ダンボール戦記ウォーズ ロシウスのライトニング・カウント(本編終了)   作:砂岩改(やや復活)

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第三十四戦「ドルガルータ攻防戦」

 

 

「世界連合軍司令官、出雲ハルキです……もうすぐ…作戦開始となります……セカンドワールドと現実世界の未来は今日、ここで決まります…これが最後のウォータイムだ…世界を守るためにエゼルダームを倒そう!」

 

「「「「「おぉーーーーーーーーーーーー」」」」」

 

体育館に集まりハルキの演説を聞いていた全員が勝利に向けての雄叫びを挙げる。

 

ーーーー

 

(定刻となりました……これよりセカンドワールドを起動します…各システム稼働チェック完了…ウォータイム開始まであと180秒……)

 

神威大門の生徒がそれぞれのコントロールポットに乗り込み自信のLBXを準備する。

 

「トールギス…行くぞ…」

 

「全機、通信チャンネル三番をオープン…以後このチャンネルを世界連合軍の統一回線とする…エゼルダームの機体は強力だ…複数で当たる事を忘れるな…」

 

(5……4……3……2……1……ウォータイム開始)

 

「世界連合軍、全機出撃!」

 

ーーーーーーーーーーーー

 

そしてデスフォレスト跡地(ロストエリア入口)にエゼルダームの空中空母ドルガルータが到着すると多数のミサイルがドルガルータに着弾する。

 

「降伏せよ!エゼルダーム…抵抗を続ける場合…我々世界連合は異分子である貴様らを全力で排除する!」

 

地上部隊の指揮官をしているグレゴリーの言葉が開戦の狼煙となり次々とエゼルダームのLBXが降下し地上部隊と戦闘を始める。

 

「始まったか…」

 

「よし!奇襲部隊突入!」

 

ハルキの言葉でジェノック、ハーネス混成軍は一斉にドルガルータに向けての降下し始め敵の迎撃を避けながら上陸する。

 

「上陸成功!」

 

トオルのトールギスⅢとノインのトールギスⅡが降下した所にはビルゴの群れが集まり一斉に攻撃を仕掛ける。

 

「チッ!」

 

「クソッ!トールギス…なんて機体なんだ!?」

 

ノインはトールギスの圧倒的性能に驚きつつもビルゴを潰していくが横にいたトオルはもっと凄かった。

 

「うぉぉぉぉ!!」

 

トオルはビームの壁と言ってもいい弾幕の中をかいくぐりシールドからヒートロッドを伸ばしビルゴ三機を一気に三機溶断すると後ろからビーム砲を撃とうとしていたビルゴを背中越しのままビームサーベルで溶断する……その爆煙からサーベルを持ったトーラス四機が斬りかかるがトールギスⅢのヒートロッドがトーラスを葬る。

 

「甘いんだよ…」

 

ーーーー

 

「でやぁぁぁ!!」

 

スズネも負けじと自身の機体、ドットブラスライザーを駆りバリアを張ったビルゴものともせずに潰していくと後ろからサーベルを持ったトーラスがライフルを構えるが撃つ前にトーラスの体は綺麗に別れていた。

 

「ウチを倒せると思ったらあかんで!」

 

ーーーー

 

その頃、地上ではエゼルダームの部隊相手に劣勢だった。

 

「こちら地上部隊……現在…エゼルダームに押されている…」

 

「だがここで退く事はできん!」

 

「こいつめ!」

 

地上部隊は必殺ファンクションで状況の巻き返しを狙う。

 

(アタックファンクション!サイドワインダー8!)

 

(アタックファンクション!ハンドレットバスター!)

 

G・ユーグフラオの放ったミサイルがエゼルダームを襲い、パレスガーターの放った銃弾がエゼルダームのライディングソーサ部隊を叩き落とす。

 

ーーーー

 

「これでラスト!!」

 

ノインが最後のビルゴをサーベルで溶断する。

 

「よし!ノイン動力部に行くぞ…ッ!」

 

トオルがトールギスⅢを動力部に向けようとした時ビルゴのビーム砲とは比べ物にならないビームがトオルとノインを襲う……その発射元は当然ウイングゼロだ……それをトオルはメガキャノンで相殺しエネルギー波がトオルたちを包む。

 

「クッ!」

 

「……」

 

衝撃波をなんとか耐えたトオルは再びメガキャノンをウイングゼロに向ける。

 

「ノイン!先に行け!」

 

「すまない…」

 

トオルはノインが先に行ったのを確認するとゼロに向き合いビームサーベルを構える。

 

「今度は…負けない…」

 

一ノ谷ユイはそう呟くとあるシステムを起動させる。

 

(ゼロモード)

 

するとウイングゼロから異常なほどの殺気を感じたトオルは冷や汗を感じる…ゼロが黄色いオーラを纏うとサーベルを構えトオルに斬りかかる。

 

「ッ!…」

 

トオルは防ごうとサーベルを構えたがまるで"分かっていた"ようにサーベルの軌道を変更しトールギスⅢを斬りつける。

 

「なに!?」

 

トオルは距離を置こうと後退するがそれも"分かっていた"ように一気に距離をつめて蹴り飛ばすとトオルはすぐに体勢を立て直すがいつの間にか後ろにいたゼロがツインバスターを構えて発射…トオルはシールドで何とか防ぐがこのままではジリ貧だ……。

 

「先読みされてる…」

 

トオルが呟く間も防戦一方……トオルは"あの時"の感覚を思い出すように目を瞑り再び開けるとトオルの目は赤く光りオーバーロードを発動させる、トールギスⅢの機動力を最大限に発揮させる。

 

「先読みされるなら…その先を行く…」

 

トオルのトールギスⅢとユイのウイングゼロが激しくサーベルで斬り合う…普通ならトールギスが悲鳴を挙げているがワーカーの技術力の結晶であるトールギスⅢのスーパーバーニアは悲鳴どころか更に加速する。

 

「クゥ……」

 

すると突然の痛みにトオルはうめき声を出してしまう異常なほどの痛みに腹を押さえる…腹痛なんかではない…すると突然の嘔吐感、口の中には鉄の味が広がる……トオルは思わず機体を止めてしまい殺られるとも思われたがゼロも何か異常が起きたのか急に動きが鈍くなりヨロヨロとした感じで撤退していく。

 

「助かったか…」

 

追撃したかったがトオルもそんな余力がなく突然の体の異常に顔を歪めるだけだった。

 

「やはり私が…出るしかないか……」

 

突然のオープン回線のセレディーの声にトオルは空を見ると光学迷彩を解除したファントムの姿が現れる…。

 

「あれは…ワタルの……」

 

セレディーはグルゼオンを始末するとアラタとトオルに向き直り問いかける。

 

「二人とも…改めて聞くけど…私と共に歩む気はないかい?」

 

「断る!誰がテロリストなんかと!」

 

「俺の意見は変わらない…」

 

トオルはそう言いトールギスⅢを立たせるとスーパーバーニアを吹かしサーベルを構えてファントムに斬りかかる。

 

「セレディぃぃぃぃ!!」

 

トオルのサーベルはファントムの槍に阻まれ蹴り飛ばされる。

 

「トオル!」

 

アラタがトオルをカバーするために前に出るがセレディーのファントムはアラタを圧倒し支援機のドットフェニクスも援護のためにミサイルを放つが避けられドットブラスライザーの眼前に槍を突きつける。

 

「愚か者め……君も不用品だ…」

 

止めを刺そうとしたセレディーのファントムに砲弾が着弾し爆発すると素早くその場から離れる…。

 

「大丈夫か?トオル?」

 

「あぁ…すまない…」

 

アラタにはハルキとヒカルが…トオルにはスズネたちが駆けつけるとアラタのドットブラスライザーとドットフェニクスが合体した。

 

「あれは…」

 

トオルが驚く中その圧倒的な火力に怯んだセレディーに

 

「「うぉぉぉぉぉぉ!!」」

 

バル・ダイバーを持つヒカルとカゲトラが交差するようにファントムを斬りつけドルガルータに叩き落とす。

 

「人は暴力では動かん!」

 

「我々は我々の道を行く!」

 

待ち構えていたムラクとノインが加速し斬りつけ空中に飛んだファントムをライディングアーマーに乗ったバネッサがその巨大な槍で更に空中に飛ばす。

 

「トオル!」

 

バネッサの掛け声にトオルは返事の代わりにメガキャノンの最大出力でファントムを狙い撃ち大破寸前のファントムを見てアラタが叫ぶ。

 

「今だ!必殺ファンクション!」

 

(アタックファンクション!真刀・カムイ)

 

巨大なエネルギーがセレディーのファントムを包み込み破壊するがそれだけで勢いは収まらず空母の船体を切り裂き派手にエンジンを破壊する。

 

「こんなに威力が…」

 

「作戦中止!全部隊退避!」

 

トオルが驚いているとハルキが素早く撤退命令を出しドルガルータを脱出する……ドルガルータが沈むと同時にウォータイム終了を告げるサイレンが鳴り響く。

 

 

 

 

 

 





どうも砂岩でございます!
ドルガルータ戦が終わりました!
一体トオルの身に何が起きたのか?それは次回明らかに!
次回も頑張ります!
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