目が覚めたらキタサンブラックの弟になった件 作:通りすがりの邪教徒
今回は新しいメジロを出します
それではどうぞ!
トレーナーさんの指示で、班に分かれたチームスピカの皆。A班は姉ちゃん、スペさん、ウオッカさん、テイオーさんの4人でプールでスタミナ練習をするみたいだ。ふむ……よりによってこの組み合わせとはな。日本ダービーを勝利したウマ娘から何かアドバイスを聞ける良い機会なのでは?
そしてB班のスズカさん、マックイーンさん、スカーレットさんはトレーニング用ジムでスピードやパワーの練習をするらしい。ゴルシさんはトレーナーさんと別の場所でトレーニングをするとのこと。
「さてさて……先ずは、マックイーンさんたちのとこでも行きますかね!」
トレーニング用ジムは、テイオーさんに紹介されて以来しばらく来ていない。あんまり用事がないからだ。たまには身体を動かすのに使うのも良いかなと思ったけど……チームのトレーニングの手伝いで一緒に動いたりしてるというのもあり、使う事がないのだ。
トレーニング用ジムに入ると、奥のランニングマシンでスズカさんが走っており、スカーレットさんはフィットネスバイクでペダルを一生懸命漕いでいた。一方マックイーンさんはというと……。
「ほら! マックイーン! もっと力を振り絞って!」
「ぐっ……これしきのことで……!」
スポーティーでベリーショートな髪型のウマ娘と一緒にベンチプレスをしていた。マックイーンさんは大きなバーベルを持ち上げて、その様子を見るウマ娘さん。あの人はマックイーンさんの知り合いなのか。
「マックイーンさん、頑張ってください!」
「君は?」
「直人さん! メジロの名にかけて……はぁぁぁぁぁ!!!」
「良いよマックイーン! その調子!」
「おお〜!」
マックイーンさんはバーベルを思いっきり持ち上げてラックに戻すと、息を切らしていた。相当重かったのかな……それともこのウマ娘さんと一緒にやったからかな?
「お疲れっす。ただのお水ですが、良かったら」
「ありがとうございます。ふぅ……体に沁みますわ〜」
「ねえマックイーン。この子は?」
「この方は北島直人さん。私たちチームスピカのサポートをしてもらっています……ハァハァ」
「ああ! 前に言ってた子か! 初めまして、私はメジロライアンだよ。よろしくね!」
「はい、こちらこそ!」
このウマ娘がメジロライアンなのか。宝塚記念が印象に残っている。それと僕の世界では、メジロドーベルとメジロブライトの父にあたる馬である。
「直人くんも良かったら、一緒に鍛えてみない?」
「良いんですか?」
「もちろん! 身体を鍛えて筋肉をつけよう! レッツマッスル!」
うわ〜……この人そういうキャラですか。めっちゃ筋肉バカって感じがするよ。いやでも、メジロの人だしな……マックイーンさんみたいなお嬢様な一面もあるかもしれん。
「それじゃ、先ずはマックイーンがやってたベンチプレスでもやってみる?」
「これ、僕が観てたアニメに出ててやってみたかったんです。やります!」
「これはウマ娘用で重すぎるかもだし、こっちの一番軽いのからね」
僕は早速、ライアンさんが指示したベンチプレスの近くに行く前に、軽く準備運動をする。おお……これがベンチプレスか、初めてだからワクワクすっぞ! やり方はライアンさんが教えてくれた。先ずは上腕を水平にした状態で腕を直角に曲げて構える。次に延長線上の幅でシャフトを握る。
「次は、ベンチに仰向けになって、背中とお尻をピッタリとくっつけて!」
「こうですか?」
「そうそう! そして、シャフトを握りながら肩甲骨を寄せて胸を張って、バーをラックから外す!」
ライアンさんの指導通りに、バーベルを持ち上げる。お……重い……本当にこれで軽めなのか!? 取り敢えず深呼吸だ。息を吸いながらバーベルを下ろして、吐きながらあげる。これを何回か繰り返す。
「良い感じだよ。直人くん!」
「チェストー!」
「直人さん、頑張ってくださいまし!」
「男は……根性ー!」
バーベルの上げ下げをしてしばらくして、バーをラックに戻す。結構楽しいな……これ……疲れたけど。
「どうだった? 直人くん。身体を鍛えるのは!」
「最高です! ハァハァ……」
「何だかWBCの岡○選手みたいな感想だね」
「な、なんか……既視感あるな……」
「ふふっ、お疲れですわね。お水をどうぞ」
「マックイーンさん。ありがとうございます」
マックイーンさんから渡されたペットボトルに入った水を受け取り、一気に飲み干した。あれ? このペットボトルのラベルの水って……ま、まさか!
「あの、この水ってさっきまでマックイーンさんが飲んでたのじゃ……?」
「……ハッ!? か、かかか関節キッス! 私としたことが……はうぅ〜」
「あっはは! マックイーンてばピュアだな〜」
言うんじゃなかった……ごめんなさい。マックイーンさんは顔を赤くしており、両手で顔を隠す。ベンチプレスの次はランニングマシンでスズカさんと走ったり、スカーレットさんとフィットネスマシンを一緒にやった。
「ふぅ……良い汗かいたぜ……! じゃあ、僕は姉ちゃん達のとこ行きます!」
「直人さん。次はプールへ?」
「はい!」
「そうですか、それでは行ってらっしゃいませ!」
「またトレーナー室で、ライアンさんもありがとうございました!」
「直人くん、またね〜!」
トレーニング用ジムを出てプールへと向かう。途中、自販機でスポドリを買って差し入れとして持ってくことに。プールに着くと、スク水姿の姉ちゃん達が泳いでいた。
「なおくーん!」
「姉ちゃん! 濡れたまま来るな!」
姉ちゃんが、プールに来た僕に気付いて、ハグをしようと近づいてきた。今は体操着だけど、服のまま濡れるのは嫌だ!
「だったら、なおくんも一緒に泳ごうよ〜!」
「念の為、水着は持ってきてるから……いいよ。それに、さっきジムで汗かいたからちょうど良いや」
僕は急いで男子更衣室に行き、学校で配られた水着を着て、ゴーグルを首に欠けた。プールか……昔は習い事とかでやってたけど、しばらく泳いでないな。
「お待たせ〜」
「なおくんの水着姿……写真撮っていい?」
「やめな〜!」
「ああ〜!」
写真を撮ろうとスマホを取り出したので、トレーニングが終わるまで取り上げることにした。
「なおくんのいじわるー!」
「膨れても無駄。トレーニングするぞ!」
僕ら姉弟の様子を苦笑した表情で見るスペさんたち。没収した姉ちゃんのスマホを自分のロッカーの中に封じて、プールの中に入ることにした。その前に準備運動をする。
「ふぅ〜……冷たっ!」
「テイクオーフ!」
「うわっ!」
突然「テイクオフ」と叫びながらプールに飛び込んできたので、声の主の方を見ると、この前クレーンゲームの縫いぐるみで取ったウマ娘がいた。そう……マヤノトップガンさんだ。
「気持ちい〜!」
「マヤノじゃん! 今日はプールでトレーニング?」
「テイオーちゃん! そうだよ。トレーナーちゃんにここでトレーニングしたいって言ったら良いよって言われて」
「あなたがマヤノさんですか!」
「君……だれ? マヤのこと知ってるの?」
「初めまして、北島直人です。マヤノさんのぱかプチをゲットしてから会ってみたかったんですよにぇ〜」
「マヤの縫いぐるみ持ってるんだ! ありがとう。直人ちゃん、これからよろしくね!」
マヤノさんはお礼をすると、自分のトレーニングに戻って行った。プールに入ってて気になったこと……飛び込み台があるんだね。どれぐらい高いのだろうか。
「姉ちゃん。あそこ行ってみてもいいかな?」
「いいけど……心配だから、お姉ちゃんも行くよ!」
姉ちゃんと一緒に、飛び込み台の一番上に来た。うひょー! 高いな……。ここから飛ぶのは度胸がいるぞ。
「あわわわわ……な、なおくん。お姉ちゃんがいるから大丈夫だからね!」
「姉ちゃん震えてんじゃん。僕は別に平気なんだけど……あとくっつかないでね〜!」
「にゃっはろ〜直人くん!」
「スカイさんじゃないですか!」
みこちの配信開始の挨拶をして、後ろからやって来たのはスカイさんだった。
「キタちゃん。いざという時は度胸が大切だよ?」
「分かってますけど……」
「そ・れ・に! ゴニョゴニョ(弟くんにいいとこ見せるチャンスだよ〜♪)」
「そうでした! なおくん、見ててね! セイヤー!!!」
スカイさんに耳打ちされたと思ったら、いきなり僕から離れて台から飛んで、空中でひと回転して着水した。おお……かっけえ……。そういえば、2人とも親しげに話してたけど……知り合いだったのか。
「じゃ、私も行くよ〜! よっと!」
スカイさんも姉ちゃんに続いて、台から綺麗に着水した。よし……僕も!
「なおくーん! 無理しなくていいからねー!」
「大丈夫だってばー!」
姉ちゃんてば、心配しすぎだ余。いいか……この僕を舐めるな余!
「全力……ぜんかーい! ちょあー!」
掛け声と同時に、思いっきり飛んだ。“バシャーン!”という音と共に、水飛沫が上がる。
「ぷはぁ!(飛び降りた瞬間、めっちゃ怖かった……!)」
「なおくん、大丈夫?」
「平気さ……」
「2人ともー! もう時間だよー!」
「「はーい!」」
こうして今日のトレーニングは終了。テイオーさんに呼ばれた僕らは、水着からジャージに着替えてトレーナー室に戻ることになった。姉ちゃんのスマホはちゃんと返しました。
メジロを出しました! マックイーンの次に出て来たのはライアンです! トレーニングジムと言ったらこのメジロだろうと思ったのでw
ライアンにダンベルのアニメ見せたいなw
マヤノトップガンこの小説にて初テイクオーフ! やっと出せましたねw
次回はゴルシちゃんの春天にご期待ください!