目が覚めたらキタサンブラックの弟になった件   作:通りすがりの邪教徒

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なんと今日はもう一話あります。

キタちゃん誕生日おめでとう

それではどうぞ


第五話:うちの姉はドスブラコン

 

 

 カーテンの隙間から差し込んでくる朝日に僕は自然と目を覚ます。枕元に置いてあるスマホを見ると午前6時半になっていた。そろそろ起きようかと身体を起こそうとした時、身動きが取れなかった。そう言えば……。

 

「すぅ〜……すぅ〜……」

 

 姉ちゃん僕のこと抱き枕みたいにして寝てたんだったな。このまま起こしちゃうのも可哀想だしな……。1時間くらい二度寝しても良いよね。今日は日曜日だし、ニチアサまで時間あるし……と言うことで二度寝をすることにした。

 抱きついている姉ちゃんの体温が心地よく僕は即落ちした。

 

 そして二度寝から1時間が経ち、姉ちゃんが目を覚まし僕を起こした。

 

「なおくん、起きてー!」

「う〜ん……ふわぁ〜……。おはよう、姉ちゃん」

「おはよう! 母さんが、朝ごはん出来たって呼んでたよ!」

 

 僕は背伸びをして、姉ちゃんと一緒にリビングへと向かった。何故か手を繋ぎながら、姉ちゃん曰く「もし階段で足を踏み外して怪我したら」との事だそうだ。過保護レベル100で草。

 リビングに2人揃って入ると、お母さんが「朝からラブラブねぇ〜」と茶化してきた。は……恥ずかしい。姉ちゃんは満更でもない顔をしていた。デヘデヘするんじゃないよ!

 

「僕、顔洗ってくる」

「母さん、運ぶの手伝う!」

「キタちゃん、ありがとう」

 

 僕が顔を洗いに洗面へ向かうと、お父さんが髭を剃っていたので、隣りに立って顔を洗うことにした。

 

「ああ……直人、おはよう」

「おはよう」

「今日の午後からキタは学園に帰っちまうが……寂しいか?」

 

 あ、そうだった。今日は姉ちゃんが学校に戻る日だったのをすっかり忘れていた。次に会うのは4月から……か? ちょっと寂しいかなぁ。

 

「やっぱり、大好きなキタが居なくなると、流石の直人も寂しいか?」

「うっせ……」

「あっははは! まぁでも、お前の卒業式には、また戻って来るってキタがこの前言ってたし、ダイヤちゃんも来るとか言ってたな」

 

 2人ともまたしても僕のために……ありがてぇ。姉ちゃんとダイヤ姉ちゃんには感謝しても仕切れないな。姉ちゃんは過保護だけど……。

 顔を洗い終え、父さんとリビングに向かうと朝食がテーブルの上に並べられていた。今日の朝ごはんはパンだった。

 

「はい、パン焼けたよ」

「姉ちゃん、ありがとう」

 

 姉ちゃんが焼き上がったパンをトースターからトングで掴み、僕のお皿の上に乗せる。やっぱりトーストにはバターかなと思ったら気になるジャムが目に入った。その名も『ニンジンジャム』。見知らぬウマ娘がデザインされてるパッケージが印象的だ。

 

「ぐっ……開かない! ふんにゅ〜! ダメだ!」

 

 僕はジャムの蓋を開けようとしたが、硬くてなかなか開かない……苦難していると姉ちゃんが「お助け大将のお姉ちゃんに任せて!」と言うので任せることにした。姉ちゃんって学校だとそんなキャラで生活してるんだ。

 

「はい、開いたよ!」

 

 流石はウマ娘。ビンの蓋がすんなりと開いた。昨日のお風呂でも思ったけど、こりゃ力じゃ勝てないな……何だか1人の男としてちょっとだけ悔しいかな。ニンジンジャムはめちゃくちゃ美味しかったです。

 

 朝食を食べ終えて後片付けの手伝いをしたら姉ちゃんと一緒にテレビを見た。

 ひろプリ、ギーツと続けてみる日曜日の朝はやっぱり最高だな。ギーツが終わり最後はドンブラだ。

 

『ドンブラザーズ最終回!』

「へ?」

 

 あっ……そう言えば今日はドンブラ最終回なのすっかり忘れていた! 本当にちゃんと終わるのか? どんな最終回を迎えるのかワクワクするけど……終わると思うと当分ロスになってしまう。

 

「へぇ〜……ドンブラザーズ終わっちゃうんだ。次はどんな戦隊やるの?」

「次は5人全員王様って設定で、昆虫がモチーフの戦隊だよ」

「全員が王様かぁ……ものすごい設定だね!」

 

 次から始まるキングオージャー楽しみ。でもその前に……先ずはドンブラの結末を見届けねばな。

 

 おお! 名乗り来たー! しかも脳人とムラサメが加わっての名乗りとか激アツすぎる。そしてドンブラメンバーのお供5人が名乗り、最後はドンモモタロウ。

 

『桃から生まれた、ドン! モモタロウ!』

 

 空白だった吹き出しに文字が浮かび上がる演出に僕はつい感動してしまった。記憶をなくしてどうなるかと思ったけど、マジで良いシーンすぎる。

 ラスボスのソノナ、ソノヤを苦戦することなく一瞬で終わらせるあたり、タロウはやっぱつえーわ、と改めて思った。

 そして、爆破と共にタロウが消えてエンドロールが流れ、最後の最後でタロウが登場し「縁ができたな」完璧すぎる最終回!

 

「はぁ……やべっ、涙が……」

 

 僕は感動のあまり目から汗が出てきた。隣を見ると。なんと姉ちゃんもドンブラザーズの最終回に感動してたのだ。

 

「アマ○ラで1年間ドンブラザーズ観てたけど、本当に面白かった……」

「姉ちゃんって、ア○プラ入ってたんだ」

「うん! なおくんがドンブラザーズ面白いよ。って言われてから気になって、寮にいた時も毎週見てたんだ!」

 

 う〜ん……僕も進学を機にアマプ○に入ろうかな。寮にテレビとか無さそうだし、それに僕の見たいアニメや映画も沢山見れるし入って損はないと思う。よし、後でお父さんに頼もう。

 その後お互いにドンブラザーズのこの話良かったよね。と話し合った。

 そして、あっという間に時間は過ぎて行き、姉ちゃんの帰る時間が来てしまった。玄関に僕、お父さん、お母さんで玄関に集まり、荷物を持った姉ちゃんを見送る。

 

「じゃあ、なおくん。お姉ちゃんとの約束……ちゃんと守ってよね?」

「うん! 姉ちゃん、トレーニング頑張ってね。それとダイヤ姉ちゃんにもよろしく言っといて」

「良いよ。ねぇ、なおくん少しだけしゃがんでくれる?」

「あ、ああ?」

 

 言われた通りにしゃがむと、姉ちゃんは僕の前髪をあげ、おでこにキスをした。突然のキスに驚き顔が熱くなった。そして、後ろに立っている親は「ヒューヒュー」と言っていた。ブチ切れそうになったが、姉ちゃんが外に出るまで我慢した。

 

「それでは……キタサンブラック。行ってきます!」

「うん、いってらっしゃい」

 

 姉ちゃんが家を出た後、さっきのおでこキスのことで親たちが茶化して来たのでブチ切れ散らかしました。

 

 

 

 姉ちゃんがトレセン学園に戻って暫く、僕は久しぶりに学校に行き親友にも久々に会うことが出来た。

 

「直人、久しぶりだな! もう大丈夫なのか?」

「うん! バッチリだよ。竜也も元気だった?」

 

 コイツは浅見竜也。小4からの付き合いで、お互い好みのアニメやゲームが一緒だったので、学校で会うたびにアニメの話をすることが多い。因みに、4年生から3年連続同じクラスである。

 

「いや〜……お前がいない間、めちゃくちゃ退屈だったんだぜ? それにクラスの皆、心配したぞ」

「すまんな。それにしても……僕たち、もう直ぐで卒業か……」

「そういや、お前って卒業したら東京の学校に行くんだろ?」

「うん、そうだけど」

「話し相手がいなくなると思うと、俺の中学生活つまらなくなっちまう」

「竜也の人柄なら直ぐ友達できるよ」

「へっ……ありがとな」

 

 卒業式は3月の半だ。3月か……何か忘れてるような? 何かあった気がするんだよな。僕は頭をフル回転させる。

 

「あっ!!」

「ビックリした! なんだ急に?」

 

 そうだ思い出した。3月10日はキタサンブラックの誕生日だった。つまり姉ちゃんの誕生日である。

 

「いや、姉ちゃんの誕生日が近いのを思い出してついね」

「直人の姉ちゃんって確かウマ娘だったよな?」

「うん、今はトレセン学園にいるけど。卒業式には来てくれるって言ってて」

「そっかそっか……直人の姉ちゃんか〜。会ってみたいんだけど良いかな?」

「もちろん!」

 

 姉ちゃんの誕生日プレゼント何にしようかな? キタサンにはホースト○ーツクッキー っていう馬用のクッキーをプレゼントして食べさせたことはあった。だがしかし! ウマ娘のキタサンブラックに何を渡したら良いか迷う。

 

「ま、気持ちがこもってればなんでも良いんじゃね?」

「気持ちがこもってれば……か、そうだね。アドバイスありがとう。竜也!」

 

 

 帰ったら母さんにも相談しよう。同じウマ娘として何かいい意見がもらえそうだ。

 

 





馬用のクッキーは砂糖は不使用、馬でも噛める硬さになっているので安心して食べさせられるクッキーだそうです。

感想やここすきよろしくお願いします。
来るか来ないかいつもそわそわしている自分がいますw

親友のオリキャラの名前はタイムレンジャーのレッドの変身者の名前から来てます。直人と竜也でタイムファイヤーとタイムレッドです。

それではまた次回お会いしましょう! 
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