ダンボール戦記ウォーズ ロシウスのライトニング・カウント(本編終了) 作:砂岩改(やや復活)
(5……4……3……2……1……ウォータイム開始)
ムラクが配置替をした為にトオルがデスフォレストの配置を整理、統合しているとノインが
「トオル、ギガントの壁にジェノックが奇襲したそうだ…」
「さすがムラクだな」
トオルが感心しているとワーカーが通信で
「隊長…クロスキー司令から援軍を送れとの事です」
「援軍?」
トオルはムラクの戦いを邪魔をしたくはなかったが司令からの命令でトオルは
「分かった…ノイン…少数の部隊を率いてギガントに向かえ……俺は直接行く」
「分かった…行け……」
「すまないな…」
そう言うとトオルは一足先にワーカーによって直されたトールギスのスーパーバーニアで飛びギガントの壁に向かったのだった。
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「もうすぐギガントの壁か……ッ!」
トオルはトールギスでギガントの壁周辺まで来ていると突然のロックオンアラートが鳴り響きトオルは機体の進行方向を無理矢理違う方に向けると先程まで居た所に巨大なビームが通りすぎた。
「このエネルギー…奴か……」
トオルはそう呟くとその発射元を見ると予想通り以前ケアン基地で会敵したトリコロールの機体がいたのである。
「目標を確認……これより排除する…」
トリコロールの機体"ゼロ"は大型のライフル(ツインバスターライフル)をもう一度向けると躊躇い無く発射するがトオルもこれを避けてドーバーガンで反撃する。
「クソッ!なんて精度だ!」
トオルは反撃して何とか近づくこうと試みるがゼロの性格無慈悲な攻撃は近づく気さえ起きないほどであった。
「だが!そんな大きな得物では!」
トオルはバーニアをフル稼働させて背後にまわり込むとビームサーベルを抜き出し斬りかかる
「取り回しが悪いだろう!」
ゼロはそれを見てツインバスターライフルを捨て振り返る。
「無駄だ!サーベルが間に合う距離じゃない!」
トオルはサーベルをゼロに向けて振るうが当たる直前に肩辺りからバルカンの様なものが出てくるとトオルに向けて発射され吹き飛ばされる。
「クソッ!」
威力こそ弱いがほぼゼロ距離だったのでトールギスも多少損傷してしまう。
「やる……でも…排除する」
ゼロはビームサーベルを抜刀し斬りかかるとトオルはシールドで何とか受けるがパワーに押され地面に叩きつけられトオルはゼロを蹴り上げると腕をつかんでゼロも地面に叩きつけるとトオルは素早く起き上がりドーバーガンをゼロに撃ちまくるがゼロは背部スラスターを全開にして地面を削りながら回避するとツインバスターライフルを持って空中に上がると発射する。
「上手い!」
トオルは感嘆しながらもトールギスを上昇させるとドーバーガンを盾にして二撃目を避けるとドーバーガンは爆発しその爆煙を利用してテンペストを最大まで加熱させて突っ込むとそこにはトオルの行動を読んだゼロがツインバスターライフルの銃口を向けていた。
「ッ!殺られる!」
トオルが一瞬ロストを覚悟した時"世界が止まった"ゼロが引き金を引くのが良く見えトオルが避けようとするといつの間にかゼロの後ろを取っていた……しかしその謎の現象は終わり世界が動き出す…
「ッ!」
するとトオルの頭に激しい頭痛が起き思わず操縦レバーから手を離し頭を押さえる。
「……ぐぅ……うわぁぁ」
ゼロは驚きつつも再度銃口をトオルに向けると背後から攻撃を受けた。
「なに……」
ゼロが振り返るとクラフトキャリアの上に乗ったロシウス勢がライフルやランチャーで攻撃をしていたのである。
「トオル!無事か!」
通信からノインの声を聞いたトオルは頭を押さえながら答える。
「あぁ……何とかな…」
「次は殺す…」
ゼロはオープン回線でそう告げると飛行形体に変形して戦闘区域から離れるのだった。
(終了時間となりました…ウォータイムを終了します)
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ウォータイムの終了のサイレンが鳴り響きノインとワーカーは急いでトオルの元へ向かうとコントロールポットから降りてきたトオルの顔色が悪く頭を押さえていた。
「隊長!」
「トオル!」
「……ワーカー…ノイン…か……」
その騒ぎを聞きつけムラク達も駆けつける。
「トオル!」
バネッサがトオルに駆け寄るとトオルはバネッサに倒れこむ
「バネッサ……」
「トオル!大丈夫か!?」
「バネッサ……すまないな…」
バネッサはトオルに肩を貸すとムラクが
「ノイン…何があった?」
「分からんが…私たちが駆けつけた時にはこの状態だ…ウォータイム前は普通だったのだが…」
ノインに問いただすがノインもよく分からないようだった…ワーカーもまったく分からなそうなんのでムラクはトオルを心配そうに見るしかなかった。
「隊長……」
「落ち着けってワーカー」
オロオロするワーカーをカゲトが落ち着かせミハエルもトオルに肩を貸すと保健室に連れて行くのだった。
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「うーん…ただの疲労だな…」
保健室の担当の日暮真尋はベットでグッタリするトオルを検査したが特に見当たらずムラク達に結果を伝える。
「なぜいきなり……疲労なんて…」
ノインは納得していないようで食い下がるが
「いい……知らない内に疲れが溜まるのは良くあることだ……」
ベットから起き上がったトオルに制される
「トオル!……大丈夫か?」
バネッサが駆け寄るがトオルは立ち上がり全員に向けて笑う。
「大丈夫だって!なんか変な感じだったが…」
「トオル……ウォータイムで何があった?」
ムラクは突然の疲労はウォータイム中に何かあったと見て質問した。
「……そう言えば……なんか敵のLBXが止まって見えてさ…良くわからんのだけれど…」
トオルが考えながら答えるのを聞いて日暮は目を僅かに見開く。
「止まった?」
ムラクはトオルの答えに首を傾げ考えているのか黙り始めるのを見てトオルは
「さっ!すまないな!俺なんかの為に…ウォータイムも終わったし帰るぞ!日暮先生、ありがとうございました」
「あぁ……気を付けて帰れよ」
日暮の返事を聞くとトオルは全員を引き連れ帰って行った。
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その後、保健室には日暮を含め三人が集まっていた。
「以上が報告したかった事だ…お前達からオーバーロードの話を聞いてな……言っておかねばと思った…しばらく席を外す…」
そう言って日暮は残りの二人を残して保健室を去っていった。
「美都先生……まさかオーバーロードに目覚める生徒がいるとは…驚きましたね……」
「えぇ……神風トオル…厄介ね…」
二人の人物は端末に写った生徒情報を見て考え込むのだった。
どうも砂岩でございます!
今回はトオルの覚醒でしたギガントの壁第二戦が終わりついにデスフォレストに突入します!
次回も頑張ります!