すんませんした!!!!
ムゥはボス猫さんを胸に抱いて、情けないことに気絶した先生はシロコさんとノノミさんに肩を貸してもらいながらセーフハウスにたどり着きました。
引っ掻かれてボロボロになったり、毛などがあるのは仕方ありませんが、皆がここを大事にしてくれているのがわかりました。
……食器類が粉砕されていることは水に流しましょう。
「……とりあえず、そこらに座っれくらさい。
どうせ板を敷いただけの床ですしテーブルや椅子なんてもともとありません。
さて……ようこそ安全地帯へ?
「なんで疑問系なのよ……安全なのよね……?」
「捉え方によっれは違います」
先ほども言った通り野良ですので病気寄生虫細菌なんでもござれな場所ですよ。
だからこそブラックマーケットにいるヒトはここに近寄りません。
「あ、ヒトに空気感染するモノはないのれご安心を」
流石にムゥも死にたくないのでそこは徹底的にやりました。
それはさておき、皆さんをここへ連れてきた理由、ヒフミを追いかけていたあの不良たちですがあれはゴロツキがたくさん集まってできたグループのごく一部です。
今ごろ逆恨みでもしてムゥ達を探し回っていますが、まぁここでは探すだけ無駄なので1時間も隠れていれば収まります。
そして、追いかけられていた張本人ですが……今は言いませんが後でお話しましょうね。
「あぅ……あ、あははは…どうしても、ペロロ様のコラボ縫い包みが欲しくて……ごめんなさいムゥちゃん……」
「………あれ、そういえば、二人って知り合い?」
自己紹介してたっけ?と、おじさんが首を傾げていました。
それと、おじさんの近くにはいつの間にかゴールデンレトリバーがいて既にお互いお昼寝の体勢に入っています。
君は……本当に野良ですかね?些か毛並みがきれい過ぎるというか……日が浅い子ですかね。
えっと、ヒフミとは普通に友達です。
主にモモフレンズ繋がりで………今日みたいな先生達とヒフミさんの出会いみたいでしたね。
ムゥが縫い包みを買って店から出ようとしたときに飛び込んできて、押し倒されましたね。
ヒフミはヒフミでスカートが大変なことになっていましたし。
「ねぇ
「あぅ……む、ムゥちゃん……恥ずかしいからその……」
ヒフミは赤くなった顔を両手で必死に隠すようにしながらそういいました。
ふん……まぁ良いでしょう。このくらいにしておいてあげます。
それにしても……なんで一人で、ムゥに黙ってブラックマーケットに来たのですね?多分、いや確実に
せめて、言ってくれれば代わりに入手とか、一緒に行くこともできたのですがね。
大方、最近愚痴ばかりを話してしまっていたので迷惑とか考えたのでしょうね。この馬鹿娘は。それでこんな目に遭ったと後から知るのはもう
それはそれとして、ちゃんと手に入れられましたか?
「あっ、勿論です!アイス屋さんコラボ縫い包み!しっかりと確保しました!!」
ヒフミは意気揚々としながら、
……なんか、改めてみるとやっぱりシュールですよね。そこが良いのですが。
そして、その……ボス猫さん。
「みゃう」「みゃ~」「んみ~」
今年は随分と多いですね?6、7、8………10…20……26……本当に、多いです。それにちょっと臭いますよこの子猫達。
髪やら服の裾やら尻尾やらにじゃれるのは良いのですが、ムゥの回りだけ凄いことになってます。
そして、なぜ母達はそんなにのんびりしてるのですかね……流石にもっと警戒心を持ってほしいのですが。
「いや~、人気…者だね~…ぐぅ…」
「ふわふわ……ちょっとお魚臭いですね」
「ふふっ、寝ちゃいました⭐」
「い、いたっ、__んふふ…くすぐったいって…」
皆さん、デレデレですね。おじさんに至ってはもはや犬と抱き合ってます。
……ここにくるの、今日初めての筈ですよね……こんなに馴れていると猫カフェにしか……
『………はっ!?膝枕!___あれ、前が見えない……そして獣の匂いがする…』
顔面にボス猫さんが乗ってますからね。
良かったですね。座り心地が気に入ったみたいですよ。
さて、皆さんそろそろ行きましょう。もう1時間とちょっと経っていますし、ナンタラ団ももう諦めているでしょうし。
ほら、さっさと起きてください。
「ヴなぁゴ」
『おぅふ…あ、まってまってあばらに足が……』
◻️
◻️
「う、う~んっ、よく寝たねぇ~」
「ホシノ先輩……髪に毛かついています」
「……帰ったら消臭スプレーかけないと…」
「うへ?」
……確かに、おじさんちょっとだけ臭いますね。
まぁあれだけ野良犬と引っ付いていれば獣臭くなります。
皆さんもそれなりに臭いは付いていますがおじさんと先生はダントツで獣臭いです。
先生はボス猫さんに、主に乗り心地が気に入られたのか体を擦り付けられてマーキングされていました。
さて、話を戻しますが今は元の目的に戻ってパーツの出所について調べて回っています。
………もう数時間歩き回って情報0なのですがね。
先生なんて、最初の2時間位でダウンしました。
あなたはもっと体力をつけるべきです。そして、
「……ん?」
『すぅ~…』
シロコさんは
つけあがって更に変態度がましますよ。
この前も勝手に布団の中に入ってきましたし。
一緒にいる時間が長いムゥが第一に被害にあうので勘弁してほしいです。
「あ、あはは……ほ、本当に吸ってる……わぁ…///」
……ヒフミも、そっち側じゃないですよね。そういうのにむっつりさんなだけです。
きっと
はい
………めいびー……
「あ、あんなところにたい焼き屋さんが」
「…およ?」
ノノミさんがそう指を指した先には__最近見慣れた黒スーツのヒトがたい焼きの型をひっくり返しているところでした。
……あのヒト確か、フールちゃんのお世話をしていたヒトでは?
もしかしてブラックマーケットにもルインさん達の
「えっ、ノノミ先輩、またカード使うの!?」
「先生の『大人のカード』もあるよ~?」
「ううん、私が食べたいから良いんですよ☆皆で食べましょう? ねっ?」
『やった~♪たい焼き久しぶりだ~♪』
………それで良いんですか先生…ムゥもあのヒトに聞きたいことができたので休憩することは良いのですが…
「え~と、なになに?_わ、つぶ餡とこし餡があるじゃない。おじさんつぶ餡が良いな~」
「凄い量の種類があるわね……私はこし餡かな」
えっと、つぶ、こし、白、ずんだ、カスタード、チョコレート、生クリーム、フルーツ餡?
本当に種類が多いですね。というかフルーツ餡とは一体……
『私はフルーツ餡にしてみようかな』
「はい、それじゃぁ……ムゥちゃんはどれにしますか?」
「ん?あ~……」
そういえば、皆でって言ってましたね。正直ムゥはいらないのですが…どうせ、味なんて殆どわかりませんし。
それに最近……ん?端の方にまだなにか……
「しーくれっと?」
「了解です☆お兄さん、つぶ餡、こし餡一つずつと、ずんだとカスタードを2つずつとフルーツとシークレットを一つずつお願いします!支払いはカードで」
「あ……」
口に出してしまってたみたいですね……別に、食べるつもりなんて無かったのに……それにシークレットってなんでしょうか……
「はい、まずはこし餡つぶ餡フルーツ餡ねぇ…よっと……ずんだ、カスタード2つっと、シークレットだけも少しだけお時間頂きます」
「……皆さんは先に……あぁ、
ムゥだけ待ち時間があって良かったです。
このヒトにパーツのことに関して聞いてみるのもアリですし。
それに………その、
「そ、そんで姉御、なんでこんなところに……?」
「あねごはやめろ
この呼び方を皆さんに聞かれたくないです。
何回言っても、訂正してもずっと姉御呼びです。
フールちゃんに出会い頭「あねご!」って呼ばれた時はもう一度
因みに火炎放射で服を焼いてきたのもこのヒトです。
とりあえず待ち時間もそんなにないのでさっさと聞いてみますか。
「…型落ちパーツ、つっても戦車のだしなぁ…弄られてて当然というか…あ、そういや最近その手の店が一気になくなりましたね。6つぐらい」
「むっつ……多くないれすか、流石に」
ブラックマーケットでの店は2.3日で消えたりすることは珍しく無いですが、流石に一気に6つとなると多すぎます。当たりですかね?
とりあえずその店舗のエリア場所をお願いします。
「はい、んじゃケータイで……あ、そういえば最近お嬢が「むぅちゃん来てくれなくて寂し…」って言ってたんで近々来てくださいよ。俺らも頭も歓迎しますんで……あ、これシークレットです」
「………一段落したら、行きます」
……どうしましょう、思い出したら凄く会いたくなってきました。
実家にも帰りたいですし、フールちゃんにも会いたいですし………梅花園にも、行きたいです。
……本当に1月くらいのお休みが欲しいです。
ですが先生を一人にすると、課金やらの浪費、積み重なる書類で……もうユウカさんとかにおまかせしますかね。
ユウカさんなら先生の開きっぱなしの財布の口を絞めてくれそうてすし、書類の補佐も大丈夫そうです。
「あの建物、あれがブラックマーケットでも有名な闇銀行です」
皆さんの所に戻れば、ヒフミが銀行を指差しながら皆さんに説明をしていました。
あの闇銀行はブラックマーケットのお金が全て通るとも過言ではない位の規模で白からグレー、黒まで手を出していて、盗品の殆どは闇銀行に行けばみつかったりします。
「横領、強盗、誘拐、あらゆる犯罪行為で獲得した財貨が、違法な武器や兵器に変えられて、また別の犯罪に使用される、循環犯罪の基点です」
「……それって、銀行が犯罪を煽ってる様なものじゃないですか」
「その通りです、此処では銀行も犯罪組織のひとつなんですよ」
「酷い話ですね……」
すると突然、セリカさんが激昂しました。
「酷いどころの話じゃないでしょう! 連邦生徒会は一体なにやってんの!?」
……セリカさんの性格上、「そんなもの早く無くしてしまえば良い」ってなるのは当然ですが……無くなっても、困るのです。
ブラックマーケットは、闇市、スラムなのです。
まだ、お店が通りしか通っていませんが少し道を外れて行けば腐臭のする通り、いわゆるスラム街に出ます。
闇とはいえ銀行があるからこそ、スラムのヒト達もなんとか生きるだけのお金を手に入れることができるのです。
銀行が無くなれば、そのヒト達も……高校生に、子供に言うことではねぇですね。
「現実は、想った以上に汚れているんだね、私達はアビドスにばかり気を取られ過ぎて、外の事を余り知らな過ぎたかも……て、ムゥちゃん来てたんだ」
「……はい。銀行のくだり
「そっか~、あ、シークレットの中身なんだった~?」
現実なんて、汚いことばかりです。ですが、その汚い場所で足掻いて、走って飛んで、自分を汚さで染めるのです。
それがヒトを、心を作ります。
もっとも……
『あ~ん………ぶひゃだ!?!?かりゃひだこりぇ!?』
「ちょっ!?汚い!!」
「うわぁ……ムゥちゃんよくこれ食べてましたね……?」
この子達には、そんな事をする必要なんてなく、生きて欲しいですね。
ムゥちゃん
「てか辛子だったんだ………」
忘れがちだけど、ムゥちゃん精神的ばばぁだから……全世やベー人生()だったから…
ムゥちゃんの彩雲の時のこと読みたいって方がいたので設定だけでも。。。
彩雲(さいうん)
見た目
てるてるテカテカした膝上位までの拘束衣。
片眼だけが露出しているガスマスク(変声期付き)
彩雲の由来
ムゥちゃん十八番の煙幕強襲、じつはこの煙幕水蒸気だったりする。拘束衣の体温調節機能を応用した形。
主に室内戦闘を得意としていたため、室内から漏れた水蒸気が光によって虹に見えたり、外での戦闘だとまるで彩雲が地面に落ちているように見えたから。
光を拘束衣に反射させて相手の視覚を困惑させたり、意図的に虹を作るために拘束衣はテカテカしてたりする。
拘束衣がテルテルテカテカしてるのはより光を反射させるため。
ガスマスクはムゥが臭いに敏感だからつけている。
片眼が露出しているのは事故で壊れたから。
でも格好いいから使ってる。
実力
基本的に成功する依頼しか受けてなかった故に達成率86%だった。14%は便利屋絡み。
ブラックマーケット内での噂
彩雲はモモフレンズで吊れる。報酬もモモフレンズでオッケー。
ブラックマーケット内の動物に手を出すとマジでヤられる。マジで。
最近赤色のままバーを満タンにするのが目標になったので評価、感想を何卒お願いします。