Monster Hunter Reincarnation   作:scp-114514

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今回の装備
耀真
武器:フルットシリンジⅡ(ライトボウガン)
防具:ブナハSシリーズ



【ボウガンも】蒼き眠鳥【扱いたい】

「里の皆さん、戻りました~…あれ?」

 

「おお、ヨウマ君!タイミングが良かった!」

 

狩猟笛と並行してライトボウガンの扱いも勉強している耀真は、闘技場で練習した後にカムラの里に帰還してみると、ウツシがいの一番に耀真の元に駆け寄ってくる。一体何のことやら。

 

「えっ、何か俺宛にあるんですか?」

 

「大社跡にヒプノックの繁殖期個体が現れたんだ!」

 

「へぇ、ヒプノック繁殖期…繁殖期ぃ⁉」

 

その名は聞いた事がある。文字通り繁殖期になったヒプノックの事で、求愛のために体毛が鮮やかに変色した個体だと。同時に気性も荒くなっており、少なくとも上位以上の実力でないと狩れないとも。

が、驚くのはそこではない。ヒプノックの生息地はセクメーア砂漠を除いて温暖湿潤な地域が挙げられる。特にヒプノック繁殖期は子育てをそこでしかやらないのだろうか樹海にしか姿を現さない。故に、あまりにもかけ離れている大社跡に姿を現すには流石に無理があるのだ。

 

「繁殖期個体は失神するほど強いガスを噴霧するんけど、これは対策手段がほとんど無い。そのケアのために君の手を借りたいんだ。いいかな?」

 

 

「…わかりました、任せてください」

 

「助かるよ!俺も繁殖期の個体と戦うのは初めてなものでね!」

 

「じゃあ、一休みしたら準備に取り掛かりますね。ボウガンは…火より雷が効くから電撃弾が使えるのがいいかな」

 

 

 

Log in…

 

 

 

1: 元・プリキュア世界の怪人王

ヒプノック繫殖期が大社跡に出たんですけど

 

2: 黒いの

マ↑ジ↓⁉

 

3: 元・プリキュア世界の怪人王

詳しく聞いたところ、他のヒプノックは確認されなかったとのことです

 

4: 黒いの

じゃあ逃げてきたのかな

何処からかが分かればいいんだけど…

 

5: プロフェッサー・メフィラス

バデュバトム樹海が記録的な暴風に見舞われたという報告が来ている

場所が推測できてよかったな(白目)

 

6: 元・プリキュア世界の怪人王

エスピナスがあちこちで現れそうですね(白目)

 

7: 黒いの

これ以上古龍級が色んなとこで暴れるなんて笑えんぞ

 

8: プロフェッサー・メフィラス

樹海頂部は元から天候が荒れてるからそこまで影響はないようだが…

 

9:白いの

今後起きる百竜夜行にライズ未登場モンスターが紛れてもおかしくないよな

 

10: 元・プリキュア世界の怪人王

じゃあこの世界って原作知識使って未来予測とか出来なくない?

 

11: 黒いの

地球以上に過酷な自然環境の変化を予測できるわけないだろ

ゲームでの情報なんて世界全体で起きてる出来事の一端にすぎないし

 

12: 元・プリキュア世界の怪人王

俺のアークがまだ使えていれば…いや人工衛星なんてあるわけないか

 

13: プロフェッサー・メフィラス

我々ギルドも、今のうちに防衛隊編成を見据えてハンターを募ってみようかね

 

14: マッドな教官(仮)ライダー

どうしようもないことばっかり起きる…

そっちの世界ヤバすぎない?

 

15: 元・プリキュア世界の怪人王

お前が言うのか(困惑)

 

16:白いの

創作作品の世界はモブ厳なのが多いからね、しょうがないね

 

17: 元・プリキュア世界の怪人王

で、祭我の方はどうしてんのよ

 

18: 祭屋縁太郎

俺か?ファビウスさんたちのとこで色々学ばせてもらってるぜ

 

19: 黒いの

ほう、あの人の所でか

いい経験になるだろう

 

20: 元・プリキュア世界の怪人王

知ってるんすか?

 

21: 黒いの

最上級クラスの実力者として世界的に有名だからな

 

22: マッドな教官(仮)ライダー

なんだかんだで人には恵まれてそうじゃないかお前ら

 

23: 元・プリキュア世界の怪人王

そうだな、そういうことにしておく

 

 

 

Log out…

 

 

 

スレでガタガタ言ってても何も始まらない、狩猟の方に専念せねば。

 

「フクズクによると、ヒプノックはどこにいます?」

 

「今はエリア10にいるみたいだよ。ネムリ草を食べているんだろう」

 

「サブキャンプまでファストトラベルすれば一息で行けますが…」

 

「ヒトダマドリとロクロッヘビを集めていこうか。あと、これも」

 

そう言って教官が俺に渡してきたのは支給品ボックスにあった支給用音爆弾。イャンクックみたいに音に弱いのか?

 

「繁殖期のヒプノックはフェロモンガスを噴き出すんだけど、吸うと失神してしまう。メゼポルタではこれを『膝崩れやられ』とも言うね。味方がそうなった時はこれを投げて解除するんだ」

 

マジかよ。スキルで対策出来ない行動不能状態とか勘弁してほしいんだが。

 

「最悪2人とも膝崩れ起こさないよう立ち回らないといけないっすね…」

 

 

 

***

 

 

 

今回はエリア1の渓流方面にある高台をよじ登り、渓流を沿うように苔むした岩場を北上している。道中にロクロッヘビが生息しており、この道筋で北上すると手っ取り早く回収できるからだ。

 

スラスラ喋ってるけど、これは並のハンターでもきついだろう。重たい武具を纏ってる状態で岩山を駆け上がったりするなんて常人がやって良い事じゃない、カムラの里守とハンターがヤバイと言われるわけだ。

 

そんなこんなでロクロッヘビ以外にも環境生物とヒトダマドリを集めつつヒプノック繁殖期に追いついた。場所は山岳地帯のエリア11、ホオズキの果実をつついて食べている。

 

「ターゲットはすぐそこだよ。準備はいいかい?」

 

「ロクロッヘビの薬液は吹き付けてますよ。あと鬼人弾も今のうちに撃っときますね」

 

「よぉし、なら先手必勝だ!いっくぞぅ!」

 

「キョアォゥ⁉」

 

教官が背後に回り、鬼人化をしてヒプノック繫殖期に斬りかかり、大きく怯んだ。それぞれ『疾風』『迅雷』という銘を持つあの双剣は強度を度外視して軽さに特化した特注品、流石は折り紙付きの性能である。

 

そして今回俺が持ってきたのは『フルットシリンジⅡ』。注射器のようなデザインのフルフルのライトボウガンだ。電撃弾速射に対応しており、徹甲榴弾と麻痺弾と睡眠弾も使えるのでサポート適性もある。これらの弾丸は反動が大きいが、サイレンサーとブナハSシリーズの反動軽減スキルである程度埋め合わせる。

因みにフルフルが昔から狩られてるメゼポルタではこれは作られていない。なんでだ?

 

「さて、10を20にするんじゃなく、50を100にするには…」

 

とりあえず教官が攻撃できるチャンスを作るべく麻痺弾を撃っていく。防具のスキルのおかげで反動を軽減され、麻痺属性も強化されているのはかなり美味しい。

 

「ヒュ、ヒュエェ…キョアアア!!」

 

早速ヒプノック繫殖期が麻痺した…が、あっさりと硬直状態が解けて怒り出した。麻痺毒があまり効かないのか…。

 

「ピュイイイッ!」

 

ヒプノック繁殖期がその場でステップを踏み翼を大きく広げると、体からピンク色のガスが周囲に拡散した。フェロモンガスだ。

 

「うおっ、こんなに広範囲に及ぶとはね!」

 

「通常種と同列にされないわけですね…」

 

貼りついて攻撃していた教官も舌を巻く。双剣というリーチの短くガード不可の武器では、広範囲に状態異常をばら撒く攻撃の持ち主が相手だと分が悪いのかもしれない。

最も、あの人みたいな達人の場合はその限りではないと思うが。

 

「薬液は効いているみたいですね」

 

「そうだね。でも数には限りがある、油断は禁物だ!」

 

「ですよね、なんか変な攻撃とかしてきますし…!」

 

フェロモンガスを散布したヒプノック繫殖期はフィギュアスケーターがアクセルジャンプをするように何度も回転しながら飛び跳ねて教官を蹴り飛ばそうとする。あんな攻撃通常種じゃやってこなかったぞ。厄介だな。

 

「そっちがそう来るなら!見せてやろうじゃないか、双剣の極致を!」

 

教官も教官でスゴイ。跳躍してヒプノックの攻撃を避け、更に体を車輪のように回転させつつ連続で斬りつけた。あの人本当に生身の人間なのか…?

 

「っと、俺もサポートをしないと。これはどうだ…?」

 

俺は教官が殴れるチャンスを増やすために徹甲榴弾を頭部に撃ち込もうとするが、トリッキーな動きのせいで中々頭部に命中しない。ヒプノック自体は何度も狩った事はあるが、ガンナーだと今回が初めてだし、それに繁殖期となれば話は別か。

 

「状態異常もスタンも狙いにくいとなると…どうしたもんかね」

 

罠にかける、猟具生物を使う、と言った手はあるが、継続的に使える手段ではないし…。

 

「ヨウマ君、危ない!」

 

「え…うあっ⁉」

 

ヒプノックが跳躍で俺の方に距離を詰め、リオレイアのようにサマーソルトを繰り出して吹き飛ばしてきた。着地時にフェロモンガスも拡散している。

 

「やべ、注意が逸れてた…」

 

急いで翔蟲で受け身を取り、応急薬で回復を…。

 

ん?

 

翔蟲??

 

そうだ。これを活用すれば器用に立ち回って援護出来るはずだ。

 

「教官!俺も加勢します!」

 

「何か考えがあるみたいだね、わかったよ!」

 

俺は装填数の多い通常弾に切り替え、ヒプノックを狙撃していく。この際部位は関係ない、ヤツに着弾すればそれでいい。

 

「クエェッ!」

 

ヒプノックの注意が俺に向き、掬い上げるように嘴で啄んできた。睡眠ガスが嘴から漏れており、当たると眠らされるだろう。

 

「だから、これでっ!」

 

俺は後方に翔蟲を飛ばし、鉄蟲糸を手繰り寄せる。更に同時に射撃の反動も利用する事で後方へ疾駆けするように勢いよく離脱した。『反撃竜弾』という鉄蟲糸技だ。

 

「せぇやぁっ!」

 

俺がヒプノックから緊急離脱した後に教官が鬼人連斬で脚を斬りつける。

 

「ライトボウガン持ち前の機動力と鉄蟲糸技で逃げながら攻撃か。やるじゃないか!」

 

「これが今できる戦略ってもんですよ!」

 

ライトボウガンの鉄蟲糸技は、ハンマーや太刀等の近接武器と違って基本的に移動系のものが多い。瞬時に上へ跳躍する『扇回跳躍』、一気に前方に距離を詰める『鉄蟲糸滑走』。これらを駆使して相手の攻撃をやり過ごしつつ隙を突いていくか。

 

「ピュイッ!」

 

ヒプノック繁殖期が勢いよく羽ばたいて空高く飛行、エリア移動する。向かった先は…エリア13か。

 

「狭い所に行ってしまいましたね、アイツ」

 

「まぁそれはあっちも同様だからね、開けたエリアで暴れ回りづらいかもしれないよ」

 

 

 

***

 

 

 

渓流の水源付近であるエリア13にて、ヒプノック繫殖期は最奥の滝壺に頭を突っ込んでいる。恐らく魚を食べているのだろう。

 

さてと攻撃を再開…おっと、ここにもロクロッヘビが。拾っておかないと。

 

「鬼人弾撃ち直しときますね!」

 

「ありがとう!それじゃあ狩猟再開だ!」

 

俺と教官は2手に分かれてヒプノックを攻撃。俺の射撃で注意を惹き、襲われそうになったら反撃竜弾か扇回跳躍で離脱、その隙に死角から教官が攻める。当初の想定からはかけ離れたスタイルで戦っているが、案外うまくいっているようだ。

 

「ヒュイイッ!」

 

が、相手もこっちの動きに気付いたらしく、離脱も無理なほどに睡眠ガスを広い範囲に吐き出してくる。

 

「ロクロッヘビの効果があるk…ぅぁ」

 

しまった、薬液の効果が切れていた。急いで元気ドリンコを…くそ、意識が朦朧として手が重い。口にすらできない。

 

「キョエアアアアッ!」

 

閉じ行く瞼がこちらに駆けてくるヒプノックを捉える。体からフェロモンガスを噴き出しながらの突進であり、今の俺では絶対に避けきれない。

 

くそっ、ガスを吸ったせいで意識が混濁し始めた…。

 

「諦めるなっ!!」

 

キィン!

 

耳元で爆音が鳴り、更に何かの液体が体に着いた感触を感じる。

 

「ぁ…す、すいません」

 

教官に音爆弾とロクロッヘビで状態異常を解除、予防してもらえた。俺がケアするはずがされる側になるなんてな。

 

「巻き返さないとですね…!」

 

幸い今は教官のおかげで状態異常は怖くない、今のうちに強気に攻めなければ。

 

そうして射撃を再開していくうちに、俺の中で気力が十分に溜まってきた事に気付く。

 

「教官、もうそろそろ超越秘儀が使えそうです!」

 

「そうか!なら今度は俺が君のチャンスを作る番だね!任せてくれ!」

 

教官がヒプノック繁殖期に仕掛ける事で注意を惹く傍ら、俺は全身に力を込め、一気に気力を爆発させる。

 

「全力、全ッ開!」

 

メゼポルタにて上位ハンターになると使えるようになる『超越秘儀』。一時的に武器の属性を身に纏う事で属性攻撃力や各種身体能力を向上させるものだ。

 

「さぁ、ここからがハイライトだ!」

 

ドパパン、ドパパン。

 

装填弾を電撃弾に変更、速射の嵐がヒプノック繁殖期に襲い掛かる。超越秘儀により増幅された雷属性エネルギーが盛大に弾けていく。

 

「キョ、キョェエェアッ⁉」

 

何度も速射を撃ち込んでいくと、ヒプノックが大きく怯む。体からはオーラが漏れており、速射という連続の属性攻撃を何度も受けた事で早くも六華閃武を使える状態に移行したのが分かる。

 

「どうする⁉切り札を使うかい⁉」

 

「いえ、もうちょっとこのまま攻撃したいです!」

 

「そうか、なら無防備にさせてしまおうか!猟具生物を使うよ!」

 

そう言って教官がカゴから取り出したのは、クグツチグモ。吐き出された糸と鉄蟲糸でヒプノックの自由を奪い、操竜をする。

 

「滅多に見ないモンスターも、乗りこなして見せようじゃないか!」

 

こちらに姿を現す事のないモンスターなのに、教官はヒプノックを手足のように操って岩壁にぶち当て、転倒させてみせた。

 

「ギリギリまで攻撃しますかねぇ…!」

 

転倒と絡まった糸のせいで動けないヒプノック繁殖期の元に、俺のフルットシリンジⅡが再び電撃弾の速射の雨を浴びせる。動きが縛られてる時間は僅かだが、それでもこうする価値は十分だろう。

 

「もうそろそろ起き上がるよ、決めてしまおう!」

 

「そっすね、もう超越秘儀の効果も切れそうですし…!」

 

俺はフルットシリンジⅡを背負い、腰を落として右脚に力を入れる。

 

「ぜえいっ!六華閃武!」

 

気合一閃、跳び蹴りをヒプノック繫殖期に食らわせた。生身の人間では大した威力は期待できないが…

 

スパァン!

 

この一撃をトリガーとなり、溜まったオーラが爆発。普通なら剥ぎ取りナイフを突き立てるが…スレ民の先輩ハンターが最近ライダーキックで六華閃武をキメる事にハマっているのを聞き、各種怪人系ライダーに変身する俺としては何となくやってみたいと思ってやり方を教えてもらった次第だ。

 

「ピュィィ!ピュィィッ⁉」

 

毒のように蓄積させた属性エネルギーを爆発させる六華閃武は、爆発による強烈なダメージを与えるだけでなく、武器が持つ火、水、氷、雷、龍、無の6属性によって異なる効果を与える。雷属性は対象モンスターの麻痺。ここで仕留めるつもりで攻めるべく、俺は電撃弾を全部撃ち尽くすつもりで速射を再開する。

 

「俺もありったけをぶつけるぞぉっ!『螺旋斬』!」

 

教官が2匹の翔蟲を展開し、回転するようにそれらの糸を手繰り寄せて突撃。ドリルのようにきりもみ回転しながら頭を斬りつける。ロケットのようにすっ飛んでいくと思ったが、回転が終わるまで頭に張り付いている。恐らく弱点部位に集中して攻撃する鉄蟲糸技なのだろう。

 

「ピュッ、キュィィィ…」

 

感電により麻痺しているヒプノック繁殖期が糸が切れたように倒れる。討伐成功だ。

 

「お疲れ様。弟子との狩猟は最高だね!」

 

「でもヒプノック繫殖期の一番の弱点は頭なんですが、あまり狙い撃ちできませんでした」

 

「そうだね、モンスターの弱点を狙わないと、ガンナーは剣士以上に攻撃が通りにくくなる。けれどガンナーなら弾をターゲットに当てないと何も始まらない、これからも努力していこう。

鉄蟲糸技を使い分けて立ち回っていたのは凄いと思うし、君は愛弟子達のようにもっと強くなれるはずさ!」

 

「ありがとうございます。精進します」

 

「よし!それじゃあキャンプまで競争だぁー!」

 

「えっ、ちょ」

 

「無論、翔蟲と強走薬は禁止!走れぇぇ!」

 

この人といると疲れるなんて口が裂けても言えない。

 




ワイルズマジで大丈夫?

レ・ダウとギラファアンデッドの顔は

  • そっくりよね。
  • ⚠まったく似ていません!⚠
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