ダンボール戦記ウォーズ ロシウスのライトニング・カウント(本編終了) 作:砂岩改(やや復活)
「全く…カトルも扱いが悪いわよね~」
「全くだ…だが……現役高校生最強のLBXプレイヤーと呼ばれる"神風トオル"と会えるのは幸運と言うものだ…」
スウェルと五林の言葉で分かる通り二人は神威大門統合学園に来ていた。
「悪いな…誰だか聞いていいか?」
すると二人の後ろからハーネスの制服を着た黒髪の少年が話しかけてきた。
「さぁ…誰でしょう?」
「………」
「なに……」
二人の反応に黒髪の少年は怪しみながらも自己紹介をする。
「神威大門生徒会、風紀委員長の神風トオルだ…」
「あら…あの有名なトオルさん……私はスウェル、スウェル・マック……国連の裏諜報部に所属してるわ!」
「同じく……張五林だ…」
「国連が何の用だ…」
「ちょうど良かった~あなたに会いに来たのよ~」
「なに?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「まさか…神威大門に行かせるなんて…」
「確かに…彼らは平和に暮らすべき人たちです…しかし彼らの力と技術力は強大です…また狙われる可能性もあります」
「その守りの為に?」
「えぇ……」
ユイの質問でカトルは答えながらパソコンを操作しているとトロワがヘビーアームズの整備をしながら話を続ける。
「あの二人は実力も能力もある…今回もワールドセイバーとはいえ小さな経由基地だ…三人で十分だろう…」
「そう…」
(トオル……)
ユイはそう呟くと静かに目を瞑るとあの事件の事を思い出しもう一度会いたいな…と思っていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「と言う事らしい…」
トオルはダック荘に二人を案内しハーネス、ジェノックのメンバーに二人の事を説明した。
「成る程…つまりまたあのような事が無いように…か……」
「成る程な!すまないな!スウェル!」
「気にしないで!いきなり来たこっちも悪かったし!」
ノインとバネッサが納得するとバネッサはスウェルに素早く謝罪をいれる。
「全く…隊長がまた新しい女の人連れてくるから…」
「まぁ…それが隊長らしい所でもある」
ワーカーと神威大門事件の後、復帰したオットーが少しボロボロの状態で笑いあう。
「本当にトオル様は!私は驚きましたわ…私を捨てて他の女を連れてくるなんて…」
「おい!トオルは私のだ!」
「まだ勝負は付きませんわ!」
オットーと同じく復帰したドロシーはバネッサと臨戦状態になり近くに居たワーカーとオットーが慌てて止める。
実はトオルがスウェルと五林を連れてきた時にバネッサとドロシーが勘違いしてひと悶着あったのだ…。
「でも今現在はどのような感じになってるの?この神威島は?」
スウェルの質問にそこに居たムラクが答える。
「この島一帯には簡易的なレーダーを設置している……」
「フン……甘すぎるな…レーダーは敵の接近を知らせるだけだ…」
五林がそう呟くとムラクの横に居たカゲトがしかめた顔をして五林に反論する。
「人の話を最後まで聞くッス…それと連動して自動制御のLBXを配置してあるし…それはこの前のワールドセイバーのビルゴを修理して改良したタイプで中々倒せないッス」
「成る程…腑抜けでは無いようだな…」
「いちいち言葉がムカつくッスね!」
「止めろカゲト……」
「ムラクさん…分かりました…」
カゲトは五林に食って掛かるとムラクが止めカゲトは渋々引き下がるのだった。
「スウェル…俺が聞きたいのは一つだ…また世界で何かが起きようとしている……と言う事だな…」
「そうね…大きな事が……」
「なら何故ここに居る?警告は聞いた…なら二人も行くべきだろう?」
「さぁ~私にはカトルの考えてる事は分からないわ…でも一つだけ分かっているのは…カトルが何らかの目的の為に私達二人をここに寄越したと言う事ね」
「そうか…」
トオルはそれから何かを考えるように黙り混んでしまうのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
日本の山奥にフェンスの前にユイ、カトル、が居た。
「ここは?」
「元イノベイター研究所です…ここは日本政府によって接収されていてその高い技術力施設は有効に活用されていましたが…」
ユイはカトルが説明を止めると横からトロワが来た。
「どうでした?」
「ビルゴタイプが確認出来た…」
「やはり…」
「どういう事?」
ユイの質問にトロワが声を潜めて答える。
「日本に輸送経路が集中しているのが気になって調べると日本政府の中にワールドセイバーの内通者が多く居た…」
「……ッ!」
トロワの話を聞いたユイは改めてワールドセイバーの恐ろしさを実感していると後ろから殺気が……
「クッ!」
殺気を感じたカトルが素早く自身の機体であるサンドロック改を出し後ろから襲いかかるLBXの攻撃を受け止める。
「何者です!」
「ハッ!流石、裏の国連様だなぁ~」
「伊丹キョウジ……」
カトルが叫ぶと森の中から出てきたのはユイと同様ワールドセイバーを抜けた筈の伊丹キョウジだった。
「あなたはまた…」
「ハッ!久しぶりだな!一ノ谷ユイ……まさか国連に属してるなんてな!」
「……」
キョウジの言葉をユイは無視してウイングゼロをキョウジの新たなLBX、グリープの前に降ろす。
「無視か…まぁいい……このグリープの手慣らしに付き合って貰うぜ!」
キョウジはグリープをサンドロック改、ウイングゼロ、ヘビーアームズ改に突っ込む。
「来ます!トロワ!ユイ!」
「了解…」
「分かった…」
グリープはビームランスでサンドロック改を狙うがカトルはヒートショーテルを巧みに扱い受け流すとサンドロック改の影に隠れていたヘビーアームズ改がマイクロミサイルを撃つがグリープは驚くべき機動性で上空に逃げるがそこにはビームサーベルを構えたゼロが居た……グリープとゼロはつばぜり合いになる。
「何故ワールドセイバーに戻ったの!?」
「俺は傭兵だ!戦いがあればいいんだよ!」
「そんな理由で!!…グッ!」
キョウジの理由を聞いてユイは怒るがキョウジはそれを嘲笑うように蹴り飛ばす。
「貰った!」
「決める…」
「ハッ!バカめ!」
カトルとトロワはユイが吹き飛ばされたのを見計らってグリープにサンドロック改のヒートショーテルとヘビーアームズ改のアーミーナイフが迫るがキョウジは笑うとグリープの周囲にバリアのような物が展開される。
「なんだって!?」
「ッ!」
カトルとトロワが驚くとキョウジはビームランスで吹き飛ばす。
「ハッ!情けねぇ…まぁいい…また会おうぜ!」
「待て!」
キョウジが退く気配を見せたのでユイが止めようと駆け寄るがキョウジの周りに煙が立ち上ぼり気配が消えた…。
「逃げられてしまいました…」
それを見てカトルは悔しそうにするのだった。
どうも砂岩でございます!
今回はなんか詰め込みすぎました(汗
トオル達の参加の気配を見せつつキョウジとカトル達の戦闘でした!
それと役者もそろったのでそろそろですね…
では次回も頑張ります!