Monster Hunter Reincarnation   作:scp-114514

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お〇るのじょうじ


制御不能のホワイトデー

さーて、昇格試験突破したってのをヒラノさんにも言っとこっと。

 

「やぁ2人とも、どうかしたのかい?」

 

「いや、特に買い物とかってものじゃないんですけど…上位に昇格したんでその報告を」

 

「ほぅ、上位に。それはよかった」

 

「アキ君もいますかね?」

 

「2階にいるよ」

 

「おー、手間が省けたな。じゃあ失礼しますぜ」

 

「三人で祝杯あげるとするか…」

 

そういえば今日はホワイトデーだったな。後でなんかあげよっか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ、1つ言い忘れてたな…まぁいいや」

 

 

 

***

 

 

 

コンッ、コンッ。

 

「あれ?反応無しだな。いつもはノックしたらすぐに出てくるのに」

 

「昼寝でもしてるんだろ。寝過ぎるのも良くないし、起こしに行こうぜ」

 

「それもそうか。じゃ、開かせてもらうぞ」 

 

ガチャ。

 

「「ぅぷっ」」

 

扉を開けると、何とも言えない匂いが漂ってきた。

 

「ゲホ、ゴホゴホッ。一体何が………えっ」

 

鼻が慣れてきてようやく何があるのかがわかるのだが…その先の光景は…光景は…

 

「「な に こ れ」」

 

白い液体が辺り一面に散らばってました。こんなホワイトデーがあってたまるか!

 

ひっくり返ったカエルのような格好で、何かの液体まみれの状態でキスマークが至る所に刻み込まれて痙攣する見知った少年と、彼を囲む形でぐったりしている美少女たち。しかも全員何も着ていない。

 

1人は、桃色の髪と爬虫類然とした尻尾を持っていた。

 

またある1人は、黒く捻れた角と翼、そして鈍器のような尻尾が悪魔らしい印象を前面に出していた。

 

別の1人は、海のように青い髪の中から突き出たオレンジ色の角と、水棲生物らしくヒレの生えた尻尾があった。

 

そして最後の1人は、角、髪、尻尾、翼全てが氷のように冷たい印象を醸していた。

 

その容姿からして、ただの人間じゃない容姿の美少女達。初めて見るが、もう誰が誰なのかは一瞬で分かった。

 

「君ら…君ら…なにしてんのよ…」

 

アキ君のオトモン、いつの間にか全員美少女化してました(白目)。

 

 

 

***

 

 

 

あれから全員を起こして風呂に入らせているうちに、俺達は辺り一面が汚れた部屋を掃除。ラブホの清掃かな?いや全く笑えないんだが。

 

そもそも、何故こうなったのか。話を簡単にすると…

 

アキ君、シオンちゃんの力を強くするために修行を先輩ライダー転生者(スレ民)につけてもらってた

オトモンはライダーとの絆が強くなると更に強くなる

この時点で先輩の特典でオトモンを美少女化させて愛し合うと絆が強くなる事をスレでオトモン4体が聞いていた

アキ君にバレないように陰で美少女化してもらった後、元の姿に戻って帰宅

ドラゴン娘4人、寝てるショタご主人様に興奮

襲う

 

聞いてて頭が痛くなる。盛り合うと絆が深まって強くなる?なんだそのエロゲ的な設定は。

 

「なぁ耀真」

 

「何だよ急に」

 

「ロアってディアブロス亜種のオトモンだよな?」

 

「そうだったな」

 

「ディアブロス亜種って、繁殖期の雌個体で合ってるよな?」

 

「そうだ。だから滅茶苦茶気が立ってるんだよ」

 

「下手に刺激したら俺ら、殺される?」

 

「もうとやかく言うのやめよ」

 

そんな中、風呂場で汗だのなんだのを流してきれいになったアキ君達が部屋に入ってくる。

 

「…本当にすいません、部屋の掃除も任せてしまって…」

 

「全くだ。風呂場なり何なり、やるなら場所を選べよ場所を」

 

そういう問題じゃねーだろ、祭我!…いやもういいわ。

 

「それで、お二人とも何か御用でして?」

 

シオンちゃんが聞いてくる。この子氷の女王みたいな印象してる割には相当卑しいんだよなぁ…。

 

「あー、いや大したもんじゃねーけど。上位に昇格したっつー報告をね」

 

「上位、ですの?」

 

「そ。おかげで活動の幅は広がるぞ。狩れるモンスターも作れる武具も多くなるし…」

 

「へ、へぇ…。そうなんですか…凄いです」

 

「…ん?なんか浮かない顔だね?」

 

「俺らでよけりゃあ相談に乗るが…」

 

搾り取られたからだろとは突っ込まないで下さいね、皆さん。

 

「………ヨウマさんとサイガさんはどんどん腕を上げていってるのに、僕はまだ…」

 

「だったらお前もクエストを受けりゃいいんじゃねーのか?それこそ強力なオトモンがいんだからうまい事やってのけるだろ」

 

「いや、それが…ギルドの人に聞いたら、『クエストをクリアしてもライダーをハンターと同列にして評価するのは出来ない』って言われたんで、そのやり方が無理なんです」

 

「あ?じゃあ先輩ライダーのヤマトさんとキヨシさんはどうして上位とかに昇格してんのさ?」

 

「あの2人は、元々ライダーとして腕を上げてからハンターとしても活動してきたみたいです。だから僕も、僕自身を強くさせないと…」

 

「…キツイ事言うけれどさ、だったら今の君はライダーとしても決して大成してるとは言えないと思うよ。この子らの育成が完結していないんだから。

大体、そんなん言っちまえば君は普通のハンターとなんら変わんねーじゃん。ライダーってのは、オトモンありきの存在なんだから。

…だがそうなればギルドの言ってる通りで、堂々巡りになるし…」

 

「つーかそもそも、お前らは実力を上げるってのが目的じゃねーしなぁ…」

 

「「どうしたものかねぇ…」」

 

ライダーの実力を評価するシステムがないからな…。ホント、どうやって自分の強さを証明させるのやら。

 

「ご主人様はもう既に素敵な殿方ですわ。そんなに気落ちしなくても大丈夫ではなくて?」

 

俺達が悩んでる傍らで、シオンちゃんがそんなセリフを吐いて抱き着いてくる。他の子達はアキ君の歯ブラシを咥えたり、洗濯物の匂いを嗅いだり、なんかバナナを取り出してこれ見よがしにいやらしくねっとりと食べている。全員頭おかしい…。

 

「は、恥ずかしいよシオン…」

 

「だってぇ~、わたくし達は人肌が恋しいんですもの。あ、後で他の皆様にもお願いしますわね?」

 

この古龍…卑しい…!卑しすぎる…!

 

「まー下の方も立派だけどね☆」

 

やかましいわ。てか他人が見てるところで下を触るのをやめなさい、モエちゃん。

 

「ふーっ♡ふーっ“♡ぶち〇すぶち〇すぶち〇すぶち〇すぶち〇す…!」

 

「またこんなにおっきくして♡全部出してもらわなければなりませんね♡」

 

「んふふ、オスの素質ありまくりですわねご主人様♡オラ逃げんなっ♡パンツ脱がせろ!♡」

 

そう言ってみんな、捕食者のするような表情でアキ君にじりじり迫ってきた。まずいですよ!

 

「ぅあ、みんな、やめて…お姉ちゃん…」

 

「「「「おねえ…⁉♡♡♡♡」」」」

 

この子達怖い。

 

 

 

***

 

 

 

「腕を上げる、ねぇー…。ちょっと心当たりがあるからさ、また後日来てくれないかな?」

 

2階から逃げてきた俺と祭我は何にも答えが出なかったもんで、あれから1階にいるヒラノさんに話の内容を振ってみるとこういう反応が来た。昇格試験の疲れを取るためにもそれを了承して3日後に店を再訪してみたところ、見知らぬ装備を着たハンター達がいる。あ、勿論と言っていいべきかアキ君もだ。

因みにアキ君に後で聞いたところ、あれから丸一日続いてようやく落ち着いたとのこと。前日やりたい放題やったからなのか、今はオトモン達はモンスターの姿で呑気に厩舎でゴロゴロしているらしい。御愁傷様です…。

 

「お邪魔しまーす…。あっ、先客さんですかね?」

 

「いや、待っていたよ。ファビウスさん、彼らです」

 

「うむ、君達がライダーの少年と親交のある青年か」

 

ファビウスと呼ばれた40代くらいの年齢で、白い長髪が特徴的な人がやってくる。『バベル』と呼ばれるランスとインゴットシリーズに似た装備を担いでおり、かなりのベテランであることが伺える。

 

「おう!俺は祭我、んでこっちが耀真!これでアンタとも縁が出来たな!」

 

「ハハ、話に聞く通りの快男児だな。サイガ君、ヨウマ君。よろしく頼む」

 

「こちらこそよろしくお願いします。それで…ファビウスさん、でよかったかな。何かあったのでしょうか?」

 

ファビウスさんをはじめとする初対面のハンター達に握手を交わしていく。この面々、プレイ作品の中で見た気がしないでもないな…まぁいいや。

 

「チャナガブルというモンスターは聞いた事はあるかね?」

 

「あ…いえ、全く」

 

「ふむ。主に淡水の大河に棲息するんだが、メゼポルタではそういう狩場がないから知らないのも当然だろう。『灯魚竜』と呼ばれる海竜で、水底に潜んで獲物を捕食する生態を持つ。扁平な体つきと提灯のような器官が頭についていてな、アンコウに似た姿のモンスターと考えていい」

 

「へぇ…。じゃあヒラノさん、そのモンスターの素材について商談でもあったんですか?」

 

ヒラノさんの店に集まる時点で、この人達の間で何かの話があるはずだしな。

 

「うーん、まぁ大体そんな感じかな。この人達は『我らの団』っていう猟団に属していてね。私のお得意先の一つでもあるんだ。そこのメンバーの一人が近いうちに迎える誕生日に向けて、専属の料理人さんが腕を振るった料理を作りたいそうなんだ。チャナガブルは麻痺毒を持つトゲがあるんだけどね、それ以外のほぼ全ての部位が良質な食材なんだよ」

 

「おお!じゃあそいつをアキと一緒に狩って、パパッと食材納品すりゃあいいってか!」

 

「んなワケねーって。ファビウスさんの話から察するに、水中でよく活動するモンスターなんだろ。だったらそれに慣れてない俺達は不適だっての。

…それで、チャナガブルの依頼を出すにも、何か問題が出たんですよね?」

 

「そうなんだよ。ヨウマ君の言う通り、私も水中戦に長けたハンターさん向けにロックラック宛てに依頼を出そうとしたんだけどね。ちょっとアレな事が起きたんだ」

 

ここからはよろしくお願いしますね、とヒラノさんから切り替わる形でファビウスさんが話を進める。

 

「チャナガブルの棲息が確認されている狩場は『水没林』…それも、水が豊富な時期のみ目撃情報がある。ちょうどこの時期は降水量が多く、姿を見せるはずなのだが…ギルドによれば最近の目撃情報は皆無だったのだ」

 

「本来いるはずのモンスターが姿を消したなんて、確かに妙な話っスね…」

 

「よって今回、狩場の調査を行う事になった、と。それがアキ君のステップアップと何の関係があるんですか?」

 

「うむ。ライダーというのは、一般的にはギルドに属さず自然に囲まれたコミュニティに居を構えている。それゆえ、『自然と共に生きる』という色がハンターよりも強い。ここまでは理解できるかね?」

 

「ええ。それくらいは…」

 

「我々ハンターの役割には、自然環境を知り、それが人間の生活にどう関係するかを評価するというのもある。

彼も狩場の調査に従事する経験を重ねる事で、自然の異変にも詳しくなるだろう。

生態系を知り、自然と共生して生きる力が十分にある。そうギルドが評価を下す事が、ライダーとして一つ上の高みになるのではないかと私は考えている」

 

「単純な腕っぷしではなく、自然と生きる事、ですか。ライダーってハンターとは『似てるけど違う』存在なんですね」

 

仮面ライダーは完全に別物だけどな!

 

「…話を戻そう。チャナガブルは、武具の素材としての価値が低いほど食材の適性が高い。すなわち下位個体を狩猟する。狩猟出来ればそれに越したことはないし、同伴者をつける以上彼が苦労する事は余程の限り無いだろうが…一番の目的は水没林の調査だ。広大なエリアだから、手分けして調査を行いたい。

私達は水中を担当するから、君達メゼポルタのハンターは陸上をお願いするよ」

 

「おう、任せてくださいな。アキの方も泳ぐのは出来るって聞いてるし、仲間にラギアクルスがいるから何とかなるでしょ。そんでも何かあったら、俺らも出来る事は手伝いますぜ」

 

「…あっ、でも武具のメンテナンスが…エスピナスの狩りが終わって間もないんで…」

 

「それならば心配は及ばない。水没林はカムラの里も管轄している。加工技術の高いかの里を中継地点として準備を整え、改めて出発するというのが私の計画だ」

 

「ん、それなら今すぐにでも行けるかな。ありがとうございます」

 

「顔馴染みの人達に、お前の吉報を送るいい機会でもあるしな!」

 




登場人物
ファビウス
CV:安元洋貴

『モンスターハンターワイルズ』に登場。ハンターズギルドの高職についている男性で、禁足地調査隊の編成主幹を務める。調査隊メンバーからは『ファビウス卿』と呼ばれている。
作中では初期調査の際に禁足地との境界で倒れていた少年、ナタを発見し、数年かけて調査隊を発足。各小隊の編成・任命を行った。

高名なハンターとしての経歴があり、ゴア・マガラと対峙した時はガーディアンズを引き連れ、4、クロスに登場するNPCハンターである『筆頭ランサー』とよく似た装備で前線へ出陣した。

上述の外見だけでなく、筆頭ランサーとは特徴の何もかもが被っており、同一人物の可能性が非常に高い。この事から、時系列的にワイルズは過去作と世界観が繋がっていると言われている。

ノベル版モンハンって知ってる?

  • そうだよ(肯定)
  • 知らねーよ、そんなの(辛辣)
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