新築ボロアパートの一室。見た目と異なり、セキュリティーは民間最高クラスで、それなりの収入と職業など身分が確かな者しか入居できない物件だ。
その一室の借り主が、カレンチャンのトレーナーである。何処にそんな金があるかと言えば、担当ウマ娘が元々住んでいた住居の賃料などを払ってくれており、金に余裕があるからだ。電気水道保険料まで全て、カレンチャンが一括対応してくれており余剰金で一人になれる部屋を借りていた。
そんな時に出会ったのが、名門の女性トレーナーである。最初は、ウマ娘育成のための相談から始まり、徐々に距離が縮まっていった。そして、酒が入ったあるときに、ボディータッチに加え、『私なら構いませんよ。スッキリしてください』とか、可愛い顔した女性に言われたら堕ちない男はいない。法的にも問題無く、夜に男の部屋に来ているのだから、合意の上でだ。
そんな女性は、担当ウマ娘にカレンチャンを監視させており安全にヒトピョイを決め込んでいる。名門女性トレーナーは、トレセン学園で一流トレーナーを捕まえる事で成長をして来た名家だ。男性トレーナーを狩るのは、何もウマ娘だけではない。
ぴょい
ぴょい
ぴょい
怒濤の3連続ヒトピョイを決めたカレンチャントレーナー。全ての煩悩を消し去ったトレーナーの頭脳が今後の展開を考える。
その内容はどうやって、スマートに担当ウマ娘との関係を清算するかだ。
トレーナーは一人のウマ娘を育てて終わる訳ではない。酷い話、ウマ娘にとって一人だけのトレーナーだが、トレーナーにとっては無数にいるウマ娘の一人である。
だが、この日も何時と同様に答えは出なかった。
ツンツンと、裸体で横たわる女性がトレーナーを触る。
「まだ、元気なんですね。全部スッキリしちゃいましょう」
と、言われて、四戦目にもつれ込む。
疲れ切った明け方に、トレーナーは彼女と別れてトレセン学園に向かう。匂いでバレないように、ヒトミミ御用達のウマ娘の匂いがする香水を使うまでの徹底ぶりだ。この香水の製造元は、トレセン学園であり、使用目的もこの通りだ。
◇◇◇◇
カレンチャンは、流石に疑問に思い始めた。
自分が美少女である事を認識しており、トレーナーの部屋に入り浸っている。十分なスキも見せているし、食べ物だって精が付く物を多く用意している。だというのに、卒業までジワジワと距離をつめたのにナニもしてこないのだ。
掃除するときに、ゴミ箱の中にカビカビのティッシュもない。
疑いたくはないが、カレンチャンはトレーナーが外で女を調達したのではないかという鋭い予想を立てる。予想が付けば、後は理論詰めでトレーナーの行動に注目し、あらを探すと思いの外簡単に見つかった。
首筋にある蚊に刺され。
昨日分かれるときには無かった。時期的に蚊だとは考えられない。そして、見つけてしまう。トレーナーの鞄の二重底の下にあった見知らぬスマートフォン。
ロックされているので解除こそできないが、メッセージが写っている。『また、水曜日に』と。
「悪い虫は、いないいないしないとね」
単色の目をしたカレンチャン……すぐさま、金に糸目を付けず探偵を雇う。こう言うとき、資本主義とは最強である。
考え中ですが、開示設定をカレンチャン編を終えたタイミングで変更を考えています。
理由は、ウマ娘の二次創作ガイドライン抵触を恐れての保身のためです。
作者視点の平和的な本作品ですが、アンチ・ヘイトのラインが人によって異なる事もおおく安全策をとろうと思いました。