ダンボール戦記ウォーズ ロシウスのライトニング・カウント(本編終了)   作:砂岩改(やや復活)

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第4戦「同居人」

 

 

 

「フゥ……」

 

プリペンダーの一員になった一ノ谷ユイは自身に割り当てられた家にたどり着き部屋にあったソファーで疲れたように座る。

 

「……」

 

裏側の世界を生きてきたユイにとっては差別など当たり前でワールドセイバーに下った当初は食べ物すらろくに与えられていなかったがプリペンダーに割り当てられた部屋は豪華で一人で住むには広すぎる…それとなく辺りを見渡すユイの目に黒いコートと帽子が掛けられたハンガーを見つけた。

 

「誰かが住んでる…」

 

ユイはそう呟くとそのコートを見て何となくスウェルを連想しまさか…と思っていると…

 

「くわぁぁぁ…疲れた…」

 

まさに予想通りの声が玄関から聞こえてきた。

 

「……」

 

「あ!ユイじゃないの!まさか…一緒に住むの!良かったぁぁ、ここ一人には広すぎたのよ!」

 

スウェルはユイがソファーに座っているのを確認すると予想通り騒ぎ出すスウェルをユイは黙って聞き流す。

 

「まぁ!歓迎会は任務が重なって後になると思うけどここでやっちゃいましょうか!」

 

「……」

 

スウェルはユイの話を聞かずに台所に向かい冷蔵庫を開くと中には惣菜が詰められており適当な物を選び温める物は温めて別に温めない物はサランラップを取り二人が使うにしては大きなテーブルに並べる。

 

「まぁまぁ!座りなさいな!」

 

「……」

 

スウェルの言う通りにユイは近場な椅子に座るとスウェルが温めた物を置き終わりビール瓶のような物を置きユイの隣に座る。

 

「これ…ビール……」

 

「大丈夫!大丈夫!これ子供のビールだから!」

 

「え?……」

 

「簡単に言えばリンゴ味の炭酸よ!見た目はビールその物だけどね!」

 

(実際に有ります)

 

「はぁ…」

 

ユイは不思議な物を見るように汲まれたビール(ジュース)観察すると一口飲む…本当にただの炭酸のようでアルコール独特の臭いも味もしなかった。

 

「こんな物が…」

 

「便利よね~大人の気分になれるしね!流石に公務員が法律を破る訳にはいかないからね!」

 

「それで…この家には貴方と二人だけなの?」

 

「ん?まぁね…寂しかったのよ!こんな広い家で一人って~」

 

ユイはスウェルの言葉を聞いて確かに…と思った、A国だからだろうか日本にしては豪邸でありしかも二階建てだ…これが税金で買われていると思うと一般市民の金銭感覚のユイは大丈夫だろうかと切実に思うのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「では新メンバーを紹介しますね」

 

次の日プリペンダー本部では作戦会議の前にカトルからプリペンダーのメンバー全員にユイの紹介をしていた。

 

「彼女は前から言っていた、元ワールドセイバーのセレディー派に属していましたが協力を扇いだ所……二つ返事で来てくれました」

 

「ほう…一ノ谷ユイか…プリペンダーへの協力を感謝する」

 

カトルの話を聞ききユイの前に立った茶色の髪を肩まで伸ばした人物が握手を求めユイはそれに答える。

 

「紹介しますね…この人は国連諜報部の統合責任者であるレディ・アン統括官です」

 

「よろしく……」

 

「あぁ…よろしく…」

 

二人の挨拶が終わるのを確認するとカトルは話を進める。

 

「では詳細をお伝えします…現在プリペンダーはセレディーの行動予測からワールドセイバーに関係すると思われる施設を確認しそこの制圧に向かいます…当然敵も反抗してくると思われるのでLBXを使った制圧を行います…ユイ」

 

「はい…」

 

「現在ワールドセイバーが使用しているLBXの情報を教えて欲しいのだけど…」

 

「了解…」

 

ユイはカトルに言われてパソコンを開き神威大門のセカンドワールドの監視カメラの映像を出しLBXの画像を拡大させ説明する。

 

「この機体はゴルドー、ワールドセイバーの前主力機です…ベースはマスターコマンド」

 

ユイが説明する中映像が二三変わり全員が説明を求めていた機体が画面に映る。

 

「この機体はビルゴ…肩のジェネレータに接続された強力なビーム砲と実弾からエネルギー弾まで射撃武器を無力化するプラネイト・ディフェンサー(PD)を装備しています……しかしPDは接近戦に置いてはロシウスの量産機であるガウンタに素手で突破され頭部を破壊される等、元々集団による集中砲撃用に設計されたLBXなので近距離戦闘には向いていません……しかし…ビルゴⅡではビームサーベルが標準搭載されPDが二倍に増設されるなど改良点がされております…そしてスコーピオ、これは拠点防衛用に作られた巨大LBXです基本はビルゴⅡと変わりません…以上です」

 

「なるほど~つまりビルゴって奴には接近戦が一番有効って事ね~」

 

ユイの説明を聞き終わるとスウェルは簡単にまとめるとそれを聴いたユイは黙って頷く。

 

「ありがとうございます…こちらとしてはビルゴが一番脅威ですから助かりました…そして現在の状況ですがトロワは潜入中なのと五林が監視に当たっています……本日の1500に現地に向かいますので各員準備をお願いします…」

 

「「「「了解!」」」」

 

 

 

 

 

 






どうも砂岩でございます!
今回は主に作戦会議でユイちゃんもプリペンダーの一員としてちゃんと働いている所を書きました。
そしてついに展開されるワールドセイバー殲滅作戦!次回も頑張ります!
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