目が覚めたらキタサンブラックの弟になった件 作:通りすがりの邪教徒
このお話でゴルシの宝塚記念も消化させます
夏休み、夏合宿は独自になると思うのでご了承ください
それではどうぞ!
ゴルシさんの宝塚記念当日がやって来た。今回で勝てば宝塚記念三連覇という事で新聞でも大きく取り上げられており、メディアやファンなど、多くの人たちから注目が集まっていた。
そんな僕も、微力ながらゴルシさんのサポートを出来る限りして来た。
謎のトレーニング(囲碁や将棋、オセロ)に付き合わされたけど、結構楽しかった。
宝塚記念が開催される月の6月は梅雨の時期ということもあり、足場があんまり良くないことが多いんだそうだ。
更には、スタート直前で坂があったりしてパワーも要求されるそんな特殊なコースからか、宝塚記念がGⅠ初勝利ってウマ娘が多いらしい。
と、ゴルシさんが熱く語っていた。流石は二連覇しただけあって宝塚記念を分かっている人だ。コレは三連覇イケるのでは?
最近、というか前から前世で覚えていたはずのレース結果が日に日に消えていってる。しかも2015年〜17年にかけてのだけだった。
この年はキタサンブラックが活躍していた時代でもあり、何故かその年のレースだけ謎に記憶から消えている。
コレはきっと神様が与えてくれた試練なのかもしれない。上等じゃあないか! この先、どんな展開になっても恨みっこなしだぜ。
そして阪神レース場にて、僕らは観客席でゴルシさんを応援するのと同時に前の時みたく「念」を送っていた。
今回はゴルシさんが勝ったらスイーツ食べ放題と本人が言い出したので皆はスイーツのことしか考えていなかった。
「スイーツ! スイーツ!」
必死に念を送るマックイーンさんとその他のウマ娘達。掌からケーキやプリンのオーラが見えた気がした。
『そして、このレースで一番人気! ゴールドシップの入場です!』
ゴルシさんが入場して来た。前の春天につけてた黒サングラスをつけて走って来たと思ったら柵を飛び越えて、観客の前で止まった。
なんかこの立ち方、世代じゃないけど見たことあるぞ。完全にマイ○ルじゃねーか!
『いったい何を考えているのでしょうか?』
解説の細江さんが言う。それを気にせず、マックイーンさん達はスイーツの念を送る。
「スイーツ! スイーツ!」
『ゴールドシップ。動かない? 動かない!?』
『何を考えているのでしょうか?』
「スイーツ! スイーツ!」
念を送る皆を見るトレーナーさんは苦笑い。ゴルシさんの事だ。きっと凄い作戦で勝ちに行くに違いない。
「しゃあ! 僕も気合い入れて念を送るぞ! スイーツのために!」
「なおくんも食べたいんだね……」
僕も便乗をしてゴルシさんに念を送っていると、各ウマ娘がそれぞれゲートへと収まる。
『今、スタートしました!』
『きゃー!!!』
『おおっと!? ゴールドシップ! 出ない、出ない!』
「「きゃー!!!」」
突然、解説の細江さんとスペさん&マックイーンさんが悲鳴をあげた。何が起こったか説明しよう! ゴルシさんがゲートから乗り上げた瞬間、扉が開きめちゃくちゃ出遅れたのだった。
結局、ゴルシさんの宝塚記念の結果は15着に終わり、期待されたゴールドシップ宝塚記念三連覇とマックイーンさん達が夢見ていたスイーツ食べ放題は遥か彼方へと消えていったのであった。
めでたし、めでたし……。
「めでたくありませんわー!!!」
この後マックイーンさんは、スイーツを喰らえなくなった代わりに、ゴルシさんにパイルドライバーを喰らわせました。
もう直ぐで夏休みが始まる。トレセン学園の夏休みは、夏合宿がある関係でとても長く、7月に入ってから8月の最終日までの丸々2か月間が夏休みになっている。
夏休みが長いと言う事は、夏休みの課題もめちゃくちゃある。
こう言うのは、序盤からパパッとやるんじゃなくてコツコツやるものなんだよね。そうしないと頭に入らないからね。
「なおくん、今日は付き合ってくれてありがとね♪」
「ああ……うん……」
ある日の休日。僕は今、前に約束をしていた「姉ちゃんの新しい下着」を買いに行くのに付き合わされてます。
「あの……それでさ……」
「ん? どうしたの?」
「何で……何でダイヤ姉ちゃんもいるの!?」
今日は姉ちゃんと買い物をする約束のはずだったのに、何故かダイヤ姉ちゃんも一緒に来ていた。
「実は私も、最近胸がキツくなっちゃって……キタちゃんが新しいのなおくんと買いに行くって言ってたからちょうど良いと思って私も……ダメだったかな?」
「いや、別にダメとは言ってないよ。気になっただけで」
「それに……私もなおくんの好み知りたいな〜♪」
「姉ちゃんと同じこと言うなよ!」
どんだけ僕の好みを求めてんの? それに多分聞かれても全然分からないよ。自分の好きなの買えよって思う。
そしてやって来たのは、小洒落たショッピングモールの中にある、女性者やウマ娘用の下着を取り扱っている店だ。
入りたくないと抵抗したのだが、力尽くで姉達に店内に入れさせられました。
「か、帰りたい……」
「なおくん、これとかどうかな?」
姉ちゃんが見せて来たのは、赤色のブラとパンツだった。堂々と見せてくんな!
「えっ……? い、いいんじゃない……?」
「ホント!? じゃあコレにしよ!」
そう言い、姉ちゃんは店員さんに同じ色の一回り大きいサイズを頼みに行った。
この後も、ダイヤ姉ちゃんが姉ちゃんとは色違いの濃い緑色のを見せて来たので、それに対して姉ちゃんに言った同じ言葉で返したらコレに決めると言って、店員さんの所へと向かって行った。
「はぁ……死ぬぅ……精神的に……」
お会計が終わるまで、店の外のベンチでぐったりしながら、姉ちゃん達を待っていた。
「「お待たせー!」」
「あ? 終わった?」
「うん! それより、お腹空いてない?」
と、姉ちゃんに言われた途端。僕の腹の虫が鳴った。地獄から解放されてホッとしたのか無性にお腹が空いて来た。
「うん、空いた!」
今の僕は寿司を食べたい気分だったので、回転寿司にやって来ました。
「ここが回転寿司……」
お店に入ると、ダイヤ姉ちゃんは目をキラキラさせる。お嬢様だからこういう庶民が入る感じのが珍しいんだね。駄菓子屋を丸ごと買おうとした人だし。
「お寿司来るの早い! それに美味しい!」
ダイヤ姉ちゃんは初めての回転寿司に感動しており、これをカフェテリアでも導入できないかな? と食べている時に話していた。
理事長と同じこと言ってるよ……流石にそれは止めました。
それにしてもお嬢様でも気にいるんだな。いつもお嬢様=高級なもの食べてるイメージしかないし、舌が肥えてるのかと思った。
「そうだ……僕も新しい下着と靴下買わないと」
「じゃあ食べ終わったら買いに行く?」
「うん」
こうして昼食を食べ終わり、下着代は安く済ませたかったのもあったので、ショッピングモール内のユニ○ロへ行って買いました。
男なんて、しま○らかユニ○ロで十分だろ。と僕は思ってる。
衣類を買った後はショッピングモール内を巡回しつつ、途中でアニ○イトやゲー○ーズなんかにも行った。
「はぁ……落ち着く……」
アニメショップは僕のようなオタクからしたらエデンだ! 下着屋なんかよりもめちゃくちゃ落ち着くし、何よりも新商品が入荷した時はつい目移りしてしまう。
この世界のアニメショップには何故かウマ娘関連のグッズも置いてあった。
「テイオーさんのブロマイドにスペさんのアクキーか……めちゃアニメグッズみたいな奴だな……」
「ねぇねぇ! なおくんの最近ハマってるアニメって何?」
「最近か……今季の春アニメでは覇権クラスの『推し○子』とかめちゃくちゃ良かったよ。後は……」
姉ちゃん達に最近のお気に入りアニメをピックアップして、お勧めしたました。全部アマプラで見れるし面白い作品ばかりなので、寮にいる他のウマ娘にも広めて欲しいと言っておいた。
「分かった!」
「クラちゃんにも布教しておくね♪」
「特に推○の子はなぁ……最初の話めっちゃ泣いたし、主題歌が凄いんだよ! 狂ったように毎日聴いてるし、原作マンガは最近読見初めてさ……」
オタクの熱い語りはカットします。
「なおくん、何だか楽しそうだね!」
「私も最近はアニメにハマっちゃったんだよね。なおくんとこう言うお話できると楽しいし!」
おっと、今日はニジガクの新商品も出ているんだった。見に行かないと!
「やっぱ優木だよなぁ……!」
「うんうん! でもあたしは、上原ちゃんも好きだよ!」
「でもでも、近江や桜坂も良いよね!」
「うぅ……ヒトリダケナンテエラベナイヨー!」
「おっ! 姉ちゃん、今のめっちゃ高咲に似てたよ!」
「キタちゃんも楽しそうだね……」
実を言うと、僕らは姉弟揃ってラブなライバーです。トレーニング休暇中にお互い全シリーズを視聴済みです。
「今日は大変だったけど楽しかった。また来よう!(下着売り場は真っ平ごめんだ!)」
「うん、そうだね! もう直ぐで合宿……楽しみだな〜!」
「私のチームは別の場所でやるけど、お互い頑張ろうね!」
こうして僕らは、夏合宿に向けて、それぞれの寮へと帰っていくのであった。
ゴルシの伝説の宝塚記念……アニメではシャカさんに向かってゲートから乗り上げてましたねw
直人くんは女性者の下着を姉のしか見た事がないので、めっちゃ恥ずかしい思いをさせました。
姉弟はラブライバーである。特に好きなシリーズは虹で、お互いに箱推しの常に「ヒトリダケナンテエラベナイヨー」状態です。