仮面ライダーW Bの天才/メモリの適合   作:ダイヤモンドリリー

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7062字。

ちょっと長めだけどほぼ全部戦闘だよ。


Kの野望/コウモリ男

「やっぱりどうやっても制御が効かない...」

 

ドラゴンメモリの制御のため、色々と手を尽くしたがなかなかうまくいかなかった。

 

「うーん。ベストマッチのロックが手に入ってから考えるか...」

 

とりあえずドラゴンメモリは封印することにした。暴走の危険があるものを簡単に使うわけにはいかない。

 

「暇...だな。翔太郎!ちょっと見回りに付き合ってくんね?」

 

「悪いな。依頼が来てんだ」

 

「なんだいつものペット探しか。なら仕方ないな」

 

「いつものってなんだいつものって!」

 

「でも事実でしょ」

 

「そうだけどよぉ...」

 

「じゃっ、行ってくる」

 

事務所を出てマシンビルダーに乗って町を移動する。なんか毎日こうやってる気がするな。

 

「ここら辺でいいか。待ってたらくるよなどうせ」

 

二つのドライバーを手に持ちながら待つ。敵の数、力で適した方を使うためだ。

 

『NINJA』

 

サイエンスメモリの起動音が聞こえた。

 

「忍者のメモリ...敵は1人か。ならこっちでいいか」

 

ワンサイドライバーを腰に取り付ける。

 

『TAKA』

 

「変身!」

 

タカ!

 

ビルドタカフォームに変身して空を飛ぶ。さすが忍者だ。空から見てもどこにいるのかわからない。

 

「どこだ〜...うわっと手裏剣飛んできた!そこか!」

 

地上から手裏剣が飛んでくる。それをうまく避け、羽根を飛ばして攻撃する。

 

「いない...今度はどこから来やがるのかな」

 

とりあえず空中にいれば奇襲されても回避は十分間に合う。ソレスタルウイングで身を守ることもできるので、ひとまずは敵の能力の把握をすることにした。

 

「うおっ!出てきたな忍者め!」

 

茂みの中からニンジャドーパントが飛び出してきて手裏剣を飛ばしてくる。

 

「とりゃー!」

 

手裏剣を避けながらニンジャドーパントに突進する。そしてつま先の爪で一気に切り裂いた...はずだった。

 

「消えた⁉︎分身か!」

 

四方八方から手裏剣が飛んでくる。先ほど攻撃したのは分身の囮だったのだろう。嵌められた。瞬時にソレスタルウイングを展開して身を守る。

 

(ひとまず手裏剣がなくなるまで耐えるか...よし打ち切ったか!)

 

『RABBIT』

 

ラビット!

 

手裏剣が飛んで来なくなったのでラビットフォームに切り替える。分身を作り出すなら高速で全員に攻撃するまでだ。俺は加速するために地面を一気に踏み込んだ。

 

(体が...痺れ...!)

 

足の裏に何かが刺さったかと思った瞬間、体に電流が走る。

 

(なんだこれ...まきびしか?くそ変えなきゃよかった)

 

後悔してももう遅い。周囲には4体のニンジャドーパント。そのうち3体は分身だろう。周囲の小石などが手裏剣へと変化しながらニンジャドーパントのもとへと集まっていく。無機物を手裏剣に変換できるようだ。

 

(何か、何か分身を見分ける方法はないのか...)

 

高速で頭を働かせるが、見分ける方法は思いつかない。ニンジャドーパントたちは手裏剣を構え、いつでも投げれるよう体勢を整えていた。

 

(まずい!防御しないと!)

 

けれど、体は痺れていて動くことができない。

 

(このままじゃ死...)

 

『TRIGGER』

 

「変身」

 

サイクロン!トリガー!

 

風のような速さの弾丸がニンジャドーパントに直撃し、分身が消滅して本体も吹き飛ばされていく。

 

「翔太郎⁉︎どうしてここに!」

 

「依頼は終わらせてきた」

 

『加勢させてもらうよ』

 

Wが助けに来てくれた。この隙にワンサイドライバーを取り外し、ビルドドライバーに付け替える。

 

『LION』『SOUJIKI』

 

ライオン!掃除機!ベストマッチ!

 

「変身!」

 

たてがみサイクロン! ライオンクリーナー! イェーイ!

 

「ちょっと動くなよ翔太郎。痺れるまきびしがまかれてる。今吸引するから待ってて」

 

左腕のロングレンジクリーナーでまきびしを吸い取っていく。

 

「このまま手裏剣も吸い込んでしまおう。トドメは任せる翔太郎」

 

「了解だ」

 

『このまま遠距離からマキシマムをすることにしよう』

 

『LUNA』

 

ルナ!トリガー!

 

トリガー!マキシマムドライブ!

 

Wがマキシマムを発動しようとした瞬間、ニンジャドーパントが分身し出す。

 

「分身には消えてもらう!」

 

ライオン型のエネルギー弾を放ち分身に当てる。これで残ったのは本体だけだ。

 

「トリガーフルバースト!」

『トリガーフルバースト!』

 

青と黄色の弾丸が全てニンジャドーパントに当たり、メモリが排出される。

 

「くっ...ぐっ!」

 

「よっと、ニンジャメモリ回収完了。お前、次はこんなの手に入れても使うんじゃねぇぞ」

 

一応警告をしながら警察を呼ぶためにビルドフォンを取り出す。

 

『KAIZOKU』

 

「…は?」

 

倒れていた男は別のメモリを取り出すと、自らの首に挿しこんだ。

 

「こいつまだメモリ持ってやがったのか!」

 

男はカイゾクドーパントに変身すると、両肩の砲門から砲弾を放ってきた。

 

「危な!遠距離には遠距離だ!」

 

『TAKA』『GATLING』

 

タカ!ガトリング!ベストマッチ!

 

「ビルドアップ!」

 

天空の暴れん坊! ホークガトリング! イェーイ!

 

俺はホークガトリンガーを取り出しながら、空を飛び砲弾を避ける。

 

『戦兎が遠距離なら僕たちは近接で行こう!』

 

『HEAT』『JOKER』

 

ヒート!ジョーカー!

 

Wはヒートジョーカーにハーフチェンジすると、カイゾクドーパントに殴りかかる。

 

『2人は面倒だな。お前は止まってろ!』

 

カイゾクドーパントががワイヤー付きの銛を飛ばしてきた。銛自体は避けることができたが、その隙をついて海賊船の帆を模したマントの形状を投網のように変化して投げ込まれ、Wが拘束されてしまう。

 

『ミスったね。メモリを変えなければよかったよ』

 

「悪い!助けてる暇ない!」

 

空中を激しく飛び回りながらホークガトリンガーを撃ち続ける。幸い銛も砲弾も速度が遅いため簡単に避けることができた。

 

10(ten)20(twenty)

 

「ハッ!」

 

リボルマガジンを回転させ二十発の弾丸を発射させる。

 

「そのメモリは水上で力を発揮する!地上じゃこっちが有利だ!」

 

メモリの適性も大したことなさそうだ。さっさと決めるに限る。

 

『この...やろ!』

 

「くっ!弾かれた!」

 

マキシマムをしようとガトリングメモリを取り出そうとした隙をついて、ワイヤー付きの銛が射出されてホークガトリンガーが弾き飛ばされてしまった。

 

「まぁいい。なくたってマキシマムはできる!」

 

タカ!ガトリング!マキシマムドライブ!

 

タカメモリとガトリングメモリを腰のマキシマムスロットにセットする。

 

ボルテックフィニッシュ!

 

ソレスタルウイングで突風を吹かせ、カイゾクドーパントを空中まで吹き飛ばす。そして落ちてきたところを、左手のグローブ表面を特殊火薬で覆って殴りとばし爆破させた。

 

「やべキャッチしないと!」

 

空中で海賊メモリをキャッチして、今度は落ちていく男を掴もうとしたその時。

 

『PANDA』『ROCKET』

 

「こいつまだメモリを⁉︎」

 

漢は落ちながら二つのメモリを首に挿すと、二つのメモリが混ざったかのようなドーパントへと変化していく。そして腕に付いているロケットで落下の勢いを殺すと、そのまま俺のもとまで突撃して蹴り込んできた。

 

「ぐっ!こいつ速い!」

 

「ルナトリガーの追尾を振り切っただと⁉︎」

 

いつのまにかルナトリガーに変えていたWが弾丸を放つも、当たらない。ロケットによる超加速と不規則な動きで追尾を振り切られてしまうのだ。

 

「殺意高すぎんだろその爪!」

 

ロケットの推進力で高速で飛びながら巨大な爪で斬りかかろうとしてくるのだ。恐怖以外の何者でもない。

 

『本来あの男が適合するメモリはあの二つなのだろう。さっきまでとは段違いに強いね』

 

「だったらこっちもパワーだ!」

 

『GORILLA』『DIAMOND』

 

ゴリラ!ダイヤモンド!ベストマッチ!

 

「ビルドアップ!」

 

輝きのデストロイヤー!ゴリラモンド!イェイ…!

 

地上に降り立ってからゴリラモンドフォームに変える。そしてドーパントが振る爪をダイヤモンドサイドで受け止める。

 

「オラァッ!」

 

サドンデストロイヤーで勢いよく殴り飛ばそうとする。それをドーパントはロケットを噴射させギリギリで回避する。

 

「翔太郎!」

 

「ああ!」

 

Wが弾丸を一気に放つ。ドーパントはまだ加速したてだったので全て当たる。

 

「いよっしゃ!」

 

『やばっ⁉︎』

 

撃たれて尻餅をついていたドーパントは俺が近づいてくるのを見て、慌てて立とうとするも足を滑らせる。

 

「すでにその辺の草をダイヤに変えておいた!」

 

ダイヤモンドのメモリは周囲のものをダイヤに変える力がある。その力をただ足を滑らせるためだけに使ったのだ。

 

「オラァッ!!」

 

一瞬動きの鈍ったところをサドンデストロイヤーで思い切り殴り抜いた。ドーパントは勢いよく吹き飛んでいき、ロケットメモリだけが排出された。

 

『くっ...逃げっ「逃すわけないだろ」ヒッ!』

 

ただのパンダドーパントとなった男の肩をサドンデストロイヤーで捕まえる。男は爪で抵抗をするが、近接特化で防御も強いゴリラモンドの装甲を貫くことはできない。

 

ゴリラ!ダイヤモンド!マキシマムドライブ!

 

ゆっくりとダイヤモンドサイドの手でメモリをマキシマムスロットにセットしていく。

 

周囲に散らばっていたダイヤモンドがパンダドーパントのもとに集まり、パンダドーパントを巻き込んで一つの大きなダイヤモンドとなる。

 

「ほれ!」

 

ひとまず真上にパンダドーパントの入ったダイヤモンドを打ち上げる。

 

ボルテックフィニッシュ!

 

「オラァッッ!!」

 

落ちてくるダイヤモンドをサドンデストロイヤーで殴り粉々に粉砕した。

 

「がっっ!!ア゛ア゛ア゛っ!クソがっ...」

 

パンダメモリが排出され痛みに苦しむ男は、残った数少ない気力で立ち上がると、ゆっくりとその場を去っていった。

 

「追わなくていいのか?」

 

「いいでしょ。多分途中で力尽きて倒れるから警察呼んどけば逮捕してくれるさ」

 

とりあえずビルドフォンを取り出し、警察に通報しようする。

 

パンっと乾いた音が響き、ビルドフォンが弾き飛ばされる。

 

「はぁ...今度は何が来るんだ?」

 

『BAT』

 

辺りにガイアウィスパーの音が響く。

 

「どこだ...どこにいやがる!」

 

サイエンスメモリの起動音は聞こえたが、なかなかドーパントが現れない。

 

「警戒を怠るな!」

 

そう言い、いつどこから襲いかかってきてもいいように構える。もしかしたらニンジャドーパントのように隠れて近づいてきているかもしれないのだ。

 

『そんなに怯えなくていいさ』

 

「来た!」

 

声がした方を向くと、そこには1人の怪人が立っていた。

 

「何モンだお前」

 

『私かい?私は"ナイトローグ"さ』

 

(変声機を使っているのか...どうやら正体を知られたくないみたいだな)

 

と言ってもどうせさっき逃げてった男が変身したのだろう。一体いくつのメモリを持っていたのやら。

 

「そうかい。お前もサイエンスのメンバーだよなどうせ。というわけでやられてもらうぞ。俺たちの前に出たのがお前の敗因だバカめ!」

 

ナイトローグに向かって走り出す。

 

『お前にバカと言われたくないな。葛城巧よぉ』

 

「…なに?おい待て今お前なんつった!」

 

拳の当たる寸前で動きを止めてしまう。俺のことを葛城巧と呼んだか今こいつ。

 

『葛城巧、と言ったんだ』

 

「んぐっ⁉︎」

 

ナイトローグの持つトランスメモリーガンで至近距離から撃ち抜かれてしまう。それによりドライバーが外れてしまう。

 

「くそっ!お前...俺の何を知ってやがる!」

 

『さぁな。知っていたとしてもお前に教える義務はない』

 

ナイトローグはトランスメモリーガンを俺に向ける。その間に割り込むようにWが滑り込む。

 

「戦兎はやらせねぇ」

 

『抵抗するのか。一応言っておくがWには俺は倒せん』

 

「そうかい。やってみなきゃわからねぇぜ!」

 

Wはトリガーマグナムで曲がる弾丸を撃つ。けれど、ナイトローグは避けることも撃ち落とすこともせずにわざと受けると、お返しとばかりに銃弾を撃ち込む。

 

「危ねぇ!」

 

Wは俺を引っ張りながら銃弾を避けると、再度弾丸を放つ。

 

『だから言っただろう?お前たちじゃ俺は倒せないと』

 

ナイトローグはそう言いながら一つの剣を取り出す。そして取り付けられていたバルブを180度回す。

 

アイススチーム!

 

剣から冷気が発射される。

 

「冷気か、ヒートに変えるぞ!」

 

『そんな暇はない!次来るよ!』

 

ナイトローグは、今度は剣を高温に加熱すると冷気で動きの鈍ったWを斬りつけた。

 

「グワァッ!!」

 

Wの変身が解除されてしまう。

 

「熱と冷気の温度差で攻撃したのか!」

 

メモリなしの武器の威力のみでWを圧倒してみせた。やはりWでは勝てない。俺がやるしかないのか。

 

『ふむ、Wもこの程度か。わざわざ実験のために出てきたのにとんだ無駄足だったな。次はどのメモリを恵んでやればいいのか考えないとな』

 

「おい、お前。このまま無事に帰れるだなんて思ってるんじゃないだろうな」

 

ビルドドライバーが手元にないので、ワンサイドライバーを腰につける。

 

『ん?お前の今のメモリで俺を倒せるとでも?』

 

「倒すさ。封印なんてしてる場合じゃねぇ!」

 

『DRAGON』

 

『ドラゴンメモリか。確かにそれなら倒せるかもな。暴走しなければの話だがな』

 

「俺は今とても燃えている。俺の過去を知れるチャンスなんだ。お前を倒す。その思いで、俺の心はたぎっている!」

 

ドラゴンメモリは感情の昂りによって力を増すのだ。ドラゴンドーパントがそうだった。

 

「今の俺は......負ける気がしねぇ!」

 

ドラゴンメモリをセットしてドライバーを展開する。

 

「変ッ身!」

 

ドラゴン!

 

「うおおおお!!!」

 

ビルドドラゴンフォームへと変身を終えた俺は蒼い炎を拳に纏い、ナイトローグに一瞬で近づき殴り飛ばす。

 

『んぐっ⁉︎』

 

「うおらぁ!」

 

今度は腕の白い刃、ファングオブレイドに炎が集まりだし、一気にナイトローグを斬りつける。

 

『瞬間的に適合率が上がってるだと⁉︎でも長くは持たまい!』

 

ナイトローグはギリギリで刃を避けながら銃を撃つ。その弾丸を強化された反射神経で避けると、今度は足に炎を纏わせて一気に蹴り上げる。

 

「マキシマム...で決める...!」

 

マキシマムスロットにドラゴンメモリをセットする。

 

ドラゴン!マキシマムドライブ!

 

ものすごい勢いの炎が足に集まり出す。

 

『これを喰らうのはまずいか』

 

ナイトローグは360度バルブを回す。

 

デビルスチーム!

 

『ハッ!』

 

剣の切っ先からなんらかのガスのようなものが飛び出して俺の体を包む。

 

「んな⁉︎急に力が!」

 

マキシマムドライブ!マキシマムドライブ!

マキシマムドライブ!!

 

狂った様に鳴り響く音。どんなに力が溢れて暴走しそうになったとしても、もう止めることができない。

 

ボルテックアタック!!

 

「ぐわあああ!!!」

 

結果、力の制御がままならず、力が暴走してその場で爆発した。当然その余波を受けて変身は解除される。

 

「お前...何しやがった...!」

 

『なに、ただドラゴンメモリの力を跳ね上げさせただけさ。それにより想定していた量よりも多くの力を引き出すことになり、暴走する』

 

目が霞んできた。耳も聞こえなくなってくる。

 

『お前にはドラゴンメモリは扱えない。たとえロックメモリがあったとしてもな』

 

その言葉を最後に、ナイトローグは姿を消し、俺も意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んっ...ここは...事務所か」

 

どうやら翔太郎がここまで運んでくれたらしい。

 

「起きて大丈夫なのか戦兎」

 

「ああ、一応...な」

 

少しまだ体は痛むが、寝ている場合じゃない。起き上がる。

 

「フィリップ、検索を頼みたい」

 

「君の知りたいことは先に調べておいたよ。君が寝ているうちにね」

 

「話が早い。早速教えてくれ」

 

知りたいことは葛城巧についてだ。

 

「まず葛城巧、サイエンスメモリで検索をかけた。そうしたら、前に桐生戦兎で検索をかけたときとほとんど同じような内容の本が見つかったよ」

 

「ということは、俺はもともと葛城巧という名前だったと確定していいのか?」

 

「そうだね。この町でサイエンスメモリとの適合率が最高だとも書いて合ったし、これまでの検索結果とも一致している。だからほとんど確定していいだろう」

 

「…ほとんどってのが気になるな。どういう意味だ」

 

「…もう一つ、別の本があったんだ」

 

フィリップが少しの間言い淀むようなそぶりを見せたのち、こう言った。

 

「サイエンスメモリ、並びにワンサイドライバーやビルドドライバー、敵のトランスメモリーガンなどの製作者は...葛城巧。そう本に載っていた」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ナイトローグなかなかやるじゃないか」

 

「まぁね。けどドラゴンメモリは厄介だな。少しの間ではあるがロックメモリなしで乗りこなしていた」

 

「でもあのガスを喰らわせてやったんだろ?メモリの力も増幅されてるからもう使われる心配ねぇんじゃねぇの?」

 

「そうなんだが...今の時点でドラゴンメモリをたとえ短時間でも使えたのは計算外なんだ。これからも予想外の出来事が起こるかもしれない」

 

「心配性だねぇ」

 

「それくらいでいいんだ。実験に失敗はつきもの。だからこそ失敗した時のことを考えておかなければならない」

 

「そんなことよりもよぉ、次のこと考えようぜ次。次はなんのメモリだ?」

 

「有機物側は大体渡したしな。とりあえず打ち止めだ。こっちのビルドと戦ってもらうよ」

 

「そっか、頑張れよ」

 

男は青いドライバーと4本のメモリを持って部屋を出る。

 

「…これ勝手に渡したらあいつ困るだろうな。面白そうだなやっちゃお」

 

石動は残っていた2本のメモリを手に部屋を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Hontou ni sento ga memory wo tukutta no darouka.

 

Sono shinsou wa mada wakaranai.




ナイトローグ登場。
相変わらずドラゴンメモリの扱いに困る。今回の出来事でさらに制御不能になったし...どうやって安全に使わせようかな。
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