~呉鎮守府所属新海上自衛隊第零護衛隊群物語~「全てを魔改造し、全ての運命を変えろ!」(艦これいつ海二次創作) 作:提督兼指揮官兼トレーナー
新生活が始まって更新が………
とりあえず始めていきます。
雪風と時雨の百合百合しい1夜から少し経った佐世保鎮守府では、第二水雷戦隊と佐世保提督、大淀が集まっていた。
「諸君、我々はこの戦いの中で突破口を見出しつつある。呉に本拠地を置く新自衛隊と、第零護衛隊群により、前回のレイテでは、参加部隊の大半が無傷で帰ってきた」
提督は続ける。
「我々はこの勢いを逃すことなく戦いを次に進めていきたい。だが、深海棲艦はその物量を余すことなく活かしており、残念ながら今の段階での効果的な反攻作戦は難しく、補給路の維持が精一杯となっている」
この言葉を聞いて、全体に重苦しい雰囲気が漂うようになる部屋だが、ここで矢矧が口を開く
「だが、我々二水戦はここに健在だ、あまたの先代たち、神通、そして阿賀野姉が維持してきたこの第二水雷戦隊はこの先、より一層重要性が増してきている」
ここに提督が付け加える
「そして、新自衛隊もまた、この第二水雷戦隊に対して、新たな力を持たせ、この先の戦いを推し進めることにしたそうだ」
1人の男がスタスタと入ってくる
「新海上自衛隊、新航空自衛隊、佐世保出張所所長の平河結弦です。君たち第二水雷戦隊の大規模改装を担当します」
「第二水雷戦隊旗艦矢矧です」
両者敬礼を交わして平河が前に出る
「提督、ここからは私が」
「頼む」
そう言うと、平河は持ってきたプロジェクターを起動して、全員に改装内容を一から説明する。
「今回、皆さんが受けてもらう改装の大前提としてあるのは1人なら100、2人なら400、3人なら900というように、仲間が増えれば増えるほど、戦力を表す数字が指数関数的に上昇していくということです。つまり、個人的な技能と同じか、それ以上に協力することが求められています」
共同交戦能力と書かれたスライドを流す。
「これまで、防空射撃は、直接捕捉するか、電探で直接補足しない限り当てられず、例えば、他者が補足した機体を落とすのは至難の業でした」
と、説明し平河が続ける
「ですが、今回装備することとなる共同交戦能力によって、その常識が覆ります」
そう言いながらスライドを動かす
「例えば、甲に向かう敵を乙が補足して、丙が迎撃するという流れが簡単に出来るのです」
甲と書かれた人型のモデルに向かう深海棲艦艦載機を乙がレーダーを模した図形で覆い、丙がミサイルを放って撃墜する。
「今回、改装の内容として、第二水雷戦隊を三組に分けます」
・矢矧
・涼月、冬月
・それ以外
「それぞれ微妙な差があるので、これらを短期間で習得し、来る作戦に備えてもらいます」
「との事だ、皆、しっかりやるように」
「「「「はい!」」」」
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というわけで、早速改装に入っていく
とはいえ、矢矧に関しては第零護衛隊群とさして変わる訳では無いので、割愛。冬月と涼月はイージスシステム搭載以外は変更がないのでこちらも割愛する。よって、前回不穏な空気を漂わせることとなったそのほかの艦娘達の魔改造を開始することとなる。
「まぁ……、こんなところで僕のADD計画が拾われるとは誰も想像つかないよなぁ………」
ADD計画(advanced defense destroyer:発展型護衛艦計画)とは、平河が元の世界にいた頃、全護衛艦のイージス艦化(もがみ型等は除く)を狙った護衛艦建造計画で、その実態は………
・あきづき型、あさひ型のFCSの発展型で、防空能力などを向上させたFCS-4の搭載
・全誘導弾の国産化
・もがみ型のデータを活用した省人力化と、ステルス性の向上
であり、正しく和製イージス艦と言ってもいいレベルまで仕立てあげようとしていた。
まぁ、これは後に対空ミサイルや、イージス艦が売れなくなることを警戒したアメリカによって潰されることとなったんだが、今回は割愛。
んでだ、とりあえずステルス性はいらないので、その辺省きつつ、開発を行うこととした平河。
「対潜ロケットは、07式として、近距離防空のためのミサイルは……03式改良型、中距離以上が必要かはわからないけど……、99式改良型も載せる必要があるよね……」
また、前回の戦いで12式改良型SSMが効かなかったことも影響した。
「VLSを増やすからそのまま12式改良型も載せるとしても、貫徹させるのが魚雷だけだとキツい、やっぱりあれも必要だな……」
そう言うと、平河は無線担当を呼んで多元を呼んでもらう。
「提督、ASM-3の艦載版が必要です」
「わかった、各艦艇に何発必要だ?」
「急所直撃でも2発なので、8発は必要です」
「載せられるか?」
「行けます。大きめの発射筒を作れば後はそんなに大変なことではありません」
「わかった、任せる」
これにて武装は決まった。
が、もう1つ必要なことがある。
「艦載機、載せないと不味いな……、でもヘリだとまあまあ危険だからな……、この際一気に更新してもらうとして………、あ、提督、S/VTOLの汎用機の開発をお願いします」
「わかった、ちょうど第零護衛隊群向けに開発していたものがあるから、そいつを積んでくれ」
「わかりました。後は大丈夫そうですね」
「頼む、こっちは首都防空のために機種転換しやすい機体を頼まれてる、F-5辺りなのか………」
「そこは私は門外漢なので提督の方で……」
「そうだな、そっちは任せたぞ」
というわけで、材料は手に入った
「さて、魔改造開始!」
出来上がったものがこちら
機関 COGAG
主砲 5inch単装砲改×1
副砲 57mm速射砲×2
CIWS 複合CIWS×2
セル数 96セル
対艦ミサイル発射筒 8本
魚雷発射管 4門×2
対潜弾投射機 4門×2
その他 12.7mmRWS×4基
艦載機 垂直/短距離離陸機×1
主砲と副砲について置いておくとして、今回搭載する複合CIWSについては、ゴールキーパーの代わりにファランクスに切り替え、給弾機能も盛り込むことで長時間の連射を可能にした。
VLSからは12式改良型SSM、03式改良型SAM、99式改良型SAM、07式ロケットを搭載し、発射することとなる。
12式改良型SSMについては、威力不足が指摘されたとはいえ、その他の艦艇や長射程性能は間違いないため、そのまま搭載されることとなった。
そして、対装甲目標に対する攻撃手段として考えられていたのがASM-3の艦艇運用型である。
こちらは時間に余裕が無い為、対艦ミサイル発射筒を用意して、その中に搭載することにした。
(尚、12式改良型SSMや、17式対艦ミサイルを専用VLSから発射する第零護衛隊群は対艦ミサイル専用VLSに入るようにASM-3を改良した。)
第二水雷戦隊と第零護衛隊群で対応が違うが、第零護衛隊群が使用する対艦ミサイル専用VLSは、最悪の場合戦術核を搭載した大型対艦ミサイルの運用が視野に入れられていたということもありやむを得ない事情だった。
この他、新たに用意されたのが、魚雷等に対応するために投射型静止式ジャマーや、ボフォースロケットランチャーを組み合わせつつ新規開発した対潜弾投射機である。
魚雷迎撃のための対潜弾や、撹乱に用いるための音響兵器などを投射できるこの装備は、平河が危惧していた時雨のこの後に起こる悲劇を回避するためだった。
[時雨はこの後、桜花を積んだ龍鳳の護衛の最中に潜水艦によって轟沈している]
この史実の流れを回避するべく、平河は潜水艦の排除を念頭に置いた装備の拡充を行っており、特に海防艦への魔改造実施を急いで行っていた。
これにより、御蔵、屋代、四号海防艦、倉橋他、択捉、対馬、日振、大東、第三〇号海防艦等の海防艦の対潜装備が現代艦艇と同じものとなり、補給事情は大きく改善。
深海棲艦はこれ以上の犠牲を抑えるために本土近海より潜水艦を撤収、フィリピン奪取を主眼に置くようになった。
これを受けた佐世保鎮守府は龍鳳と第二水雷戦隊に加えて、佐世保出張所に陸軍支援のための装備の輸送を指示
これを受けて、佐世保で改装を受けていた龍鳳には艦載機の代わりに新自衛隊の協力で開発に成功した新型戦闘機「雷雲」(一撃離脱戦法前提のマルチロール戦闘機、日本版コルセアのようなもの)とその整備機材を搭載して輸送することとなった。
その護衛には浜風、磯風、時雨、雪風を当てることとして、佐世保出張所からは対潜哨戒機を出すこととした。
(尚、雪風は本人の体調不良が艤装にも影響し、改装途中で病院送りとなった)
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出撃の日
「磯風、出撃する」
「浜風、出撃します」
「時雨、出るよ」
「龍鳳、出撃します」
艦隊は輪形陣を採り、進軍する
「対潜哨戒機、発艦」
運搬する機体を載せた龍鳳を除く3人が対潜哨戒機としてMV-100 チョウゲンボウ、佐世保鎮守府呼称零式垂直離着陸哨戒機が発艦する。
MV-100
ジェットエンジンのオスプレイみたいな感じ、モデルはCODモバイルのバトルロワイヤルに出てくる航空機、対潜、対空、対艦、索敵、早期警戒、あらゆる任務をこなす多目的機
「進路前方に雨雲」
穏やかだった海域はやがて荒れだし、黒い雲が空を覆うと、やがてポツポツと降り始めた。
「来る……、各艦対潜警戒を厳となせ!」
「浜風、了解!」
「時雨、了解!」
対潜哨戒機も磁気探知機などを駆使しながら、敵潜水艦を探す………
<<磁気探知機に反応あり!、潜水艦です!>>
「見つけた!?」
時雨搭載の対潜哨戒機からの報告を受けた時雨
「時雨、どうした?」
「僕の対潜哨戒機が潜水艦を見つけたって!」
「やはり来たか………、対潜戦闘用意!」
「浜風艦首聴音機にも感あり!、潜水艦です、注水音探知!」
「回避行動!、時雨は龍鳳の護衛、浜風は私と一緒に潜水艦の排除だ!、浜風、佐世保出張所と迎えの海防艦艦隊は?」
「対潜哨戒機部隊には既に情報を共有済み、付近を飛行中とのことで、20分以内には本海域に到達する見込み!、海防艦艦隊も向かっています!」
「わかった、垂直発射型対潜墳進弾発射用意!」
<<情報転送します!>>
「こちら浜風、座標情報入力完了」
「良し、行くぞ!」
「「垂直発射型対潜墳進弾、撃てぇ!」」
現在までに捉えた潜水艦は全部で4隻、浜風、磯風からそれぞれ2発ずつ発射され、上空でパラシュートを開いて着水、予め転送したデータを元に潜水艦に襲いかかる
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!
水中から断末魔の叫びが聞こえてくる。
「敵潜水艦撃沈!」
「良し、このままいくぞ、新しく見つけた潜水艦は哨戒機が攻撃しろ!」
<<了解、対潜魚雷投下!>>
翼下パイロンから対潜魚雷が切り離され、着水すると共に新たに発見した潜水艦に襲いかかる。
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!
<<敵潜水艦撃沈!>>
「それにしても数が多い……、浜風、まだ対潜兵器は残っているな?」
「ええ、垂直発射装置にも、魚雷発射管にも、対潜弾投射機にもまだまだあります」
「良し、このままこちらに敵を………」
<<こちら時雨!、潜水艦多数発見!>>
順調なはずの対潜戦闘に突然ヒビが入る
「何!、こっちは囮か!」
「どうします磯風、今から向かわないと!」
「いや、このまま向かっても混乱するだけだ、哨戒機を先に向かわせて索敵の目を増やす。そのうえで我々も対潜墳進弾の射程まで移動して援護、佐世保出張所と海防艦達は時雨の方へ向かわせるように連絡するんだ!」
「了解!」
次回「異界で開花する海上自衛隊魂」
次回はなるべく早く投稿できるようにします