仮面ライダーW Bの天才/メモリの適合   作:ダイヤモンドリリー

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5272字。
原作本編に入ります。


Wの検索/ビルドのメモリブレイク

「興味深い、ムラムラするねぇ」

 

「何急に言ってるんだフィリップ」

 

探偵事務所の地下の秘密ガレージでちょっとした作業をしてたらフィリップがそんなこと言っててちょっと吹いた。電話しててその単語出るか普通?

 

「なぜ止める?」

 

「翔太郎からの電話か。なんだって?」

 

「マグマだ」

 

ドーパントが現れたのだろうか。マグマのメモリは...サイエンスのメモリにもあるが多分普通のガイアメモリのほうだろう。それにフィリップにドライバーが現れないということは戦わないってことだろう。わざわざ出向くことはない。

 

「さて、実験に戻るとしよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キュッキュッキュッというマッキーペンの音がガレージに響く。ブツブツとフィリップの呟きが少しうるさくも感じるが、自分の実験に集中する。

 

「あのー」

 

急に聞きなれない女の声がする。

 

「うわぁ⁉︎誰だ君!」

 

「何してるの?」

 

「これかい?ちょっとした実験のようなものさ」

 

「もしかして君がフィリップくん?」

 

「いや違う。俺はてぇんさい物理学者の「それじゃあ君がフィリップくんって人?あの探偵もどきの相棒の?」おい話聞けよ」

 

せっかく名乗りを上げたというのに無視された。なんて女だ。

 

「鳴海亜樹子」

 

「え?」

 

「君のことに関してはすでに閲覧し終えたよ。もう興味もわかない。早く大阪とかいう町に帰るんだね」

 

「フィリップお前大阪も知らないのかよ...」

 

フィリップの知識の偏りは常識的に考えて結構まずいかもしれない。自分に言えたことではないかもしれないが。

 

「大阪とか...って知らないの大阪?」

 

フィリップの体が硬直する。あ、これはまずいかも。

 

「少なくとも風都より有名では?たこ焼きとか...」

 

ピクっとフィリップが反応した。やっぱりこうなったか。

 

「最悪だ...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バンッ!と翔太郎がガレージに駆け込んでくる。

 

「女子中学生...おい!なんでお前がここにいんだ!」

 

「やあ翔太郎、彼女は素晴らしいよ。ゾクゾクするねぇ。新しい検索体験だ,君は知らないだろう?たこ焼きという食べ物を!」

 

翔太郎が無言であたりを見渡す。ホワイトボードにはたこ焼きについての情報がずらりと書かれていた。ちょっと食べたくなってきたな。

 

「たこ焼き、神戸、出汁で3543280件該当する。面白い食べ方だ」

 

「やってくれたなぁおい!フィリップの気ィ散らしやがって!」

 

「なんなのこの子ぉ〜」

 

「こいつが調べてくんないとドーパントの事件が追えねぇんだよぉ!」

 

「また!ドーパント」

 

どうやらあの鳴海亜樹子とやらはドーパントのことを知らないらしい。ん?鳴海?偶然じゃないよな。おやっさんとやらの娘さんか?

 

「この町にいま、こんなのをばら撒いている奴らがいる。ガイアメモリって名前だ。これが、手にした人間を物凄い超人に変えちまう。その超人がドーパントってわけさ」

 

フィリップがたこ焼きについて検索し終えるまで、翔太郎は鳴海亜樹子にドーパントについて話していた。

 

「そんな馬鹿なこと「さっき本物に襲われただろ」…」

 

「しっかしまいったなー。こいつこうなるとてんでうごがねぇんだよ」

 

「じゃあどうすんのよー」

 

「待つしかないだろ」

 

フィリップが動くまで俺たちは何もできないのだ。待つしかない。

 

「ところであなたは誰?」

 

「おいさっき自己紹介しただろ。俺はてぇ「こいつは桐生戦兎だ。物理学者でうちのメカニック担当だ」遮るなよ最後まで言わせてくれよ」

 

なんでこうも自己紹介をまともにやらせてくれないんだ。

 

「ところで、今は何を作っているんだ?」

 

「ちょっとした武器をな。ほら、Wは武器があるけどビルドにはないだろ」

 

鳴海亜樹子に聞かれないように小さな声で話した。

 

「とりあえず翔太郎はフィリップが復活するまで休んどけ。俺は作業を続けておくから」

 

「じゃあそうさせてもらいますか。早く戻ってきてくれよぉ」

 

俺は作業に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パンッという本の閉じる音がした。

 

「たこ焼きの全てを閲覧した」

 

どうやらやっと終わったらしい。結構かかったな、たこ焼きってそんなに情報あるのか初めて知った。

 

「早く入ってくれ、地球の本棚に」

 

「ああ」

 

フィリップが地球の本棚に入っていく。

 

「え」

 

鳴海亜樹子が少し驚いたかのように声を漏らす。そりゃ仕方ない。傍目から見たら何してるのかわからないしな。ってか見せていいのか。

 

「検索を始めよう。メモリはマグマ」

 

「やつが次に襲う場所を知りたい。一つ目のキーワードは戸川陽介」

 

「いきなり減った」

 

「ま、人名だからな。二つ目に、WIND SCALE、奴が辞めた会社の名前だ」

 

キーワードを翔太郎が言っていく。この調子なら検索もうまく行くだろう。

 

「三つ目に次の数字を入れてみろWSハイフン09Kハイフン097T」

 

「タグの商品番号を入れるとはいい思いつきだったね。これは特定店舗で限定販売されている商品だ。これを扱っている店舗でまだ襲われてないのはただ一つ。WIND SCALE風谷支店」

 

「行くぜ、フィリップ、戦兎」

 

翔太郎がガレージを出て行こうとするので慌てて作業をやめてついていく。そして俺はヘルメットをかぶって翔太郎のハードボイルダーに乗った。…自分のバイクがないのは結構面倒だな。今度自分用のバイクでも作るか。ちなみに免許は保険証とかと一緒に入ってた。

 

「翔ちゃん?」

 

女の人が翔太郎に話しかける。翔太郎は少しカッコつけて見せてからバイクを走らせた。あれが今回の依頼人らしい。…風都の女はやばいという話を耳にしたことがある。あの依頼人がそうじゃなければいいんだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここが次に襲われる場所...戸川はどこだ?」

 

俺たちはWIND SCALE風谷支店にやってきた。さて、ここに戸川がいるはずだが...いた。

 

「戸川陽介...だな」

 

翔太郎が戸川に話しかける。

 

「お前も、ここの社員か?」

 

どうしたんだ急に。普通それ最初に聞く?

 

「ならば」

 

『MAGMA』

 

「燃えろ」

 

戸川がマグマメモリを起動して左腕に挿入した。突如、戸川の体は燃え出しマグマの記憶を宿したドーパントへと変化していく。あたりの人が慌てて逃げ惑う。

 

「うおっ!」

 

あっ、翔太郎の帽子がちょっと燃えた。

 

「ふっ!止めてやるよ。俺が、いや、俺たちが」

 

ダブルドライバーを取り付ける。おそらくフィリップの方にもドライバーが出てるだろう...鳴海がいるけどいいのか?

 

「おいおい、俺のことを忘れてもらっちゃ困るぜ」

 

俺もワンサイドライバーを腰に取り付ける。

 

『JOKER』『RABBIT』

 

「フィリップ」

 

「変身」

 

ダブルドライバーにサイクロンのメモリが転送されてくる。翔太郎がそれをセットし、ジョーカーのメモリもセットするのと同時に俺もラビットのメモリをセットする。

 

「変身!」

 

サイクロン!ジョーカー! ラビット!

 

ファイティングポーズをとってからドライバーを展開する。翔太郎も同時に展開したようだ。

 

「うわぁっ!すっごい風!さすがはサイクロンのメモリ、気持ちいい風だ」

 

特に何もなくビルドへと変身を終えた俺とは違い、突風を吹かせながらWへと変身する2人。その風でマグマドーパントの炎も靡いていた。

 

「さぁ、お前の罪を数えろ!」

『さぁ,お前の罪を数えろ』

 

Wは風のような速さでドーパントへと走っていき蹴りを叩き込んでいく。…その決め台詞かっこいいな。ちょっと羨ましい。

 

「俺も行きますか!」

 

速さならラビットも負けていない。W以上の速さでドーパントに近づいていくと、同じように蹴りを連続で叩き込んでいった。

 

「こいつ硬いな」

 

『…そうかい?そこまで防御に特化しているようなドーパントではないはずなんだが...君のメモリが弱いだけなんじゃないかい?』

 

「なかなか言うねぇ。ラビットは手数で勝負だ!」

 

一発一発の攻撃は弱くとも、チリも積もればなんとやらだ。数さえ叩き込めばどうにかなる。

 

『はあああぁぁぁああああ!!!』

 

マグマドーパントはいくつもの火山弾を打ち出してきた。けれど、俺らの速さなら避けることは容易く、威力も低いため撃ち落とすことは簡単であった。ただ、すごいめんどくせぇ!

 

「あっちいなぁ!」

 

『こういう場合は』

 

Wの右半身が勝手に動き出す。

 

『LUNA』

 

ルナ!ジョーカー!

 

ルナジョーカーに変身したWはその伸びる腕によって火山弾をどんどん撃ち落としていく。

 

「おいフィリップ!また勝手にメモリ変えやがったな!」

 

「まぁまぁいいじゃん。じゃあ俺も!」

 

『HARINEZUMI』

 

「ビルドアップ」

 

ハリネズミ!

 

「ハアッ!」

 

ハリネズミフォームへと変えた俺は火山弾に向かって針を放つ。うん、こいつの威力でも撃ち落とせるのか。

 

「ほっ!とりゃあ!」

 

Wがルナメモリによる変幻自在な攻撃でマグマドーパントを翻弄していく。さすがは幻想のメモリだ。

 

『翔太郎、どうするつもり?』

 

「もちろん、メモリブレイクだ」

 

「あっ、なら俺に任せて!」

 

ハリネズミメモリをマキシマムスロットにセットする。

 

ハリネズミ!マキシマムドライブ!

 

「勝利の法則は決まった!」

 

俺はジャンプをして空中で高速回転する。次第に針状のエネルギー弾が形成されていく。

 

ボルテックアタック!

 

「とりゃあ!」

 

そしてできたエネルギー弾をマグマドーパントに打ち込んだ。これでメモリブレイクできたはず...あれ?

 

「嘘でしょ完璧に決まったはずなのに!」

 

計算では確実にメモリブレイクできていたはずなのに...おかしいな。威力が足りないのだろうか。

 

「威力...ならこいつを使ってみるか!」

 

『TANK』

 

ハリネズミのメモリを抜き、タンクのメモリをセットする。

 

「ビルドアップ!」

 

ドライバーを展開する。そうして俺はタンクフォームに...

 

なることはなかった。

 

「変身しない...?どういうことだ?」

 

まさかメモリが壊れているのだろうか。いや、そんなはずはない。なら一体なぜ?

 

「おい!何やってるんだ戦兎!」

 

「ごめんなんかできない!任せた!」

 

仕方ない。あとは本職にお任せするとしよう。

 

『しょうがないなぁ』

 

『CYCLONE』

 

サイクロン!ジョーカー!

 

サイクロンジョーカーへと戻したW。そのままジョーカーメモリを抜き出してマキシマムスロットへとセットする。

 

ジョーカー!マキシマムドライブ!

 

「ジョーカーエクストリーム!」

『ジョーカーエクストリーム!』

 

空中へと浮き、正中線で体が分離する。

 

「とりゃあー!」

『ハァッ!』

 

そのまま両半身で蹴りを叩き込んだ。マグマドーパントは大きく吹き飛ばされる。マグマメモリが排出されそのまま壊れていった。

 

「あっ」

 

戸川が壊れたメモリを見て声を漏らす。

 

「後は警察だな。はぁ、真里奈になんて言えばいいんだ」

 

「く、くそっ!だったらこっちのメモリで...」

 

「…ちょっと待て今何か言ったか?ってうわっ⁉︎」

 

突如地面が揺れ出す。そして戸川の後ろの方の地面から恐竜のような何かが飛び出してきた。

 

「なんだありゃ!」

 

「う、うわあぁぁぁぁ!!!」

 

「おい!やめろ!」

 

「そいつを離せ!」

 

俺たちは食われている戸川のもとへと駆け寄ろうとする。けれども、その恐竜のような何かの尻尾によって弾き飛ばされてしまった。

 

「ッ!」

 

Wがスタッグフォンを操作する。リボルギャリーを呼ぶつもりだろうか。

 

「ぽちぽちしてる暇ねぇぞ前からくる!」

 

あれはドーパントなのだろうか。いや、あんなのが自然界にいてたまるか。恐竜のドーパントが前から突っ込んでくるのを転がりながら間一髪で避ける。

 

「リボルギャリーが来るまでの辛抱だ!」

 

「牽制はまかせろ!」

 

大量の針をドーパントに向かって放つ。しかし、針は刺さりはするのだが直ぐに取れてしまう。深くまで刺さっていないのだ。

 

「全然効かねえ!ぐわっ!」

 

針が刺さるのも気にせずにドーパントが迫ってくる。反応が遅れてしまったためモロに突進を喰らって吹き飛ばされてしまう。

 

「グワァッ!うぅ...ヴッ!」

 

吹き飛ばされた俺たちは急いで立ちあがろうとするも、地面の中から直接ドーパントが攻撃してきた。空中に一気に跳ね飛ばされてしまう。

 

(まずいこのままだと食べられる⁉︎)

 

下から恐竜の大きな口が迫ってくる。けれども、その口の中に入る前にリボルギャリーが来てくれたおかげでなんとか食べられることはなかった。

 

「どこ行きやがった!うわあっ!」

 

今度はリボルギャリーの下からドーパントが出てきた。リボルギャリーごと大きく跳ね飛ばされる。こいつ恐竜だろなんで地面から出てくるんだよ物理的におかしいだろこんなのと言いたくなる。

 

「また突っ込んでくるぞ!」

 

俺は焦りからそんなことを叫ぶが、Wは冷静にスタッグフォンを操作してリボルギャリーを操作する。ドーパントの口へと突っ込むとそのまま回転して攻撃を与えることに成功した。

 

「よしこれなら...ってあれ?」

 

「おい待て!」

 

ドーパントは地下へと潜っていき何処かへと消えていってしまった。

 

「攫われちまった!」

 

やられた。戸川を攫われてしまった。どうやら、この事件はまだ終わっていないらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Build no kougeki ga "DO-PANTO" ni amari kiiteinai youdatta.

 

Tank no "DO-PANTO" niwa tsuuyou shita noniwa nanika riyuu ga arisouda.




本編の1話と2話分は公式のをいつでも見れるから書きやすいけど、そこから先が結構困る。
まぁ頑張って書きますが。
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