖父、レドだ。
「爺ちゃん…」
手を差し伸べるレドへダイゴが手を伸ばし、お互いの手が重なる時。
「あっ…」
白き光は消え、まるで幻を見ていたかのようにハッとするダイゴ。彼は護りレウスの額に手を当てており、護りレウスの方も静かに頭を下げていた。
「僕を…認めてくれるんだね」
「……」
沈黙で肯定の意を示す護りレウスの背にダイゴは乗り、背中が空いている事を残りのメンバーにも示す。
「俺達も、乗せて行ってくれるのか…?」
「ああ。何だかんだ言ってアルトゥーラを倒すためにここまで来たんだ。君らも仲間なんだよ、カイル」
「まぁ、定員オーバーだろうし残りは俺とバンホーが何とかするさ。
…ブルーは飛べないから地中移動でついていく、先方は頼んだぞ」
「うん、任せて!連れて行って、護りレウス!」
「オオオウッ!」
ダイゴとナビルー、カイル、ツキノ、ミーナを乗せた力強く吠えて飛ぶ護りレウスに、バンホーとエナ、クサンテを乗せたリルスが続く。その後ろからも、オーウェンとディノを乗せたブルーが穴を掘って地中を進む。目指すはアルトゥーラの眠る大穴。レウスを取り戻しに、そして凶光化事件を食い止めるために一行は瘴気渦巻く光の柱に突入した。
仮に修論出せなくて学部卒扱いになった場合でも内定先に入社出来るってのは本当助かった…
ストーリーズ関連のプレイ経験は
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MHST
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オトモンドロップ
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ライダーズ
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2作品以上
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ないです