目が覚めたらキタサンブラックの弟になった件   作:通りすがりの邪教徒

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デートの続きだよ!

それではどうぞ!


第三十三話:遊園地デートの続き

 

 

 

「いや〜! 満足満足!」

「ミストのせいか、あたしの服ちょっと濡れちゃったな〜」

「でも、この時期には有難いよね♪」

 

 ゴジラ・ザ・ライドを堪能した僕らは「夕陽館」を出て、次にやって来たのは「夕日の丘商店街」前だ。記念に交番前で写真を撮ってもらった。

 

 入園して直ぐ目の前にあるのだが、洋品店に行った後に直でゴジラのアトラクションに行ったのでじっくり見ていない。

 ここは1960年代の商店街を再現しているらしく、本当に昔にタイムスリップしたかのような感覚になる。

 

「あたし達、昭和生まれじゃないのに……なんか懐かしい気持ちになるよね!」

「ここの新聞屋さんも外観だけで懐かしさを感じる……なんだか不思議」

 

 確かに……こんなノスタルジーな気分にさせてくれる遊園地は生まれて初めてだ。それよりも……興奮しっぱなしでお腹が減ってきたな。

 

「姉ちゃん達、お昼どうする?」

「私、あの喫茶店が気になる! あそこにしない?」

 

 ダイヤ姉ちゃんが気になると言っていたお店の名前は「喫茶ビクトリヤ」。ガラスケースの中の食品サンプルを見てみると、美味しそうなナポリタンやカツサンドの他に、パンケーキにプリンアラモードなどがあった。

 

「良いかも……早速並ぼう!」

 

 

 

 行列に並びながら、この後はどのアトラクションに乗ろうかや、最近は学校楽しいかなどの話で盛り上がっていた。

 僕らの番が来るまで待っていると、警官や泥棒のような変わった格好の人たちが何かの準備をしていた。

 

「これって、あたしが気になってたブギウギ祭りかな?」

 

『まもなくお祭りが開催されます! お待ちの皆様、安全第一で行きますよ〜?』

 

「やっぱりだ! 楽しみ〜!」

 

 ちょうど良いや。待ち時間までの時間も潰せるし、姉ちゃん達も楽しめて一石二鳥ですね。道端の真ん中に、木箱の台が置かれている。

 アナウンスと共に、変わった格好のスタッフさんたちがゾロゾロと出て来た。

 

「この太鼓の音……お祭りって感じがして来た!」

「私も楽しくなって来たかも!」

 

 前情報で調べた所によると、この変わった格好の人たちの内の数人が役者の卵なんだそうだ。因みにゴジラのアトラクションに乗る前に迫真の演技で説明をしていたお兄さんも、同じく役者の卵なんだそうだ。

 

『皆んなー! ゆっくりしゃがんでねー?』

 

「ほら、なおくんもしゃがんで!」

「お、おう!」

 

『行くよー! せーの!』

 

「「「ブギウギー……祭りー!」」」

 

 そう商店街にいる皆と叫んだ後に、スタッフさんたちがダンスを始めた。それに合わせて、僕達は手拍子をする。

 しばらくすると、昭和アイドルの衣装を着たスタッフさんが、一体感を作ろうと言うことで、ブギウギダンスというのをすることになった。

 

「手を交互に上下に振るだけなのに楽しいね!」

「うん! あれ? 姉ちゃん?」

「あたし……あたし……もう我慢できなーい!」

 

 姉ちゃんが突然、道の真ん中に出たと思ったら、カバンの中からマイクを取り出して流れている歌をスタッフさんと歌いだした。何故マイクを持ってんだこの姉は……!?

 

「これが名物、ブギウギ祭りよぉぉぉぉ!」

 

「あれ? あのウマ娘ってキタサンブラックじゃね?」

「本当だ! 本物めっちゃ可愛すぎ!」

 

 姉ちゃんのこぶしの効いた歌声に、多くのお客さんが注目していた。

 

「ほら! なおくんも!」

「えっ? ええ!?」

 

 姉ちゃんはカバンからもう一つマイクを取り出した。だからなんでマイク持ち歩いてんの!?

 

「行ってらっしゃい♪」

「ダイヤ姉ちゃんまで!? おわっ!」

 

 ダイヤ姉ちゃんに背中を押されて、姉ちゃんと同じ所に立つと、他の人に注目された。

 こうなったらヤケだ! この祭りを僕達姉弟も揃って盛り上げてやるよ!

 

「「皆で素敵な、ブギウギ祭りよぉぉぉぉ!」」

 

「突然出て来たあの男の子、キタサンブラックと息ピッタリだな!」

「あの男の子。もしかしてキタサンブラックちゃんの彼氏なのかな!?」

 

 heyそこのハイスクール女子高生! 全然違う余! そして、後半も僕ら姉弟で合いの手を入れながら盛り上がったブギウギ祭りは幕を閉じたのだった。

 

「うちの姉が突然入ってすみませんでした! あと僕もノリで入ってすんません! ホラ、姉ちゃんも!」

「すみませんでした!」

「いいのよ! 結果的に盛り上がったんだし! あなた達の歌、痺れたわ〜!」

 

 昭和アイドルコスのスタッフさんに謝ると、注意されるどころか感謝をされた。喫茶店ち入る順番が回って来たので、気を取り直して、店内に入ることにした。

 

「私はナポリタンにする」

「あたしは上京カツサンド! なおくんは?」

「バターエビピラフで……」

 

 注文した品は結構美味しかった。姉ちゃんとダイヤ姉ちゃんのも気になったので「あ〜ん」されて少し分けてもらった。僕もエビピラフを分けようとした時に、2人が僕が「あ〜ん」するのを要求して来たので、食べさせた。

 

 お昼を食べ終わり、お店を出た僕らは、某猫型ロボットのアニメ内に出てくる空き地にある土管の中で休憩をすることにした。この狭くて暗い感じ……落ち着くな〜。

 

「それじゃ、そろそろアトラクションを乗り尽くしに行こっか!」

「そうだな! いくぞ姉ちゃん!」

 

 一休みしてやって来たのは、手塚先生が手がけた作品達のアトラクションがある。夕日列車やバイキング、メリーゴーランドや空中ブランコなどのアトラクションに乗りまくった。

 そして、商店街内に戻って「銭天堂ザ・リアル」もやってきた。銭天堂は小学生を中心に国内外でも絶大な人気を誇っているらしい。アニメがUmaTubeで観れるらしいので今度観てみよう。

 

「駄菓子屋か〜。懐かしいな〜……ね? ダイヤちゃん!」

「そうだね! 初めてキタちゃんに連れてってもらった時のこと思い出した!」

「なおくん。昔ダイヤちゃんね、駄菓子屋が気に入っちゃって、お店ごと買おうとしたことがあるんだよ!」

「マジかよ!?」

「実は……この遊園地も買いたいなって思っちゃって……サトノの力で、ウルトラマン・ザ・ライドの完成を早めてあげようか?」

「は、はぁ!?」

 

 もうビックリなんてレベルじゃないよ。ダイヤ姉ちゃんの発想クレイジーすぎるんだが!? 流石はサトノ家のお嬢様……常識はずれの考えを出してくるのな。流石に遊園地ごも買うは引き止めました。

 

「ふぅ……楽しかったー! さて、帰る前にチームの皆用にお土産を買って、その後に晩飯食べて行かない?」

「それ、賛成!」

「私もチームの子達に買っていこっと!」

 

 こうして、西武園ゆうえんち限定のお土産をいっぱい買った僕らは、夕食として昭和レトロレストラン「舶來グリル」でゴジラのコラボメニューのご飯を食べてから府中市に戻った。

 

 

 

「じゃあ、また明日。トレーニング頑張ろうね! ダイヤ姉ちゃんもまたね!」

「うん! おやすみ〜!」

「なおくん、今日は楽しかったよ♪」

 

 たくさんのお土産が入った袋を持ちながら常盤寮に戻ると、音也くんと玄関で出会った。大きめのバッグと片手に小さめな楽器のケースを持っていたので、ちょうど帰省から帰ってきた感じなのかな?

 

「よっ! その大荷物なんだ?」

「これかか? 今日、姉ちゃんと幼馴染とで、遊園地に行ってきたんだ。これはチームの皆にあげるお土産……それと、お前にも」

「良いのか!? サンキュ!」

「ねぇ、そのケースって何か楽器でも入ってるの?」

「ああ! バイオリンが入ってるんだ。家は親がバイオリン職人でさ……これは昔、俺が作ったの自信作なんだ! 親に手伝って貰いながらだけど」

「見たい見たい!」

 

 音也くんがケースを開けると、とても綺麗なバイオリンと弾くために使う……名前忘れたなけど、それが入っていた。バイオリンの持つところの一番先には人の顔がデザインされていた。

 

「ブラッディ・ローズだ。カッコいいだろ?」

「……ってこれ、絶対に仮面ライダーキバに出て来たバイオリン再現したでしょ?」

「あっ、分かっちゃった? ま、名前も音也で一緒だから作ってみたかったんだよ!」

 

 バイオリンの演奏を聴いてみたかったのだが、夜も遅いので別の日に聴くことにした。

 自分の部屋に入って、記念撮影してもらった写真を見ながらベッドで横になった

 

 

 

「今日は疲れたな……眠っ……」

 

 

 





そろそろダービーに向けて、物語を進めていこうかな?

キタちゃんがダービーで走る回は……というかレースシーンの時はちょっと違ったスタイルで書きたいな。〇〇視点みたいな感じで。

他にも書きたいこといっぱいある。新しいウマ娘を出したり、日常を描いたりとかね。

小説でのアドバイス、感想等もよろしくお願いします。

それではまた次回! 
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