ダンボール戦記ウォーズ ロシウスのライトニング・カウント(本編終了)   作:砂岩改(やや復活)

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第二十戦「新任教師」

 

「オーバーロードねぇ……」

 

デスフォレスト戦から一夜明けてトオル達は学校に登校していた…昨日ジェノック司令官の美都先生から聞かされたトオルと瀬名アラタに眠る能力……それがオーバーロードであるそれを聞かされた時は疑問しか浮かばなかったが実際起きてしまいいまだに頭痛と戦っているトオルは信じるしか無かった。

 

「脳に眠る力か…まるで夢物語だな…」

 

「しかしこれであの時の異常な疲労の正体は解けた…」

 

ノインが信じられないように言うとムラクは納得したようで頷いていた。

 

「おい…これ……」

 

「あぁ…ありがとう…」

 

そんな時、バネッサはトオルにチョコバーを渡すとトオルは受けとり大人しく食べる……心なしかいつもより二人の間が縮まり寄り添って歩いて見えるのを見て

 

(((いいなぁ~)))

 

なんて後ろから思われていたりする。

 

そんなこんなで学校に登校するとトオルとムラクが呼び止められる。

 

「トオル先輩!ムラク先輩!」

 

「ん?」

 

「?」

 

いきなり呼び止められ二人は振り返ると手を降りながら走ってくる後輩、剣菱ワタルがいた。

 

「ワタルか……」

 

「ムラク先輩…緊急の全校集会らしいです…体育館にみんな向かっています…」

 

「そうか……ありがとう…ワタル」

 

「はい!」

 

ムラクの言葉に嬉しそうに答えるワタルは思い出したかのようにトオルに駆け寄ると

 

「トオル先輩!昨日は凄かったです!是非やり方を教えて下さい!」

 

「あぁ…俺も無意識で分からないから教えられんよ……全校集会だな……すぐ行くよ…」

 

そう言ってトオルは急いで自分の教室に向かうのだった。

 

「ムラク先輩……なんでトオル先輩は僕を避けてるんでしょうか……」

 

「気にしないであげてくれ…アイツは昔大切にしていた後輩を失ってどう接すればいいか分からないんだ……」

 

「はい……」

 

ムラクは落ち込んだワタルを励ますとトオルを追いかけて教室に向かうのだった……。

 

その頃一足先に教室に向かったトオルは

 

(トオル様……どうかそのトールギスで………)

 

「くそっ!」

 

一人廊下で悲しそうな顔をしていた。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

「みなさん~ご機嫌麗しく~本日はみなさんに緊急にお知らせしなければならない事が出来たので集まって貰ったのよ~」

 

独特のしゃべり方をしているこの神威大門の学園長、大門ジョセフィーヌが話し始めると全員が注目する。

 

「お知らせは二つあるわ……まず一つ目…今日から神威大門統合学園に新しい先生が着任します………では…セレディー・クライスラー先生…どうぞ」

 

生徒が騒ぐ中ジョセフィーヌは気にせずに先生の紹介をし舞台の脇からあまり生徒と年が離れていない容姿の青い髪をした生徒がジョセフィーヌの横に立ち止まる。

 

「なんだあの先生……私たちと大して変わらなそうだが…」

 

「その前に先生なのか?」

 

バネッサとノインが言うとおり、周りもその事で話し合っていた。

 

「クライスラー先生は…その天才的な頭脳で飛び級を重ね今や世界から期待されている方です…LBXに関する様々な功績が評価され本校の先生として選任されました…」

 

ジョセフィーヌの紹介中ロンドニアの伊丹キョウジが舐めていたアメをかみ砕き…一ノ谷ユイは僅かに目を細めるのだった。

 

「みなさん……セレディー・クライスラーです……よろしく…学園長…二つ目のお知らせは私からお伝えしたいのですが…よろしいですか?」

 

「……どうぞ」

 

「では……二つ目のお知らせです…この学校に新しいクラスが出来ることになりました…私はそのクラスの担任となります…仮想国の名前はエゼルダーム……私が選んだ…特別クラスです…それではエゼルダームに入る生徒を発表します…ロンドニアの伊丹キョウジ君、一ノ谷ユイ君……アラビスタの有馬トオル君……」

 

生徒が騒ぐ中新しく着任したセレディー・クライスラーは次々と生徒を発表していくのだたった…。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

「どうも違和感残るな…あの先生……」

 

「違和感ですか?」

 

「あぁ…」

 

要領の得ないトオルの話しにワーカーは首を傾げるがトオルは自分の思考の中に入って行った。

 

「どうしたんだ…トオルは?」

 

「ムラクさん……いや…隊長があの先生が気になるらしく…」

 

「先生か……確かに不思議な先生ではあったが…」

 

「どうやら先生達もしらないらしいぜ……」

 

「あと……メタ沢が倒れてた…」

 

「へぇ…」

 

ムラクとワーカーが話しているとバネッサとノインが先生について報告するとトオルは少し笑いながら

 

「ワーカー…メタ沢は確か自立型の人工知能ロボットだよな…それが突然倒れることはあるのか?」

 

「いえ……長い間整備されて無いのでしたらあり得ますが…」

 

「まぁ……この学園の設備じゃ考えられないっすよ……それ以外だったら外部からの干渉を受けるしかないっす…」

 

ワーカーが考えながら答えるとそれにカゲトが割り込み答えそれをトオルが聞くとなぜか外で歩いていたセレディーを見る……すると一瞬…目があった。

 

「ッ!…………やっぱあの人は普通じゃないな…」

 

そうトオルは冷や汗を流しながら呟くのだった。

 

 

 

 

 




どうも砂岩でございます!
ついにセレディーの登場……後半に突入しました
それとメカニックが有能すぎますね。
次回も頑張ります!
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