~呉鎮守府所属新海上自衛隊第零護衛隊群物語~「全てを魔改造し、全ての運命を変えろ!」(艦これいつ海二次創作)   作:提督兼指揮官兼トレーナー

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というわけで遂に出撃となります第零護衛隊群ですが、ちょっとまだ準備が必要みたいです。


果たしてどんな準備をするのやら……


高評価とコメントお待ちしています。









第4話 出撃!、第零護衛隊群!

 

 

 

 

訓練開始から数週間。

 

 

 

 

 

「では、これより各自艤装を装着する。特に我々の艤装は替えが効かないので慎重に扱うように」

 

 

 

 

全員分の艤装が運ばれてくる。

 

 

 

 

 

「凄い……もう出来てる!」

 

「ピカピカだ。」

 

「これが噂の対艦ミサイルでちね!、魚雷よりも細いでちけど、強そうでち!」

 

 

 

 

全員のスペックは第1話で紹介した通りで、全員が2020年代の戦闘能力を備えている。

 

 

 

 

 

「では、これより作戦を説明する。」

 

 

 

一通り、艤装に目を通させた後で、作戦の説明に入ることにする。

 

 

 

 

「我が第零護衛隊群は、レイテ湾突入において特定の艦隊の支援に当たることとなる。この際、最も生存性の低い艦隊。囮となることとなる第一遊撃部隊第3部隊の援護が我々の任務だ。」

 

「囮?、扶桑さん達は囮なんですか!?」

 

「残念だが、そういう事だ。」

 

「いくら作戦成功のためとはいえ、貴重な艦娘を捨て駒にするなんて………」

 

 

 

 

古参クラスで、かつ練習空母としても長い鳳翔が同じく練習艦だった彼女達を思いやる。

 

 

 

 

 

「ああそうだ、いくらなんでも艦娘の命を犠牲にさせる訳にはいかない。彼女たちも俺たちと同じように生きているのだから。だからこそ、我々第零護衛隊群の総力を挙げて彼女たちを援護しなければならないんだ。」

 

 

 

 

そのために………、と多元は続ける

 

 

 

「そのために、今回我々が組んだ作戦をこれから説明する」

 

 

 

 

・第零護衛隊群は作戦発動時、援護対象の第一遊撃部隊第3部隊を追いかける形でスリガオ海峡に突入する。

 

・鳳翔艦載機は上空哨戒機を除いてフル装備で、第3部隊援護に回る。

 

・敵機動部隊からの空襲に対処する間、伊58は事前情報を元に、機動部隊を可能な限り捜索、場合によっては攻撃し、これを撃破せよ。

 

・スリガオ海峡突入時は、魚雷艇による攻撃などが予想されるため、日没前に艦載機の装備変更、ローテーションの構成などを行った上でレーダーを活用して攻撃に対処せよ。

 

・敵主力は、他艦隊との連携を行うが、最悪の事態に備えて基地航空隊による長距離攻撃が行われることが決定しているため、敵味方の識別情報を随時送信すること。

 

 

 

 

 

グダグダ条件を述べてはいるが、要は

 

 

 

 

・第3部隊を死なせるな

・出来れば機動部隊を殺れ

・魚雷艇はいっぱい来るから工夫して殺れ

・敵の主力を他艦隊と協力して叩け

・基地航空隊送るけど誤射しないように情報送れ

 

 

 

 

 

「基地航空隊はどれくらいいるのですか?」

 

「ざっとこれくらいだ。生産と訓練が間に合わないから多くは無いぞ。」

 

 

 

・噴式艦上戦闘機「雷華」32機

・P-1B(通常型)×16機

・AAS-1(空中弾薬庫艦)×4機

・E/A-1(電子戦機型)×2機

・KC-1(空中給油機型)×8機

・SC-1(空中作戦指揮機型)×1機

・E-1(早期警戒管制機型)×1機

 

 

「多くないって言ってますけど……、攻撃機20機は普通に多いと思いますが………」

 

「えっ?、普通50機ぐらい攻撃機用意するものでしょうが、この時代なら。」

 

「あの……、一応私達も提督の兵器について学んでいるので、どれだけ凄いことなのかは理解したつもり何ですが…………」

 

 

 

 

 

単純な対艦ミサイルの本数だけだと

 

 

 

 

 

 

32×4=128

16×8=128

12×4=48

 

 

合計304発≒撃沈可能な艦艇数

 

 

 

 

 

「戦艦もいるみたいだからある程度用意しておくべきだと思ったんだ。」

 

「むしろ戦艦以外は何とかなるのが怖い……」

 

 

 

響の感想が全員の代弁である。

 

 

 

 

「まぁ、何はともあれ、艤装が君たちの手元に渡ったということは、いよいよ実戦を想定した訓練を艤装を用いて行うこととなる。さらに厳しい演習となるが気を引き締めてくれ。」

 

 

「はい!」

 

 

 

 

 

そして、この日からさらに実戦に向けた演習を行うこととなる。

 

 

 

 

 

 

「上空直掩機は、2機しか飛ばない!、しかもデータリンクと滞空時間延長の都合上、フル兵装はほぼ不可能だ!、艦隊の防空戦闘力を信じて耐え抜くんだ!」

 

 

「はい!!」

 

 

「酒匂!、防空指揮艦として、海域全体をリンクした情報を元に俯瞰するんだ!、お前が一箇所しか見てないと、周りが混乱する!」

 

 

「ぴゃい!!」

 

 

 

「伊58、魚雷と対艦ミサイルを信じろ。」

 

 

「はいでち!」

 

 

 

 

「響!、雷撃機だけを見すぎるな!、爆撃機も周りにはいるんだ。機銃掃射してくる戦闘機にも十分警戒を!」

 

 

「わかった。」

 

 

 

 

厳しい訓練は基地航空隊にも……

 

 

 

 

「空中給油無しで鹿屋航空基地からなら往復出来はするが、滑走路の補強が間に合わない。空中給油が必須となる。」

 

 

 

基地航空隊は一式陸攻、96陸攻、零戦などからの機種転換を終え、ジェット機への対応訓練がようやく終わり、機体なれもそこそこで訓練を行う。

 

 

 

思わぬ横風などを警戒する空中給油には、皆慎重でありながら、時間的制約を乗り切るため、必死になって取り組む。

 

 

 

 

 

 

その一方、多元達は別の課題に取り組んでいた。

 

 

 

 

「他の基地航空隊向けの戦闘機、どうするか。」

 

「F-3で良くないんですか?」

 

「いや、多くの滑走路が舗装されてない上、ジェット機にとっては短すぎる。」

 

「先輩、グリペンなんかどうでしょう?」

 

「あれはダメだ、国土上空での戦闘を前提とした単発機だから、海上でのトラブル時、特にエンジントラブルに対処しずらい。それに、グリペンはSTOL性能はあれど舗装路での運用が前提となっているから、この時代の滑走路では運用できる泊地や基地が限られてしまう。」

 

「じゃあいっそジャギュアとか……」

 

「俺らとのデータリンクもしっかりできる機体の方が戦いやすい。ジャギュアだとそのためのアビオニクスが載らない可能性がある。」

 

 

 

と言いつつ、実は何か心当たりがありそうな顔をする多元。

 

 

 

「提督、何か思いついてますね?」

 

「ああ、俺たちは採用しなかったが、うってつけの機体がある。アビオニクスさえ変更出来れば今の条件をクリア出来る機体がな。」

 

 

 

 

そして、その機体は西側対応のアビオニクス搭載が行われそうになったこともある………

 

 

 

 

 

 

「Mig-29、或いはその発展型のMig-35を開発するのがいいだろう。」

 

「アビオニクスは先輩が改修する感じですか?」

 

「ああ、素材もちょっと変えればさらなる性能向上だって見込めるだろう。」

 

「ホークアイと連動させますかね?」

 

「そうだな、あとPS-1の改良型を効払君に作ってもらうように言っておいてくれ。」

 

「了解。」

 

 

 

 

 

 

これでまた1つ、方針が決まった。

 

 

 

 

 

 

大規模泊地、鎮守府向け基地航空隊パッケージ

 

 

・Mig-29 ×16機

・E-2C ×2機

・PS-1改 ×8機

・C-160 ×4機

 

 

 

 

中規模泊地向け基地航空隊パッケージ

 

 

 

・Mig-29 ×16機

・E-2C ×2機

・PS-1改 ×4機

・C-160 ×2機

 

 

 

 

小規模泊地向け基地航空隊パッケージ

 

 

 

・Mig-29 ×8機

・E-2C ×1機

・PS-1改 ×4機

・C-160 ×1機

 

 

 

 

 

 

尚、各基地の状況に合わせて変更可

 

 

 

 

出身国がここまでバラバラの基地航空隊が過去に実現しただろうか?、いや無い。

 

 

 

 

 

とはいえ、これが成立するのはこの戦いに勝てたらの話である。

 

 

 

 

 

 

勝てなければそもそもが意味が無いのだ。

 

 

 

 

 

また、この戦いで結果を出せなければ、新海上自衛隊も存続が危うい。

 

 

 

 

強力とはいえ資源を大量に消費する新海上自衛隊は結果が出なければ役立たず扱いなのである。

 

 

 

 

 

「小玉さん、レイテ沖海戦の米機動部隊の資料をお願いします。」

 

「こちらですね」

 

 

 

彼女たちのかつての在りし姿であった頃のレイテ沖海戦を元に、多元達は戦略を組み直す。

 

 

 

 

 

 

 

そして、ついに……

 

 

 

 

 

「第零護衛隊群!、出撃せよ!」

 

 

 

 

 

多元の指示で艦娘達が出撃する。

 

 

 

 

 

「第零護衛隊群旗艦、航空母艦鳳翔、出撃します!」

 

「第零護衛隊群防空指揮艦、酒匂、出撃します!」

 

「第零護衛隊群対潜指揮艦、響、抜錨」

 

「第零護衛隊群護衛艦、神風、出撃します!」

 

「同じく第零護衛隊群護衛艦、占守、出撃するっしゅ!」

 

「第零護衛隊群潜水艦、伊58、出撃するでち!」

 

 

 

 

 

転生者によって魔改造され、新たな力を手にした艦娘達が、スリガオ海峡を目指し、一路太平洋を南下する。

 

 

 

 

「直掩機、発艦!」

 

 

 

新しくなった鳳翔の弓に鳳翔が矢を番え、よく引いて放つ。

 

 

 

P&W社製F135ターボファンエンジンが唸り、ライトニングの名に恥じぬ雷鳴のような轟を太平洋の空にひびき渡らせる。

 

 

 

 

 

「続けて哨戒ヘリ、早期警戒機発艦!!」

 

 

 

SH60Kが既に潜航した伊58を除く各艦娘のヘリ甲板と飛行甲板から発艦する。

 

 

 

 

「ソナー、磁気探知に感無し。」

 

「レーダーにも異常無し。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「全艦、スリガオ海峡へ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第零護衛隊群の出撃に遅れること数時間

 

 

 

 

「第1遊撃部隊、第3部隊、抜錨!」

 

 

 

 

戦艦山城を旗艦とし、戦隊扶桑、航空巡洋艦最上と駆逐艦時雨、満潮、朝雲、山雲の7隻で編成された1YB3H。

 

 

 

 

「……これは……、佐世保より入電。第1遊撃部隊第3部隊は現地にて第零護衛隊群の援護を受けることとなる。現地到着後の連絡を密にとの事。」

 

「第零護衛隊群?」

 

「姉様、これは一体………」

 

「分からない……」

 

「増援部隊ってことかな?、僕達のための」

 

「だとしても今まで聞いたことも無い艦隊よ、本当に来るの?」

 

「僕もそう思うよ、だって僕達は……」

 

 

 

 

続く言葉を飲み込む時雨。

 

 

 

 

「まぁいいわ、増援部隊が来るならいいことよ、みんな姉様をしっかり守るのよ。」

 

 

 

(提督が出撃するまで言わない程の部隊が増援なんて、余程の秘匿性のある部隊か、或いは……)

 

 

 

「山城?」

 

「大丈夫です。姉様、増援が居ようと居まいと、私たちがやることは変わりません。」

 

 

 

 

 

そう言うと、山城は、全員に指示を出す。

 

 

 

 

「全艦、進路をスリガオ海峡へ!」

 

 







ちょっと短めですが、今回はキリがいいのでここまでとします。
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