ダンボール戦記ウォーズ ロシウスのライトニング・カウント(本編終了)   作:砂岩改(やや復活)

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最終戦「貴方に感謝を」

 

 

ホワイトハウスの決着が着いた頃、Nシティではプリペンダーメンバーが事後処理をしていた。

 

「いや~参りました…まさかこんな事になるなんて~」

 

「全くだ…」

 

カトルは入手したワールドセイバーの名簿と捕縛した人物を照会しながら苦笑いで呟くとその意見に同意だったようで隣に居たレディも頷く。

 

「カトル~こっちの照会終わったわよ…一人も漏れなし!」

 

「スウェル!お疲れさまです!Lシティの方も奪還したらしいのでそこの照会もお願いします…」

 

「うへぇ…今日は徹夜か…」

 

スウェルはそう呟きながら国連が用意したヘリに乗り込み手を振りながら去って行った。

 

A国全土を乗っ取ったワールドセイバーの一斉蜂起はカトル達が動き始めてからたったの一時間で鎮圧された…何故そんなに早く終息したかと言うとそれは少し前に遡る。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「クソッ!」

 

Nシティで暴れ始めたカトル達だったが圧倒的物量に時間かかり他の地区からも増援が来て消耗戦に持ち込まれたカトル達にはもはや戦う術もなくカトルのサンドロックカスタムは全てのヒートショーテルが折れスウェルのデスサイズヘルカスタムはエネルギーが切れて絶体絶命だった。

 

「どうする?もう何も残ってないわ…」

 

「クッ……私達は…正しく無かったのか…」

 

「ここで諦めれば…この世界はワールドセイバーの物になってしまいます…」

 

「しかし…もう我々には術がない…」

 

LBXと兵士に囲まれて絶体絶命のスウェル、五林、カトル、レディ達の周りには諦めの色が出始めた時に通信が入った。

 

「どうやら…まだ終わりでは無いようだな…」

 

「トロワ……」

 

突然のトロワからの通信にカトルが驚いていると囲んでいたLBXの集団の後ろ側から突然の爆発…それはどんどん大きくなりカトル達の目に映ったのは軍属でもない、なんの変鉄もない一般生産されているLBX達だった。

 

「「「「おぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」

 

「なんだ!!」

 

「状況はどうなっている!?」

 

突然の出来事に驚くワールドセイバー、その間にもトーラスが突然現れたデグーやウォーリア達に撃墜されていく…いち早く対応したのは無人のLBX達でビルゴがビーム砲を発射しLBX達を迎撃するが余りの数に目の前まで接近を許しムシャやクノイチ、カブト等にボコボコにリンチされて爆発する。

 

「な…なんですか……これは…」

 

「分からないわよ…」

 

スウェル達が呆然と見ている間にもワールドセイバーがLBXの波に襲われ次々とロストしていく集団戦法を仕掛けていたワールドセイバーが今度はそれを越える集団に襲われている…それはA国全土で起き、各地のワールドセイバーが次々とやられていく。

 

「このやろう!」

 

「俺たちを散々やりやがって!」

 

LBXが来たらと思ったら次は一般人まで出てきてワールドセイバーの隊員をボコボコしし始めるのを見ていたカトル達の元にトロワがやって来た。

 

「カトル…無事か?」

 

「はい…これは?」

 

「分からん…解放したらこうなったんだ…」

 

「なるほど…」

 

カトルはトロワのその言葉を聞いて全て納得した…LBXは世界共通単語にもなっているほどの人気今や二人に一人が持っているという時代でその全員がLBXを動かしたらどうなるか…性能も技術も下でもその圧倒的な数で力押しされたら誰でも敵わないだろう…ましてやこれがA国全土なら億単位にもなっている。

 

「全ての勝敗は戦いで決まるものではない…ですか……」

 

「だろうな…」

 

捕らえられていた人々の反乱のお陰で世界最大のテロは鎮圧されたのである。

 

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「全く…本当に驚きましたよ…」

 

カトルはそう呟きながら辺りを見渡すとボランティアの住人達により次々とワールドセイバーの隊員が連行されてくる…もちろんお返し付きで…本来なら咎めるべきだろうがカトルは今回少し目をつむる事にした。

 

「おい…来たぞ…」

 

カトルはトロワに呼ばれその方を振り向くとトオルを先頭に神威大門のメンバーとユイが帰ってきたのを見た…周りの住人からは拍手喝采を貰い皆はそれに答えていた…その後ろには五林がデキムを始めキョウジ、ルーダ等の他の隊員が手に縄をはめられて連れてこられていた。

 

「トオルさん…ありがとうございました…」

 

「気にするな…お前達が動かなければ出来なかった事だ…」

 

二人は握手を交わすとトオルはバネッサの肩を借りて念のために病院に向かうのだった。

 

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報告書

 

 

世界各国の大規模なワールドセイバーによるテロ行為は軍、公務員等を始め鎮圧を行ったがワールドセイバーによる周到な用意に苦戦を強いる事になった。

そして私、記載者カトルは神風トオル、九条ノイン、オットー・ミタス、ワーカー・シクト、ドロシー・カタロニア、バネッサ・ガラ、乾カゲトラ、金箱スズネ、古城タケル等を始め神威大門統合学園の生徒全員と鎮圧に協力してくれた人達に感謝の言葉を送りたい…。

 

負傷者…計測不可

 

死者…無し

 

捕縛者…116750名

 

記載者、プリペンダー所属、カトル・ラバーバ・ウィナー

 

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一ヶ月後

 

「本当にありがとうございました…貴方達には感謝の念が絶えません」

 

神威大門にカトルを始めとするプリペンダーメンバーが来ていた…もちろんユイも。

 

「前も言ったが気にするな…」

 

「いえいえ…それと…国連本部長からの感謝状です」

 

「じゃあね!また会いましょう!」

 

「今度あったら私と張五林とバトルしろ…」

 

カトルは感謝状をトオルに手渡すと敬礼をしてヘリに向かい皆がヘリに向かう中、ユイだけが残った…。

 

「行かないのか?」

 

「私は…復讐を止める…」

 

「そうか…」

 

「過去を捨てるなんて出来ない…でも…私はこれ以上誰かが悲しむ顔を見たくない…」

 

ユイの独白にトオルを始め神威大門のメンバーは静かに聞く。

 

「トオル…貴方には本当に感謝してる…ありがとう…」

 

ユイはトオルにそう言うと……………………トオルにキスをした。

 

「ナッ…」

 

「あぁ!ついにやりやがったなテメェェェェェ!」

 

「許しませんわよォォォォ!」

 

((((((天然って怖い…)))))

 

トオルが驚きバネッサとドロシーが後ろで叫び全員の心がシンクロしている中、ユイは晴れ晴れとした笑顔でヘリに乗り込むのだった。

 

 

 

 





どうも砂岩でございます!
ついにアフターエピソード編も完結しました!
最後の鎮圧の所はエンドレスワルツをヒントにしてやりました…そしてまさかのユイちゃんのやり逃げ!ユイちゃんの過去からの解放と言うと第二目標も完遂できたので最後はハッちゃけて貰いました!
さぁ!今回は本当の完結です!今まで暖かい目で見ていただいた方々にとても感謝しております!ありがとうございました!

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