「うわー、凄いわ。」
「これが金沢ですね。」
「うん、金沢は芋ほりで金を見つけたから、金沢と呼んだんだって。」
「へぇー。」
「歩夢さんは、よく金沢へ行くことあるの。」
と、しずくは言った。
「うん、名古屋経由で新幹線に乗って特急「しらさぎ」に乗ってね、後は上野から夜行に乗って行く事もあるのよ。」
「夜行って事は、急行「能登」か寝台特急「北陸」に乗るの。」
「うん、そうよ。」
金沢市は本州にある石川県の県庁所在地です。江戸時代の面影が残る地区や、美術館、伝統工芸で知られています。17 世紀に造営がはじまった兼六園は、池や噴水などを取り入れた古典的な庭園で知られています。隣接する金沢城は、一向一揆の拠点であった浄土真宗の「尾山御坊」が攻め落とされた後、1580 年代に本格的な建城が行われている。
「じゃあ、あそこへ行って見ようか。」
「何処なんですか、かすみさん。」
「じゃあ、長町武家屋敷跡へ行って見ようか。」
「いいわね。」
城下町・金沢らしい土塀や石畳の小径が続く長町武家屋敷跡。繁華街の香林坊から一歩入ると、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような風景が広がります。庭園を眺めながら和スイーツを楽しみ、九谷焼や加賀友禅などの伝統にふれられるスポットも増えている。
「何、歩夢。」
「この手をはね、一生は慣れないのよ。」
「もう何言ってるのよ、歩夢。」
「えっ。」
「何か、ロマンチックだわ。」
「しず子も、そう思うの。」
「ええ、こうして歩夢さん達と一緒に旅行も行けれるんですから。」
「ねぇねぇ、あそこに行かない。」
「あそこって。」
「そこの飴屋さんだよ。」
歩夢達は、あめの俵屋へ寄って見ることにした。
あめの俵屋
創業は約200年前、金沢で最も長い歴史を持つあめ屋。
創業のころ、乳飲み子を抱えながらも母乳が出ず困り果てていた母親達の姿を見た初代が「何とか母乳のかわりになる栄養価の高い食品はないか」と考えた末に作り上げたのが俵屋のあめです。
俵屋のあめの原料は厳選した国内産の米と大麦のみ。砂糖がわたしたちの生活に入ってくる以前に、穀物の甘味を得た先人の知恵で作られています。霊峰「白山」に源を発する清らかな伏流水を飴づくりに使用し、どこか懐かしい風味に金沢らしさが香ります。
「美味しい。」
「本当、駄菓子屋に行った時のと同じなんだよね。」
「うん。」
そして、体験した後は兼六園へ向かった。
日本三名園として有名な兼六園。国の特別名勝に指定されています。広大な園内には築山、池、茶屋などが点在しており、それぞれの景観を楽しみながら廻遊する庭園となっています。四季を通じてさまざまな自然美が堪能でき、雪から木の枝を守るために施される“雪吊り”は金沢の冬の風物詩として、ぜひ見てみたい景色です。夜のライトアップでは幻想的に彩られた庭園が広がります。
「えーと、金沢と言えば兼六園だな。」
「あれっ、高山さん。」
「わっ、歩夢ちゃん。」
「どうして、ここに。」
「いやー、実は休暇で金沢へ行っていたから。」
「それで、金沢に来ていたのね。」
「うん。」
「そうなんだ。」
そう言って、高山は歩夢としずくと一緒に兼六園で写真を撮ってもらった。
「どうも、ありがとう。」
「いえいえ。」
と、高山は兼六園を観光していると1人の女が歩いていた。
ところが、その旅行が事件が起きるとは予想もしなかった。
そして、高山は歩夢達と一緒にひがし茶屋街へ向かった。
金沢文化を代表する茶屋街のひとつ。和の趣を感じるフォトジェニックな写真を撮影するには最適なスポットです。着物をレンタルした女性観光客が伝統的な町並みをバックに撮影している姿が多く見られます。また、格式ある割烹や、お洒落な町家カフェ、伝統工芸品を扱うセレクトショップなどが立ち並び、金沢らしいグルメやショッピングが楽しめます。作家・五木寛之作品『朱鷺の墓』の舞台としても有名。外国人観光客も多く、情緒溢れる古い町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
「何か、落ち着くわね。」
「うん。」
「金沢と言えば、このきんつばも美味しいわ。」
「うん、今日は金沢を観光した後は山代温泉で1泊して、次の日は高岡へ行くの。」
「そうか。」
浅野川
金沢城の東側をゆったりと流れる浅野川では風情ある景観に出会うことができます。国の登録有形文化財に指定され、大正ロマンの雰囲気を今に残すアーチ型の浅野川大橋は「絵になる撮影スポット」として人気です。5月には全国的に珍しい鯉のぼりを川に流す「浅の川鯉流し」、9月には河川敷がキャンドルや灯籠でライトアップされる「女川祭」が開催され多くの人で賑わいます。地元では「男川」と呼ばれる犀川に対して、別名「女川」の愛称で呼ばれている。
「ねぇ、どうするの。」
「何、心配すんなよ、バレなきゃいいんだぜ。」
と、男は言った。
主計町茶屋街
浅野川沿いに昔ながらの風情ある料理屋や茶屋が立ち並ぶ主計町茶屋街。かつて旦那衆が人目を避けて茶屋街に通ったとされる、昼間でも薄暗い石段が続く「暗がり坂」や、2008年に地元住民から依頼を受けて作家・五木寛之氏が命名した「あかり坂」は、趣のある風景に出会える場所として多くの観光客が訪れます。夕暮れ時になると、芸妓が奏でる三味線と太鼓の音が聞こえてきて情緒溢れる雰囲気に包まれます。夜の街灯の明かりと、格子戸から漏れる光に浮かぶ街並みはどこか魅惑的。地元の文豪・泉鏡花作品に登場する観光地としても有名です。
「あなたも、好きね。」
「ああ、俺は浮気症何だぜ。」
「いいの。」
特急「雷鳥」に乗って金沢へ、兼六園や長町武家屋敷跡を観光するのもいいかもね。