Monster Hunter Reincarnation 作:scp-114514
セント「違うだろ!いい加減にしろ!」
バンホ―「城塞高地の探索とウルクススの狩猟。いやーほんと翔蟲なしでの探索はキツイぜ…」
オーウェン「そのころ俺は支部長と釣りしながら雑談してたよ。ミーナ?船旅で疲れてたから拠点で寝てたな」
バンホ―「さて、どうアオアシラに挑む?」
セント「そういうわけでミーナちゃんの初陣スタートだ!」
ウルクススの狩猟を終えたのち、教官の到着とミーナの準備を確認して、全員は見学のために再び狩場に戻る。
「龍歴院の狩技や秘伝書とも異なる、カムラの里に伝わる独自技術、鉄蟲糸技。それを学んだ成果を見せてもらおうか」
「はい、頑張ります兄上!」
原作知識もあるが一応のためにオーウェンがディノに聞く。
「…なんだそれ?」
「カムラの里の者が発見した翔蟲という虫を使う技術だ。ブナハブラよりも小さな体躯に反して、鉄蟲糸と呼ばれる極めて強靭かつ粘着質の糸を出すことが可能でな。普段は巣作りの材料にこの糸を絡め、飛行して持ち帰るそうだ」
「その機能性に目をつけて、実生活へ応用したと言う事か」
「ああ。雌の翔蟲を訓練して移動手段として用いられるんだ。これはハンターが狩猟に使うのは勿論、非戦闘員の里人でも移動に使う程身近なものとなっているんだ」
「例えば狩りにおいてどんな事が出来る?」
「糸の伸縮性を利用して大ジャンプのように移動する事で相手との距離を操作したり、糸を反撃に利用したり、身体に巻きつけて一時的な筋力強化を図ったり…あとは乗り状態になった相手に乗って、糸で操り壁やモンスターにぶつける『操竜』…と言ったら芸当もできるそうだ。狩技と似通っている技もあるが、狩技は気力がネックなのに対してこちらは翔蟲の管理がネックだな。逆にいえば翔蟲の管理ができていればハンター出なくても使えると言える」
「背中に乗って乗りによるダウンを狙うというのは聞いた事あるけど、糸でモンスターを操るとは中々の発想だな。
…ん?今さっき、『ハンターでなくとも』って言ったよな?なんでこんなのを考案することに?」
「その話は50年前に遡る。モンスターの群れが規模の差はあれど、各地域になだれ込んだ災害…『百竜夜行』の対抗策として講じられた。当時の里にも甚大な打撃を与えていてな。
その結果、ハンターではない住民でも、有事の際には里を守れるように、手練れのハンターでなくても立ち回れるための技術として開発したらしい。使えるものは全て使って生きるみたいにな」
「モンスターに対するアプローチの一つ、か。圧倒的な強さのモンスターの攻撃を耐えれる耐久や、死線を潜り抜けた猛者の秘伝技術などがあるメゼポルタは手練れ前提の話でいくから、ある意味反対の位置にいるとも見て取れるな」
「さらにモンスターという脅威へのアプローチについて考えていけば、我々の大陸では真っ向から挑むハンターの技術を。アンタたちの方では大自然に生きる者同士として身を寄せ合って生きるライダーの技術を発展させているよな」
「なあ、そういえばお前は鉄蟲糸技に詳しいけど里に行った事はあったのか?」
「残念ながら俺はミーナと違って一度もない。
ただ…クラウディス家は武家でもあるのは知ってるよな?より上を目指すためにも、それが自分達が使えないにしても狩りについての情報も色々と集めているのさ」
「へぇ…。あとついでだけど、エルガドに行くときに国に帰った後にお前実家にも立ち寄ったよね?なんかお前のご両親は俺達について言ってた事ない?」
「フェルジア大陸(モンスターハンターライダーズの舞台)では各都市においてライダーの文化がかなり浸透しているから、もはや各地のギルド同様見過ごせないってさ。技術の発達が進めば情報としての文化も必然的にこっちに流れてくるしな。コレはユベルブ家もやってるが…それを受け入れられるようにギルドとは別に独自で国内でも働きかけるそうだってよ」
「具体的には?」
「ライダーに必要な絆石の原石はこちらでは出土しないから、独自の技術となるんだろ?そしてオトモンを考えれば基本的に都市部での生活は控えめなんだろ?あとついでに言うと、かつて発生した『黒の凶気』は、人間とモンスターのバランスが崩れたから発生したらしいんだろ?
だからとりあえずは別大陸ライダーの血筋を持たないこちらの大陸出身のライダーを作らないよう、絆石の流通を無くすために少なくともミナガルデへ流れる交易品の規制は強化するってさ」
「ちょっとお!長話もいいけど私の狩りも始まってるんですよー?」
「わ、わかったから置いていくな!」
猟具生物の泥玉コロガシ、ボムガスガエル、シビレガスガエルをエリア1と周辺水路から取ると、オトモガルクに乗っていくミーナ。ブルーでも出せないスピードで走り去っていってしまった。
***
翔蟲もないハンターではミーナを捉えることは難しく、結果として一行のうち見学者は機動力のあるオトモンへの同乗者に限られた。今回はリルスにバンホーとセント、ブルーにオーウェンとディノが乗る事となった。
バンホーがリルスに乗って上空から双眼鏡で見ると、エリア2にアオアシラがいる。ミーナはその近くの崖にいるが…
「あっ、あいつ今エリア12の方へ行ったな。なんでだ?」
「下準備のヒトダマドリ集めだろ。上手く狩りを成功するには必要だからな」
「確かに。ゲームじゃタイムアタックがあったけど実際には狩場からの生存が第一だしな。急ぎすぎて足元をすくわれちゃどうしようもねーよ」
「カムラの加工技術は翔蟲使用前提だから耐久性が劣ってるんだよ。だからヒトダマドリを集めないと大変なんだよね」
「…セントさん、俺初めて聞いたぞそれ⁉」
「いや考えてみろよ。普通、鉄蟲糸で疾翔けするんなら軽くないとダメでしょ?スキルはまだしも物理耐久はどうしても犠牲になんのよ」
「あっ、そっかぁ…(池沼)」
「メゼポルタでは跳んだりする前提で作ってない反面、防御はもちろんのこと属性やられも簡単にはくらわないぜ。ちなみに俺も鉄蟲糸技の使用も予想して防具を作ろうと考えたがダメだったわ。
鉄蟲糸技は使えなくはないが、ウチの武具じゃあれ一回使うのに3匹以上は要るほど重いよ。ついでに言うと、ゲームでは氷属性やられが翔蟲の回復を遅延させていたことに関係するけどさ、ホットドリンクが要らない程度の気温である寒冷群島ならまだいけるが、メゼポルタの狩場である極海や雪山じゃ完全に翔蟲は活動できないから技を使えないんだわ」
「そんな事情があったんすね。
…あっ、ミーナがネムリガスガエル取ったな。睡眠爆殺も視野に入れてんのか?」
***
一方こちらはブルーに乗ったオーウェンとディノ。ミーナの方をより近くから見ている。
「エリア12を越えてエリア5か…。コレでヒトダマドリも大分集まったな」
「いや…猟具生物カゴにあと一枠残ってるので6まで行って、雷毛コロガシも取ります」
「雷属性やられ中に頭を攻撃すればスタンだったか。手数武器なら取っておきたいところだな」
「…よし、あとは道なりに2へいこう…と思ったらエリア13の方へ移動したじゃない⁉︎すっごい疲れちゃう…。仕方ない、ベースキャンプに戻ってそこから行こう」
***
エリア13は流れた樹液が沼となって溜まっている。この樹液を求めているのか、その樹液を求めるミツバチが作った巣なのか、あるいはその両方か。アオアシラはそこでミツまみれになった両腕を美味しそうに舐めていた。
「はああっ!」
そこに音を立てないよう接近したミーナが鬼人化をして斬りかかる。狙うは肉質の最も軟らかい尻だ。小柄なミーナならば攻撃を安心して当てやすいのもあるが。
食事を邪魔されたアオアシラ。鬼人強化状態へ移行する直前で横に引っ掻きを繰り出す。
「きゃっ!」
翔蟲のおかげで受け身は取れて戦線復帰できたが、それでも痛いので回復薬を飲む。
アオアシラは初心者向けとはいえ、そこは単体で脅威となる大型モンスター。身の程を知らぬ訓練生が何人もこういったモンスターで殉職したのを見たディノは、アドバイスをかけた。
「欲を見せるな。スタミナ消費が激しくリーチも短いしガードも出来ないのは知ってるだろ?制限時間ギリギリでもいい。生存第一で立ち回れ!」
「は、はい!」
路線変更。尻に張り付くのは変わらないが、鬼人化はここぞと言う時でしかしないことにした。
アオアシラはよく見ると、攻撃の前の動作がある。
腕を上に振り回す時は連続引っ掻き、両腕をほぼ水平に上げる時はクロスの引っ掻き。ようやく立ち回りが見えてきた。
「…って、斬れ味が落ちちゃった!研がないと…えーと、こういう時は、ガルクに搭乗して、と…あっ!」
少し屈んだアオアシラが、ミーナに向かって突進を狙う。砥石で研ぎながらガルクを右へ左へ蛇行させることで避ける。さらに、アオアシラは体を振るってジャンプをした。これは事前にフィオレーネからも言われたが、拘束攻撃の準備をしていたのだ。
「やっぱり、大型モンスターなら何かしらの遠距離への対応はあるよねぇ…」
今の武器は、属性もなければ斬れ味も良くない。だからこそ…
「猟具生物の出番かしら!」
手始めに使ったのはボムガスガエル。アオアシラのところまで戻って設置。少しして大型モンスターすら怯ませる爆発が起こってアオアシラは倒れ込む。
それだけではない。泥玉コロガシを投げつけて肉質を軟化し、硬い甲殻に覆われた腕を狙って、鬼人化をして猛攻撃を仕掛ける。
「オオオーゥッ!」
鬼人強化状態に移行する時にはアオアシラは怒っていた。ここからが本領発揮だ。
一応、様子見のために翔蟲で距離を取ったミーナへアオアシラが突進する。それで終わりかと思えば、突進で背後まで回り込んだアオアシラがタックルを繰り出してきた。もう一匹の翔蟲による疾翔けでなんとか避けたが、いつまでも避けてばかりではダメだ。
「ヌルヌルしてて気持ち悪いけど、やるしかないよね!」
樹液の沼へ誘導するように攻撃を断続的に行い、沼へ追いやるとアオアシラへクイツキガマが襲いかかった。
「よし、狙い通り!」
クイツキガマの食いついた尻へ鬼人連斬を当てていくと、その蛙が持つ酸性の胃液が飛び出てアオアシラが怯み、沼に足を取られる。
「これでもどうぞ!」
そこへすかさず雷毛コロガシを投擲。雷属性やられになったところにこれまた鬼人連斬を頭にかましてスタンを発生。身動きが取れないうちに腕に集中砲火を浴びせる。
ようやく部位破壊なるか、と思ったが…
「あっ、めまいが治った!…仕方ない、じゃあ次はこれでも!」
事前準備の採取で手に入れた光蟲から調合した閃光玉を投擲してさらに拘束。そのうちにネムリガスガエルを設置した。
噴霧した催眠ガスで眠ったのを確認すると、どこからともなく大タル爆弾を腕あたりに設置。最後にシビレガスガエルを腕と頭の中間あたりに設置して、蛙のガスで起爆をした。
バキッ。
ついに甲殻が割れ、部位破壊成功だ。ならば…
「このまま討伐まで持っていくわよ!てりゃあああぁーッ!!」
再び鬼人化をして、ガスが滞留してない尻へ斬撃を続ける。
どれだけ連続して斬りつけたのか、自分が鬼人強化状態へ移行したのかわからないほど無心で斬りつけていき、そして…
「オ、オォ…」
ついにアオアシラが事切れた。
「や、や…
やったあああああーーっ!!!」
ようやく自分1人で大型モンスターを討伐出来たことに歓喜するミーナと、それを労うフィオレーネたち。
「ついに大型モンスターが討伐できたな、ミーナ。コレでお前も晴れて一人前のハンターだ」
「はいっ、ありがとうございます。フィオレーネ教官!」
「お疲れさん。この調子で頑張ろうな。うまい具合に飛竜が狩れるといいな」
「余韻に浸るのもいいが、早く剥ぎ取っておけ。遺骸が分解されるのも時間の問題だし、早くみんな工房に行きたいからな」
「あっ、そうですね兄上!素材に傷がつかないように、丁寧に、っと…」
これマジ?剣士に対してガンナーが少なすぎるだろ
なので原作のガンナー募集キャラを所々で出そうかなと思います。その時は原案者の方々、よろしくお願いします。
実はウツシ教官、ライダーズの方にコラボ出演してたらしいっすよ
というわけで現在、彼はフェルジア大陸に出張してるので里には不在ですがそれでも里の防備は堅いです。
・ライダー組から見た操竜:inじゃねーの!?(肯定)
ストーリーズ関連のプレイ経験は
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MHST
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MHST2
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オトモンドロップ
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ライダーズ
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2作品以上
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ないです