欲望に忠実な先生と苦労する生徒   作:メヴィ

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 GWって素晴らしい。
 
 それと感想を貰えたのでさらにブーストされました。
 もっとくれても、いいんですよ?

 追記 予約投稿しようとしたらミスったンゴ
 


アビドス編:chapter9+絆ストーリー2

 

 

 

 

 怪我人には手を出さないと、そう思っていた時期がムゥにもありました。はい。

 

 ホテルに戻った後、先生はムゥをまた抱き枕にしやがりました。

 

 お互い眠いことを良いことに一晩中好き勝手されました。

 

 また寝ている間に怪我をしたらどうするんですかね。

 

 

 

 「……それでは、アビドス対策委員会の定例会議を始めます」

 

 

 と、始まりましたね。

 

 今行っているのは言われたとおりみなさん(対策委員会)の定例会議です。

 

 アヤネさんに見せて貰った資料では主に借金の返済について、そしてへルメット団の対処や補給物資をどうするかを話し合っていた様です。

 

 今回はコレ(先生)とムゥが参加するので進展が期待できると言われましたが……先生はともかくムゥはこういった対策だとか解決案を出すのは苦手です。

 

 借金は稼げとしか言えませんし、

 

 

 「本日は先生とムゥ…ちゃんにもお越し頂いたので、いつもより真面目な議論が出来ると思います!」

 

 

 いつもより…………いつもは不真面目なんですかね?___少くともセリカさんとアヤネさんは真面目そうです。

 

 

 「まずは最も大事な議題、学校の負債をどう返済するか――か、です」

 

 

 まずは挙手を、とアヤネさんがいうとセリカさんが元気よく手を上げました。

 普段は【セリカちゃん】呼びで行っていたので、セリカさんは名字呼びを不思議そうにしていました。

 

 

 「まぁいいわ、対策委員会の会計担当としては、現在我が校の財政状況は破産寸前!このままじゃ廃校!!みんなもそれはわかってるよね?」

 

 

 億単位の借金ですから当然ですね。

 

 

 「毎月の利息ですら788万円!頑張って稼いでるだけじゃ正直返済も追い付かない」

 

 

 ………利息の返済が無理、ではなく追い付かない、と。

 一体月にどれだけ稼いでいるのですか……?

 指名手配やその他……いやそれでもすごいです。

 

 

 「だから、何か一発おっきく狙わないと!!」

 

 「おっきくって、例えば?」

 

 「これこれ!配られてたチラシ!」

 

 

 そういって、セリカさんが満面の笑みで取り出したチラシは___ゲルマニウムブレスレット?

 

 

 「ゲルマニウム麦飯石ブレスレットで、あなたも一攫千金……ねぇ……?」

 

 

 典型的なマルチ商法でしょう、これ本気ですか、セリカさん。

 

 

 「そう!これでガッポガッポ稼ごうよ!!」

 

 

 セリカさん、笑顔のところ悪いですが、無理です。

 セリカさん以外の空気が生ぬるくなってますよ。

 

 シロコさんが「セリカは無理」の意味がわかりました。

 

 というか、説明会にも行ったのですか……?

 

 

 「う~ん……却下ー」

 

 「同感れす」

 

 「なんで!?」

 

 「セリカちゃんそれマルチ商法だから……」

 

 「ん、儲かるわけない」

 

 

 そもそもそんな美味しいビジネスをそこらの女子高生に持ちかける訳がないでしょう。

 

 ……どうしましょう、セリカさんが騙されて売られるのが安易に予想できてしまいます。

 

 

 「……!?」

 

 「全く、セリカちゃんは世間知らずだねぇ、気を付けないと悪い大人に騙されて、人生取り返しの付かない事になっちゃうかもよー?」

 

 「そ、そんなぁ、そんな風には見えなかったのに……せっかくお昼抜いて貯めたお金で買ったのにぃ」

 

 「大丈夫ですよセリカちゃん、御昼、一緒に食べましょう? 私が御馳走しますから」

 

 

 ノノミせんぱ~い、とセリカさんがノノミさんに抱きつくと幼い子をあやすようによしよしとし始めました。

 

 

 『かわいそうにセリカ……あふんっ!』

 

 

 変態はおとなしく座りやがれ、です。

 

 セクハラで訴えられてももう迎えには行きませんからね。

 

 

 「もう………え…えっと、他に意見のある方……」

 

 「はい!はい!」

 

 「はい、小鳥遊委員長……なんだかいやな予感がします……」

 

 「うむうむ、えっへん!」

 

 

 何がえっへん!なのですか?

 

 というか、いやな予感ということは……生徒の数を増やす?

 確かに生徒の数が増えれば必然的に学校へのお金は増えますが……それを借金の返済に当てるのは……今さらですが。

 

 

 「そうすれば議員も輩出できるし、連邦生徒会での発言権も与えられるしね」

 

 

 なるほど……そうすれば確かに解決の一歩は……嫌な予感と言われてましたがマトモでしたね。

 

 

 「それ()、具体的にはどう増やすのれす?」

 

 「それはね~、他校のスクールバスを拉致ればオッケー!」

 

 「はい!?」

 

 

 …………それは犯罪では?

 転入の書類に判子をしなければバスから降りれない……そもそも通学中に判子を持っているヒトなんて滅多にいないでしょう。

 

 非現実的、却下です。

 

 

 「うへぇ~、おじさんイケると思ったんだけどな~」

 

 「当たり前ですよ!それに他校の風紀委員会が黙ってませんよ!?真面目にやってください!!」

 

 

 アヤネさんがおじさんを咎めると、おじさんはうへーと気の抜けた声を返しました。

 

 そして、次に挙手をしたのは、

 

 

 「………はい、砂狼シロコさん…まだ嫌な予感がします………」

 

 「ん」

 

 

 何故か自信がありげなシロコさんでした。

 

 この流れで自信がありそうなのが不安なのですが……

 

 

 「銀行を襲うの」

 

 「はいっ!?」

 

 

 ……完全に、犯罪です。

 

 キヴォトスの治安維持組織を全て敵に回したいのですか?

 

 内部情報…システムジャック……護送ルート……逃走経路まで把握済み……?

 シロコさんは普段からそれを考えていたのですか?

 これなら数分で1億は確実……

 

 

 

 …………いやだとしてもでしょう!?

 聞いた限りその道のプロの手腕ですよ!?

 

 

 「それと、はい。これを被ればバレる心配はない」

 

 「えっ?は?」

 

 

 シロコさんが紙袋から取り出したのは、様々な色の覆面でした。

 

 ムゥとアヤネさんが呆気にとられているうちにおじさんがピンクの覆面を被り、ノノミさんが緑の覆面を被ります。

 

 ……正気ですか?手作りですよね、この覆面。

 

 や、あの……力作なのはどや顔を見ればわかりますよ?

 

 お団子(髪の)やアホ毛まで通る穴まで空いているようですし……うぷ!?

 

 

 『うん。よく似合ってるよ!』

 

 「………チッ」

 

 

 こいつ(先生)、この状況わかってるんですかね……?

 

 それに、勝手におもいっきり被せて……あぁもう……引っ掛かってしまってます…………慎重に取らないと破けます、これ。

 

 

 『……あっ』

 

 うなじ辺りで指を動かしていると先生も気づいたのかムゥのうしろに回って手伝い始めました。

 

 やっとわかりましたか、さっさと取ってください。

 でも怪我をしたら許しませんよ。

 

 

 

 「いやーいいねぇ、人生一発でキメないと。ねぇ、セリカちゃん」

 

 「そんな訳あるか! 却下、却下―ッ!」

 

 「そんなに膨れっ面してもダメですよシロコ先輩!!」

 

 「……」

 

 

 セリカさんやアヤネさんシロコさんを叱ると分かりやすく頬を膨らませて拗ねてしまいました。

 

 そして、こんなふざけた意見が連続で出たからかアヤネさんはもっと真面目にやってほしいと切実そうに言いました。

 実際切実な言葉なのですが。

 

 

 「皆さん、もう少し、こう、まともな意見を――」

 

 「あのー!はい!はい!次は私が!」

 

 「はい……二年の十六夜ノノミさん、犯罪と詐欺は抜きでご意見をお願いします……」

 

 

 疲れた様子のアヤネさんと反対に、ノノミさんはこの状況でも笑顔です。

 

 えと、犯罪でもマルチ商法でもない、クリーンかつ確実な方法……

 何気にセリカさんとシロコさんをディスりましたね。

 二人とも微妙な顔をしてますよ。

 

 それはともかく、この流れでいくと安心できないのですが…

 

 

 

 「アイドルです! スクールアイドル!」

 

 「あ、アイドル?」

 

 『っ!!』

 

 「……流石に予想外れす…」

 

 

 先生は反応してないで、さっさと外してください。

 

 ともかく、ノノミさんがこの発想になった理由はアニメの影響みたいです。

 

 学校を復興するのには定番、らしいです。

 そういえば前の世界でもアイドル系統は中々に人気がありました。実際に見たことはないですけどね。

 

 まぁ、他二つと比べればマトモですし……みなさんとても整った容姿なので悪くは、……悪くはないとは思いますが

 

 

 「却下」

 

 

 おじさんはNGみたいです。

 

 

 「あら、これも駄目なんですか?」

 

 「なんで? ホシノ先輩なら特定のマニアに大ウケしそうなのに」

 

 「うへー、こんな貧相な体が好きって云っちゃう輩なんて、人間として駄目っしょー、ないわー、ないない」

 

 

 だそうですよ先生(変態さん)

 ヒトの好みはそれぞれ十人十色ですが……実行に移すのは話しは別ですからね。

 

 ね、

 

 

 『こ、言葉のナイフ……暴力反対……』

 

 

 前科があるので釘を刺しただけです。

 

 それより、まだですか?もうだいぶ時間かかっていますが……無理なら良いです。

 

 

 「もう先生に任せちゃおうよ~、先生、これまでの意見の中でやるならどれが良い?」

 

 『うぅん__』

 

 

 先生はムゥの後ろで悩む声を出しながら顎に指を当てて考え始めました。

 

 こう、こんな風に黙っていれば絵になるんですよね。

 

 「アイドルでお願いします☆」

 

 「まさかアイドルやれなんて言わないわよね?」

 

 「……」(覆面を被る)

 

 

 そして一分ほど考えた先生は結論が出たのかカバンに手を入れました。

 そして取り出されたのはマイク………マイク?

 

 

 「私がプロデューサーになる!!」

 

 

 アロナ?アロナなのですか?マイクを送ったのは、

 

 今すぐ聞きたいのですが……覆面が邪魔でピアスに触れません。

 

 

 「えぇっ!?ほ、本気ですか先生!?」

 

 『この中だと他が犯罪行為だし……みんなのあんな姿やこんな姿が見れる!!』

 

 「そうで…はい、?」

 

 『具体的に言えば水着、さらに言えばミニス(スパァンッ!)かっダァァ!?』

 

 【先生が崩れ落ちる】

 

 

 結局は欲です。

 教師が生徒に何て言う欲を抱いているのですか……今に始まったことではないですが「い____」?アヤネさん?

 

  

 「いい加減にしてください!!」

 

 【テーブルがものすごい勢いでひっくり返される】

 

 「出たー!アヤネちゃんのちゃぶ台返しー!!ママはキレのある返しが出来るようになって嬉しいよ」

 

 「誰が!ママですか!」

 

 

 よっと、はい。怒りたいのはわかりますが本当に飛ばされるとちょっと危ないです。

 

 

 「いつもふざけてばっかり!銀行強盗とかマルチ商法とかそんなことばっかり言って !」

 

 「うっ…」

 

 「………」

 

 「せっかく先生もいるのに!たまには____」

 

 

 ……普段は優しい分、ギャップがあるというか……怖いですね、アヤネさん。

 

 ノノミさんはまたやっちゃいました☆と、前にも怒らせたのですね……それより、逃げようとしないでください先生。

 

 アヤネさんを怒らせてしまった原因は先生にもあるので、というか止めでしたし。

 

 

 

 

 

 

【この後数時間に渡ってお説教をされた】

 





 説教の間ムゥは手の感覚だけで頑張って引っ掛かった覆面を取っていた様です。はい、ということで絆ストーリー2です。

  
  【絆ストーリー2:友人】
 
 
 「先生」

【いつものように書類を処理しているとムゥに突然話しかけられた】

 「先生は………ロリコンれすか?」

 『違うよ!?』

【脈絡の無い質問に思わず大声を出してしまった】

 「声が大きいのれす……まぁ、ならいいのれす」

 『何で急に……』

 「……友人が気になっれいたらけれす。ろくに(特に)深い意味は無いれす」

 『ムゥの友達……』

【考えてみれば、ムゥとシャーレで暮らすようになってからそれなりに時間は経つが、ムゥの友達にはあったことがなかった】

 『ちゃんと友達いたんだ……!』

 「ムゥをなんだと思っれるのれすか?友人くらいいます。最近は都合が悪く、会えれませんが……連絡は結構()..しますよ」

 『今度、紹介してね』

 「………ヤれすよ……友人をあな()()いな変態に合わせるわけにはいきません」

 『ひ、ひどい……ムゥは私をなんだと思ってるの……?』

 「変態、すけこまし、お人好し、馬鹿、阿保」

 『ほとんど悪口だよね!?ちょっと!?』

 「れは見回りへ行っれきます」

【言うだけ言ってどこかへ行ってしまった………】
 ◻️


 ◻️

 最後だけ滑舌が良くなるムゥちゃんでした。

 次回、やっと某便利屋達が登場します。
 
 それよりもっとブースト材欲しい♥️


 
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