ダンボール戦記ウォーズ ロシウスのライトニング・カウント(本編終了)   作:砂岩改(やや復活)

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第三十戦「蘇りし閃光の騎士」

 

 

 

 

 

「そうなんや…なんか……いらん事聞いてもうたな……」

 

トオルの話を聞いて少し落ち込むスズネを見てトオルは少し笑うと

 

「ば~か……本当に言いたくなかったら言わないさ…お前だから言ったんだよ…」

 

「なっ!」

 

トオルのいきなりの不意打ち(無意識)に思わずスズネは顔を赤くするとトオルが不思議そうに覗き込みスズネは慌てて

 

「せや!歓迎会の主役ははよ行かんと!」

 

スズネはトオルを会場の食堂に連れていくのだった。

 

そして食堂の入り口で第三小隊と会うと隊長である東郷リクヤは

 

「あなたを仲間だとは認めませんよ…ウップ……」

 

少し吐きそうな顔で認めん宣言をして寮に戻る。

 

「なんなんや!いきなり来て!」

 

「なんなんだ?」

 

スズネはリクヤの言葉に怒るがトオルはリクヤを含める小隊のメンバーが吐きそうな顔をしていたのが気になっていた。

 

「おう!トオル!スズネ!待ってたぜ!」

 

そして食堂に戻ると食堂には純喫茶スワローの店長がおりギンジロウが大声で二人を呼び二人の目の前に上に未知なる物が乗ったココアを差し出される。

 

「俺が用意したギンジロウスペシャルココアだ!遠慮無く飲め!」

 

トオルが返答に困り周りを見渡すとコップを片手に持って屍の皆さんが見える……その中には当然ノインもムラクも混ざっており机の上でピクピクしている。

 

ーその後トオルとスズネも屍に加わった事は言うまでも無いだろう…ー

 

ーーーーーーーーーーーー

 

歓迎会から数日がたちカゲトは何とかジェノックのメンバーとうまくやっているようでワーカーもカゲトも自分の敬愛する隊長の為に新たな機体を作り上げていた。

 

そしてジェノック、ハーネスの指令室にて美都先生が今まで沈黙を守っていたエゼルダーム(バンデット)がハーネスを襲うと言う知らせを受けていた。

 

「敵、エゼルダームの拠点ジークギガンテスの攻略はジェノックの第一、第四、第六小隊が行います」

 

「待ってください…」

 

美都先生の命令にトオルは反論をする。

 

「自分は第三小隊隊長機にパラサイトキーが搭載されていると聞きました…それを拠点に差し向けるのは危険なのでは?」

 

「そうね…しかし主力部隊がハーネスに向かう以上危険な所に置けないわ……それに拠点に差し向けた機体にパラサイトキーがあるなんて思い付かないでしょう…」

 

「リスクが高すぎます!」

 

「その為の第一、第六小隊の護衛です…作戦内容は以上よ…各自戦闘に備えなさい…」

 

なおも反論を続けるトオルを無視して美都先生は話を進めるのだった。

 

ーーーー

 

「珍しいな…トオルがあんなに口出しするなんて…」

 

「ノイン……俺たちはもっと慎重に動くべきなんだ…」

 

「分かってるさ…」

 

ノインもトオルの言い分に賛成だが納得せざる得なかった…何故ならそれがここのルールなのだから…。

 

ーーーーーーーーーーーー

そしてウォータイム

 

トオルたちはハーネスの防衛のためにハーネスの本拠地にて守備をしている最中トオルはコントロールポッドで待機しワーカーは新機体をハーネスのラボで最終調整に入っていた。

 

「来たで!」

 

スズネの言葉と同時に目視でエゼルダームのクラフトキャリアが数機確認できた……そして降下してきたのはグルゼオンやキャリパーではなくビルゴとトーラスだった。

 

「全機避けろ!」

 

カゲトラの指示で一斉に動き出すジェノック、ハーネス混成軍そして先程までいた所にはビームの雨が降り注ぐ。

 

「タケル!何機おるんや!」

 

「ビルゴが三十機とトーラスが四十機……大部隊だ!」

 

「撃てッ!」

 

誰かの掛け声でジェノック、ハーネス混成軍は攻撃を開始するがビルゴの前に張られたバリアのような物で攻撃が防がれその代わりに大量のビームが返ってくる。

 

ーーーー

 

その頃、トオルは現在の状況を見てワーカーを急かす。

 

「ワーカー!急いでくれ!」

 

「後少しです!……出来た!隊長!」

 

「了解……神風トオル…出るぞ!」

 

ーーーー

 

「くぅ……このままやと全滅するで!」

 

スズネが思わず弱音を吐いた時…ビルゴのバリアごとビルゴを消滅させるような強力なビームがビルゴ、トーラスに襲いかかる。

 

「なっ!何なんや!」

 

スズネの叫び声と共に全員が後ろを見る。

 

「あれは…トールギス……」

 

カゲトラの呟きの通り後ろに居たのはトールギスだった…しかしその姿は大きく変わりされに洗礼された姿になっていた。

 

右手にはドーバーガンより大きなビーム砲が上下に開き再び強力なビームを吐き出す。

 

「やっぱり凄いな…ワーカー君のLBXは……あれが…トールギスⅢか……」

 

歓迎会で聞いていたタケルを含むメカニックたちはその完成度の高さに心からの称賛を送った。

 

「全機…こちらは神風トオル…俺が先陣を開く!続け!」

 

「「おぉぉぉぉぉ!!」」

 

神風トオル……彼はただLBXの操作が上手いだけではない…初めての戦友おも無条件で従わせる絶対的な求心力が彼の最大の力だった。

 

「行くぞ!」

 

トオルはトールギスⅢを加速させシールドからビームサーベルを抜刀…ビルゴの群れに突っ込んでいく。

 

「よっしゃ!ウチらは空の奴や!」

 

スズネはそう言うとドットブラスライザーを浮かせるとトーラスに切りかかって行くのを見た奴らはその援護とカゲトラもバルダイバーを駆り次々とトーラスを落としていく。

 

「人形は味気ない物だな…」

 

トオルがそう呟くとシールドからヒートロッドを伸ばしてビルゴを切り刻む。

 

ーその後、トールギスⅢの登場で形勢は一気に逆転し敵の殲滅に成功…攻撃隊もリクヤ機の秘密がばれたものの何とか帰還に成功したのだった。ー

 

ーーーーーーーーーーーー

 

そしてウォータイム終了後

 

「凄い!凄いでトオル!」

 

「本当に感激いたしましたわ!」

 

「本当に凄い奴だな!お前は!」

 

ハーネスのメンバーから感謝の言葉を言われている頃、ワーカーも称賛の声をかけられていた。

 

「凄いね!ワーカー君」

 

「でもなんでⅢ何ですか?」

 

「あぁ……それは元々あったⅡの案とプロトEのプランを組み合わせて作ったからⅢなんだ…ちなみにⅡは現在のトールギスを改良して作ってノインに渡す予定だよ」

 

「「「へぇ~」」」

 

そんな話をしているワーカーたちを見てトオルは馴染めて良かったと思っていたのだった。

 

 

 





どうも砂岩でございます!
今回はついにトオルの新機体であるトールギスⅢの登場です!ノインにもⅡに強化されたトールギスを渡されトールギス小隊になりました!
後一つ足りないと思っている方…出るかも知れませんよ…アレが…
ではついに終盤に差し掛かりました!次回も頑張ります!
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