~呉鎮守府所属新海上自衛隊第零護衛隊群物語~「全てを魔改造し、全ての運命を変えろ!」(艦これいつ海二次創作)   作:提督兼指揮官兼トレーナー

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というわけで、魔改造と訓練です。


いきなりT型フォードから、プリウスはなかなかきついはずなので、まぁ割と無視されがちな面(自分も他作で結構無視してますが………)に触れていきたいと思います。







第2話「新装備と艦娘達(~空母、潜水艦編~)

 

 

 

 

衝撃的な兵器の実射から一晩、再びプレハブ建ての建物に集められた第零護衛隊群の面々。

 

 

その表情からは、懐疑的な表情は消え、レイテ沖海戦に参加する艦娘達を助けるという目的のために努力したいという熱い想いに満ちていた。

 

 

 

「おはよう諸君。昨日はぐっすり眠れたかい?」

 

「はい、とてもよく眠れました。」

 

 

酒匂の答えに全員が頷く。

 

 

 

それもそのはずだ、第零護衛隊群の宿舎となっているプレハブは、プレハブと言えど冷暖房などの各種設備を(2020年代基準で)整えており、その快適さは急ごしらえとは思えぬものだった。

 

 

 

「あんな宿舎は初めてだよ、提督、ありがとう。」

 

「何、部下達の環境を整えることも上官としての俺の努めだ。」

 

 

 

なんのことはないように対応する多元。

 

 

 

「提督、それで今後私たちはどのようにして訓練を進めていくのですか?」

 

 

鳳翔の指摘は尤もだ。

 

 

 

現在、第零護衛隊群所属艦娘の艤装の状態は次のようになっている。

 

 

 

 

・鳳翔▶︎完全ではあるが、改装中

・酒匂▶︎そもそも建造中だったものを引き取り改装中

・響▶︎損傷中で、応急処置の後、引き取り改装中

・神風▶︎一応完全だが、改装中の所を引き取り再度改装中

・占守▶︎完全ではあるが、改装中

・伊58▶︎建造中を引き取り改装中

 

 

 

つまり、出撃はおろか、訓練すら出来ない有様なのである。

 

 

 

「それについては問題ない。」

 

「というと?」

 

「昨日も言った通り、特殊な訓練装置を使うことになっている。」

 

 

 

ついてきなさい、との言葉の後に部屋を出て別の部屋に向かう一行。

 

 

 

 

 

      仮想空間利用型演習室

 

 

 

 

と書かれた部屋に入ると、彼女たちの新しい艤装を模した設備と、ヘッドギアなどが置かれていた

 

 

 

 

「この部屋自体が仮想空間利用全天候全条件想定型演習装置となっていて、妖精、艦娘問わずあらゆる状況を想定した訓練が可能だ。」

 

 

尚、これでも正式名称では無く正式名称は

 

 

「仮想空間を利用した艦娘及び妖精への多種多様な状況想定、対応可能かつ、当該艦娘や妖精の艤装並び搭乗機を一切使用することなく戦場を再現することを目的とした演習用装置」

 

 

 

である(くそ長ぇ、役所かよ)

 

 

 

 

「つまり?」

 

「艤装が無くても演習はできる。」

 

「なるほど。」

 

「では早速装着してもらおう。」

 

 

 

 

こうして、多元の指示の元、仮想空間を利用した第零護衛隊群の演習が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

 

「(これは……、思ったより本格的ですね)」

 

 

提督から手渡されたヘッドギアを装着し、訓練装置を装備した鳳翔は、その再現度の高さに驚いていた。

 

 

目の前に広がるのは晴天の海、波も風も無く、穏やかな状態で、足元に目を向けると、艤装を装着している自分の姿が映る。

 

 

 

<<では、演習を始める。まずは航行訓練、これまでの艤装よりも応答性が高い、気をつけないとバランスを崩す>>

 

 

そう言われ、少し抑え気味に前へ進もうとする鳳翔だが、早速新しい艤装の洗礼を受ける。

 

 

 

「(思ったよりずっと加速が速いですね)」

 

 

いつもより抑えたつもりだが、もうそれなりの速度に達している。いつもの調子でやっていたらバランスを崩していただろう。

 

 

 

実質初めての艤装なのに多少のぐらつき程度で抑えられるのはさすが古参の空母艦娘といったところであろうか。

 

 

 

そのまま航行訓練は一通り終え、次に艦載機の発艦訓練に移行する。

 

 

 

「風向き良し、

 

 

航空部隊、発艦!!」

 

 

 

ここだけは変わらなかった弓に新しい矢をつがえていつものように発艦させる。

 

 

 

 

矢はしばらく飛んだ後、4機のF35JB改になる。

 

 

 

最初こそ、その速度はレシプロ並に見えたが、そこから先の加速は、打って変わってレシプロとは一線を画す加速をみせる。

 

 

 

「とても速い機体ですね。」

 

 

<<最高速度はマッハ1.6、約2000km/h。零戦のだいたい3.5倍くらいだからな>>

 

 

ちなみに、この戦闘機は妖精が操縦するものではなく、妖精達は別の装置で訓練をしている。

 

 

 

そのまま着艦訓練を行う。

 

 

 

リフトファンエンジンを使い、ホバリングしながら甲板の所定位置に移動し、着艦。

 

 

甲板作業員妖精達は初めてながらも着艦する機体の誘導を見事にこなし、鳳翔乗組員妖精の練度の高さを示した。

 

 

 

 

 

<<よし、次は対空戦闘訓練だ。>>

 

 

 

 

鳳翔の持つ防空火力は以下の通り

 

 

・57mm速射砲×2基(中距離防空、水雷艇対策)

・Mk41mod.22 VLS×2基(中距離防空、対潜)

・ファランクスCIWS×2基(近接防空)

・SeaRAM×2基(近接防空)

・24連装RAM×2基(近距離防空)

・12.7mm重機関銃複数装備(魚雷艇対策)

 

 

このうち、SeaRAMとファランクスについては自動迎撃が可能であるため、特に訓練の必要は無い

 

 

(とはいえ、とくにファランクスに関しては魚雷艇対策のため一応訓練が必要ではあるが)

 

 

 

問題はそれ以外の兵装であった。

 

 

12.7mmや、57mmは進化こそしているものの、根本的な部分に関してはそのまま(なんならM2なんか初期設計第1次だからね、それに派生型を日本軍も使っていたからまぁ大丈夫でしょ)の部分も多いため、問題無かったが、特にミサイルについては武装関係の妖精達が全員頭を抱えた。

 

 

 

「いーえすえすえむ?、なんじゃこれ……、とりあえず射程は……、え?、最大50km!?」

 

 

「あくてぃぶれーだーほーみんぐ?、何それ…、えっ?、電探で目標捉えて追いかける!?」

 

 

「速度まっは3?、マッハって何……?、あ、説明あったな。音の速さね、それの3倍ってこと……、はっ?、何それ有り得んくらい速くね?、俺の声の3倍も速えの?」

 

 

 

 

似たような話は潜水艦でもあった。

 

 

 

 

 

「潜行深度600って何かの見間違えでちよね?」

 

「いえ、本当にそうみたいです。」

 

「ワケワカンナイデチ!!」

 

 

軽く卒倒しかけるゴーヤを他所に、妖精達の雑談が続く。

 

 

 

「水中速度も上がってますねコレ……」

 

「20ノットってどんなお化け……、201潜並ですよこれ、てかこれが当たり前の世界って何?」

 

「でも水上速度はむしろ下がってる??」

 

「いや、違う、水上なんか空気入れる以外で浮かぶ必要なんか無いってことだろ。」

 

「対空兵器が無いのも、浮上する必要がほとんど無いから必要ないって事なのかな……」

 

「というか、対艦ミサイルって何?、あー、昨日見せてもらったあれか……。はっ?、水中からもあんなの撃てるの?、もう無敵じゃん。」

 

「射程最大248kmとかそんなのもう空母いらないじゃん」

 

「誘導魚雷って何よそれ、もう潜望鏡覗かなくても魚雷当たるの……」

 

「誘導魚雷か……、射程は?………、最大50kmってなにかの間違いだよね?、93式の倍じゃん」

 

「てか、ソナー性能良すぎ、どんなに静かなやつでも絶対捉えられる。」

 

 

 

そんなわけで、いざ鳳翔航空隊のヘリとの対潜訓練を行った時には、両者共に慣れない戦場で五分五分の勝負になってしまった。

 

 

 

一方、航空隊も大変な目にあっていた。

 

 

 

「うわっ、速すぎ!、また突っ込んだ。」

 

「音の1.5倍ってどうすればいいんだよ……」

 

「隊長、撃墜しました。」

 

「はっ?、チャフ撒いてたぞ!」

 

 

 

 

 

(撃ったのはサイドワインダーです。)

 

 

 

 

 

 

「なんで俺が対艦攻撃に……、戦闘機乗りだぞ」

 

「俺は元艦攻乗りだぜ……、空戦なんか無理」

 

「お前らはいいよな、まだ飛行機なんだから、こっちなんかよく分からん回転翼機だぜ。」

 

「こっちは両方だよ……(オスプレイ搭乗員)」

 

 

 

 

 

が、妖精も艦娘もこれだけははっきりとしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

     <これなら戦える>

 

 

 

 

 

 

現在の深海棲艦の主力なんぞ相手にもならない武器を扱うことが出来れば、きっと作戦は成功する

 

 

 

 

そのためにも訓練を続ける必要がある。

 

 

 

 

 

 

<<鳳翔航空隊、2番機、演習機に敗北!>>

 

「もう1回お願いします!」

 

<<了解した、演習再開>>

 

 

 

<<砲雷長、ミサイルの発射が遅い!、その角度と速度では撃墜は出来んぞ!>>

 

「了解!」

 

 

<<鳳翔!、魚雷回避が早い!、それだと相手に進路を読まれる!>>

 

「くっ……、もう一度お願いします!!」

 

 

 

「急速潜航!」

 

<<遅い!>>

 

「えっ、……うわぁ!」

 

<<伊58、撃沈判定!>>

 

「悔しいでち!、もう1回!!」

 

<<難易度を上げるぞ、演習再開!!>>

 

「望むところでち!!」

 

 

 

 

なれない艤装で演習をするため、失敗が多いが、彼女たちの必死の努力は報われる。

 

 

 

 

 

 

「敵機撃墜!」

 

<<よくやった、レシプロ相手とはいえ10機以上の撃墜は戦場で大きく影響するぞ!>>

 

「対艦攻撃訓練もお願いします。」

 

<<ミサイルの扱いは上手いが、爆撃はまだまだなところがある。タイミングと機体のコンピュータの性能を信じろ!>>

 

「了解!」

 

 

 

 

 

 

 

「敵艦隊の全滅を確認!」

 

<<艦隊の数を増やす、いけるか?>>

 

「望むところです。」

 

 

 

 

 

 

 

「敵の潜水艦を撃沈!」

 

<<爆雷の投下タイミングは完璧だ、後は起爆深度を微調整しろ>>

 

「了解!」

 

 

 

 

 

 

 

「対艦誘導弾の発射深度まで浮上」

 

「対艦誘導弾発射用意良し!」

 

「発射でち!」

 

 

 

水面から白い槍が伸びて、目標へと突き刺さる。

 

 

 

<<敵艦の撃沈を確認。さすがだ、これで対艦誘導弾の扱いは完璧だ。>>

 

「やったでち!」

 

 

 

 

 

「目標敵水雷艇、艦載機はそのまま敵主力の攻撃を続行してください、57mm撃ち方始め!」

 

 

 

ドンドンドンドンドンドン!

 

 

「さらに接近!」

 

「CIWS、12.7mm、撃ち方始め!」

 

 

 

ズババババババババババババババババババ!

 

 

<<水雷艇群の全滅を確認、さすが歴戦の空母艦娘だけあって砲術も上手い>>

 

「いえ、まだまだです。防空訓練を!」

 

<<了解した、防空訓練開始!>>

 

 

 

敵編隊が高度を上げてやってくる。

 

 

 

「対空戦闘用意!、ESSM攻撃始め!」

 

 

ESSMが命中し、撃墜される敵機。

 

 

「さらに低空より接近!」

 

「57mm、応戦を!」

 

 

ドンドンドンドンドンドン!

 

 

「さらに接近!」

 

「RAM対応を」

 

 

低空からの機体に対応しつつも別の敵が来る。

 

 

「57mmの死角より接近!」

 

「ESSMは……間に合いませんね、RAMとCIWSで対応してください!」

 

 

 

襲いかかる敵をたたき落とす鳳翔

 

 

 

「12.7mmも用意してください!」

 

「了解だ!」

 

 

 

敵が魚雷を投下する。

 

 

「ここです!」

 

 

一気に舵を切り、そのまま回避する。

 

 

 

 

<<状況終了、お疲れ様。>>

 

「実際には撃ってないのに、疲れますね……」

 

 

 

 

 

この後、鳳翔は休憩して、再度訓練を行うこととなるのである。

 

 

 

 

 







VRをやったことないからあんまりこういうの書きにくいというか……、VRって疲れるんですかね、やっぱり。



もう1話だけ連続投稿します。





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