【完結】機動戦士ガンダム実況_カルト教祖プレイ   作:すも

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初投稿です。



今回は番外編となります。駄文注意。
【】内の台詞はテレパシーで交信している設定です。


閑話①<ティターンズから見たsalus教団>他

<ティターンズから見たsalus教団>

 

 

 

「そうか、ザビ家の小娘は確保できたのだな?MS工場などの施設もほぼ無傷で制圧したと。よくやった、小娘は丁重に扱えよ」

 

アクシズ内部に突入した特殊部隊からの報告を受けた艦隊司令官のバスク・オム大佐はアクシズ討伐が完了したことを喜ぶ……ことはなく渋い表情を浮かべていた。

 

「最低でもMS1個大隊が撃墜されたという事です。艦艇については現在被害状況を確認中です」

「チッ、ジオンめ梃子摺らせおって」

 

副官であるジャイマカン・ダニンガン少佐の報告を聞いて更に表情を歪める。戦力差を考えればあり得ないほどの被害を受けたからだ。

 

当初討伐艦隊には楽観的な考えが支配していた。自分達ティターンズと討伐対象であるアクシズは戦力差が歴然であり、エリートである自分達が負けることはないと信じていたからだ。

それにアクシズの情報はこちらに筒抜け、しかも戦闘前になって内輪揉めを始める醜態を見て負ける方がおかしいと慢心するのも無理はないだろう。

 

「不甲斐ない、自棄になった特攻隊相手にこの様とは!」

「こちらが油断していたわけではないでしょう。MSパイロットは一年戦争から従軍しているベテランばかりです。彼らのせいではなく、MSの性能差によるものが大きいかと」

 

キュベレイやドーベン・ウルフ、ゲーマルクといった新型MSだけで構成された特攻隊による被害は甚大だった。これがティターンズではなく一般的な地球連邦軍艦隊ならば壊滅してもおかしくはなかった。

 

「ジオン脅威の技術力ですな、辺境に引き籠っていたとは思えないほどです……まあ技術力は高くても烏合の衆でしたが」

「一年戦争の時からジオンは互いの足を引っ張っていた。残党になってもそれは変わらなかったらしい」

「被害は大きいですが作戦目標は達成できました。アクシズには地球圏全体からジオン残党が集まっていましたが一網打尽にできましたし、連中は再起不能です」

 

気を取り直したバスク達は今後の地球圏について話していた。

 

「追い詰められた状況で内輪揉めする醜態を見てスペースノイド共も目が覚めただろう。宇宙人共は身の程を弁えて連邦政府に従えばいいのだ」

「大佐の仰る通りもうジオンに求心力はありません。連中に憧れて馬鹿な真似をするスペースノイドはいなくなるでしょう。しかし他に懸念すべきことがあります。salus(救済)教団です」

「あの胡散臭い連中か」

 

ジャイマカン少佐からsalus教団について話を振られたバスクは苦虫を嚙み潰したような表情を浮かべた。

 

「教団はジオンと違って大人しく連邦政府には従順な態度をとっています。しかし連中は急速に勢力を拡大しておりこれを放置することはできません」

「それはわかっている、だが厄介な事にアナハイムがバックにいる」

「はい、教団はアナハイムをパトロンとし、各サイドの高官達を味方に付けています。それに加えて地球連邦軍内部にも信者がいますから、もし教団が敵になれば地球連邦より信仰を優先する輩が多数出てくるでしょうな」

 

「……ティターンズにも信者がいると思うか?」

「ほぼ確実に潜んでいるかと。以前30バンチでは信者がいる駐留艦隊に作戦を邪魔された上に、戦闘の様子がアナハイム資本のマスコミによって地球圏に中継されていました。あれほど用意周到に待ち構えているとはティターンズ内部から情報が漏れたとしか考えられません」

 

「カルトめッ、ジオンよりも悪質ではないか!裏切者が何処にいるかもわからんとは!」

「長官閣下が教団を危険視するわけですな……」

 

ジオン残党よりも厄介な存在だとバスク達は頭を悩ませるのであった。

 

 

 

 

□□□□□□□□□□

 

 

 

 

<カミーユ・ビダンの平穏な日常>

 

 

 

「すみません、早退します」

 

宇宙世紀0087年、グリーン・ノア2にあるハイスクールの空手部にてカミーユは空気を読まず早退しようとしていた。

 

「なんだサボりか?」

「違いますよ……両親の代わりに妹の面倒を見ないといけなくて」

「ああ、そういうことか。じゃあ仕方ないな、気を付けて帰れよ」

 

空手部の部長に事情を説明し、少し嫌そうな顔をしつつ帰る準備をしていた。

 

 

 

「残念だったわねカミーユ、シャトルを見に行く予定だったのに」

「仕方ないだろ、軍事機密に関わる内容だから在宅は無理で職場に行く必要があって、代わりに面倒を見ろって言われたらさ」

 

幼馴染であるファ・ユイリィと合流したカミーユは愚痴りながらも家路を急いでいた。

 

「でもマリーちゃんの為にお手伝いさんを雇ったんじゃなかったの?」

「マリーったら気難しくてお手伝いさんじゃ泣き止まないんだよ、母さんか僕がいなきゃ駄目だ」

「ふーん」

 

他愛もない雑談をしつつ家に着いたカミーユであったが……

 

【ママ!お腹すいた!】

「……はぁ」

 

家のドアを開けて聞こえてくる赤ん坊の鳴き声と脳裏に響く声に、思わずため息を吐いてしまう。

 

「ああお帰りなさいませ!申し訳ありません、マリーちゃんがさっきから泣き止まなくて」

「大丈夫ですよ、僕が見ます」

 

【おいマリー、ミルクをやるから泣き止めよ】

【お兄ちゃん!】

 

NTのテレパシー能力で会話しミルクを与えた結果、妹のマリーは無事泣き止んだ。

 

「ありがとうございますカミーユさん」

「いえ、これくらいどうということはないですよ」

 

モーレスとの邂逅でニュータイプとして覚醒したカミーユであったが、特にトラブルに巻き込まれることもなく平穏な日常を過ごしていた。

 

 

 

「マリーの面倒を見てくれてすまないなカミーユ」

「いいよ親父、別に妹の面倒を見るくらい構わないさ。でも親父はともかく母さんまで職場に行かなくてもよかったんじゃないの?」

「ああ、私もそう提案したんだがな……」

「今日は重要な会議があってね、詳しくは言えないけど今後の開発の行方を決めるもので行かざるを得なかったのよ」

 

両親が帰宅し和やかな雰囲気で夕食を摂りつつ、以前なら考えられないほどよくなった家庭環境についてカミーユはふと考える。

 

(モーレスさん、親父と母さんを仲直りさせてくれたのは感謝してるけど、何で態々他人の家庭問題に干渉したんだろう?ニュータイプとして僕に価値を見出しから恩を売る……違うな、本当に善意で行動してくれたんだろうな。あの人は可哀想な人だけど本心から人を助けようと行動しているのはわかる)

 

「あまり無理をしないでくれよヒルダ。君に何かあったら心配だよ」

「まぁフランクリンったら♡」

「……ソウダヨ母サン、無理シナイデ」

 

(クソッ!母さんのあの雰囲気……今夜ヤル気になったな。やめてくれよ……歳考えろよ!)

 

イチャつく両親を見て今夜はお楽しみするんだなとNT能力で直感しゲンナリするカミーユだった。

 

 

 

 

□□□□□□□□□□

 

 

 

 

<ニタ研から見たホーリー・モーレス>

 

 

 

「なあ、どうにかして彼を拉致できないか?」

「何度目ですかその話」

 

地球のとあるニュータイプ研究所にて研究者の一人が仕事の合間に後輩と雑談を繰り広げていた。

 

「無理ですって、アナハイムがバックにいるし教団の信者達が許すわけないですよ」

「いやだってさぁ、あれほどのニュータイプ欲しいだろ。彼がいればニュータイプ研究がどれだけ進むことやら」

「それはそうですけど、ってまたそのファイルですか」

 

ファイルにはモーレスのプロフィールや経歴などが書かれており、研究者はファイルを読みながら話を続けていた。

 

「ホーリー・モーレス、宇宙世紀0065年生まれでサイド2出身。両親は敬虔な信徒だったが一年戦争初期にジオンの攻撃によって死亡している。フォン・ブラウンに避難後教団を立ち上げたと思ったらアナハイムの庇護を得て新興宗教の教祖として成功し、今では地球圏の誰もが知る人物となったわけだ」

salus(救済)教団の勢いは凄いですよね、各バンチのコロニーに必ず1つは教団の教会があるって話ですし」

 

「……改めて経歴を見るとヤバすぎるだろコイツ、アナハイムの庇護を受けたとはいえ数年で教団をここまで成長させるとか」

「ニュータイプと宗教って相性抜群なんですね。怖いなぁ」

「ああ、コイツは自分の武器をよく理解している。ニュータイプの能力を使って奇跡を演出し民衆を心酔させているんだ、大したペテン師だよ」

「まあ何も知らなければ奇跡としか思えませんよね、しかし彼のニュータイプとしての力は驚異的です。我々以外にも多くのニュータイプ研究所が彼以上のニュータイプがいないか探したり、強化人間を作っていますが彼ほどの能力を持つ人間はいなかったですし」

 

 

 

モーレスのニュータイプ能力について話している2人であったが、とある話題になると揃って渋い表情を浮かべていた。

 

「……でもニュータイプとしての能力はともかく怪我を治療するってどういう事なんですかね?」

「俺に聞かれてもわかるわけないだろ。俺も最初聞いた時はインチキだと思ったが、実際にサイド3で負傷者の怪我を治療したという証言があるし、サイド1の高官の息子を治療した事実もある」

「カルテを見ましたけどなんであの末期状態から完治できるんですか……怖」

「ニュータイプ能力と並行して治癒能力についても鋭意研究中だが一切進展がないらしい、どういうプロセスで治るのかも全くわかっていない」

 

ニュータイプ能力はともかく、サイキッカー能力については現段階では何もわからないというのが研究者達の本音であった。

 

「被検体に暗示を掛けたりしてましたね、無意味でしたけど」

「手当たり次第に試すしかないから仕方ない、どうにかしてDNAを入手してクローンを作ったほうがいいと思うけどな」

「難しいでしょうね。ハニトラを試そうにも本人が真面目なので引っ掛からないですし」

「なんで真面目なのかなぁ!新興宗教の教祖なら信者の女を手当たり次第抱くぐらいしろよ!俺が彼の立場だったらそうするぞ!」

「先輩、馬鹿な事言ってないで仕事してください。もう休憩時間は終わりましたよ」

 

モーレスを超えるニュータイプを作ろうと、研究者達は今日も哀れな被験者を使って実験を繰り返すのであった。




ティターンズ「うう、可変MS怖い、サイコミュ兵器怖い。対抗策考えないと……おい予算くれ!」
連邦政府「(地球環境再生と宇宙艦隊再建を優先してるから金が)ないです。開発についてはアナハイムに依頼してみるわ」
ティターンズ「Fu〇k!」



ナミカー「フォウ、大切なのはイメージよ、できて当然だと思って」
フォウ「い、いたいのいたいのとんでいけ?」
ナミカー「違うそうじゃない!」
ジャミトフ(視察中)「ふざけているのか?」



更新速度は遅くなりますが頑張って投稿していこうと思います。
感想くれると嬉しいです。
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