Monster Hunter Reincarnation   作:scp-114514

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チクショー!!



終わり、始まり、続く物語(ストーリーズ)

アルトゥーラが消滅して…半年、いや1年だったっけ?もしかしたら2年かもしれない…。

うん、流れる時間の遅い竜人族だからそこら辺は曖昧だけど…暫く時が経ったアルカラ大陸にて今何が起こってるか。そこは俺———バンホーが説明していこうか。

 

凶光化の爪痕はとんでもなかった。ただモンスターが狂暴化して暴れまわったり、リオレウスが激減したりで済む問題じゃない。そこでは確認されなかったり、目撃が少ないモンスターが増えた…各地の生態系が変化したんだ。

 

例えばボルボロスが寒冷地であるロロスカ地方で発見されるように、本来その環境にいないモンスターがそこに棲み着くというのは想像しにくいだろう。確かに本来の住処を追われた場合、適応できずに命を落とす個体もいる。しかしこの世界のモンスターは相当な生命力を誇り、生き延びた一部が繁殖し、数を増やしているという結果になっている。

というか狂竜ウイルスの影響で本来狭い生息域に生息していたセルレギオスの個体群が極限個体によって各地に散らばったという例があるし。

…ゲームで起こっていた実例を交えて説明したけど、そういった生態系変化ってのの延長でより強いモンスター…いわゆる『上位個体』のモンスターも出てくる。

 

そうしたモンスター達に対して、ハンターは生態系の調査に駆り出されることが多くなった。ライダーも村近隣の環境の安定化に注力したりで同様にだ。

 

そーゆー強い奴らに挑む場合、上位装備が欠かせないがそれについては問題はない。

ギルドが矛玉、鎧玉っていう鉱石を見つけたんだが、これが下位クラスの防具をそのまま上位クラスに強化する事を可能にするのさ。だから最初から上位素材を集める事に腐心しなくとも楽して上位装備が揃えられる、というハナシ。

 

え?なんでハンターじゃないのにギルドだの上位装備について言及してんのかって?

俺達は今回の事件の解決にあたり率先して活動してたのを評価されたんだ、その結果、上位ハンター相当の実力として認められたのよ。

ま、あくまでも『実力相当』だから気軽に上位クエストを受けられないんだが。村近辺の上位モンスターの巣なら自由だが、そこらのモンスターとは一線を画すやつらに挑むなら書士隊で手続きを踏まないといけないのさ。

 

要するにより強力なモンスターと戦う事になりやすいから、上位装備をそろえるのが今のライダー達のやる事。でも、俺は俺で他にやる事がある。

 

「お兄様。今日も指導に付き合ってくれてありがとう」

 

「おう、お疲れエナ」

 

厩舎にて、エナが自分のオトモンの世話をしている。こいつがライダーを志すようになったから指導をつけてんの。なんでも、これからは自分も旅をする仲間の一員として頑張りたいからだってさ。

まぁ確かに上位モンスターが出現してもおかしかない状態なら護身の手段があるに越したことはないよな。もちろんもっと強いオトモンを入手できればいいけど。

 

「さて、明日もやる事あんぞ。早いとこオトモンの世話を終わらせないとな」

 

「ええ。久しぶりの大移動だもの」

 

「動くのは、こっちに他のメンバーが来てからだ。いつでも出れるよう、さっさと寝ろよ」

 

「もうできているわ。お兄様の方こそ準備がまだ完全ではなかったと思うけれど?」

 

「うっ…うるせえ!とにかく大移動に備えんぞ!」

 

暫くルトゥを空ける。村の守りが手薄になるけどゴメンな、アルマ。

 

 

 

***

 

 

 

数日かけて、俺とエナは他所から来た奴らと合流し、ポモレ花園…の近くにあるアイルー達の隠れ家に来ていた。

 

「助けに来てくれてありがとな。あちこちで絶賛村が立て直し中だってのによ」

 

「そう言うなって。被害が小さかったとこなら、他の所を早いとこ助けに行かないとな。それが知り合いの村だったら尚更だぜ」

 

すまなそうに感謝するオルゴだが、凶光化クルペッコ亜種の時に見たように、彼の住んでいた村は丸ごと崩落しちまった。これは各地で被害を見てきた者として結構心にくるもんだから、どうにか手伝えないかと思ってここに来たんだよ。

 

「私も過ごした思い出がある場所だし」

 

「そうそう!アニキが困ってるんなら、オレたちどこからでもすっ飛んでいくからな!」

 

他所からここに来た奴らって言ったけど、まぁいつものといった感じ。ツキノとナビルーに連れられたカイル、ダイゴ。

 

「それに、ライダーの力はただ戦うためにあるだけじゃない。力仕事は任せてくれ」

 

クアン村からはオーウェン。ロロスカ地方はルトゥ近辺より危険度の高いモンスターが多いから流石にアユリアとミハエルは村の守りが理由で呼べなかったな。アイルー達が困ってるって聞いたアユリアは行きたかったらしいけど。

 

あ、ちなみにダイゴは書士隊のリリアから依頼を出されて色んなとこに飛んでいく傍ら、色んなモンスターのタマゴをふ化させてオトモンを増やしている。ちなみにカイルとコンビを組む時が結構多い。

…戦力増強は、別側面から見れば今まで世話になったオトモン達の多くが厩舎でお休みコースになるだろうけど、正直今となってはより出力のあるモンスターを持っておくというのは賢明だし否定しない。ランマルとかアオナギとかは流石にきついだろう、厩舎でゆっくり休んでくれ。お疲れさまだ。

 

「クサンテ達がいないとちともの寂しいけどな…」

 

オーウェンから聞いたけど、クサンテの方は現大陸の方で色々と旅をしているらしい。ディノとミーナについては修行しているかもだと。

別れを言えずにオサラバしたのは心残りだけど、コイツがレウス生還の報告も兼ねて挨拶に行ってくれてよかったよ。

 

「あいつらもあいつらの人生を歩む日々に舞い戻っただけさ。いつか会えるだろう」

 

「そうか…そうだよな!」

 

…ん?見知らぬ顔。

 

「なぁオーウェン。すっげえ今更だけど、お前の後ろにいるそこの少年は誰よ?」

 

「ああ、コイツか。

俺と同じクアン村から来た、見習いのライダーだ。最もまだオトモンを持ってないがな。それでも、ライダーに出来る事やロロスカの外の世界を教えるために連れてきた。

時間があればここいらの巣穴に調査も兼ねて探索に連れて行かせる」

 

「黒いリオレイアの竜人ライダー…あ、あなたがあのバンホーさんですよね⁉僕、先輩から色々聞いてます!」

 

「へー…。アレな事とか吹き込んでないよな?」

 

「安心しろ、俺はそこまで腐ってはいないさ」

 

「ヨシ!それなら安心だぜ!」

 

「少しは信用したらどうなんだっての。

…ルトゥ村からは、エナか」

 

「ええ。この子は『チューバ』。よろしくね。皆」

 

「クエエッ!」

 

エナが最初にオトモンにしたのは、近場の巣穴で見つけたクルペッコ。エナが紐で作った首飾りがチャームポイントだ。

 

「えへへ、僕はダイゴ!よろしくね!」

 

アルトゥーラが去った今、世界は平穏とは言えないし、忙しい。けれどクアン村から来た見習いの少年だったり、エナだったり。新しい世代のライダーがこの世界に生まれていく。

そいつらがいる、ってのは俺達に生きる意味の一つ。だから前を向けて生きていけるんだ。

 

「…い」

 

あ?うるせーな…。

 

「おーい。何ボーっと突っ立ってんだ。アイルー達の手伝いをしに来たんじゃないのか?」

 

あ、気づいたらオーウェンが目の前で手を振りかざしてたわ。感慨にふけってる場合じゃねえじゃん、俺。

 

「悪い悪い。んじゃ、復興作業いきますかねえ。

ガレキ撤去か?重荷の運び出しか?それとも周囲の調査か?

気軽に頼み事言ってくれやオルゴ!」

 

レド、護りレウス。この光景が見えるか。お前らのおかげで、俺達はお前らが為し得なかった事を為せたんだわ。この先も切り拓いていく未来を見守ってくれや。




Next Episode…

災厄が去った世界で、モンスターはより力を増す。

「どうにか他方面からも強さを求められないもんかね…」

アルトゥーラの消滅は、予想外のところでも影響を及ぼしていた。

「こいつ、アルカラ大陸にも生息していたのかよ⁉」

変わりゆく世界に生まれ落ちた新たな命。

「このタマゴから、何のモンスターが生まれるんでしょう…?」

果たして、破滅を乗り越えた先で刻まれる物語(ストーリーズ)は如何なるものか。



***



次エピソード、頑張って執筆します。
今週はガッチャードの終了、ホロメンの卒業と色々ありましたね。ガヴが始まる前に終わらせて投稿するのがなんとなくタイミングがいいと思い、今週のうちに終わらせるつもりで書きました。

ストーリーズ関連のプレイ経験は

  • MHST
  • MHST2
  • オトモンドロップ
  • ライダーズ
  • 2作品以上
  • ないです
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