目が覚めたらキタサンブラックの弟になった件   作:通りすがりの邪教徒

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季節行事を大事にする小説にしたいな。

それではどうぞ!


第二十五話:お花見をする余

 

 

 

 チームスピカでお花見をしよう。と言い出してからトレーニング終わりに、皆でそれぞれ、お花見に向けての準備をすることにした。計画を立てた当日に、この事をダイヤ姉ちゃんにも話した姉ちゃんが「ダイヤちゃんもお花見一緒にいいよね?」と言ってきた。もちろん大歓迎だ。大勢の方が楽しいしね!

 

 お花見当日の3日前に、マックイーンさんにお願いした場所は、良いところを手配できたと教えてくれた。当日は、僕が中山レース場から実家に帰る時に使っていた黒塗りの高い車で連れてってくれるらしく、期待してくださいとドヤ顔で言われた。これは期待しかないな。

 そして、お菓子担当のスペスズテイオー組の方もバッチリ準備ができたそうだ。色々なお菓子を買ったので皆んなで分けて食べようとのことだった。

 

 リクリエーション担当のウオスカゴルシ組の方は、色々なボードゲームやSwitchで遊べるパーティゲームを持ってくると言っていた。ゴルシさんも個人的にやりたいゲームがあるそうなので、何を持ってくるのかと聞くと、当日までの楽しみと言って焦らされた。ダイヤ姉ちゃんも、面白いゲーム機を持ってくると教えてくれたので、すごく楽しみだ。

 

 それぞれの担当が準備を進めている一方で、僕たち姉弟は、常盤寮の厨房を借りてお花見弁当について考えていた。

 

「僕たち弁当組は、何を作ろっか?」

「そうだね〜。やっぱり定番な所でいうと……手を使って皆んなで食べれるサンドイッチとかおにぎりだよね!」

「それとおかずは、唐揚げや卵焼きとかは定番だな。後は……ピンチョスとか!」

「定番は定番でも、ちょっと凝ってみない? 春の食材を使ったりしてさ!」

 

 ナイスねーちゃん! 主に春の食材で、お花見弁当とは、なかなか面白そうだ。野菜だと、タケノコやキャベツなど色々ある。姉ちゃん達ウマ娘の大好きなニンジン系の料理も入れることにした。

 

「てか、姉ちゃんって料理できたんだ」

「ふふん! なおくんの胃袋を掴むために、母さんから教わったからね!」

 

 僕のためにと言ってくれるのは嬉しいな。これで、どっちかが熱でぶっ倒れても、おかゆとか作れて安心だよね。

 

 

 

 お花見当日。時間は11時、集合場所は三女神の像前で集合することにした。三女神様へ、渋谷のハチ公像みたいな感覚で、待ち合わせ場所にしてすみません! 

 

「なおくん、何で像にお辞儀してるの?」

「神様だし、一応お礼をと思って」

「ははっ! 変ななおくん。それはそうと、他の皆んなも来たよ!」

「キタちゃん、なおくん。お待たせ!」

「ダイヤ姉ちゃん。来てくれてありがとね。あれ? マックイーンさんは?」

「マックイーンさんは……あっ! 来たよ!」

「皆さん、お待たせしました。車を持って来ましたので、乗ってください!」

 

 マックイーンさんは、手配した場所に行くための車に乗って、学園へとやって来た。荷物を後ろのトランクに乗せて、皆んなで広い後部座席に座る。 

 

「お花見、楽しみね〜!」

「なあ、直人。花見はどこでやるんだ?」

「マックイーンさんが決めてるので詳しくは……マックイーンさん。場所を教えてくれません?」

「場所は、メジロ家が所有しているお屋敷の敷地内にある広い庭です。桜が今でも綺麗に咲いているんです!」

 

 流石はマックイーンさん。聞いたところによると、メジロ家って相当な金持ちらしい。大きな桜の木がある庭があるお屋敷だけじゃなくて、専用の療養所とか島なんかも持っているらしい。

 それと気になったのが、メジロマックイーンの他にはどんなメジロのウマ娘がいるのかマックイーンさんに聞いてみたら、メジロドーベル、メジロライアン、メジロパーマー、メジロブライト、メジロアルダン、メジロラモーヌなどの名前があがった。他にもまだメジロのウマ娘はいると言っており、全員親戚で学園にもいると教えてくれた。

 その名前全部知ってるー! 中でもドーベルには会ったことあるぞ。どのメジロも前の世界でも有名な競走馬である。しかも牝馬三冠のラモーヌも学園いるんだ。全員に会ってみたい。

 

 メジロ家の話をしたので、ついでにダイヤ姉ちゃんの一族の話も聞くことが出来た。サトノ家はメジロ家に次ぐ財力を持っており。実は僕が姉ちゃん達からプレゼントされたギターの金額は殆どがダイヤ姉ちゃんの財布から出てたらしい。

 

「お金出し合って買ったのは聞いたけど、主にダイヤ姉ちゃんだったんだね」

「あの時、最初は半分の金額で出してギター買おうと思って財布開いたら少なくて……それでダイヤちゃんが多く出して助けてくれたんだ。あの時、自分だけ少ない額で出して買ったとかカッコ悪くて言えなかったから……」

「カッコ悪くないよ! 一番大事なのは気持ちなんだもん。あのギターには2人の気持ちがこもってたし、それだけでも嬉しいよ。多い少ないは関係ないさ!」

「なおくん……なんて良い子に育ったんだろう。お姉ちゃん嬉しい!」

「キタちゃん、まるで自分が育てたかのように言うね……でも、なおくんが良い子なのは私も分かるよ!」

「だよね! 例えば……」

 

 それから姉ちゃんとダイヤ姉ちゃんは、僕の良い子エピソードをお互いに語り始めて、それに興味津々なテイオーさんとマックイーンさんも混ざった。

 僕がその様子を見ていると、ゴルシさんに肩を組まれて「お前、愛されてんな」とイケボで言われ、スカーレットさんからは「アンタ、メンタル大丈夫なの?」と心配された。大丈夫だけど大丈夫じゃないかも。

 

「まあ、下の兄弟を可愛がりたくなるは分かるけどな〜」

「ウオッカさんって兄弟いるんですか?」

「おお、弟と妹がいる。まだ小さくて、ヤンチャで生意気だけど、良い奴らだよ!」

「へえ〜。アンタに似たのね!」

「んだと!? オレはヤンチャでも生意気でもねぇよ!」

 

 あらら、また言い合いが始まってしまった。この2人はルームメイトだってテイオーさんに聞いたけど……大丈夫なのかな? でも喧嘩するほど仲がいいって言うしね。

 

「「仲良くない!!」」

「何で心の声分かったし!?」

 

 

 

 そうこうしている内に、お花見をする場所に着いた。お屋敷広いなぁ……こんな感じ間の建物をいくつも持ってるとか凄くね? マックイーンさんの後について行き、庭の方に出ると綺麗な桜の木が沢山あり、桜の木の下には大きめのレジャーシートがすでに敷かれていた。この日のためにセッティングしてたらしい。マックイーンさんも楽しみだったんだね。

 

「すごく綺麗ですね! スズカさん!」

「そうね。スペちゃん」

「どうですか? 直人さん! この満開の桜は!」

「最高です!」

「WBCでヒーローインタビューをした、岡○選手みたいな感想ですわね」

「マックイーンさんって、あの試合見てたんですか!?」

「ええ、私こう見えて、野球は大好きでして、WBC全試合を拝見しました!」

「マックイーン、直人くん。野球の話はレジャーシートに座ってからにしなよ!」

「そうですね、テイオーさん。座ってから、ゆっくり話しましょ?」

「そうですわね」

 

 レジャーシートに座った僕らは、持ってきたお弁当などを広げて、桜を見ながら食事や会話を満喫した。マックイーンさんとは、メキシコ戦での神様復活とアメリカ戦での激戦なんかの話をした。

 

「メジャーでは仲間、でも世界大会では戦う相手! 漫画のような展開に、心が熱くなりました!」

「分かります! 最初から最後までドキドキでしたよね!」

「直人くん、このきんぴらニンジン美味しいよ!」

「スペさん、ありがとうございます」

 

 そして、お弁当を食べた後にゴルシさん達が持って来た遊び道具が出された。トランプやUNOなどのカードゲームやロイヤルターフという面白そうなボードゲームもあった。

 

「なあなあスペ、「空気読み。」って知ってるか?」

「「空気読み。」ですか? 聞いたことはあるけどやったことはないですね」

「アタシはアプリ版をやってるんだが、Switch版もあるから二人でやってみない?」

 

 ゴルシさんが持って来たいって言ってたゲームって「空気読み。」だったか! そのゲームはホロメンの殆どがやってたな。気になってやってみたかったんだよな。

 面白そうなので、スペさんとゴルシさんがゲームをしている所を見ることにした。

 

「ちょっとゴルシさん! ちゃんと空気を読んでください!」

「真面目だな〜。もっとゲームなんだから、遊び心を持ってやれよ……って、おい! いたーっ! お前喧嘩売ってくんじゃねーよ!」

「わざとじゃないですー!」

 

 ゴルシさんとスペさんの「空気読み。」は大いに盛り上がり、その様子を見ていたチームの皆んなは大爆笑するのであった。

 

 

 





メジロ家なら桜の木がたくさんある庭のひとつやふたつあるでしょうよ。他のメジロもちょくちょく出したいな。

キタちゃんに弟を語らせたら30分以上かかります。

最後の空気読みは、ぱかチューブを参考にしました。スペとゴルシの空気読みは面白いです

それではまた次回! ダービーにまでの話を書きます!
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