ダンボール戦記ウォーズ ロシウスのライトニング・カウント(本編終了)   作:砂岩改(やや復活)

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第九戦「タンデムの港防衛戦 前半」

「大丈夫でしたか?隊長……」

 

「あぁ……すまない…大丈夫だ」

 

トオルが寝込んだ次の日の朝、ワーカーはトオルを心配するが大丈夫のようでいつものように落ち着いて話しているとノインとバネッサが食堂の端でこそこそとしていた。

 

「で?どうだった?」

 

「いや……特に…」

 

「まったく…バトルではガツガツ行く癖に…なんでこういうので奥手なんだ…」

 

チャンスを物にしないバネッサにノインは思わず頭を痛めるのだった。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

「そうか……エルダーシティが…」

 

「あぁ……あのワーカーが作ったエルドバンドがやられたのが大きかったな…」

 

「エルドバンドがな~」

 

トオルはムラクに昨日の事を聞きながら改めてジェノックはロシウスの驚異になると確認した。

 

「ジェノックを潰したいのは山々だが…こっちもこっちでハーネスがあるからな…」

 

「あぁ……だが…トオル…一つを手伝って欲しい事がある」

 

「なんだ?」

 

「敵は恐らく我々ロシウス本土に来るだろう…」

 

「と言うことは…もう一度ギガントの壁か…タンデムの港か……」

 

「あぁ…お前ならどうする?」

 

「そうだな…タンデムの港は岸まで深い海が続いている…潜入は楽だろう…俺ならこっちかな?」

 

「わかった…そうしよう」

 

「付き合うぜ…相棒」

 

「あぁ…頼む…」

 

最強の二人は不適に笑い合うのだった…。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

ウォータイム

 

ムラクの進言でトオル率いる第5小隊とムラク率いる第6小隊がタンデムの港に配備されタンデムの港の戦力は全17小隊、51機のLBXが配備され過剰とも言える戦力が投入されていた。

 

「さすがに多すぎないか?」

 

「それだけ司令は重く考えているのだろう…」

 

トオルが少々あきれているとムラクが静かに答える……すると北側を守備していた小隊から通信が入る。

 

「緊急事態発生!至急増援を送ってくれ!」

 

「こちら第5小隊の神風トオル…なんだ?状況を報告しろ!」

 

「バンデットと思われる機体と遭遇!現在応戦中ですがこちらの部隊はほぼ殲滅!至急増援を……う、うわぁぁぁぁ!」

 

「クソッ!付近の部隊は直ちに北側に向かえ!各防衛地点は最低限の戦力を置いて行けよ!俺も行く!」

 

「待て……俺も行こう…」

 

「わかった…ノイン達はフラッグを頼む」

 

「了解した…バネッサ、ミハエル行くぞ!」

 

「わかったぜ!」

 

「行こうか!」

 

トオルが素早く指示を飛ばすとムラクと共に北側に向かうとロストしたロシウスの機体で溢れていた。

 

「クソッ!状況は最悪だ!」

 

「トオル…行くぞ!」

 

「わかってるよ!」

 

バンデットと思われる機体は前回トオルが出くわしたストライダーフレームのキャリパーとブロウラーのゴルドーがそれぞれ三機ずついた。

 

チェーンソー腕のゴルドーがトオルのトールギスに襲いかかるがトオルは紙一重で避けると左のテンペストでコアボックスを貫く

 

「なめんじゃねぇ!」

 

するとゴルドーの爆煙からキャリパーが襲いかかり不意を突かれたトオルは避けようとするがその前にムラクのガウンタ・イゼルファーが蹴り飛ばす。

 

「トオル!大丈夫か!」

 

「すまないムラク!」

 

「行くぞ…合わせろ!」

 

ムラクの言葉にトオルはニヤリと笑うと返事をする。

 

「おうよ!」

 

トオルはトールギスを上昇させるとドーバーガンで地面を撃ち周囲に煙を発声させムラクは煙に紛れる…そしてムラクは煙を使ってゴルドーに接近するがゴルドーもバカではない…すぐに応戦しようとするがムラクは攻撃せず煙の中に隠れその煙の中からドーバーガンの強力なビームがゴルドーを襲い爆発する

 

その様子を近くの最後のゴルドーが見ているといつの間にか後ろにいたムラクのガウンタ・イゼルファーに両断される。

 

「腕がなまっていなくて幸いだ…トオル」

 

「お前もな…ムラク」

 

ロシウスに絶望を与えていたバンデットが一瞬で三機も落とした最強の二人はその場にいた者にとってまさに希望だった……しかし残ったキャリパーはその場からいつの間にか居なくなっていた。

 

「逃げられたか……各残存小隊は臨時小隊を作ってフラッグに向かえ!ムラク、追撃するぞ!」

 

「わかった…行くぞ!」

 

ムラクはトールギスの背中のガウンターイゼルファーを乗せるとトオルは全速力で反応がある所に向かうとジェノックとバンデットが戦闘していた。

 

「瀬名アラタ……」

 

「ムラク因縁の相手か…」

 

トオルが瀬名アラタと思われる機体を見ているとムラクが背中から飛び降りキャリパーをブレイクオーバーさせ近くにいたリーダーらしき大鎌のLBXに斬りかかるところでサイレンが鳴り響く。

 

(終了時間となりました…本日のウォータイム…終了します…)

 

ーーーーーーーーーーーー

 

ウォータイムが終了しトオル達は下校していた。

 

「またバンデットかよ……」

 

「ですが…前回いたLBXは居ませんでした…しかしその代わりに大鎌のLBXがいました…完全にワンオフ機ですね…」

 

トオルの呟きにワーカーが詳しくバンデットの戦力を分析する

 

「51機中残存がたったの20機か……」

 

「だいぶやられたな…ホントに嫌気がさすぜ……」

 

ノインとバネッサもバンデットの行為に憤りを感じていた。

 

「しかし一体何が目的なんすかね?ムラクさん」

 

「わからない……だが倒すべき壁だと言うことは変わらない…」

 

ムラクの言葉に全員がうなずくのだった。

 

 




どうも砂岩です!来ました!タンデムの港そしてムラクとトオルのコンビネーション!そして次回はヒカルですね、がんばります!
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