~呉鎮守府所属新海上自衛隊第零護衛隊群物語~「全てを魔改造し、全ての運命を変えろ!」(艦これいつ海二次創作) 作:提督兼指揮官兼トレーナー
というわけで、原作における「佐世保鎮守府」あたりの話です。
新キャラ登場します。
激戦から1夜明け、海峡夜棲姫を撃沈させられたことで一時後退する機動部隊。
「オノレ……、忌々シキ艦娘共メ………」
恨みを募らせる空母棲姫だが、海面下に潜むハンターが居ることを知らない。
「……ッ!、敵襲!」
何かが突然飛んできた後、空母棲姫に着弾。
大爆発と共に爆沈する。
「うーみの中からこんにちは~、ゴーヤだよぉ」
「またそれですか……、それにしてもすごい爆発音ですねぇ……」
「潜水艦発射型艦対艦誘導弾でちね、すごい威力でちよねぇ……」
「これで空母棲姫があっさり沈むんですから怖いもんですよ……」
「護衛艦も焦ってるでちねぇ……、妖精さん、魚雷は装填してあるでちね?」
「ええ、全弾発射可能です」
「行くでちよ!、18式魚雷発射!」
第二次世界大戦レベルの潜水艦からすれば恐ろしく小さな音の魚雷発射音と共に、18式魚雷が放たれて残った護衛艦に襲いかかる。
艦底部で起爆した魚雷は、深海棲艦の竜骨相当の場所を叩き折り、巨大な水柱と共に深海棲艦を蹴散らしていく。
新海上自衛隊第零護衛隊群所属、潜水艦伊58は、フィリピン沖合にて遊弋していた深海棲艦の空母機動部隊を補足、対艦ミサイルと魚雷で沈めた。
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それから数日して、呉鎮守府新海上自衛隊本部
「えっ?、異動?」
「そうだ、佐世保に新たに出張所を作る。そこのトップとして、君を派遣したい」
「でも、今回の作戦成功で、呉鎮守府からも改装を頼まれてますよ?、そっちは……」
「真多に回してくれ、さすがに今回はオーパーツを作る余裕は無い、だが、各々が別世界で学んできた技術で、より省資源化をお願いしたい」
「まさか僕は佐世保の方の魔改造ですか?」
「そうなる。我々としては特に扶桑型の2人のアーセナルシップへの変更を任せたい、長崎にて療養中の武蔵への対応は医療部がやっている」
新海上自衛隊のメンバー……、つまるところ拙作毎度おなじみの転生者が持ち込んだ技術は軍事だけでなく、医療、インフラ、食料生産などの幅広い分野に及ぶ
艦娘への治療もそのひとつで、多くの艦娘が一命を取り留めた。
「佐世保に向かった後、まずは第二水雷戦隊への改装を優先して行って欲しい。これは佐世保鎮守府の提督からの要望だ、とりあえず先程言った扶桑型への大規模改装はとりあえず後回しだ」
「優先順位は?」
「佐世保提督からの要請だと、時雨、雪風、矢矧を優先、武蔵は体の方がまだダメらしいから当面ダメかもな」
「深海棲艦の動向は?」
「海峡夜棲姫を失い、一部機動部隊も伊58がやってくれたおかげで、深海棲艦といえど大きなダメージを負った。ここに大垣夜行を送り込めば輸送部隊も崩壊する」
大垣夜行とは、P-1Bの高速性と航続距離を活かした夜間攻撃隊による夜間攻撃のことである。
既に今日の夜には出撃を行い、援護を失った輸送部隊を攻撃する手筈となっている。
「ちなみに時雨等への改装要項は?」
「対空優先、量産性を上げてくれ」
「となるとせいぜい和製イージス止まりですね」
「ミサイルは?」
「ESSMでは多分厳しいです。03式の改良型か、XRIM-4を積みます、というか、ブラックボックスをいちいち調べ直すのがめんど………、ゲフンゲフン……、アフターケア考えると国産ですかね」
「まだ完全な意味での和製イージスは無理か」
「アドバンス・イージス(オリジナルシステム、対処能力をイージスシステムより上げた)は作るのにそれなりの資源と時間がかかります、本土決戦すら視野に入れる必要のあるこの世界では作る余裕がありません、和製イージスも能力を上げるにはそれなりに時間がかかります」
「本土決戦か……、そういえば小玉さんが新陸上自衛隊の発足について陸軍と協議していたな、61式戦車改とパンツァーファウスト、84mm無反動砲の供与を中心に行うとか、ここ呉鎮守府とその周辺はおそらく地盤改良が間に合うから、10式戦車だけじゃなくて、130mm滑腔砲とか、152mmとか155mmクラスの大口径砲を有した本格的な機甲師団を用意するとか言っていたな……」
「話が逸れましたが、私の異動は何時で?」
「1週間後だ、佐世保に展開予定の噴式航空団の配置とともに君もオスプレイで向かって欲しい、満州で新自衛隊資源部が見つけた油田のおかげで燃料事情も改善する見込みだ」
「なるほど、わかりました、それでは私はこれで失礼します」
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「時雨、提督が呼んでいるわよ」
「わかったよ、初霜」
初霜が第3部隊の部屋を訪れたのは、新海上自衛隊技術部の平河の異動を伝えられた時間とほぼ同じ頃だった。
「失礼します、時雨、入ります」
「入れ」
執務室に向かった時雨は、大淀と提督に出迎えられて中のソファーに座り、大淀から入れてもらったお茶を飲む。
「新海上自衛隊と新航空自衛隊の協力のおかげで我々は投入戦力を失うことなく防衛に成功した」
提督の言葉に頷く時雨
「だが、敵は未だ空母機動部隊を主軸とした主力を多数有しており、フィリピンを狙う素振りを崩さずにその力を再度蓄えようとしている」
現に、輸送部隊は健在であるものの、喪失部隊は無いにせよ、多数の損傷艦の出た鎮守府側は反攻の手を欠く有様である
「だが、彼ら新海上自衛隊はそれすら叩く力を有しているという」
「えっ」
「どうやら一型哨戒機という機体(P-1のこと)で輸送艦を夜間に叩くらしい」
「哨戒機で?」
「詳しくは知らないが、対艦用の誘導弾を用いた一撃離脱戦法らしい」
「対艦用の誘導弾……、響達が使っていたものと同じものなのかな?」
「多分そうだろう、それで、この佐世保所属の艦娘にも新海上自衛隊の所属艦娘のような改装を施すらしい。そこでだ………
白露型駆逐艦、時雨」
「はい」
「君も含めた大規模なものになるが……、まずは君に半舷上陸の許可を出す、まずは来る大改装に備えてまずは休め」
「はい、時雨、半舷上陸します」
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私服に着替えた時雨は、佐世保鎮守府を出る
「うわぁ……、すごい……」
途中佐世保出張所の近くを通ると、新自衛隊による重機を使った作業を見て、時雨は驚いた。
<新海上自衛隊佐世保出張所、新航空自衛隊佐世保基地建設中、関係者以外立ち入り禁止>
街中を通りながら、八百屋でみかんを購入し、バスに揺られて温泉旅館に辿り着く。
チェックインを済ませ、露天風呂に行くと、既に先客がいた。
「私呉の雪風」
「僕は佐世保の時雨」
2人で風呂に入っていると、轟音を立てて何かが飛んで行った。
「なんだろうアレ」
「さぁ……、もしかして新海上自衛隊の新型機なのかもね」
新海上自衛隊所属のP-1対潜哨戒機が温泉旅館上空を通過して佐世保出張所に向かう。
「なんか、すごいことになりそう」
「僕もそう思う」
P-1が向かう様子を見た後、2人は風呂から出た。
(原作を見た方ならこの後の展開について知っていると思いますが、さすがにここはカットさせていただきます。分からない方は原作をどうぞ)
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新海上自衛隊本部にて
「第2次大規模改装ですか?」
「そうだ。現在この国に残る空母艦娘は全部で5人だが(伊吹等の未成艦、公式で艦娘化していない海鷹は除くものとする)、前回の作戦成功により、可能な限り資源を我が新海上自衛隊に回すことが決定され、その第1段階として、第二水雷戦隊と龍鳳含めた複数の艦娘への大規模改装が行われることとなった」
「その大規模改装の対象に私が?」
「いや、鳳翔さんにお願いしたいのは両用戦闘艦としての試験艦兼、再建中の機動部隊代打としての役割だ」
そのまま多元が説明する。
「第二水雷戦隊は現在佐世保を拠点としており、1週間後には平河君が出張所所長として赴任することで本格的な改装を行う、第二水雷戦隊への大規模改装は彼に一任してあるが、問題は龍鳳だ」
「私の大規模改装が必要なほどですか?」
「うむ、というのも龍鳳はこの後にフィリピン防衛のための輸送任務が入っている。改装するなら早くしなければならない。一から艦載機を作っている余裕は無い」
そこまで来ると、鳳翔にも内容が掴めてきた。
「つまり、私の艦載機を龍鳳さんに引き渡すついでとして、再建中の機動部隊の代わりと新たな装備の試験のために改装を施すということですね」
「そうだ。新たに搭載する艦載機については、航続距離に制約のある短距離離陸/垂直着陸法式の機体では無く、射出機を必要とする艦載機だ」
「現状、新海上自衛隊と新航空自衛隊の保有する戦闘機で条件に合致するのは雷華ですが、あれを艦載するのですか?」
「そうだ、ほかにも両用戦向けの装備を積むことになるが、そのことはおって知らせる」
「もうひとつよろしいですか?」
「なんだい?」
「その改装対象には大和さんも含まれているのではありませんか?」
そう言われると多元は頭を搔く
「隠し事はできないな、今はうちの物部咲の元で改装が行われている」
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呉鎮守府並びに新海上自衛隊本部地下ドック
「大和さん、改装にあたって何か要望等があったら教えてください」
地下ドックで改装中の艦娘は大和。
「対空能力の強化をお願いします」
「他には何かありますか?、気になるところは徹底的に改修出来ますよ、主砲の命中率向上、威力向上から抗堪性の上昇、電探の大幅強化や航空戦力の増強や、汎用性の向上。オマケに機動力の向上もいけます」
「全部やったら資源が………」
「大丈夫です。全部やってもこれくらいです」
そう言って物部は資料を見せる
「すごい……、本当に全部できるの?」
「ええ、この力でみんなを守れます」
「わかりました。あなたに託します」
「任せれました!」
おりゃー!、と言いながらものすごい勢いで電算機に諸元を入力していく物部。
出来上がったものがこちらになる
機関 COGAG
速力 35ノット
防御 戦艦用複合装甲+均質圧延装甲
レーダー あきづき型とあさひ型の合体、発展版
武装 51cm三連装砲×3基、155mm単装砲×4基、汎用VLS×360セル、24連装RAM×4基、76mmスーパーラピッド×6基、57mm速射砲×8基、20mm給弾機付きファランクス×32基、魚雷発射管×8門
艦載機 F-35JB改×16機、EV-22×1機
特徴 スラスター多数保持
機関を切り替えたことで、低燃費になり、さらに速力も上げた。また、スラスターを装備したことによって、艦艇の常識を覆す機動力を持ち、容易に攻撃を当てさせない。
また、なんとか当てたとしても、最新のテクノロジーにものを言わせた新型複合装甲が容易に貫徹を許さない。
チタン、セラミック、均質圧延装甲、さらに居住性の悪化を最新のテクノロジーでカバー出来たことによって実現した空間装甲、高分子ポリマーやコンクリートまで利用した複合装甲は、同口径のレールガンはおろか、水爆の直撃すら悠々と耐え凌ぐ性能を持つ。
魚雷の直下爆発も、竜骨の強靭化や、装甲配置の見直しなどで致命傷にはなりえず、瞬く間に反撃を喰らう。
レーダー類はその特性上外に出すが、複数の予備回路が存在し、多少の被弾でミサイルが使えなくなることは無い。
また、仮にレーダー機能を喪失したとしても、各所に設けられたセンサー類を活用して、短距離ミサイルなどに限定されるものの、対空戦闘を継続することが可能となる。
まさに殴り込み前提の大和。
艦載機もネットワーク戦闘を前提としたF-35の改良型であるため、通信機器が破壊されない限り、レーダー類が機能しなくても、データリンクで対空戦闘を継続可能である。
兵装も強力だ。
51cm三連装砲は、自動装填装置と砲弾薬莢一体型の新型弾薬の採用により、毎分6発のレートをどの向きでも出せる。なんなら旋回中も行ける。
SHSや、ロケット推進アシスト砲弾、更には直射用の戦艦向けAPFSDSなんて言うキチガイものまでなんでも撃てるし、対空戦闘のために指向性電探探知式対空砲弾も撃てる。
155mm単装砲は酒匂にあったものを大和向けに再改造したものであり、装甲などもしっかり張られている一方で、旋回速度も速いため、取り回しは大変よく、戦艦以外ならどうとでもなる。
VLSは平河がMk41代替として考えていた対艦ミサイルをそのまま運用できるVLSで、ESSMなら6発積めるスグレモノ。
24連装RAM、76mmスーパーラピッドと57mm速射砲は割愛、一層の誘爆防止対策が取られている以外に第零護衛隊群のものと差は無い。
20mm給弾機付きファランクスは、給弾機能と冷却機能を持たせて大型化の引き換えに、長時間の連射が可能になっている。
デカイのはそこそこ問題だが、積むのは世界最大の戦艦の艦娘である大和、問題無い。
F35JBは特殊改造が施され、ZLTO方式の発艦に対応しており、ゼロ距離離陸を行える。
これは滞空時間を増やすための措置であり、ロケットは使い捨てである。
ところで……、スーパーセイバーですら最大離陸重量は15t程度なのに30t近い重量をゼロ距離離陸に成功させるロケットが簡単に使い捨てにできることについて、新海上自衛隊は明確な回答をしないこととしている。
尚、既に戦艦には不要とされる魚雷発射管だが、大和には魚雷迎撃のための魚雷が搭載され、命中コースの魚雷の迎撃に使う。
(尚、やたら硬いことで知られる深海棲艦の姫級潜水艦に対して核魚雷が検討されたが、通常対潜魚雷で対処可能として却下された)
ここまで大和改装にこだわる理由は、転生者一同が懸念していた沖縄特攻である。
400機以上の戦闘機と、6隻の戦艦、50隻以上の大小様々な艦艇に対応するには、これくらいでもまだ足りないと見ていた一部では大テクノロジアに留学転移していた真多と田城を主軸に、某有名アニメ同様に魔改造する計画すら持ち上がった。
さすがに非現実的として却下されたが、転生者達が最悪の事態を想定していたのは事実だろう。
転生者達の奮闘は続く。
物部咲
新自衛隊を通して、多元以外でまともに指揮を執って戦える人間で、多元なみの汎用性を見せる。モデルは無いが、物部咲をよく見てみると、物部▶︎者部、咲▶︎作で、間の部を抜いて逆さにすると作者……、つまるところ大和を救うために作者が送り込んだのである。なんでかって?、そりゃあ……ねぇ……
次回は二水戦の魔改造です