25話になります。よろしくお願いします。
黒の間
力はケンタウロスの絵が描かれた石版のパーツに気づく。
力「あれが石版のパーツか。なぜこんなところにあるんだ?」
力は石版のパーツに近づくが石版のパーツは逃げて行ってしまう。
力「まあ。そうなるよな。試練をクリアしない限り手に入れるなんて無理だな」
男「よくわかったな」
男が力の元にやって来る。
力「君は?」
男「俺はウォン(以下ウォンと表記)」
力「君が私に試練を?」
ウォン「早速始めよう」
ウォンは指を鳴らすと場所が移動する。
草原
草原に移動して来た力とウォン。
そこには大きな岩がある。
ウォン「君の試練はあの岩を真っ二つにする事だよ」
力「成る程。それでルールとかはあるのか?」
ウォン「力尽くでやってもいいし武器を使うのもあり。ただし・・」
ノットラーが何体かやって来る。
ウォン「邪魔もやって来るから気をつけてね。
力「わかった。ド派手にやってみせよう」
力はノットラーと交戦する。
力「ジュウソウチェンジ!」
力はブラックに変身して戦う。
ブラックはタウロスアックスを取り出す。
ブラックはタウロスアックスを地面に叩きつけてノットラーを吹き飛ばす。
ブラック「よし。蹴散らした。まずはこれで割ってみるか」
ブラックは岩に向かってタウロスアックスで斬りつけるがびくともしない。
ブラック「なんて硬さだ。これは地球のものではないと言うのか?」
ウォン「そうだ。この岩は地球の物ではない。君のアックスでも簡単には壊せない」
ブラックは変身を解除する。
力「これを壊すにはかなりの鍛錬が必要だな」
力はタウロスアックスを手にして稽古を始める。
力の声「思えば・・」
力は一度手を止める。
PDC基地・トレーニングルーム
筋トレをしている力。
その横で剣の練習をしている竜吾と蓮。
力は二人の練習を見ながらやっている。
力の声「私はほとんどパワーを意識した戦闘をやっているから剣には鈍感だな」
草原・回想開け
力の声「だがあまりそうも言っている場合じゃないかもな。私だって最年長の意地だっあるんだ」
力はひたすら素振りをやっている。
そこにブリッジがやって来る。
力「ブリッジ?そうか。たまに敵が出て来るんだったな。よし。良い練習相手だ」
ブリッジが斧を持って襲いかかってくる。
力はタウロスアックスで受け止める。
力「いい力だ。私と力比べしてみるか」
力はブリッジを振り切る。
力はブラックに変身する。
斧同士のバトルが始まる。
ブラックはブリッジを押し切るがブリッジは払いのける。
ブラック「やるな」
ブラックはすかさず構える。
市街地・回想
2話より
蓮「ブラックのおっさんは力任せすぎる。力押しだけが戦いではない」
草原・回想開け
ブラック「そうだな。蓮。だが私も力だけが取り柄ではない。君達より経験があるからな」
ブラックはタウロスアックスを手放してブリッジが振り下ろす斧を受け止めて投げ飛ばす。
ブラック「今のは力技だけど少しくらい考えて戦えるさ」
ブリッジは立ち上がって再び斧で攻撃を開始する。
ブラックは全て受け止める。
ブラック「効かぬ!タウロスパンチ!」
ブラックは今までにない威力のパンチを繰り出す。
ブリッジが吹き飛ばされる。
ブラック「素手での戦いも結構やるようになったな」
ブラックはタウロスアックスを拾ってエネルギーを溜める。
ブラック「蛇紋岩・剛力!」
ブラックは岩を力一杯割るように技を繰り出す。
ブリッジはまともに食らって倒される。
ブラック「この技を試してみるか」
ブラックは先程の技を岩に向かって放つがびくともしない。
ブラックは変身を解除する。
力「蛇紋岩・剛力でもダメか。私には何が足りないと言うのだ?」
力は思い悩んでいた。
力「今回は一人。みんなとやっているわけではないから余計に難しい」
力は昔を思い出す。
小学校・回想
入学式を終えて校庭に出て来る力のクラスメイト達。
休み時間、力は外で思いっきり遊んでいる。
雲底や鉄棒を使っている。逆上がりも難なく出来る。ボールを使っての遊びもやっている。
体育の球技でもディフェンスについて相手の攻撃を防ぐ。
中々点が決めれなくて梃子摺っている生徒達。
力は相手からボールを奪って味方にパスをする。
周りからは運動神経がいいと評判だった。だが・・・
筋トレをやるようになってから周りは引き始める。そう、彼のやっている回数や体格が異常だったからだ。
力の筋力は小学生の時点で力士にも匹敵していた。
それでも力はトレーニングを欠かさなかった。
同・体育館
学芸会が行われている。力は悪役を演じた。
力の声「その見た目から私は学芸会で悪役を務めていた」
同・教室
給食で力はよくお代わりをした。好き嫌いをしなかったが・・・
教師「馬本君、君少しは遠慮をしたらどうなんだ?運動でも筋トレをよくしているみたいだけど度を越している。君は熊や猪やゴリラじゃないんだからさ」
周りから笑われ、力は「熊」とか「ゴリラ」と嫌がらせをされるようになった。
机にも落書きをされている。
力の声「そう。私はこれがきっかけで小学校、中学校、高校とゴリラとか熊男とか呼ばれていた。普通の人間では考えられない事だから無理もない」
力は落ち込んでいる。
力の声「ひどく傷ついた。だが先生まで言うから何も言い返せなかった。当然逆らえばどうなる事やら・・」
竜吾の声「俺は力さんの筋トレ見ていてすごいなって思いますよ?」
力の声「その声は竜吾!?」
PDC基地・トレーニングルーム
筋トレをしている力。
蓮「旦那、すげえな。腕立てこれで300回だぞ?」
竜吾「力さんいつも鍛えていますからね」
力「派手にそれが私だと思っている。力技を磨いてきた」
競二「あんな重い物だって持ち上げちゃうんだもん」
三郎「僕ではバテそうです」
陽子「力さんの力技が時に戦いを有利にしてくれるので助かります!非力な私ではとても無理です」
力の声「こうやって私の力を褒めてくれたのは竜吾達だけだった」
それから練習を重ねて行く力。
精神統一をしている力。
草原・回想開け
目を開く力。
力「そうだ。私は力の戦士。この力を使わずしてどうする。だが、いまの力ではあの岩を破壊する事は出来ない。更に力を。守る為の力を!」
力が強く言うとタウロスアックスが光り出す。
力「これは・・」
タウロスアックスに琥珀色が混じる。
力「すごい力を感じる。土の力まで」
タウロスアックスを握る力。
力「これからこれはグランドタウロスアックスと名付けよう」
ノットラーがやって来る。
力は大きくタウロスアックスを叩くと地面が割れて大きな岩が降り注ぐ。それは普通のタウロスアックスと比べ物にならないくらいだった。
ノットラーが全員吹き飛ばされた。
力「なんと言うパワーだ!」
力は岩の方を見る。
力「今度こそ壊せるはずだ!」
力はタウロスアックスを構えて大きく振りかざした。
力「天文岩!」
力は技を繰り出すと岩が破壊された。
力「壊せた。これで・・」
ウォン「ついに壊したようだね。力」
力「ああ!」
ウォン「だけど。これはまだ第一段階」
力「第一段階?どう言う事だ?」
ウォンが構える。
ウォン「次は僕が相手だよ?素手と素手の勝負だ」
力「ほう!つまり素手でも力を試されるってわけか」
ウォン「そうだよ。力の戦士であれば素手を使った戦いも強くないとね」
力「いいだろう!行くぞ!」
ウォン「おう!」
力は自慢の力を生かしたパンチを繰り出すがウォンは手をパーにして受け流す。その後力の動きを止めて押さえつける。
力「何と軽やか。だが」
力は直ぐに振り解いて回し蹴りを繰り出す。
ウォンは直ぐに反応してかわす。
ウォン「いいね。今のは当てられるかもしれないって思った」
力「でもまだまだ。勝たなくては意味がない」
ウォン「そうだね。次はこっちから行くよ」
ウォンは突然酔っ払う。
警戒をする力。
力「なんだ?」
ウォンは力に近づくとパンチを連発する。
全て食らってしまう力。
力「酔拳か。君は拳法を使うのか」
ウォン「さあ。どうしますか?」
ウォンは酔拳で再び攻撃を仕掛けて来る。
力は全て受け止めるが両手が塞がってしまい蹴りを食らってしまう。
力「あの動きをなんとかしないと」
力はウォンの攻撃を敢えて受けて受け止め、蹴りをする前に足払いをする。
ウォン「まさか!」
力「敢えて食らって油断させたのさ」
ウォン「次行くよ」
ウォンは不利な体勢から蹴りを加える。
力「あの体勢から」
力はなんとか避けるがウォンは直ぐに構える。
ウォンは酔拳を辞めて別の拳法を使って来る。次は蹴りをメインに仕掛けて来る。
力「蹴りか。かなり厄介だな」
力は全てかわしてパンチを仕掛けるが蹴りで防がれてしまう。
そしてウォンは逆の足で回し蹴りを仕掛ける。
力は食らってしまうが体勢を立て直す。
力「わかってきたぞ!」
ウォンは蹴りを入れてくるが受け止める力。
ウォンは逆足で攻撃するが力は浮いた瞬間を狙って投げ飛ばす。
ウォンは対応出来ず地面に叩きつけられてしまう。
力「どうだ?」
ウォン「見事!」
ウォンは立ち上がって土を払いのける。
力「やったのか!」
ウォン「ああ。試練はクリアだ。力の使い方を見直せたかな?」
力「私は力を取り柄にしているがそれを磨けるきっかけになった。不利な拳法相手にも勝つ事が出来た。力はどんな形にだってなれる」
ウォン「わかったようだね」
ウォンが指を鳴らすと黒の間に戻る。
黒の間
黒の間に戻っている。
力「どうやら戻ったようだね」
ウォン「そうだよ。君は試練をクリアした。だからこの石版を渡そう」
ウォンは石版のパーツを力に渡す。
力「私は、土地の人馬で力の戦士、タウロスブラックだ!」
頷くウォン。
ウォン「さあ。クラーケンに挑む時だね」
力「ああ。だけどみんなと合流しないとだね。その間もトレーニングあるのみ」
ウォン「君はトレーニングが大好きだね」
力「まあな」
力は黒の間を後にする。
ウォン「頼むぞ!力の戦士よ。クラーケンを倒すのだ」
力の声「私はクリアしたぞ。みんなならクリア出来ると信じている」
天馬城・階段
競二が階段を登っている。
競二「僕も頑張らないと。怯えてばかりではダメだ」
続
次回、ジュウソウジャー
競二「嘘だろ?強すぎるよ」
息が荒い競二。
競二「いつもはみんながいてくれるのに」
竜吾「お前はこんなものか?」
陽子「頑張ってください」
26話「ペガサスの試練4」
競二「みんながいてくれるからダメだなんて言わないんだ」
ありがとうございました。
次回もお楽しみに。