ダンボール戦記ウォーズ ロシウスのライトニング・カウント(本編終了)   作:砂岩改(やや復活)

53 / 63


ヴァルクリウス

神威大門のメカニックがビルゴを解析して作ったLBX。
見た目はヴァイエイトをベースに腰にプラネイト・ディフェンサーを付け左腕にはメリクリウスのクラッシュシールドを装備した機体である、なお強力なビーム砲は健在である。


第8戦「幕上げ」

 

「諸君…ここまで耐えがたきを耐え忍びがたきを忍んで来てくれた…我等ワールドセイバーの決起の時である…虐げられし者達を救済し真の解放を勝ち取るのだ!」

 

「「「「おぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」

 

ワールドセイバー全てを統括するデギム・バートンの言葉にワールドセイバーの隊員が雄叫びを上げるのだった。

 

ーーーーー

A国国防本部

 

「そこだ!逃すな!」

 

「行け!」

 

「今だ!投げろ!」

 

A国の国防施設内でA国のLBX特殊部隊ファイヤースウィーツ隊が訓練をしていると突然施設内に警報が鳴り響く。

 

「何だ!いったい何事だ!」

 

ファイヤースウィーツ隊の隊長であるジャック・ジェラート中尉が叫ぶと隊員が部屋に飛び込んできた。

 

「国防本部を囲むように大量のLBXが!」

 

「何だと!?」

 

「行きましょうか…第2小隊!行くわよ!」

 

ジェラートが驚いていると横に居たジェシカが素早く指示を飛ばし出撃するのだった。

 

ーーーーー

A国首都、Nシティ

 

「何だ?LBX?」

 

「何よ?」

 

Nシティの大通りに二つのガトリングを持ったLBXが降り立ちそれを見た通行人が不思議に思い疑問の声を上げると突然ガトリングを発射する。

 

「きゃぁぁぁ!」

 

「な!何だ!?」

 

通行人が恐怖に逃げ惑い町中に現れ暴れるLBX達にパニックになるのだった。

 

ーーーーー

 

「何だ!何が起きている!」

 

A国中の警備システムが異常警報が鳴り響くのを見てレディ・アンが叫ぶ。

 

「分かりません!A国中で所属不明のLBXが暴れだしましています!」

 

「国防隊は何をしている!」

 

「国防本部にも大量のLBXが!……これは…ビルゴタイプ!」

 

「何だと!ワールドセイバーだとでも言うのか!?」

 

レディが叫ぶと諜報部員が悲鳴のような声で報告をする。

 

「レディ・アン統括官!」

 

「今度は何だ!」

 

「世界中の首都でも同じような報告が!全てビルゴ及びトーラスタイプが確認!」

 

「Nシティのホワイトハウスが!」

 

「ロンドンの主要機関が制圧されました!」

 

「エジプトのカイルまでも制圧!」

 

「各国からの救援要請が殺到してます!」

 

雪崩のように来る報告にレディが目眩を起こしそうになると部屋に飛び込んできた諜報員が慌てながら叫ぶ。

 

「統括官!お逃げください!」

 

「なっ!」

 

諜報員の入ってきた扉からキャリパーとゴルドーが侵入し部屋を無差別に攻撃するが一瞬にして真っ二つにされた。

 

「ワールドセイバーめ!ここまで来るとは!」

 

レディがそう呟くとそこには飛行ユニットを着けたリーオーがビームサーベルを構えて立ち塞がったのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

日本某所

 

「…………」

 

「どうした?カトル?」

 

「大変な事になりましたね…」

 

カトルがインカムで無線を傍受すると黙り混むのを見てトロワが聞くとカトルがこれ以上ない程真剣な顔になるとカトルがトロワに指示を出す。

 

「トロワ…プリベンダーの秘匿回線を使って!マグアナック隊とスウェル、五林と連絡を取って!我々は我々独自の行動を取ります!見張っているユイもすぐに合流!」

 

「分かった…」

 

カトルの指示にトロワはすぐに行動を開始するのだった…。

 

ーーーーー

 

「えぇ…了解…こっちでも緊急コールは鳴っているわよ…分かったわ」

 

「トロワか?」

 

「えぇ…かなりヤバイ状況ね…」

 

「そうか…」

 

スウェルの緊張した声に五林は顔を引き締める。

 

「大変そうだな…」

 

「トオル…ちょうど良かったわ!いきなりだけど仕事が出来ちゃって帰らなきゃ」

 

「そうか…だがこちらを手伝ってからにしてもらおうか…」

 

「なに?」

 

トオルの言葉に五林は聞き返すとトオルは真剣な表情で言う。

 

「神威島のレーダーに機影が映った…自立型の防衛隊が迎撃に出ているが数が多く止められない…今迎撃部隊を組んでいる…」

 

「成る程…こっちにも来たのね…」

 

「……」

 

トオルの言葉にスウェルと五林が納得の表情を浮かべる。

 

「やはり…他にも何かあったのか…まぁいい後で聞かせてもらう…」

 

「手伝うわよ…カトルはこの事も予測してたのかしらね……」

 

「フンッ……来るならやるしかないだろう…」

 

「助かる…二人は海で迎撃をしてくれ…俺も行く…」

 

「分かったわ!」

 

「貴様に言われずともやる…」

 

二人の返事を聞いたトオルは二人を海岸まで案内するのだった。

 

ーーーーー

 

「トオル…来たか…」

 

「すまないバネッサ、状況は?」

 

「あぁ…自立型の防衛隊のお陰で結構減ったが…海、空合わせてざっと200位だな…」

 

「そうか…」

 

トオルはバネッサに渡された端末を操作すると確認する。

 

「隊長!ハルキに水際の指揮を頼みました!」

 

「助かるオットー…よし…出るぞ!」

 

「「「「了解!」」」」

 

ーーーーー

神威島海上

 

そこでは神威大門の迎撃部隊とワールドセイバーと思われる進行部隊が戦闘を行っていた。

 

「ハァァァァ!」

 

五林はライディングソーサーに乗ったアルトロンのドラゴンハングで海上に居たエアリーズを粉砕すると別方向の海中に居たキャンサーがミサイルを撃とうと浮上した所をスウェルのデスサイズヘルが切り裂く。

 

「クッ!…数だけごちゃごちゃと!」

 

「仕方ないでしょ!行くわよ!」

 

その頃、トオルもトールギスⅢでメガランチャーで海中を砲撃すると海中のキャンサーが次々とやられていく…するとトオルの後ろからナズーが飛び出しアイアンクローでトールギスⅢを襲うがその前にバネッサの操るエピオンが切り裂く。

 

「すまない…バネッサ」

 

「気にするな…私はお前の横で戦えて嬉しいよ…」

 

「バネッサ…」

 

二人の世界に入りかけているのを見てノインがトールギスⅡを操りながら愚痴をこぼすのを見てオットーがトールギスで迎撃し笑いながら答える。

 

「他でやれと言いたいな…」

 

「仕方ないよノイン…」

 

「クゥゥゥ!トオル様ぁぁぁぁ!!」

 

それを見てドロシーは嘆きながら自身の機体であるヴァルクリウスで無双するのだった。

 

ーーーーー

 

その様子を双眼鏡で見ている人影があった…。

 

「バネッサ・ガラ…」

 

その人影は海上で戦闘をするエピオンを見て憎々しげに呟くのだった。

 

 

 

 

 






どうも砂岩でございます!
今回はワールドセイバーの一斉蜂起でした!
否応なく巻き込まれていくトオルたち…バネッサの名を呟いた人物とは?
次回も頑張ります!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。