ダンボール戦記ウォーズ ロシウスのライトニング・カウント(本編終了)   作:砂岩改(やや復活)

8 / 63
第六戦「山賊」

 

「ハーネスの動きは?」

 

トオルの問いにワーカーはコンソールを操作しながら質問に答える。

 

「はい……しばらく動いていませんが…ゴールドバレー基地で何かしているようですね…」

 

「ゴールドバレー基地か……ならケアン基地に襲撃をかける気か…」

 

トオルは勢力圏地図を見ながら冷静に分析するとノインとワーカーが感心する。

 

「しかしせっかくフェンレス雪原を奪還したハーネスだ……てっきりロシウスとアラビスタの国境防衛線を突破してくると思ったが…さすが名将ドルドキンス……」

 

「それを見抜いた隊長も凄いですけどね!」

 

「昼休み、司令に掛け合ってあおう…」

 

ーーーーー

 

「なに?ケアン基地にハーネスが襲撃するだと?」

 

「はい……ハーネスがアラビスタから奪ったゴールドバレー基地に何やら動きがあるようです…その付近の基地は我がロシウスのケアン基地も含まれています…」

 

トオルは司令室でロシウスの司令官であるイワン・クロスキーに進言していた。

 

「わかった…貴様らの小隊を配備させよう…神風トオル……これは汚名返上のチャンスだ…」

 

「了解!神風トオル任務を遂行します!」

 

ーーーーーーーーーーーー

 

イワンとの会話を済ませた後、教室に戻るとバネッサが待っていた。

 

「よっ!」

 

「バネッサ?なぜここに?」

 

この神威大門は全寮制のため昼食は食道で取るので昼休みは教室は基本空なのであるがバネッサはノインからトオルが昼休み司令官の所に行くと聞かされ二人分の昼を持ってトオルを待っていたのである。

 

トオルとバネッサは自分の席に座るとバネッサが持っていた二人分のパンを食べ始めるとトオルはバネッサに礼を言う。

 

「いつもすまないな…」

 

「気にするな…私が勝手にやってることだ…」

 

トオルは基本ウォータイム中心に生活しているので今回のようにたまに昼食を抜く事があるがその度にバネッサが教室に待っているのである。

 

「トオルは私が見ていないとダメだな!」

 

「ごめん……バネッサに言われたく無いわ…」

 

「おい!それは無いだろ!」

 

バネッサはトオルに詰め寄るとトオルは両手を上げて笑う。

 

「ごめんごめん~」

 

「あっ!そう言えばパフェ!パフェおごれ!」

 

「すまん、今日はウォータイムがあるから…」

 

「じゃあ!終わったらだ!二人で!」

 

「二人で?」

 

「あぁ!」

 

最初はノインたちと行こうと思っていたトオルだがバネッサのなにか期待する顔に断りきれずにただ頷くのだった。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

そしてウォータイム

 

ケアン基地に配備されたトオルとノイン、そして今回はまた新型三機が来ても良いようにワーカーもグレイリオで出撃していた更に今度こそハーネスを潰すために基地守備隊含む合計七個小隊、22機の大部隊である。

 

「敵襲!」

 

守備隊の機体がハーネスの襲来を報告するとハーネスの四個小隊が降下してくるとワーカーが言うと

 

「隊長の読みが当たりましたね…」

 

「あぁ……問題はこれからだ…」

 

トオルは静かに答える。

 

そして降下してきたのは第1小隊、第2小隊、第3小隊、第5小隊のマーキングがされているDCシリーズ、セイレーンと新型が三機だった。

 

「ノイン!ワーカー!俺は青い新型をやる!」

 

「「了解!」」

 

ノインとワーカーに素早く指示を飛ばすとトオルは一気に加速しスズネのドットフェイサーに向かう。

 

「フェンレス雪原の借りを返させてもらうぞ!スズネ!」

 

「そうはいかへんで!」

 

トオルはトールギスのドーバーガンを撃つがスズネのドットフェイサーが高速で移動し避けるとゼットソードで斬りかかる、トオルはテンペストで受け止めるとドットフェイサーを殴り飛ばす。

 

ーーーーー

 

その頃ワーカーも白いオーヴェインと戦闘を繰り広げていた、ワーカーはオーヴェインのオーハンマーを飛んで避けるとほぼゼロ距離でランチャーを発射しオーヴェインを吹き飛ばす。

 

「隊長のために!」

 

「ハハッ!やるじゃねぇか!」

 

ハーネスの第2小隊の隊長、無敵ギンジロウはワーカーの腕を見て素直に喜ぶ。

 

ーーーーー

 

「今日こそ倒す…新型」

 

そう呟くとノインはガウンタを加速させると向こうのバル・スパロスも加速し激しく斬りあう

 

「やるな……さすがは緑炎…でも負けるわけにはいかない…」

 

ハーネス第1小隊の隊長、乾カゲトラは激しくなる戦闘の中レバーを握りしめるとレーダーに突然ノイズが走る。

 

「これは!?あの時の!」

 

「おい!カゲトラ!アイツらだぜ!」

 

ギンジロウの言葉でカゲトラが感づくと同時にスズネや他のハーネスは緊張した顔になる。

 

「なんだ?ノイズが?」

 

「わからない…」

 

「ッ!守備隊がロスト……」

 

トオルとノインがワーカーの報告でロストしたグレイリオの方を見るとその先には黒いストライダーフレームのLBX"キャリパー"がいた。

 

「なんでこんな時にバンデットが来るんや…」

 

スズネの言葉にトオルは

 

「チッ…最近有名な山賊か……」

 

呟くと上空に巨大なエネルギー反応が起きる、そこにいたトオルたちは退避するがガウンタ一機が逃げ遅れ文字通り消滅する。

 

「なんて出力だ…」

 

メカニックであるワーカーが唖然とし戦場にいたほとんどの人が上空を見るとそこには一機のLBX……赤、白、青のトリコロール、背中には羽のような二基のスラスター……そして何より目を引くのは右手に保持している大型のエネルギーライフルである…

 

「トオル!危ない!」

 

すると上空の敵に気をとられていたトオルのトールギスのコアボックスを貫こうとしたキャリパーをスズネが吹き飛ばすと今度はトオルがテンペストでキャリパーを貫き破壊する。

 

「すまない…スズネ……」

 

「ええって事や~まだ勝負がついてないからな~」

 

スズネの返答にトオルは微笑みながらロシウスに指示を飛ばす。

 

「ロシウス各機に告ぐ…最優先攻撃目標をバンデットに変更!セカンドワールドを乱す悪を排除せよ!」

 

「「「「了解!」」」」

 

味方の返事を聞くとトオルはトールギスを上空の敵に向けて飛ばすとノインが通信を寄越すが

 

「何をしている?」

 

「ノインとワーカーは地上の敵を頼む…あれは普通じゃない…」

 

トオルの言葉にノインは黙りこむと

 

「ロストなんかするなよ……バネッサが悲しむ…」

 

「?…あぁ……」

 

ノインの言葉に疑問を持つもトオルは返事をして敵、バンデットの親玉であろう機体に向かうトオルであった。

 

 

 




ヤバい…自分の文才の無さでぐだぐだに、ハーネス第5小隊はオリジナルです、さぁ今回はついにバンデット登場!しかし親玉はグルゼオンではありません、さぁ何でしょうね~
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。