欲望に忠実な先生と苦労する生徒   作:メヴィ

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 前回のアンケート協力、ありがとうございました。
 
 見たいと言うのがほとんどだったので、後書きにて綴らせていただきます。
 ブルアカのモ◯トークに習って文面方式にしようと思ったんですけど……

 そういえばうちの子、先生と同棲状態じゃねぇか!
 (シャーレ=先生の家だと思ってます)

 スマホでやりとりする必要ねぇ!!どうしよ!

 しかも仕事場のゼロ距離が巣だし!


アビドス編:chapter3+絆ストーリー

 《敵部隊の撤退を確認!カタカタヘルメット団の拠点の制圧が完了しました!》

 

 セリカさんの声がピアスから聞こえて、構えていた銃を下ろします。

 

 辛うじて残っていた乗り物に我先にと乗り込んでいくのが見えます。パンクでもしているのか、上下に激しく揺れていました。

 

 本当なら、ここで徹底的に潰せば後腐れが無くなるのでしょうが……カタカタヘルメット団は、ムゥ達が襲撃した瞬間にリーダーが逃げて、統率も何もありませんでした。

 

 中には腰を抜かして泣き始めるヒト、

 

 逆上して自棄糞(やけくそ)に突撃してくるヒトもいました。

 

 それを見た先生はムゥ達に追撃はしないように指示を出したので、それに従いました。

 

 来るモノ拒まず、去るモノ追わず。が先生のモットーらしいです。

 

 それはさておき、今はかなり重要な事をしています。それは

 

 

 「これもらめれすね、不良品れす。こっちは亀裂がはいっれますし、そっちはピンが曲がって抜けねぇれす」

 

 「これもかぁ……おじさんもう眠たいんだけど……」

 

 

 戦利品の仕分けです。

 

 カタカタヘルメット団は、それなりの人数がいたため、それなりに溜め込んでいました。襲撃と戦闘を繰り返してもまだ、軽く3~4回程は襲撃できる程に。

 

 多くは正規品でしたが、4個に1個位で非正規品が混ざってます。

 

 恐らくブラックマーケットから仕入れたものですね。

 

 ブラックマーケットでは認可されていない弾薬も銃も探せばありますが、流石にそれ系統はありませんでした。無くて良かったです。

 

 ですが、不良品はそれなりにあります。

 

 火薬の量がバラバラだったり、使えるかも怪しい偽物、一度使用された不発弾まで。

 

 これから持ち帰るのにそんなものがあったら、下手をすればトラックと一緒に吹き飛びます。

 

 なので、仕分けはムゥとおじさん(ホシノさん)で行い、

 

セリカさんとノノミさんは先生の見つけてきたトラックへの積込、

 

アヤネさんとシロコさんにはドローンで周囲の警戒をして貰っています。先生はいろいろと危ないのでトラックの運転席で待機です。

 

 

 「うへぇ~…おじさんも見張りが良かったよ~」

 

 「……残りのモノはムゥがやりますのれ休んれいていいれすよ」

 

 残りも僅かですし。

 

 何よりおじさんは最前線で戦闘をしていたのでつかれている筈です。

 

 

 「あ、そう?じゃあお言葉に甘えようかな~」

 

 

 おじさんはどっこいせと、大袈裟にしながら盾の上に座り込んで壁にもたれ掛かりました。

 

 それから、数分がたつ頃にそういえば、と声をかけてきたしました。

 

 

 「これ懐かしいな~、おじさんも昔によく食べてたよ」

 

 

 おじさんが取り出したのは、いつぞやムゥが食べていた補給ブロックでした。

 取り出した時に封を切られていたのを考えると、襲撃でムゥが置いてきたものだと思います。

 

 

 「むぐ…ぅへぇ…相変わらずまっずいね、これ」

 

 「……まぁ、そのぶん栄養はありますのれ、良薬口に苦し、れす」

 

 「多分意味が違うと思うな~て、おじさんは思うよ?」

 

 「似たようなモノれしょう。きっと」

 

 「そっか~」

 

 

 おじさんはそう言うと、また黙って補給ブロックをもさもさと食べ始めました。凄い嫌そうな顔をしながら。

 

 別に安物なのですから、捨てれば良いでしょうに。

 

 

 それから、程なくして仕分けも終わり、先生の運転するトラックでアビドス高校へと戻りました。

 

 シロコさん達が疲労で眠る隣でおじさんは、ずっと窓から空を見ていました。

 

 ◻️

 

 ◻️

 

 

 アビドス高校へ帰ってきて、眠って少しだけ元気になったような皆さんとアヤネさんの待つ部室へと戻りました。

 

 お互いに労って声を掛け合います。

 ……それがどこか、ムゥにはキラキラしているように見えました。

 

 

 「何はともあれ、火急の事案だったカタカタヘルメット団の件が片付きましたね、これで一息つけそうです」

 

 「そうだね、これでやっと重要な問題に集中出来る」

 

 「うん!そこはまぁ、先生のお陰だね、これで心置きなく全力で借金返済に取り掛かれるわ!」

 

 

 ……借金?

 そんな、不穏な言葉とは裏腹に、セリカさんはムゥ達に笑顔で頭を下げました。

 

 

 「ありがとう!この恩は一生忘れないから!」

 

 「えっと、借金返済って…?」

 

 

 先生がそう言った瞬間に、先程までの緩んだ空気は消え去り、代わりに少しだけピリッとした空気になりました。

 

 なにか、嫌な予感がします。

 

 

 

 

 「今更大人が首を突っ込んでくるなんて、私は認めない!!」

 

 

 そう言い放って、アヤネさんの制止を聞かずにセリカさんは部室を出ていき、ノノミさんが様子を見ると言って追いかけました。

 

 今部室にいるムゥ達の間には重たい空気が残っています。

 

 

 「えぇ~と……簡単にいうと……この学校、借金があるんだ。ありふれた話だけどさ」

 

 「ありふれた……具体的な数字はどのくらいなのれす?」

 

 

 あのセリカさんの様子ですと、数十、数百万ほど___

 

 

 「9億6235万円、です。アビドス……いえ、私たち対策委員会が返済しなければいけない金額です」

 

 「9億!?」

 

 

 ………きゅうおく、九億……?

 

 ……………………けたが違いすぎます。予想よりも。

 何故そんな額に?

 なぜそれほどまで膨れ上がった?

 

 

 「これが返済できなければ、アビドス高校は銀行へ渡り、廃校処分となってしまいます」

 

 「………悪徳金融に、手を出したのれすか…?」

 

 「っ!」

 

 

 ムゥが聞くと、アヤネさん達は驚いたのか目を見開きました。

 

 その様子を見るに、あっていたようです。

 

 

 「ムゥちゃんは凄いね~…すぐにわかっちゃうなんて」

 

 「いつからの借金かはわかりませんが、明らかに異常れす」

 

 「この借金は……数十年前のアビドスで起こった、砂嵐による被害のものなんです」

 

 

 数十年前のアビドスは栄えていました。

 相変わらず田舎ではありましたが、多くのヒト達が住み、暮らしていました。

 

 夏には大規模なお祭りで更に賑わっていたそうです。

 

 てすが、それは砂嵐によって無くなりました。

 それは、砂嵐といえるかもわからないモノだったのです。

 

 砂漠に面していたアビドスでさえも、この砂嵐によって多くの場所が砂で埋もれてしまいました。

 

 ですが、それだけでは終わりませんでした。

 

 砂嵐か収まっても尚、大量に運ばれたきた砂はアビドスを飲み込み続け、それを重く見たアビドス高校は多額の資金を投じることにしました。

 

 ですが、所詮は、田舎の学校です。

 

 町を復興するための資金を、それほどの額を融資してくれる銀行はありませんでした。そして__

 

 

 「その結果、悪徳金融に手を出した、と……」

 

 

 確かに、ありふれた話です。

 

 今も(今世も)昔も(前世も)、そう言うヒト達は沢山見てきました。

 

 そして……そして、

 

 失敗したヒト

 

 裏切られたヒト

 

 壊れてしまったヒト

 

 助けも救いも無かったヒト

 

 

 セリカさんは……

 

 『今更大人が首を突っ込んでくるなんて、私は認めない!!!』

 

 ……周りを、【大人】に不信感を持っていると思います。

 

 言葉通り【今まで何もしてくれなかった大人が、今更口を出すな、関わるな】ということなのでしょう。

 

 ……イカれた世界でも、世界の、ヒトの根本は変わらないのです。

 

 

 「本当に……くそったれれす…」

 

 

 本当に助けを求めているヒトから目を背ける

 

 力が、あるのに、

 

 他人だからと、

 

 目の前にいるヒトを見捨てる

 

 

 「もしこの委員会の顧問になってくれるとしても、借金の事は気にしないでいいからねー、話を聞いてくれるだけでも有難いし」

 

 

 それはもう、二度とごめんなのです。

 

 

 「そうだね、先生は十分力になってくれた、これ以上迷惑は「なにを、諦めてるのれすか」__え?」

 

 「生徒は所詮子供(ガキ)なのれす。ガキはガキらしく大人を頼っれ、使い潰す位がちょうどいいのれす」

 

 「え、ええと……」

 

 「丁度よく、ここには生徒が大好きな変態(先生)がいます」

 

 「へ、変態……」

 

 

 『先生が椅子から立ち上がる』

 

 

 「あはは、散々な言われようだなぁ……ムゥに先を越されちゃったけど、こんな大人で良ければ」

 

 「そ、それってっ!」

 

 「うん。最後まで、一緒に頑張らせてくれないかな?」

 

 「っ!は、はいっ!よろしくお願いします、先生!」

 

 

 アヤネさんは、本当に嬉しそうに頭を下げました。

 

 

 「先生もムゥちゃんも変わり者だね~、こんな面倒事に首を突っ込んでくるなんて」

 

 「大人である以前に先生、だからね」

 

 「……そっか」

 

 

 おじさんは、どこか別の所を見ているような、

 そして一瞬だけ悲しんでいるような表情になりましたが、それも一瞬で無くなりました。

 

 

 「良かった……シャーレが力になってくれるなんて、これで私達も希望を持って良いんですよね?」

 

「そうだね、希望が見えてくるかもしれない」」

 

 

 かもしれない、では無くて、見るのです。

 

 これの変態ぱわーがあれば、過労死寸前だろうが生き返りますので、存分に使い潰してやりましょう。

 

 それと、全部が終わったら少しだけならムゥの事を好きにして良いので。

 

 「その言い方は誤解を招くからやめてね!?」

 

 

 誤解もなにも、変態なことに変わりはないのです。

 それが先生なのです。

 初対面でムゥの身体を好き勝手しておいて良く言えますね

 

 

 「……希望……見えますかね?」

 

 「うへ~……おじさん達、どうなっちゃうのかな?」

 

 「ん、多分匂いフェチだから吸われると思う」

 

 「違うよ!?」

 




          【ムゥの絆ストーリー】
 『代償、貰うのれす』

 「先生」

 【一息ついていると、机の下から声をかけられた】

 『どうしたの?』

 「シャーレのお仕事、大分よゆーがれきてきましたよね。」

 『ムゥのおかげ、でね』

 【シャーレが本格適に活動を始めてから暫く立ったが、サンクトゥム騒動の後はムゥに頼りっぱなしだった】
 
 【シャーレに住み込んでいるムゥの手助けが無かったらと思うとすこしゾッとした】

 「ムゥは特に何も……いえ、それはともかく。そろそろけじめを付けれ貰おうと思います」

 『………けじめ?』

 【8のつく人たちのけじめのシーンを思い浮かべる】

 「なにか、違うことを考えてるのはわかりました。もういいれす。さっさと行きましょう」

 【ムゥに出口まで引っ張られる】

 『えっ、まだ書類が……』

 「別に1日位やらなくてもよゆーがれきるように調整してたのれ、らいじょうぶれす」

 『だからあんなに多かったの!?』

 ◻️

 ◻️

 


 【ムゥに連れられて多くのヒトがいる会場に連れてこられた】


 《では次の商品です!モモフレンズ数量限定販売、特大ウェーブキャットの抱かれ枕です!開始額は14万となっています!》

 『抱き枕じゃなくて!?ていうか高い!』

 「身体に巻き付けることがれきるのれ、抱かれ枕れす。さぁ早く入札をするのれす!」

 【手や尻尾でペチペチと急かされる】

 『何で私が!?ていうか ももふれんず って、かなり持ってるよね!?にたような奴!』

 「全部を一緒にするんじゃねぇれす!全て全く別のものなのれふ!」

 《15万!15万が出ました!__17万!さぁお次はいませんか!?》

 「あぁほら!はやくすりゅのれす! せんせーが身体をまさぐって好き勝手した()を広めますよ!?」

 《え、あのヒト、あんな小さな子に…》

 《まさかロリコン……?》

 《おっと、糞ペドか?》

 
 『ちょ!?いいかたぁ!?わかった、わかったから黙って!!』

 【勢い余って30万の札を掲げる】

 《な、なんと30万です!30万が出ました!他にはいらしゃいませんか!?____では、数量限定販売、特大ウェーブキャットの抱かれ枕、30万で落札です!!》

 『……ぁ、』

 「やった!やりました!!」

 【懐が北極になったような気がした】

 
 『うぅ……軽い……寒い……けど、』

 【隣で抱かれ枕を身体に巻き付けているムゥを見る】

 「ふ、ふふはっ♪」

 『これが(ムゥの笑顔)見れたと思えば安いかな……』

 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 こんな感じでどうですかね?
 うちの子、かなりのモモフレンズ中毒者です。
 じつはこの場所にヒフミがいたとかいないとか………

 またちょくちょく後書きにて絆ストーリーを公開しようと思います。
 最後に評価、感想を貰えると嬉しいです

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