目が覚めたらキタサンブラックの弟になった件 作:通りすがりの邪教徒
タイトルの変更とあらすじの変更のお知らせをせず申し訳ありません。
今後は変更する気もないので、皆さんに安心して読んでいただけるように精一杯頑張りたいと思います。
それと、それぞれ章で分けてみました。皆さんに分かりやすくなれば良いと思ってます。
それではどうぞ!
チームカノープスのメンバー達と出会い、卓球対決をした翌日の朝。今日はトレーニングが休みということで、姉ちゃんとテイオーさんと一緒に、海で遊ぶことにした。
「おーい! なおくーん! お待たせー!」
「おお、来たか……ぶふっ!?」
今日は遊ぶということもあり、学園から配られた指定のスクール水着では無く、持参の水着を着ることにしたのだ。
姉ちゃんの水着は赤と細い白のシマシマ模様のビキニとパンツだった。 スラっとしたモデルさん並みにスタイルの良すぎる引き締まったお腹周りに、走っている振動で揺れる姉ちゃんの胸が視界にガッツリ入ってしまった。
「あっはは! 直人くん顔真っ赤だよ〜!」
「うっさいです!」
「いやはや……直人くんも男の子だね〜!」
「あ、ネイチャさん。そういえば誘ったんだったわ」
テイオーさんのビキニは白いヒラヒラのフリルが付いているもので、ネイチャさんのビキニは赤と緑のクリスマスカラーだった。
取り敢えず気を取り直して、砂浜の上にレジャーシートをひいてパラソルを刺す。先ずは雰囲気から入らないとな!
「なおくん!」
「なんだ?」
「日焼け止めのクリーム塗って!」
そう言って姉ちゃんが日焼け止めクリームを渡して来て、レジャーシートに仰向けになった。
「テイオーさんに塗って貰えば?」
「なおくんの手で塗って!」
「分かったよ……」
僕は姉ちゃんの我儘に付き合わされることに……女の子にクリーム塗るの初めてだぞ。僕はチューブからクリームを出して姉ちゃんの背中に恐る恐る手の平を近づけた。
「ひゃっ!」
「ご、ごめん!」
「大丈夫。ちょっと冷たかっただけだから」
「そうか……」
「はうっ……ひゃっ!」
「……変な声出すともう塗らんぞ!」
「ねえ! ごめんてばー!」
わざとだったのかよ。姉ちゃんは僕の海パンを引っ張って、必死に引き止めた。
やめろ! 海パン伸びるし、ズルッと降ろすきか! 男のポロリは需要がないぞ。
「ニッシシ! キタちゃん、直人くん。一緒に泳ごうよ!」
「はーい! 行こ? なおくん」
「はいよ!」
僕は姉ちゃんに手を引かれて一緒に海へと入った。実際に海の中に入るのは初めてである。
「冷たっ!」
「それそれそれー!」
テイオーさんが勢いよくバシャバシャと海水を大量にかけてくる。子供のようにはしゃいでるテイオーさん可愛いな。
「やりましたね? これでも喰らいなさい!」
「うげぇ! 塩っぱいよ〜!」
僕は合宿所で借りた水鉄砲をテイオーさんに放った。
「なおくん、テイオーさんと随分仲がいいね」
「姉ちゃん! ちょちょ……!」
姉ちゃんが僕とテイオーさんと遊んでいるのを見て、頬を膨らませながら僕を背後から抱きしめてきた。背中にはオタクの僕には刺激の強すぎるあの柔らかい感触が襲う。
「分かったから離れ……あっ!」
「ん? うわぁ!?」
僕が姉ちゃんの拘束から逃れようと必死で振り解こうとした瞬間の出来事だった。突然大きな波が僕らを襲ってきたのだ。
「キタサン、直人くん。大丈夫!?」
「何とか……」
「僕も平気です……あれ? 前が見えない」
「な、直人くん……君の頭に掛かってるのって……」
「ぽえ?」
僕は頭に付いていた物に手を当てると、とても肌触りの良い感触の物があり、それを取ると視界にはめちゃくちゃ見たことがある赤に細い白のシマシマが入っているビキニがあった。
もしかしてと思い姉ちゃんの方を見ると、本人が顔を赤らめて両手で胸を隠していた。やっぱり姉ちゃんの水着だったのかよ!
「は、はい! 姉ちゃん!」
「あ、ありがとう……」
僕は姉ちゃんにビキニを返すと、慌てて後ろに振り返る。顔赤くしてたってことは恥ずかしかったのか? この前全裸でお風呂に突撃してきたくせに。
まあ、突然だからしょうがないのかなと思ったけど、後から姉ちゃんに聞かされて知ったのが、このビーチは一般の人も気軽に遊びに来ることがあるらしいです。そこで胸を僕以外の男に見られると思うと恥ずかしかったそうだ。
「お〜い! 2人とも! ゴルシが焼きそば作ったから食べようだって!」
「分かりました! 姉ちゃん、もう平気?」
「う、うん……ありがとね」
こうして僕は、姉ちゃん達と一緒に海の家の近くにあるバルコニーの所へと向かうと、他のスピカとカノープスのメンバーが水着姿で焼きそばを食べていた。
「おっ、来た来た。お前らも食うだろ?」
「じゃあ、いただきます!」
「あたしも!」
ゴルシさんのスピカ特製焼きそばを貰った僕らは、スペさんとスズカさんが座っている隣にお邪魔して食べることにした。
「「いただきまーす!」」
「うん、美味いな!」
「だよね。この焼きそば、前に食べたことあるけど、場所が違うってだけでも最高だね!」
姉ちゃん曰く、このスピカ特製焼きそばは、ファン大感謝祭やレース場言った時に偶にゴルシさんが許可取ったのか取ってないのか分からない状態で販売してたことがあるらしい。
過去にはテイオーさんとマックイーンさんの天皇賞・春の時にトウカイテイオー弁当とメジロマックイーン弁当なる物を売っていたこともスペさんの口から聞かされた。その弁当を売るのに、スペさんは手伝わされてたんだとか。
「いやぁ〜。あの頃が懐かしいぜ……。な? スペ?」
「そ、そうですね! 懐かしいですね!」
「スペさん、無理して答えなくても良いんですよ?」
皆で焼きそばを食べ終わった後は、夏の定番であるスイカ割りをすることにした。
スイカを割る役目は、何故か僕がやる事になった。ウマ娘は聴覚だけじゃなく嗅覚も鋭いらしいので、目隠しをしてもスイカの場所が分かってしまうからだそうだ。
「よっし……やりますか!」
僕は持参した沙花叉のアイマスクをして、テイオーさんから貰った木刀を持って構える。
「なおくん! 右だよ!」
「はいよ〜」
「直人さん! そのまままっすぐですわ〜!」
「わっかりましたー!」
皆の声に誘導されながら、僕は前へと進んでいく。
「今だよ! 直人くん!」
「サンキューです。ネイチャさん! グリッドキャリバーエーンド!」
よし、手応えはあったぞ! 僕は恐る恐る目隠しを取ると、スイカが綺麗に割れていた。
「おいおい、キタ弟! さっきの必殺技の口上はなんだ!?」
「グリッドマンってアニメに出てくる必殺技です。アニメ面白いので、おすすめっす!」
「サンキュ! 今度見てみるぜ!」
この後、割ったスイカは綺麗に切り分けてスタッフ(僕達)が美味しくいただきました。
スイカを食べ終わった後。僕だけ先にシャワーを浴びて、着替えた後に合宿所からマイギターを持ってきた。
夏合宿で離れている間はツヨシさん達と練習が出来ないので個人的に練習を頑張る事になったのだ。
ギターケースを背負って、砂浜に戻ると丸々串に刺さった焼きにんじんを食べているスペさんにエンカウントした。
「直人くん、ギターの練習?」
「はい! ツヨシさん達もそれぞれ練習してるみたいなので」
「そうなんだ! 私、直人くんの演奏聴きたいな〜」
「まだ全然下手かもですよ?」
「それでも聴きたい! お願い!」
「分かりました。じゃあスペさん、隣に座ってください」
そう言い、スペさんが隣に座ったのを確認した僕は無線アンプをセットして、演奏を始めた。
ライブで披露する曲をネタバレしたくなかった僕は違う曲を演奏する事にした。
海ということで僕の大好きな「小さな海」という曲を歌付きのギターソロでスペさんの前で聴かせました。
「良い曲だね……それに凄く上手だよ!」
「ありがとうございます。ツヨシさんの教え方が上手なので、いつも助かってます」
「ツルちゃん言ってたよ。「直人くんも頑張ってるから先生の私も頑張らなきゃ!」って。私、直人くん達のバンド応援するね!」
「ありがとうございま「な〜おくん」ひゃ、ひゃい!?」
僕は後ろから禍々しいオーラを感じたので、振り返ると姉ちゃんが真っ黒なオーラを出しながら怖い笑顔をしていた。
「ずるいな〜。スペさんにだけ演奏聞かせて……」
「ご、ごめんネ!」
「罰ゲームだよ♪」
この後、姉ちゃんのキス攻撃を10分くらい喰らいました。
スペさんは顔を赤くして「あわわわ」と言いながら、顔を両手で抑えて僕らの様子をチラチラと見ていた。
「演奏するなら、お姉ちゃんも呼んでよね!」
「わ、分かりました……」
「都会の姉弟はおっかないべ〜!」
いや……僕らも田舎の人ですよ。スペさん……。
お気に入りに入れてくれる方、投票してくれる方、そして感想をくれる方全員に感謝を込めて、キタちゃんのポロリを入れました。
追記:合宿所近くのビーチは、一般の人でも使える(多分独自設定)感じになってます。
ところで、僕はこの小説、普段は3000以上、4000ちょっとで抑えてるけど、いきなり5000以上の回を出したら読者は驚くだろうか?
それでは、次回もお楽しみに〜