ダンボール戦記ウォーズ ロシウスのライトニング・カウント(本編終了)   作:砂岩改(やや復活)

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第12戦「過去の因縁」

 

 

 

 

「ハア……疲れた…」

 

「あぁ…そうだな…」

 

「……」

 

バネッサ、トオル、ユイの三人はひとまず一目の無い地下鉄の出入口付近で休憩をしていた…三人とも服が少し汚れかなりの距離を歩いたのが一目で分かった。

 

「ユイ…今どこにいるんだ?」

 

「待って…え?」

 

バネッサの問いにユイは端末で調べようとするがウンともスンとも言わずにただ沈黙を守っていた。

 

「どうした?」

 

行動が怪しいユイにトオルは声を掛けると申し訳なさそうに

 

「壊れてた…」

 

「「……」」

 

謝るユイはを見て二人は黙り混みユイは更に申し訳なさそうにする。

 

「いや…攻めている訳じゃない…」

 

「そ、そうだよ!仕方ないじゃん!あれだけ瓦礫が降ってきたら機械の一つや二つ壊れるって!」

 

「……ごめんなさい」

 

申し訳なさそうにするユイを二人が慰めていると突然、出入口から足音がし声が響き渡る。

 

「随分と楽しそうね…ブラウンマスタングス……」

 

「お前は…ルーダ・ファーキル」

 

その声の主は長い紅髪をたなびかせている少女だった、その少女を見たバネッサはその名を呟くのだった。

 

「フッ…覚えていたのね…」

 

「あぁ…」

 

「バネッサ…誰だ?」

 

そのただならぬ様子を見たトオルはバネッサに質問しバネッサは静かに答える。

 

「そうか…トオルは知らなかったのか…ちょうどトオルが入学する前日に学園を退学したんだ…ロシウスの女帝、ルーダ・ファーキル」

 

「そいつとは何の関係なんだ?」

 

「私の小隊の元隊長…まさかワールドセイバーに居るなんて…」

 

バネッサがばつが悪そうに言うとルーダが叫ぶ。

 

「そう!コイツは元私の小隊の隊員だった…でもバネッサ・ガラ!貴方が居なければ私はもう少しマシな人生を送れたわ!」

 

「アンタが勝手に辞めたんだろ!」

 

「ハッ!笑わせないで!"隊長殺しのバネッサ"……今仕留めてあげるわ!…ハイドラ!」

 

ルーダが叫び飛び出したLBX、ハイドラはバスターカノンを予告もなくバネッサに向けて発射しビームはバネッサを襲うがそこにトールギスⅢFが割り込みシールドで受け止める。

 

「なに!?」

 

「どんな理由かは知らないが…バネッサを傷つける奴は許さない…」

 

「トオル……」

 

「フッ…流石はライトニング・カウントの名を持つ男…良いわ…まとめて殺してあげるわ…」

 

「行くぞ!」

 

トオルはトールギスⅢFを加速させて斬りかかるがハイドラは素早くビームサーベルを抜刀し受け止める。

 

「………」

 

「フム、強い…でもね…」

 

トオルはルーダの殺気に気づきトールギスⅢFの翼を機体に包む様に展開すると強力なビームがトールギスⅢFを襲うが翼で受け止め間合いを置く。

 

「へぇ…私のショルダークローのビームを初見で防ぐなんて…やるじゃない…」

 

「よくもトオルを!エピオン!」

 

「ウイングゼロカスタム…」

 

バネッサとユイも自身の機体を出し戦闘状態にさせる。

 

「これ以上邪魔するんだったら!」

 

「力ずくで排除する…」

 

バネッサとユイの言葉にルーダは面白そうに笑いながら宣言する。

 

「ここは通さないわ!貴方たちの死に場所はここよ!」

 

「押し通る!」

 

トオルの声を合図に三人は三方向から攻めるがハイドラのショルダークローとビームサーベル二刀流で捌く。

 

「どうしたの?その程度なの?」

 

「まだ!」

 

バネッサがそう叫ぶとエピオンで斬りかかるがルーダは避けるがエピオンのすぐ後ろにいたトオルのトールギスⅢFがヒートロッドで襲いルーダは何とかビームサーベルで受け流すがトールギスⅢFの後ろを見たルーダは戦慄した。

 

「ターゲットロックオン…発射」

 

威力強化パーツ"ドライツバーク"を付けたツインバスターライフルがハイドラに向けて放たれた。

 

「なに!?」

 

ルーダは驚きながらもバスターカノンで相殺するがツインバスターライフルの威力を二倍にするドライツバークの力でハイドラのバスターカノンが押されもう無理だと判断したルーダはサーベル二本を最大出力にしビームを受け止めるとビームサーベルによって弾かれたビームが壁や天井を破壊する。

 

「なんて威力だ!」

 

「LBXに持たせる火力じゃないだろ!」

 

トオルとバネッサはその威力に驚くとビームが止んだ先には少しばかり損傷したハイドラが佇んでいた。

 

「クッ…まぁ良いわ…どうせ貴方たちにはワールドセイバーは止められない…セレディーとは違うしね…」

 

「ッ!…待て!」

 

立ち去ろうとするルーダを止めようとバネッサが駆け寄るが突然ルーダからまばゆい光が発せられ居なくなってしまった。

 

「逃げられたか…」

 

「……」

 

トオルがそう呟くと落ち込んでいるバネッサの頭を優しく撫でる。

 

「何が会ったかは知らない…人間話したくない過去の一つや二つは有るものだ…だが……辛くなったら…遠慮なく言え…解決は出来ないかもしれないが重荷を一緒に背負う事は出来るつもりだ…」

 

「ありがとう…」

 

「フッ…気にするな…」

 

(居心地が悪すぎる…)

 

トオルとバネッサの様子を見てユイはただこの場から一刻も早く立ち去りたい衝動に駆られたのだった。

 

 

 

 

 






どうも砂岩でございます!
今回はワールドセイバー、エースのルーダ・ファーキルの登場でした!
性格も言葉使いもオリジナルになってますのでオリジナルキャラとして見て頂けると嬉しいです。
では次回も頑張ります!
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