目が覚めたらキタサンブラックの弟になった件 作:通りすがりの邪教徒
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今回は仲良し3人組で沼津旅が始まります。
この世界ではあわしまマリンパークが残っている世界線でお届けしています。淡島からの景色が好きだったので無くなってしまいとても悲しいです。
そしてタイトル通り、後半があるのでまずは前編をどうぞ!
『天皇賞・春』の激戦から一夜が明けた翌朝。僕は机に突っ伏した状態で起きた。
いけないいけない……旅のしおりを作っている途中に寝落ちしてしまったな。
でも、もう完成しているし……このまとめた資料を元に明日からの旅行を満喫できるかもしれない。
早速こいつをコピーして、姉ちゃんとダイヤ姉ちゃんの分を作らないとだな。
僕はデータの入ったメモリを持ってって、潤一郎さんにコピー機の使用許可を貰いに、急いで寮の1階に降りた。
「潤一郎さん。コピー機を借りても良いですか?」
「うん。良いよ」
「あざっす!」
早速コピーをして……。でも紙のままだと鞄の中でくしゃくしゃになるんじゃないか? と不安になって来た。
「ラミネートしたいなぁ……」
「ラミネート機器ならあるよ?」
「ホンマっすか!? 使わせてください!」
「分かった。ちょっと待っててね!」
そして数十分後に、全ての用紙をラミネートして、旅のしおりが完成した。
このしおりには、沼津の観光スポットや美味しい食べ物のお店、お土産に最適な物などなど。
あとは僕の好きなアニメの聖地という事で、聖地巡礼もしたいから、比較用としてアニメの画像なんかも載せてみた。我ながら分かりやすく良い出来だなと思うしおりとなっている。
「へぇ〜。沼津に行くんだね」
「はい! 姉ちゃんとダイヤ姉ちゃんと一緒に行くんですよ!」
「楽しんで来てね。昔は淡島にロープウェイとかあったんだよ」
「それネットに載ってました。ウルトラQの撮影場所にも使われたとか」
「そうそう! 直人くん、昔の特撮よく知ってるね」
「これでも昔のも見てるんですよ。昭和のは突っ込み所多くて結構好きです」
平成や令和の特撮も確かに面白いが、昭和もなかなかの物なので、是非皆さんにも見てもらいたいと思っている。
因みに、これから行く沼津は仮面ライダーゴーストで仮面ライダーネクロムことアラン様を演じている人の地元でもあるのですよ。
アラン様のたこ焼きを食べながらの戦闘シーンは特にお気に入りです。
「さてと……朝ごはんでも食べに行きますか。潤一郎さん、ありがとうございました!」
「どういたしまして!」
朝ごはんを食べて着替えを終わらせた僕は、栗東寮に入るためにインターホン的な物を押して寮長のフジさんを呼ぶ事にした。
「おはよう、直人くん。元気?」
「おはようございます。全然元気ですよ! 姉ちゃんに用があるのですが……」
「だったら上がってく? うちの寮は、直人くんは大歓迎って他のウマ娘達も言ってるし」
「あっはは……いつの間にか僕も栗東寮の一員になってますね」
「なんなら、お姉さん達の部屋に引っ越す?」
「フジさん。冗談でもそんな事言わないでください!」
「ごめんごめん。ほら、入って入って!」
フジさんに通されて、僕は姉ちゃん達の部屋の前へと立ってノックをした。
「お〜い! 姉ちゃん、いるか?」
「その声は……なおくん!? 入って良いよ!」
「失礼する……ってゔぇ!?」
中に入ると、姉ちゃんとダイヤ姉ちゃんが着替えをしている途中で、2人とも下着姿の状態だった。
おいおい! そこは着替えが終わってから中に入れる物だろうがよ! もしかして狙ってやったんじゃね? だとしたら確信犯ですね。
「なおくんのえっち〜! お姉ちゃん達の着替えそんなに見たかったの?」
「身内の着替えなんて見たくねぇよ!」
「そんなに私達の下着姿が見たいなら、いつでも見せるのに……」
「見たくないですぅ〜! というか、姉ちゃんのは家とかで見慣れてるし……」
こいつら、僕の前だと平気でスカートめくって平然とパンツ見せて来そう。
ダイヤ姉ちゃんは私服だとワンピース系が多い。でも姉ちゃんの場合は……ショートパンツしかないし大丈夫か? あっ、そういや制服と勝負服は結局スカートだったわ。
「着替え終わるまで外にいるから、終わったら呼べよ!」
「「は〜い……」」
若干不服そうな表情をする下着姿の姉達を見て、僕は部屋の前でスマホを弄りながらタイキシャトルする事数分後。2人の着替えが終了し、改めて中にお邪魔する事にした。
「はいコレ。昨日作ってみたんだけど」
「おお〜! これは分かりやすい!」
「なおくん、凄く楽しみにしてるんだね。文面からそれが伝わってくるよ」
「ダイヤ姉ちゃん、ありがとう」
「あっ! この黒髪ロングの子、ダイヤちゃんと名前一緒なんだよね!」
「そうなんだ。私はこの金髪の女の子が好きかも」
「ohマリーか。シャイニ〜♪」
しおりの中にはアニメに出てくる可愛いキャラクター達のイラストも乗っけているので、オタクにとっては目の保養にもなります。
それにしてもダイヤ姉ちゃん。クソ金持ちのこの子に目をつけるとは……。同じ金持ち同士でシナジー感じたのかな? 知らんけど。
「なんか久しぶりにアニメ見返したくなったな」
「無印もいいけど、サンシャインも最高だしね。旅行先の旅館で3人で見よう!」
「それは楽しみ!」
取り敢えず、3日間でそれぞれどこに行くかは計画している。
1日目は三津シー行った後に内浦付近をうろうろするのと、アニメに出て来た学校のモデルになった場所に行ったりしたいかな。
2日目はAqours号に乗って淡島に全速前進ヨーソローで向い、あわしまマリンパーク行くのと、アニメ内に出て来た長い階段とかも登ってみたい。
そんで持って夕飯は両日とも、リスナーさんに幾つか教えてもらった沼津駅周辺か沼津港にあるお店で食べる予定だ。
3日目は深海魚水族館に行って、帰りに皆へのお土産なんかも幾つか買ったり、沼津でしか買えない限定グッズ的なのもあると良いよね。
「あっ、そうだ。旅行に持ってくるお菓子も用意したよ!」
「多いなぁ! しっかりバナナも入ってるし……」
本当にバナナ好きだよなコイツ。カフェテリアの時も最初から食べるくらいだからね。
「お菓子か……そういうの最近食べてないなぁ」
「なおくんって家でもあんま完食しないもんね」
「まぁ良いや。残りはもう準備出来てるの?」
「もちろんだよ!」
「私もバッチリ! 着ていく服も決まってるし、変えの下着もちゃんと入ってるよ!」
「下着の報告はせんでいい!」
「あいたっ!」
余計な一言を口にしたダイヤ姉ちゃんの額のダイヤ柄部分にデコピンをぶちかました。効果は抜群だ。
「んじゃ、それをちゃんと読んで明日に備えること。そしてなる早でここを出たいから、始発で出発するよ? それと今日はしっかり早寝をするように!」
「「は〜い!!」」
2人は遠足前の小学生のように張り切って返事をする。
「そう言うことで……僕はこの後、音也くんと遊ぶ約束してるから、何かあったら都度連絡を」
「分かったよ。しおりありがとね! お姉ちゃん達が行きたい所あったら行っても良い?」
「もちろんだよ。じゃあまた明日な」
こうして僕は栗東寮を後にして、音也くんとカドショで開かれるデュエマのイベントに参加するために、秋葉原へと遊びに行った。
そしてお昼時という事で、音也くんがどうしても行きたいと言っていたラーメン屋にて、お昼ご飯を食べている。
「ズズズっ……! うん、美味いな。野郎ラーメンってやつ初めて食べたけど、結構好きになるかも」
「だろ? あっ、そういや明日沼津に行くんだって? 潤一郎さんから聞いたんだ」
「あぁ……そうだ。お前の分の土産も買ってくるから安心しろ」
「本当か!? じゃあ俺、うなぎパイが良いなぁ〜」
「浜名湖名産のやつな。分かったよ」
うなぎか……そう言えば暫く食べてないな。最後に食べたの忘れたくらいだ。
そして秋葉原で歩き回った後に、寮へ帰還した僕は、明日に備えていつもより早い夜22時に眠る事にした。
【沼津旅行1日目】
府中駅から出発し、電車に揺られる事数時間が経過した。
僕たち3人は、目的の地である沼津駅に辿り着き、背伸びをした後に沼津駅の改札を通った。
「沼津……キターーー!!!」
カメラを片手に、宇宙キター! みたいな感じのポーズをする僕は、絶賛テンション爆上がり中です。
「と言うことで……皆さん、こんちわ! 東京から沼津に到着いたしました。キタチャンネルの直人でございます!」
「なおくん。このカメラなぁに?」
「動画にアップしようと思ってな。その一部を撮ってるんだ。2人も映していい?」
「お姉ちゃんは大丈夫だよ!」
「私も全然大丈夫」
「ありがとう。それじゃあ一応自己紹介お願い」
「キタサンブックでーす! そして?」
「サトノダイヤモンドです。今日から三日間。沼津をなおくん達と満喫したいと思いま〜す♪」
それにしても……ここが沼津か! この駅もアニメに出て来たよな!? めちゃくちゃ興奮して来た。
「なおくん。みてみて! Aqoursの大型看板があるよ!」
「あっ! あそこにはAqoursのメンバーがデザインされたバスだ。凄いなぁ〜!」
「ふふっ、2人とも楽しそう。取り敢えずバスに乗って内浦に行こ?」
「そうだな。先ずはチェックインを済まして、今必要のない荷物を預ける所からだな」
沼津での主な交通手段はバスだ。東海バスオレンジシャトルのバスに乗れば、一本で内浦に行ける。
東海バスオレンジシャトルは、「君のこころは輝いているかい?」という曲のPVで出て来たオレンジ色のバスのことだ。これに乗れば、高海さんや桜内さん気分を楽しめるぞ。
「えっと……沼津駅南口の8番乗り場だな」
「あっ、もう来てる! なおくん、ダイヤちゃん。急ごう!」
「あれに乗り過ごすと暫く待たなきゃいけないんだよね?」
「そうだ。1時間に2本程しか来ない。都会に住んでると感覚バグるよな」
取り敢えず、僕らは急いでバスの中に乗り込んで、内浦方面に向かった。
「それでは荷物。お預かりいたしますね」
「よろしくお願いします。よし、最初の目的地に行くぞ!」
「「お〜!!」」
そして旅館に到着した。荷物の預かりを済ませて、みとしーへと向かう事にした。因みに、今日泊まる旅館からみとしーまでは、かなり近い場所にあった。
「おぉ〜! ここの場所に実際にいると、アニメの世界に来たみたいになるよな!」
「海も綺麗だね。私、この場所好きになっちゃうかも」
「なおくん。せっかくこの場所に来たんだし、砂浜にあの文字書かない? 水族館開くまでまだ10分くらいあるし」
「良いね! 早速やろう!」
僕らがこれからやることは、砂浜の上に「Aqours」という文字を書くことだ。これが沼津に来て最初にやりたかったことのひとつである。
「これずっとやりたかったー! 砂浜で初Aqours執筆でござる!」
「あっ、もうすぐで10時だし開くんじゃない?」
「そうだな。う〜ん……それにしてもいい天気だ!」
開演時間になり、改めてみとしーの中に入ると早速セイウチがいる水槽が目の前にあった。
「おぉ〜! でっか!」
「ねぇキタちゃん。このセイウチの着ぐるみのキャラってなんで言うの?」
「うちっちーだよ。このゆるキャラはアニメにも出て来くるよ」
「へぇ〜!」
「よし、次の水槽に行っちゃおう。イルカとアシカショーも見たいしな」
イルカ&アシカショーの時間になるまで、沼津の海に生息している魚達を鑑賞して行き、屋外のショーをやる会場に到着した。
「なおくん。あのイルカ像の奥が綺麗だよ。しかも富士山も見えるし!」
そう興奮気味に駆け足で富士山を見に行く姉ちゃん。
確かに綺麗だな。晴れじゃなかったらこんなに綺麗には見れないしな。
「あっ、席に人が集まり出した。そろそろショーの時間だ」
席に着いて数分が経過して、イルカ&アシカショーが始まった。
それにしても、海を仕切って水槽にしていて、透明度も半端ない。普通の水族館とは違う感動があるな。
「やっぱりショーは、どこの水族館で見ても楽しいね!」
「そうだね、キタちゃん。なおくんも楽しんでる?」
「うん、楽しいよ。うわっ!? 水しぶきが!」
こうして数十分にわたるショーが終わり、僕らはお土産コーナーやAqoursのキャラが勢揃いしている等身大パネルを見たりして、みとしーを後にした。
「お腹空いた〜! なおくん、お昼は何処にするの?」
「確か今日は、内浦で食べるんだよね? 私、すっごく楽しみ!」
「今日はね〜……あっ、到着したよ!」
今回のお昼は、みとしーから歩いて大体24分のところにある「海のステージ」というシーサイドカフェレストランだ。
テラス席で美味しいコーヒーを味わいながら、富士山と海を眺めながら寛げてお勧めだと、リスナーさんから教えてもらった。
取り敢えず店内に入って、店員さんに外の席へと案内された。
「なおくん。お姉ちゃん、このはらぺこセットにしたいんだけど……」
「僕も同じのにするよ。ダイヤ姉ちゃんは?」
「私も一緒にするよ」
ハンバーグ・ピラフ・サラダのプレート、スープ、オレンジジュース。そしてデザートに寿太郎みかんのヨーグルトがはらぺこセットの内容だ。
「お待たせしました。こちらはらぺこセットになります」
「美味しそ〜! 写真撮ってクラちゃんに送ろっと」
「そう言えばクラウンさん、香港のレースに遠征して大敗したって聞いたんだけど、調子はどうなの? 落ち気味になってないか?」
「そんなことないよ。キタちゃんの天皇賞で火が付いたって言ってたし」
「そっか……なら良かった」
それを聞けただけでもホッとした僕は、ピラフをひと口食べた。どうやらクラウンさんも『宝塚記念』に挑戦するらしいので、シュヴァルさん共々ライバル勢揃いってやつかな。
「「「ごちそうさまでした!!」」」
海のステージで食事を終え、内浦にある駄菓子屋やカフェなんかに寄ったりして、次に僕らが向かったのは、またまた徒歩24分のところにあるとある学校だ。
ここに来るまで坂道がキツかった。アニメの子達はこれを毎日登ってたのか……足腰がめちゃくちゃ鍛えられそう。
「ここがモデルになった学校か……再現度高いよな〜!」
「アニメだと女子校だったけど、現実だと小中一貫校なんだね!」
「因みにこれがアニメに出て来た学校の画像だよ。ダイヤ姉ちゃん」
「おぉ〜……! 確かにソックリだね!」
「じゃあ学校も見学したことだし、沼津に移動して夕飯の番を取りに行こう」
「い、今から!? 夕飯までまだ時間あるけど?」
確かに15時から番を取りに行くってビックリするよね、お姉様。
「番取りして暫く待つらしいからな。早めに行きたいんだ」
「分かったよ。じゃあ早速バス乗り場に戻ろう!」
学校を離れ、バスに乗って沼津方面へ。リスナーさんに教えてもらった静岡で有名なハンバーグ屋の「さわやか」というお店にやって来た。
予約しようと思ったのだが、全日事前予約をお断りしているらしい。最高でも2時間は待つとか言ってたな。
さわやかに到着すると、駐車場はめちゃくちゃ混雑していて、店内にはお客さんがたくさん待機していた。
中にはお昼で食べに来たと言う人もいて、きっと12時とかに来てもめっちゃ待たされたんだろうなと思った。
「早めに来て正解だったね、キタちゃん」
「そうだね。なおくん、待ち時間の間どうする?」
「そうだな。待ち時間が2時間だし……あっ、ちょっと離れた場所にララポがあるし、時間潰しに行ってみるか?」
「それじゃあ、バス待つのも面倒だし、お姉ちゃんの背中に乗って!」
「まさか走るのか!?」
「大丈夫。安心して、お姉ちゃんの背中に乗って!」
「じゃあお言葉に甘えて……」
「帰りは私がおんぶしたい!」
「分かったよ」
こうして、行きは姉ちゃんの背中に乗ってララポに向かいちょっとしたショッピングを楽しみ、帰りはダイヤ姉ちゃんの背中に乗ってさわやかに戻って、無事にハンバーグを食べることが出来た。
「うん……期待通りの味だ。美味いっ!」
「待った甲斐があったね、ダイヤちゃん!」
「そうだね。すっごく美味しい!」
さわやかのハンバーグを堪能した僕らは、お店を後にし、バスで内浦の旅館へと戻って、部屋で寛ぐことにした。
次回は2日目と3日目の様子をお届けしたいと思います。
沼津は良いところなので、皆さんに一度行ってみてほしいです。今後も時々旅Vlogのお話を書くかもしれませんのでお楽しみにしててください。
今回は沼津だから次は金沢か仙台あたりも良いですね。
誤字脱字などがあれば報告よろしくお願いします。
それではまた次回お会いしましょう!