【】内の台詞はテレパシーで交信している設定です。
どんどん準備を進めていく実況プレイはーじまーるよー!
前回サイコフレームの実験を行いました。ホモ君の未来のビジョンでサイコフレームの効果については知っていましたが、実際に可能か確認するために必要な実験でした。時間の巻き戻しや瞬間移動といった超常現象を見てシロッコと研究者達がテンション上げていたのが印象的でしたね。
それと計画実行時にホモ君が乗る予定の機体についてシロッコに依頼することにしました。まあシロッコが設計するなら悪くない機体ができるとは思います。
現在ホモ君はフォン・ブラウンに滞在しているので計画準備の為に色々と進めていきます。教団本部にいる幹部達を招集しましょう。
「よし、揃いましたね」
ここに集めた幹部達は一年戦争の時からホモ君に付き従ってきた敬虔な信者達であり、ホモ君への忠誠心は本物なので裏切りの心配はありません。幹部達をNT空間へ招待します。
【皆さん、今日貴方達に集まってもらったのは僕が進めている人類の救済計画についてお伝えするためです】
何故幹部達を招集したかといいますと、ホモ君の救済計画について説明し協力を依頼する為ですね。
【しかしその前に貴方達に見てもらいたいものがあります……僕が見た暗黒の未来について】
まずはホモ君が見た未来のビジョンを幹部達に共有します。結構長くなりますのでダイジェストでお送りします。
【こ、これは?】
【宇宙でMS達が争って……でもおかしいぞ。戦っているMSはバラバラで統一感がない】
【おい見ろ、あれは一年戦争の機体じゃないのか?】
【ああ、確かジオンの水中用MSだ……いや待て、何で水中用MSが宇宙に?】
【そもそも何故一年戦争の機体が使われているんだ?これは未来のビジョンのはずだ】
宇宙戦国時代のビジョンです。今見ているのは各サイドの覇権争いですが、ジオンのズゴックやクロスボーン・バンガードのデナン・ゾンなど様々な時代のMS入り混じった戦闘シーンはカオスですね。
何故こんなカオスな光景になったかというと地球連邦政府が大幅に弱体化したせいです。一年戦争の時点で総人口の半数が死んで壊滅的な被害を受けたのに、その後もネオ・ジオンやクロスボーン・バンガード、ザンスカール帝国といった連中の襲撃を受け続けた結果遂に限界を迎えてしまいました。治安維持活動も碌に出来なくなり流通網が破壊され技術力も低下し、MSの新造が難しくなった結果旧式MSを引っ張り出して戦わせるといった光景が日常茶飯事となりました……クソみたいな未来だな!
【これは僕がこの世界に介入しなかった場合の未来……地球連邦政府は長く続いた戦乱によって疲弊していました。弱体化した連邦政府にスペースノイドを止める力はなく各サイドは暴走し好き勝手に行動するようになり、泥沼の戦国時代へと突入したのです】
【せ、戦国時代?スペースノイドは共に手を取り合うことができなかったのですか?】
【はい、彼らはお互いを信用することができず殺し合いを続けたのです】
【そんな……】
地球連邦政府が弱体化してもスペースノイド同士で争うという未来を見て幹部達の顔色が悪いですが、こんなのまだ序の口なんですよね。どんどん行きましょう。
【彼はアフランシ・シャア……シャア・アズナブル、いやキャスバル・レム・ダイクンのクローンです】
【あ、あの赤い彗星がダイクンの遺児だったのですか!?】
ガイア・ギアですね。シャアを忠実に再現した……いや再現し過ぎたクローンであるアフランシ・シャアが主人公で、反地球連邦組織であるメタトロンとマンハンターの末裔であるマハの戦いを描いた作品です。最終的にアフランシは生き残って嫁と一緒に暮らしますが地球圏の問題については何も改善していないんですよね。まあアフランシにとっては知ったことではないですけど。
【宇宙世紀220年頃、地球連邦政府は崩壊し各サイドの幾つかを取り込みセツルメント国家議会となりました】
【おお、これでようやく地球圏の状況も改善されるのですね!】
【……そうですね、そうだとよかったのですが】
【えっ】
ガイア・ギアの時代から数十年経過しG-SAVIOURとなりました。地球連邦政府は別の組織に代わりましたが相変わらず地球圏は安定しておらず、技術は停滞し食糧危機に陥いるなど暗い話題ばかりでした。希望はないのですか?
【次は……かなり悲惨な光景なので皆さんお覚悟を】
【こ、これ以上悪化するというのですか?】
そうだよ(肯定)
【こ、これは!?】
【人が人を喰っている……どうして】
【……遠い未来では深刻な食糧危機により人間を食べる程困窮していたのです】
うわあ……クンタラが特権階級に食されているシーンが見えました。このゲームは健全なので画面にモザイクがかかっていますがホモ君や幹部達は無修正で見ることができたようです。
どうしてこうなったかと言いますと、セツルメント国家議会が全然役に立たなかった結果地球圏は深刻なダメージの為に自給体制が維持できずクンタラと呼ばれ家畜扱いされた最下層の人間を食べるようになるほど追い詰められてしまいました。クンタラという名が後のGのレコンギスタの時代になっても蔑称となっているので食人はかなり広範囲で行われていたのでしょう……クソみたいな未来だな!
【これが僕の見た未来です。宇宙世紀が始まって数百年が経過しても人類は地球圏に縛られ、地球を省みず環境を破壊して資源を貪り、最終的に共食いをするほど追い詰められていました】
【【【【【……………】】】】】
ホモ君が見た未来の鑑賞会が終わりました。幹部達は皆顔面蒼白ですね……あんなクソみたいな未来を見たらそうなるのも当然ですが。
【だからこそ、僕は立ち上がったのです。人類を救済し、希望に満ちた未来を作るために】
【【【【【!!】】】】】
動揺している今のうちに説得開始だ!幹部達にはとある役目を依頼します。
【僕が教団を立ち上げ貴方達が協力してくれた結果、今の地球圏はよい方向へ進んでいます。しかしこれだけでは不十分、僕が生きている間は導けるでしょうがその後が問題です】
【い、一体どうすれば……】
【安心してください、解決策はあります。人類に英知を授け、輝かしい未来へと導く方法が】
【【【【【おおっ!】】】】】
【……そのためには皆さんの協力が必要なのです】
【サイコフレーム……シロッコさんが実用化してくれたこの素材は可能性に満ちており、既存のサイコミュ技術とは隔絶した力があります。サイコフレームを正しく扱えば人類を導くことは決して不可能ではありません】
【僕はサイコフレームの力を使い人類を救済するつもりです。代償として僕は人ではなくなりますが人々の未来を救えるのなら喜んで犠牲になりましょう】
【ですが、僕一人だけの力では全人類を救う事はできません……申し訳ありませんが皆さんの協力が必要なのです】
幹部達にはサイコフレーム製のエンジェル・ハイロゥ擬きの子機に乗ってもらいホモ君の洗脳電波を共振して増幅させるための生贄にする予定です。具体的に言うとユニコーンガンダムと同化したバナージみたいな感じですね。
【単刀直入に言いましょう、貴方達の命を僕に捧げてくだs【やります!!】……っ!】
ヨシ!
【やります!私にお手伝いさせてください!】
【あの暗黒の未来を変えることができるのなら、どんな事でもします!】
【人類を救済し正しい方向へ導くという大役……責任重大ですな】
【この老骨が役に立てるというなら喜んで命を捧げましょうぞ】
【救済の礎になれるなど光栄です!】
やったぜ。幹部達は皆笑顔で生贄になることを受け入れました。ホモ君の誠意と人類救済の決意と覚悟が本当だと伝わったのでしょう……まあ心配はしていませんでしたけどね。教団の狂信者である彼らが教祖のホモ君の依頼を断るわけがないですし。
【皆さん……本当に、本当にありがとうございます。僕は貴方達のような協力者を得られて本当に幸運でした】
ホモ君は嬉しそうですが少し罪悪感があるようですね。この様子だと懺悔の為に操作できないかもなぁ……でも無事生贄要員は確保できましたし必要経費だと思いましょうか。
今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。
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<アムロ・レイ大尉のちょっとした後悔>
「お疲れ様ですレイ大尉!今回も快勝でしたね!」
「お疲れ様です」
「ああ、ありがとう」
ティターンズの基地にてムラサメシスターズとの模擬戦を終えたアムロ・レイ大尉はカツ・コバヤシ伍長とゲーツ・キャパ中尉に迎えられて一息つく。
「戦闘にかかった時間は1分足らず、レイ大尉の射撃は全弾コックピットに命中、そしてムラサメ少尉達の攻撃は全て回避……流石本物のニュータイプですね。自分や彼女達のような紛い物とは次元が違う」
「キャパ中尉、そういう言い方は止めろ。自分を卑下するな。今回はたまたま上手くいっただけさ。君や彼女達は着実に腕を上げている……いずれ俺を上回る日が来るさ」
「……すみません大尉、僕にはそんな光景想像できないです」
「ハハハ、私も伍長と同意見です」
アムロの言葉にコバヤシ伍長は微妙な表情を浮かべ、キャパ中尉は苦笑する。どうやら冗談だと受け取られたらしい。
(冗談で言ったつもりはないのだけどな……皆俺の事を超人か何かだと思っていないか?俺はMSの扱いが人より上手いだけさ)
アムロは今の軍人生活について悪くないと考えていた。
(いきなりティターンズに引き抜かれたのは驚いたが……今の待遇について不満はないな。当初は警戒されていたが同じアースノイドという事で今では受け入れられている。MSは最新鋭の物が用意されたし改良も許されている。ZZは少しゴテゴテとしているがいい機体だ……飼い殺しにされていた時より遥かに充実している。俺の部下となることでカツの保護もできたしハヤトとフラウには感謝されたしな)
「レイ大尉以上のMSパイロットなんていませんよ」
「その通りです、火星討伐作戦でマーズジオンの切り札だったプルシリーズを簡単に無力化していた。あんなことができるのは貴方だけですよ」
「二人ともあまりおだてあげないでくれ、背中がむずがゆくなる」
2人からの称賛に苦笑しつつもアムロは考える。
(まあ、ガンダムを一番上手く扱える自負はあるが……俺が他人に誇れるものなんてそれだけだ。MSに乗って戦う事しかできないのさ。噂の教祖のような人を導く能力なんて皆無だ)
そして考えを続けるうちに過去にインタビューを受けた時の記憶が蘇り思わず苦い顔をする。
「ど、どうしました大尉?」
「いや、何でもない、自分自身の若さゆえの過ちを思い出しただけだ…………伍長、これは忠告だが人には向き不向きがある。慣れないことはするもんじゃないぞ。インタビューとかな」
「えっ?……あっ」
「ああ……」
(ああ、その反応は2人とも見たことがあるんだな。あの時の俺は熱意だけはあったが本当に未熟だった……なかったことにしたいが過去は消えないか)
2人から何とも言えない表情を向けられアムロはかつての自分の未熟さを思い返し溜息をつくのであった。
カツ「えっと……あの……頑張っているのは伝わりましたよ!」
ゲーツ「よせ伍長、下手な慰めは逆に傷つくんだぞ」(小声)
アムロ「聞こえてるぞ中尉」
更新速度は遅くなりますが頑張って投稿していこうと思います。
感想くれると嬉しいです。