L特急「雷鳥」北陸殺人紀行   作:新庄雄太郎

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次の日、金沢で殺人が起きた。


第4章 浅野川で死んだ男

翌日、高山が帰ってきた。

 

「班長、これお土産です。」

 

「おう、わざわざありがとう。」

 

と、高杉は言った。

 

「ほう、金沢か。」

 

「ええ、途中で歩夢ちゃん達と一緒でした。」

 

「そうか。」

 

そこへ、1本の電話が入って来た。

 

「はい、公安特捜班、何、浅野川で死体。うん、名前は。東京在住の山本淳一、了解、直ちに調査いたします。」

 

と、高杉は電話を切った。

 

「おい、石川県警から捜査協力の要請だ。」

 

「早速、当たって見ます。」

 

と、高山は南と一緒に捜査をすることにした。

 

「ええ、彼は金沢へ行ってくると言って出掛けたまま、帰ってこないので心配していたんです。」

 

「なるほど。」

 

「では、金沢へは飛行機で行ったんですか。」

 

「いいえ、東京から金沢へは新幹線に乗って行きました。」

 

「ほう。」

 

早速、南と高山は高杉に報告した。

 

「ええ、昨日から東京から金沢へ行っていたと分かりました。」

 

高山が時刻表で調べて見ると。

 

東京発7時36分 上越新幹線「あさひ1号」に乗車

 

長岡着8時57分 下車

 

長岡発9時04分 北陸本線・特急「かがやき2号」に乗車

 

金沢着11時34分 下車

 

「なるほど、東京から金沢へは3時間58分で行ったのか。」

 

「ええ、確認取りました。」

 

「ほう。」

 

「犯行時刻は、21時頃で誰かに呼び出されて殺害したと考えてもいいですね。」

 

「うん、石川県警の報告によると死因はナイフによる出血死と言っている。」

 

「でも、何で山本が金沢に。」

 

と、松本は言う。

 

「ああ、何でも私立探偵で不倫調査をしていたらしい。」

 

「不倫調査でしたか。」

 

「しかし、相手は誰なんですかね。」

 

次の日、歩夢が東海道新幹線「ひかり」に乗って東京へ帰ってきた。

 

「おっ、歩夢。」

 

「ああ、南さん。」

 

「今、旅行帰り。」

 

「ええ、そうよ。」

 

「そうか、どうだった金沢と高岡は。」

 

「うん、凄く楽しかったよ。」

 

と、歩夢は南にお土産を渡した。

 

「おう、これは金沢名物のきんつばか。」

 

「ええ。」

 

「ありがとう、歩夢ちゃん。」

 

「ところで、何か事件でもあったの。」

 

「ああ、浅野川付近で男性が殺されたんだよ。」

 

「えっ、それ本当なの。」

 

と、歩夢は驚く。

 

「うん、ナイフに刺されて殺されたそうだ。」

 

「そう言えば、その人は確か金沢の長町武家屋敷跡で見かけたわ。」

 

「えっ、それ本当か。」

 

「ええ。」

 

「うん、その男は女と一緒だったわ。」

 

南は歩夢に言った。

 

「ほう、と言う事はその男が殺害された被害者って事だな。」

 

「ええ、絶対にそうだわ。」

 

と、歩夢は言った。

 

「今回の事件、何か引っ掛かるな。」




そして、事件は意外な事に。
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