目が覚めたらキタサンブラックの弟になった件 作:通りすがりの邪教徒
トプロさんのアニメ楽しみですね!
それではどうぞ!
ゴルシさんとスペさんによる「空気読み。」に大爆笑をした僕らも、このゲームをすることになった。ゴルシさんの空気を読まなすぎるプレイは面白かったな。スペさんも、ゲームをやり慣れてないところが可愛らしかった。
皆で「空気読み。」をした後に、ダイヤ姉ちゃんがVRゴーグルを持って来ていた。VRゴーグルなんて初めて見たな。
「どんなゲーム持って来たの?」
「『STIFLED』っていうホラーゲームだよ」
「おお! 面白そうですね! テイオーさん、やりましょうよ!」
「え〜!?」
「もしかして……怖いんですか?」
「ムッ!? 怖いわけないじゃん!!」
「じゃあ、早速やりましょう!」
テイオーさんは嫌な顔をしながらVRゴーグルを装着した。「怖い怖い」と呟きながら操作をしているのを見てるの面白い。喋らないと周りのエリアは分からないらしいので、何か喋りましょうと言っておいた。
「あ〜ボクはテイオー♪」
「ワンフレーズしか歌わないんすか?」
「余裕がないんだよ! ワガハイはテイオーだー!」
流石にこれ以上はマズいと思ったので、VR慣れしていないテイオーさんに変わって次はゴルシさんがやる事になった。
恐れを知らないのか、大胆に声を出していく。ゴルシさん凄いな。
「ゴルシ!」
「やめろ!!! テイオー!」
テイオーさんが、ゴルシさんの名前を勢いよく叫ぶと、ゴルシさんがガチトーンで返したところを見て腹抱えて笑った。この2人も面白すぎる。
「あっ、死んじまったぜ」
「でも、面白かったよね……怖かったけど」
それからは、ゲームなどをしながら、スペさん達が持って来たお菓子や、姉ちゃんがバクシンオーさんから貰った桜餅を食べたりした。
「姉ちゃん、気分はどう?」
「すっごく楽しいよ! なおくん、お花見しようって言ってくれてありがとね!」
「良かった〜。姉ちゃんが元気になって」
「もしかして、アタシのためにこのお花見を?」
僕は、姉ちゃんが次の日本ダービーで頑張れるように気分転換になれればと思い、お花見をしようと思いついたのだ。気分転換のアドバイスをくれたライスさんには感謝しかないな。
「なおくん……よ〜し! 弟があたしの為にここまでしてくれたんだ。日本ダービー頑張るぞ!」
こうして気分を新たにした姉ちゃんは、日本ダービーに向けて闘志を燃やすのであった。
お花見が終わり、帰りの車に揺られながらチームの皆は学園に着くまで眠っていた。姉ちゃんは僕の膝を枕にして寝ており、ダイヤ姉ちゃんは肩に頭を乗せて寝ていた。
起きた時に、足と肩が痺れて立てなかったので、姉ちゃんにおんぶされた状態で、寮の部屋に運ばれた。部屋に向かう途中で、他の男子の視線が痛かった。
「なおくんの部屋ってここ?」
「うん。これ鍵ね」
「失礼しま〜す。おお〜! 綺麗にしてるんだね!」
「まあ、定期的に掃除はしてるし」
姉ちゃんは部屋に入ると、普通の人用の寮の内装を見て、自分達のとは全然違うと言っていた。ウマ娘の寮ってどんな感じなんだろう。
取り敢えず痺れが無くなったので、ベットに座らせてもらった。そして、部屋の中を物色し出す姉を全力で止めた。極め付けに、ベットの下とかも見やがった。
「エッチな本無し!」
「あるわけねぇだろ!」
そんな趣味ない余。僕はお金をVtuberのスパチャやゲームの課金とかにしか使わないし、姉ちゃんは僕のことなんだと思ってんの!?
「ごめんね〜。それじゃ、お姉ちゃん、もう行くね?」
「おう……運んでくれて、ありがとう」
「どういたしまして! ばいばい♪」
姉ちゃんが部屋から出て行ってから暫くすると、音也くんからメッセージが来た。ウマインのトーク欄を開くと、僕をおんぶする姉ちゃんの後ろ姿の写真が貼られていた。まさか、アイツ……盗撮しやがったな!? 今からでも隣の部屋にカチコミに行きたいけど、夜だし迷惑かけてはいけないし、明日は学校で早いし、風呂入って歯磨いて寝るか。
次の日の昼休み、僕はテイオーさんと一緒にご飯を食べていた。姉ちゃんはどうしたのかと聞くと、学園内でお助けを頼まれたので、来れないらしい。僕が学園に来る前も、困っている人をお助けるする「お助けキタちゃん」として校内では有名なんだとか。
「かぁ〜! 脳が痺れるぜ……!」
「そのカレー激辛だよね!? 大丈夫なの?」
「大丈夫じゃないっす」
「じゃあ何で頼んだの……」
僕は今、この前カフェテリアで気になってたメニュー「脳天痺れる悪魔の激辛カレー」を食べていた。いや、僕の中の悪魔が食べたがってたのでついね……。でも、慣れると案外美味しいかも……。僕はカレーを一気に口に入れて、最後は氷水で流した。
「ごちそうさま。それで、テイオーさんに聞きたいことがあって!」
「別に良いんだけど……汗すごいよ」
「そこは気にせず。ダービーのことを知りたくて」
「ダービーのこと?」
「はい! ダービー走ったテイオーさんなら何か参考になる意見を貰えるかと」
東京優駿(日本ダービー)は東京レース場で開催される芝2400mの中距離レースだ。皐月賞よりも400m長く、姉ちゃんとしては初めての距離だろう。この日本ダービーで優勝することは多くのウマ娘、トレーナーが憧れる最高の栄誉の1つであると、この世界では語られている。
そしてクラシック三冠レースにはそれぞれ位置付けがある。この前の皐月賞は「最も速いウマ娘が勝つ」、10月に開催される菊花賞は「最も強いウマ娘が勝つ」と言われていて……ダービーって何だったかな?
「ダービーは最も……何でしたっけ?」
「最も運のあるウマ娘が勝つって言われているよ!」
「何で運のあるウマ娘が勝つか、お姉さんが教えてあげよっか?」
「あ、あなたは!」
日本ダービーには、運要素あったんだ。でも何でだろう? そう考えていると後ろから聞き覚えのある、お姉さんボイスが聞こえた。そこには、この前チームリギルの見学で、お世話になったマルゼンスキーさんがいた。
「ハァイ、直人くんにテイオーちゃん!」
「マルゼンさん。いつの間にいたんすね」
「細かいことは気にしない! 日本ダービーのこと知りたいんでしょ?」
「はい! 是非ともご教授お願いします!」
「バッチグーよ!」
マルゼンさんの日本ダービー講座曰く、昔のダービーは、ウマ娘20人で走った(最大で30人)ためダービーは運が良くないと勝てない(枠が大外ならその時点でほぼ負け)と言われていたらしい。
「それに、多くのウマ娘ちゃんが走るから、邪魔されない運も必要ってことよ!」
「なーほーね。だから「最も運の良いウマ娘が勝つ」って言われてたんですね。あれ? マルゼンさんってダービー出てませんよね?」
「直人くん、よく知ってるね」
「ここ最近、出会ったウマ娘さんが出たレースとか調べてるんで」
「ええ、そうよ。出走権利が無かったっていうのもあるわね」
マルゼンスキーは8戦8勝の凄い戦績を持っている。出走権利が無く出れなかったから、この世界だと「幻のダービーウマ娘」なんて言われてんのか……出走権利があったウマ娘の中には怪我で出られずに断念したウマ娘もいる。例を挙げるならフジキセキさんかな。
他にも「幻のダービーウマ娘」はいる。マルゼンさんと同じく出走権利が無くて出られなかった芦毛のウマ娘が……この学園にいるのかな?
「どう? 勉強になった?」
「はい! マルゼンさん、ありがとうございます!」
「それじゃ、バイなら〜!」
テイオーさんと一緒に、マルゼンさんの為になる日本ダービー講座を聞いた後は、食器を片付け、カフェテリアを出る。
「直人くん、マルゼンさんの話を聞きながらずっとメモしてたよね」
「姉ちゃんが出るレースの内容を覚えておこうと思って。それにウマ娘の勉強にもなって一石二鳥っす!」
「真面目だね。ダービーかぁ……懐かしいな〜」
「テイオーさんって確か、ダービー勝った後に怪我したんですよね?」
「そうだよ。全治6ヶ月って言われた時は頭が真っ白になったよ。それにお注射も痛かったな……」
骨折で全治6ヶ月。つまり10月末にやる菊花賞には間に合わなかった。もしテイオーさんが怪我をしてなかったら会長さんと同じ三冠を取れてたのかな?
「じゃあ、僕はここで。テイオーさんの昔話、機会があれば、じっくり聞かせてください」
「良いよ。またね!」
こうしてテイオーさんと別れた僕は、午後の授業に臨むのであった。
VRなんて、どうやって電線繋いでるの? って疑問になると思うけど、メジロ家ならVR出来るくらいの外でも環境にできるっしょw
そして、やったゲームは、ぱかチューブでゴルシとテイオーがやってたのを思い出しがら書きましたw
ダービーを制したウマ娘たちを何人か出していきたいと思ってる。後幻のダービーウマ娘とそのお供達も出したい。作者の推しは、キタちゃんとあの芦毛のウマ娘なのでw
あとGWで姉弟デート回みたいなのも書きたいな。