目が覚めたらキタサンブラックの弟になった件   作:通りすがりの邪教徒

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目が覚めたらお気に入りが100を超えていた件。皆さん本当にありがとうございます。UAも1万近づいてきてるし、本当に感謝しかない。

それではどうぞ!


第七話:プレゼント

 

 

 

 姉ちゃんが大号泣してから10分くらいが経ち、僕たちはお母さんが用意してくれた豪華な料理を食べている。どれもこれも美味しかった。お母さんの料理マジで最高。

 

「なおくん。はい、あ〜ん」

「ん? あ、あ〜ん」

 

 途中で姉ちゃんが、あ〜んをしてきたので応じる事にした。ちょっと恥ずかしいけど……それを見たダイヤ姉ちゃんも僕に、あ〜んをしてきた。

 

「がっはっは! 直人、お前モテモテだな! うぐっ! か、母さん何を……」

「あなたは、ちょっと黙ってて」

「は……はい……」

 

 そして、料理を殆ど食べ終わって僕は、キッチンの冷蔵庫の前に行き、あるものを取り出し、テーブルの上に置いた。

 

「うわー! これってもしかして、ニンジンケーキ!?」

「うん! 昨日の夜、お母さんと作ったんだ!」

 

 僕はろうそくをケーキに一本ずつ刺して、火を先端部分にそれぞれ付けて行きながら、あの歌を歌った。

 

「ハッピーバァースデーツーユー ハッピーバァ-ディーツーユー ハッピーバースディー ディア……キタサンブラーック! ハッピーバァースデーツーユー! ハッピーバースデー!」

 

 歌い終わった後、仕上げにチョコパンで書かれた、姉ちゃんの名前が刻まれたクッキーを真ん中に乗せてフィニッシュ! 完璧だ。

 

「おお! なおくん、歌上手いね!」

 

 仮面ライダーOOOを見た時に会長が歌っていた奴めっちゃ練習してたなんて恥ずかしくて言えない……。

 

「う……うう……あたし、いい弟を持ててよかった。世界で一番愛してるYO!」

「もう、キタちゃんてば、さっきから泣いてばっか」

「だって……嬉しいんだもん!」

 

 正直ここまで喜んで貰えるとは思わなくて正直ビックリしている。サプライズした甲斐があったってものだ。何故か両親もめちゃくちゃ泣いていた。

 

「姉ちゃん、あ〜ん」

「あ〜ん……う〜ん! 美味しい!」

「やった! 結構自信作だったから、喜んでもらえて嬉しいよ」

 

 ダイヤ姉ちゃんにもニンジンケーキは好評だった。お菓子作りのセンスがあると褒められたので本格的に趣味の一つにでもしてみようかな。

 

「そうだ! ねぇ、ダイヤちゃん。今日は家に泊まって行きなよ。夜も遅いし」

「じゃあ、お言葉に甘えて……なおくんも良いかな?」

「うん、良いよ。それと姉ちゃん、部屋で渡したいものがあるから、寝る時に僕の部屋に来てくれる?」

「分かった。何だろう……凄く気になるな〜」

 

 

 

 この後はお風呂と歯磨きなどを済ませ、僕が姉ちゃんを待っているとドアの開く音が聞こえた。姉ちゃんとダイヤ姉ちゃんが入ってきた。

 

「なおくん、ダイヤちゃんも連れてきちゃったけど……それでも良いかな?」

「うん、大丈夫だよ」

 

 僕はクローゼットを開いて、引き出しの中から紙袋を出して姉ちゃんに渡した。そう誕生日プレゼントである。

 

「なんだろう? 開けても良い?」

「どうぞ」

「これは……シャンプー?」

 

 そう僕が今回プレゼントしたのはアン○ハニーさんという所が出しているシャンプーで、自分の推しVtuberである夏色さんが愛用しているシャンプーである。なんとウマ娘用に尻尾用シャンプーも出してると宣伝してたので、通販サイトで頭に洗う用と一緒にポチったのだ。もちろん全額僕が払った。お年玉はこの時のためにあったのさ……。

 

「これは僕も使ってるんだ。最近気に入っててね」

「そう言えば、お風呂に入ってる時にあったね。なおくんから、ほのかにハチミツっぽい香りもするし」

「あたしも入ってる時に気になってた。てことは、なおくんとお揃いってこと!?」

「そうなるね」

「ありがとう! なおくん、学園に戻ったら早速使ってみる!」

 

 プレゼントを貰って喜んでくれた姉ちゃんを見て僕は苦労して選んだ甲斐があったなと心の底から思った。

 

「キタちゃん……なおくんにアレ渡すんでしょ?」

「そうだった! なおくん、ちょっと待ってて!」

 

 なんだろう? 姉ちゃんが急いで部屋に戻り何かを取りに行ったようだ。ダイヤ姉ちゃんに何を渡してくれるの? と聞くと「内緒」と言われた。そして、姉ちゃんが大きなケースを背負って僕の部屋に戻って来た。もしかして……これって。

 

「じゃーん! なおくんが欲しがってた。ギターだよ! 『ぼっち・○・ろっく』だっけ? その主人公が使ってた同じギターを、学園に戻った時に、お店を探し回ってダイヤちゃんとお金を出し合って買ったんだ!」

「これは、キタちゃんと私から、なおくんへのサプライズだよ」

 

 姉ちゃんが……僕のために、お父さんに買ってもらおうと思ってたけど……あれ? おかしいな。目頭が熱い……前が見えないよ。

 

「「なおくん。卒業おめでとう!!」」

「姉ちゃん、ダイヤ姉ちゃん……」

 

 僕は嬉しさのあまり、涙が溢れそうになる。涙を流す所を見せたくないと思い、僕は渡されたギターを抱きながら俯く。すると姉ちゃんが肩に手をポンと添えてきた。

 

「なおくん。嬉しい時、悲しい時は思いっきり泣いても良いんだよ。男の子だからって恥ずかしがることはないと思うよ……おいで! お姉ちゃんが受け止めてあげる!」

 

 姉ちゃんは両手を大きく横に広げ、僕はその胸に飛びこみ、思いっきり泣いた。姉ちゃんは優しく抱きしめ、僕の頭をそっと撫でた。ダイヤ姉ちゃんは、この光景を見ながら「ほほえま〜」と涙をポロリと流しながら言った。

 

「姉ちゃん、ダイヤ姉ちゃん。ありがとう! 僕……このギター。一生の宝物にするよ!」

 

 こっちがサプライズしたつもりだったのに、姉ちゃん達も僕のためにサプライズをしてくれたのか……これは一本取られたな。

 

「あ、そ・れ・と……これもね」

「これは、ピックか〜!」

 

 ダイヤ姉ちゃんがギターのピックを渡してきた。黒一色だけど表と裏には白いペンでサインが書かれていた。

 

「これは私とキタちゃんのサインだよ。世界に一つだけ。なおくんだけのピック!」

「僕、いっぱい練習して、上手くなってみせるよ!」

「応援してるよ! いつか、お姉ちゃんに聴かせてね♪」

「なおくん、私にも!」

「うん! 先ずは基本から学ばなきゃな。ぼっちちゃんみたいに本とか買うか!」

 

 僕はピックでギターの弦を軽く鳴らして、どんな曲を弾こうかと考えていたら時計は23時を回っていた。

 

「もう遅いし、そろそろ寝ようか?」

「うん、でもダイヤ姉ちゃんは何処で寝るの?」

「じゃあ、なおくんの部屋で布団を敷いて川の字で寝るっていうのはどうかな?」

「キタちゃん、それ賛成!」

 

 え? マジかよ……並び順を聞くと僕が真ん中で、それぞれ右と左に姉ちゃん達が横になる感じになった。

 

「私、なおくんと寝るの久しぶり♪」

 

 ダイヤ姉ちゃんが僕の片腕にしがみついてくる。何がとは言わないけど、大きいアレに腕が包まれていている。すると姉ちゃんが「ダイヤちゃん、ずるい! あたしも」と言い、もう片方の腕にしがみつく。2人とも僕の癖を壊しにきてない?

 

「「おやすみ、なおくん♪」」

「おやすみ……(僕、寝れるかな)」

 

 心臓はドキドキしてるのに、姉ちゃん達の体温が冷えている身体に伝わってきて、凄く心地良い。目を閉じてキタサンを数えたらいつの間にか眠ってしまっていた。

 

 

 

 次の日の朝。朝食を食べ終わると、姉ちゃん達は今日にはトレセン学園に戻らなければならないと言っており、寂しさが込み上げてきた。

 

「じゃあ、なおくん。元気でね」

「ダイヤ姉ちゃんも身体には気をつけてね」

「うん!」

「姉ちゃんも頑張ってね」

「あの……なおくん。お願いがあるの」

 

 なんと、姉ちゃんのレースが来週の日曜日にあるとのこと。そこで、レースを見て欲しいとの事だった。

 

「因みに、なんてレースに出るの?」

「スプリングステークスだよ」

 

 スプリングステークスか……てことは中山レース場で行われる、芝1800mで距離はマイル。中距離と長距離を得意とするキタサンブラックにはちょっと不利なレースになるかもしれない。でも……!

 

「見てみたい……」

「え?」

「僕、見てみたいんだ。姉ちゃんのレースを、この目で実際に! 当日、現地に行っても良いかな?」

「もちろん! その時は応援よろしくね!」

「うん! それじゃあ2人とも、行ってらっしゃい!」

「「行ってきます!」」

 

 こうして2人はトレセン学園へと戻っていった。

 

 

 

「お父さん、お母さん、頼みがあるんだけど!」

 

 

 





愛してるYOのノリは虹ヶ咲の高咲侑ちゃんを想像してください。ここ最近、矢野さんの声めっちゃ好きなんよな。

次回はキタちゃんがスプリングステークスに挑む描写を頑張って書きたいと思います。あまり期待はしないでくださいw

そして新しいウマ娘も出したいなと思います。誰が出るか予想してみてください!

いつかVRウマレーターでプリコネの世界いっちゃったみたいなコラボ回とか書きたいです。

それではまた次回お会いしましょう!
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