ありふれぬ欲望の魔王はやはり世界最強   作:エルドラス

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この度は、一週間以上投稿出来なくて、大っっっっっっっっっっ変!申し訳ございませんでした‼︎(全力土下座)

しかも、今回のお話はオリジナル展開。どう考えても駄文確定だと思いますが、どうか温かい目で見ていただけると嬉しいです。


第七十五話 再会

「申し訳ありませんが、倒させていただきます」

 

仮面の戦士…仮面ライダーデストリームは、そう言うと、女魔人族に近づこうとする。

 

「ッチ、殺れ」

 

だが、それを相手が易々と許すはずもなく、直ぐブルタール擬きにデストリームを殺す様に命令する。

 

ブルタール擬きは、壁の如き巨大な拳をデストリームに向けて振り下ろすが、デストリームはそれを右に避け、右ストレートを顔面に喰らわせた。すると、ブルタール擬きの顔は、グシャグシャになり絶命。その場に死体となって倒れ込んだ。

 

「嘘だろ」

 

女魔人族が驚くのも無理はない。ブルタール擬きは、力で言うなら光輝に匹敵するほどだ。そんな魔物が一瞬でやられたのだ。驚きもするだろう。

 

ブルタール擬きを倒したデストリームは、そのまま女魔人族の方に歩いて行く。すると、デストリームのすぐそばの空間が揺らぐ。先程光輝達を苦しめたキメラだ。

 

だが、次の瞬間、デストリームは揺らぐ空間に拳を叩きつけキメラの顔を潰した。

 

キメラを見つけるとは思っていなかったのか、女魔人族はかなり動揺していたが、デストリームの背後には黒猫がおり、触手を伸ばそうとするが、デストリームはそれを避けると、そのまま女魔人族のもとに向かった。

 

が、その道を阻むように、六足亀の魔物アブソドが口を大きく開いてデストリームの方に向いており、その口の中には純白の光が輝きながら猛烈な勢いで圧縮されているところだった。

 

それは先程、メルドの持つ“最後の忠誠”に蓄えられていた膨大な魔力だ。周囲数メートルという限定範囲ではあるが、人一人消滅させるには十分以上の威力がある。

 

その強大な魔力が限界まで圧縮され、次の瞬間、デストリームを標的に砲撃となって発射された。射線上の地面を抉り飛ばしながら迫る死の光に、しかし、デストリームは、腰に付いているデストリームドライバーの両端にある青い『デストリームノック』を1回押し込む。

 

 

 

 

         Next!

 

 

 

 

そして次に赤いバイスダンプを取ると、その天面を押す。

 

 

 

 

     コモドドラゴン!

 

 

 

 

そして、変身した時と同じ様にコモドドラゴンバイスタンプをデストリームドライバーの天面にある、バイスタンプパッドに押印し、直さま正面にあるオンインジェクターにスタンプを押印する。

 

 

 

 

      Dominate up!

 

 

     コモドドラゴン!

 

 

      ネオバースト!

 

 

 

 

次の瞬間デストリームの左腕に赤い竜の顎門を模した『コモドドラゴニックヒート』を装備し、その先端から熱を放出し、熱線攻撃を繰り出し、アブソドの砲撃とぶつかり合う。

 

暫く拮抗していた両者の熱戦だが、先にアブソドが蓄えた魔力が底を尽き砲撃が終ってしまった。

 

それを見たデストリームはアブソドをジャンプで飛び越すと女魔人族の目の前に降り立ち、コモドドラゴニックヒートを向ける。

 

「貴女の負けです」

「……!」

 

女魔人族は、先程から発動の準備をしていた"落牢"を放とうかと思ったが、このままでは自分自身にも当たる為、使えずにいた。

 

「ッチ、勇者の仲間にこんな化け物がいるなんてねぇ」

「仲間、ですか…」

 

デストリームは、女魔人族の言葉を聞き、小さく「違うんですけどね」と、呟きながら左腕にエネルギーを溜め、先程と同じ熱線を放とうとする。

 

 

……が、それを許さない者がいた。

 

 

「待て!待つんだ!」

 

勇者である光輝だ。

 

「アンタが誰かは知らないが、戦いはアンタの勝ちだ!彼女を殺す必要はないだろ!」

「……貴方は何を言ってるんですか?これはただの戦いではないんですよ。それに、彼女は敵ですよ。今倒さなくてどうするんでっ!」

 

デストリームが光輝に対して言葉を発していると、突如、何処からか黄金の斬撃がデストリームに向かって放たれデストリームは香織達のもとまで吹き飛ばされてしまった。

 

「がはっ!」

「ッ!大丈夫ですか⁉︎」

 

香織は直さま吹き飛ばされたデストリームに魔法で回復しようとしたが、まだ魔力が回復していなかった為、魔法が発動できなかった。

 

 

 

 

「全く、マスターに言われて一応来てみたが、まさかこちらにも仮面ライダーが居るとはな」

 

 

 

 

全員が驚愕していると、先程女魔人族が現れた奥の方から、声が聞こえた。

 

そして、声が聞こえた方に全員が顔を向けるとそこには、黄金鎧と白眼が赤く血走った黄金の仮面を身に纏い、左腕には黄金の盾、右腕には黄金の剣を装備している仮面の戦士がいた。

 

「アンタ、確か」

「貴様とは一度会ったことがあったな。私の名はゲムデウスクロノス。勇者とその仲間、そして仮面ライダー、ついでに貴様も消すためにマスターから命を受けた」

 

ゲムデウスクロノスはそう言うと、腰についている『バグルドライバーII』を取り外し、『ガシャコンバグヴァイザーⅡ』に変えるとそれについている『水色のBボタン』を長押しする。

 

 

 

 

        リセット

 

 

 

 

次の瞬間、デストリームが倒したはずのブルタール擬きや黒猫、キメラが蘇っていった。

 

「なっ、なんで、アイツらは死んだはずだろ!」

 

檜山がそう叫ぶと、ゲムデウスクロノスは説明を始めた。

 

「なーに、ただ『リセット』しただけだ」

「リセット……時間を巻き戻しましたか」

 

デストリームがそう言うとゲムデウスクロノスは面白そうに話しだす。

 

「ほぅ、よく分かったな仮面ライダーデストリーム。その通り。『お前達に倒された魔物達だけ』時間を巻き戻したのだ。これが私の能力、『リセット』だ」

「はぁ、はぁ、ですが、貴方のリセットは、周りの時間を巻き戻す能力、指定した者だけを戻す能力はなかった筈です。いったい何故」

 

デストリームの言う通り、本来、ゲムデウスクロノスにはそんな器用なことはできない筈なのだ。だが、次の瞬間、ゲムデウスクロノスは笑いながらその理由を話した。

 

「……ふふふ、確かに『昔』なら出来なかったさ。だが私は!マスターのお力添えにより、『指定した者の時間だけをリセットする』と言う力を与えられたのだ!」

「なっ、成程、それなら、納得、ですね、はぁ、はぁ、っぐ!」

 

ゲムデウスクロノスの説明を聞いていたデストリームだったが、苦しそうに膝をついてしまった。

 

「ふっ、どうやら先程私が放った斬撃でかなりのダメージを負ってしまった様だな。マスターから聞いていた通り、幹部の中ではお前が『一番弱い』みたいだな」

「くっ!」

「まぁ良いか。ではそろそろ始末してっ!ん?」

 

ゲムデウスクロノスは右手に持つ剣を振るおうとしたが、何故か攻撃をやめた。

 

「…………はぁ、仕方がない」

 

ゲムデウスクロノスはそう言うと女魔人族に向かって話しかける。

 

「悪いが、マスターからの命令で帰らねばならなくなった。ここは任せる」

「は?ちょっとま「さらばだ」おい!」

 

女魔人族の返事も聞かずにゲムデウスクロノスはワープ能力で帰ってしまった。この場にいる全員が唖然としていると、女魔人族はため息混じりに言葉を発した。

 

「ったく…さて、こっちもそろそろ終わりにしようか」

 

女魔人族はそう言うと先程と同じ様にゲムデウスクロノスの能力によって蘇ったアハトドに光輝達を殺させようとする。

 

「くっ、皆様は、早く逃げてください。時間は私が稼ぎます!」

 

そう言うと、デストリームは立ち上がるが、やはり先程受けた攻撃のせいで、ふらふらになっている。かなり辛そうだ。

 

「でも、それじゃあ、貴方が」

「大丈夫です。だから、早く逃げてくださっ!ぐっ!」

「っ!その怪我、どう考えても大丈夫じゃないでしょう!」

「ですから、私は、っ!危ない!」

 

突然、デストリームは雫を突き飛ばす。すると次の瞬間、アハトドがデストリームを思いっきり殴りつけた。

 

「ごはっ!」

 

突然だった為防御が間に合わず、デストリームは先程斬撃を喰らった場所に攻撃を受けてしまい、そのまま倒れ伏してしまう。

 

「ぐっ!ぐうっ!」

 

それでもなんとか立とうとするがダメージが大きすぎるが為、立つ事が出来ずにいた。

 

そんなデストリームの姿を見て、「もしかしたらいける!」と、思っていた生徒達も再び絶望した。

 

そして、それは香織も同じ事だった。今、直ぐにでも目の前の人物を助けたい。だが、もう魔力の残っていない自分ではそれすら叶わない。

 

彼女は今度こそダメだと思い、涙を流しながら、再び彼の名を口にした。

 

「ごめんね、結局また、約束守れなかった……英字くん」

 

 

その瞬間だった。

 

 

 

ドォゴオオン!!

 

 

 

轟音と共にアハトドの頭上にある天井が崩落し、同時に凄まじい衝撃があたりに響き渡り、アハトドはまるで豆腐のように貫きひしゃげその場に倒れた。

 

原型を留めていないほど破壊され尽くしたアハトドの残骸に、眼前にいた香織と雫はもちろんのこと、光輝達や彼等を襲っていた魔物達や女魔人族、そしてデストリームまでもが硬直する。

 

戦場には似つかわしくない静寂が辺りを支配し、誰もが訳も分からず呆然と立ち尽くしていると、崩落した天井から人影が飛び降りてきた。その人物は、香織達に背を向ける形でスタッと軽やかにアハトドの残骸を踏みつけながら降り立つと、周囲を睥睨する。

 

そして、肩越しに振り返り背後で寄り添い合う香織と雫を見やった。

 

振り返るその人物と目が合った瞬間、香織の体に電撃が走る。悲しみと共に冷え切っていた心が、いや、もしかしたら大切な人が消えたあの日から凍てついていた心が、突如、火を入れられたように熱を放ち、ドクンッドクンッと激しく脈打ち始めた。

 

「……相も変わらず、仲がいい様だな、お前達二人は」

 

苦笑いしながら、そんな事をいう彼に、考えるよりも早く香織の心が歓喜で満たされていく。

 

纏う雰囲気が違う、口調が違う、装いが違う、目つきが違う。だがわかる、香織には分かるのだ。彼だ。生存を信じて探し続けた、彼だ。

 

そう……

 

 

 

「英字くん!」

 

この日、彼女はやっと再会できたのだ。ずっと想い続けた、一人の青年に。

 

 

 

 

???side

 

先程までデストリーム達の相手をしていたゲムデウスクロノスは自身が拠点を構えている『魔国ガーランド』に帰還していた。

 

「……ふははははは、はははははははははははは!」

 

ゲムデウスクロノスは、高らかに笑いながら自身の腰に巻き付いているガシャコンバグヴァイザーツヴァイと仮面ライダークロニクルガシャットを取り外すと、その二つを『握りつぶした』。

 

「まさか、奴が勇者達を助けに来るとはねぇ。気配察知で気づいて、撤退したが、タイミングバッチリだったかな?」

 

その男はそう言うと先程握りつぶした二つのアイテムをその場に捨てた。すると次の瞬間、その二つのアイテムは『光の粒』となって消えてしまった。

 

「試しに使ってみたが…やっぱりしっくりこないなぁこのベルトじゃあ、まいっか、どうでも。……それにしても、ふふふっ、マスターからの命令、ねぇ……俺がその『マスター本人』とは、カトレアも思わなかった様だな。まっ、声も変声機で変えてたから分かるわけないか」

 

その男は、柱に寄り掛かりながら、この先のことを考えていた。

 

「いつか、お前の心を壊してやるよ……『セブギル』。はははははは、ははははははははは!」

 

その男の笑い声は、辺りにこだましていた。




さぁ、いかがでしたでしょうか?今回のお話?
まぁ、どう考えても駄文ですけど。
感想や評価、お気に入り登録、そしてリクエストなどがありましたら是非是非よろしくお願いします。

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