ありふれぬ欲望の魔王はやはり世界最強   作:エルドラス

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最初に言っておきます。
キルバス好きの皆様今回キルバスは噛ませみたいな扱いになるのでご了承ください。


第五十九話 デモンズの初陣

この場にいる全員が驚愕した。

 

そこに先程まで絶望し、座り込んでいた清水の姿はもうない。今目の前にいるのは、後ろにいる愛子を守ろうと立ち上がった戦士だ。

 

「はははっ!まさか捨て駒が仮面ライダーになるとはなぁ。だが、面白い。ちょうど暇だったし、叩き潰してやるよ!」

 

キルバスはそう言うとデモンズに近づき回し蹴りを放つ。だがデモンズもそれを避け、カウンターのパンチをキルバスの腹部に叩きつける。

 

「ぐっ!」

「!すごい、力が湧いてくる」

 

デモンズは、自身の力が上がっている事に驚きながらも構わずキルバスに、殴る蹴るなどの攻撃を加える。

 

「ふっ、はっ、だらぁ!」

「ぐおっ!…ははは!面白ぇ。やっぱり戦いはこうでなくちゃな!」

 

キルバスとデモンズは、お互いに構える。

 

「さぁ、いくぜ!『ピキッ』?」

「なんだ?」

 

突如として辺りに何かがひび割れるような音がこだました。それを聞いた全員が何事かと辺りを見回すと、頭上に大きなひびが入っているのを発見した。

 

ピキッ、ピキピキピキッ……パリーン

 

空にはひびがどんどんと広がっていったが、最終的には割れて空に大きな穴ができた。するとそこから『何か』が落ちて地面に激突した。

 

「ぐっ、がぁ!」

 

その何かは白と黒を基調としたまるで骸骨のような見た目をした鎧の戦士だった。

 

デモンズ達が困惑する中、キルバスだけがその戦士の名を知っていた。

 

「テメェ、ゲンムじゃねぇか!お前は『アイツ』の足止めをしてたはずだろうが!」

 

キルバスはゲンムが落ちてきた事に驚いていたが、ゲンムは言い訳を始めた。

 

「なら貴様が戦ってみろ!奴は『化け物』だ!マスターのおかげで、私のライフは『10000』まで増えたと言うのに、奴と戦ってもう残りのライフは『1』しかないんだぞ!」

「あぁ!じゃあアイツはこの短時間でお前を『9999』回殺したってことかよ⁉︎」

 

その時……

 

 

「やれやれ、やっと出られたか。奴め、中々に面倒な結界を張ってくれたものだな」

 

 

その声にキルバスとゲンム以外の全員が驚いた。しかしユエとシアは、決して驚かなかった。何故なら信じていたからだ。『彼』が帰ってくる事を。

 

空にあいた穴からその男……七葉英字、『仮面ライダーグリード』が帰ってきた。

 

 

 

 

グリードside

 

グリードは少しばかり困惑していた。

 

先程の空間で空閑の解析をしながらゲンムと戦っていたのだが、つい先程解析が完了し、空間に脱出用の穴を開けそこにゲンムを叩き込んで、一緒に外に出たのだが……そこには、糸でぐるぐる巻きにされたユエ達がおり、先程までいた筈のソーサラーとリュウガはおらず、代わりに、キルバスとデモンズがいたのだ。

 

しかしそれと同じくらい気になったのは、清水の姿がどこにもない事だ。

 

「…色々言いたいことはあるが、取り敢えず清水は何処だ?先ほどから見当たらないが」

 

知らないのも無理はない。先程まで別の空間に閉じ込められて、こちらの状況はわからなかったのだろう。

 

そんなグリードにデモンズが話しかける。

 

「えっとな英字、俺だ。俺が清水だ」

「……なに?」

 

まぁ、直ぐには理解できないだろう。だがグリードは、デモンズの側にテレポートすると、そのまま言葉を続ける。

 

「……はぁ、聞きたいことは色々あるが…それは後だ。今は敵を倒すことが先決だな……戦えるのか?清水」

「あぁ、このベルトに触れてからコイツの使い方が頭に入ってくるんだ」

「……成程な。ではいくぞ、清水…いや、デモンズ」

「!…おう!」

「おっと、その前にコレをやる」

 

そう言ってグリードは、デモンズにバイスタンプを幾つか手渡した。

 

「うまく使え」

「あぁ、サンキュー」

 

そしてグリードはキルバスを、デモンズはゲンムレベルX-0を相手をする事になった。

 

 

 

 

グリードside

 

「さぁ、私が相手をしてやろう」

「ふっざけやがってぇ!」

 

キルバスは何度も殴りかかってくるがグリードはそれを全て軽々と避けていく。そして何度か避けると今度はグリードがパンチやキックなどの攻撃をキルバスに叩き込んでいく。

 

「ぐっ、がっ、がはっ!」

「さぁ、そろそろ終わりにしようか」

「ふっざけんなぁぁぁぁ!」

 

怒り狂うキルバスはビルドドライバーのレバーを回転させ、必殺技を放つ。

 

 

 

 

       Ready Go!

 

キルバススパイダーフィニッシュ!

 

 

 

 

キルバスは、手から糸を出しグリードに巻き付け振り回しそのままオーバーヘッドキックを叩き込んだ。

 

流石に倒したかと思ったキルバスだったが、直ぐにそれが間違いである事に気がついた。何故ならグリードは、無傷で立っていたからだ。

 

「やはりこの程度か……では、そろそろ終わりにさせてもらうぞ」

 

グリードはそう言うとベルトに装填されているグリードバイスタンプを『五回』操作して必殺技を放つ。

 

 

 

 

      グラ・ブレイク‼︎

 

 

 

 

グリードは両脚に赤黒い炎を纏わせて、キルバスに近づくと両脚で挟み込んでそのまま回転しながら地面に叩きつけた。

 

「この俺が、こんな奴如きにぃぃぃぃぃ!」

 

キラキラキラキラ

 

地面に叩きつけられたキルバスは、断末魔を叫びながら光の粒になって消えてしまった。

 

「さて、後はデモンズが勝つだけか。…もしもの時は助けに行く準備をしておくか」

 

 

 

 

デモンズside

 

グリードがキルバスと戦いを始めた頃、デモンズもゲンムと戦いを始めていた。

 

「お前の相手は俺だ!」

「ッチ!ふざけるなよ!神の才能を持つこの私に歯向かう愚か者め!」

 

そう言うとゲンムはガシャコンブレイカーブレードモードでデモンズを切りつけようとするが、デモンズはそれを軽々と避けて、ゲンムの顔面にパンチをくらわせた。

 

「おらっ!」

「ぐはっ!」

「よし、試してみるか」

 

デモンズはそう言うと、デモンズドライバーの両端にある『デモンズノック』を一回押し込む。

 

 

 

 

          Add

 

 

 

 

そしてすかさず、先程グリードから手渡されたバイスタンプの内『バッタ』が描かれている物の天面のスイッチを押す。

 

 

 

 

         バッタ

 

 

 

 

そしてバッタバイスタンプをデモンズレッドパットに押し込み、直ぐさま真正面にあるオーインジェクター押印する。

 

 

 

 

       Dominate up

 

         バッタ!

 

        ゲノミクス

 

 

 

 

すると次の瞬間、デモンズの両脚がバッタの脚を思わせる形に変化した。そしてデモンズはその両足でゲンムを何度も蹴り上げる。

 

「おら、おら、おら!」

「がぁ!」

 

そして最後に腹に思いっきり膝蹴りを叩き込むとデモンズの両足は元に戻った。

 

「さぁ、これで終わりだ!」

 

そしてデモンズは、スパイダーバイスタンプをオーインジェクターに押し込む。

 

 

 

 

        Charge…

 

 

 

 

そして再び両端にあるデモンズノックを押し込む。

 

 

 

 

    デモンズフィニッシュ!

 

 

 

 

次の瞬間デモンズは背中から赤い蜘蛛の足を生やして、右足に囲って飛び蹴りをゲンムに放った。

 

「はぁぁぁぁぁっ!」

「ふざけるなぁぁぁ!ただの人間如きにぃぃぃ!神の才能を持つこの私がぁ!むぁけるはずがぬぁいのだぁぁぁぁぁブハハハハハハ!」

 

ゲンムも最初はなんとか耐えていたのだが、結局押し切られてしまい、『ライダーゲージ』がゼロになってしまった。

 

 

 

 

ゲーム・オーバー

 

 

 

 

「の、残り、ライフ、ゼロ……わ、私はぁ、不滅だぁぁぁぁ!」

 

キラキラキラキラ

 

そしてゲンムは、光の粒になって消えてしまった。




なんとか書きたかった内容を書けました。

感想や評価、お気に入り登録、そしてリクエストなどがありましたら是非是非よろしくお願いします。
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